----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>

     「信濃屋代一族」

     志村平治著
     発行所:歴研
     A5、191ページ、2,000円+税
     2013年1月発行



 同著者による「一族シリーズ」(この言葉は私が勝手につけました)第6作。
 平安堂に並んでいました。Amazonでも買えます。
 私は著者から直接購入。サインもしていただいた。


 屋代氏は信濃国埴科郡屋代郷の戦国時代の領主、村上家の重臣であった。
 ところが戦国時代の常、武田、上杉、信長の勢力の支配状況により主君を次々と変えた。変えざるを得なかった。
 1度は信濃の地を失ったが、その後、徳川の旗本となる。その後も所領を失うなどがあったが、明治維新まで続く。

 屋代氏が城を構えたという、千曲市の一重山(ひとえやま)に行ってみました。
 小さな山か大きな丘か区別がつかないくらいの”山”である。登ってみるとすぐ下に長野県立歴史館が見えました。

 頂上は簡単な神社があるだけで、神社の言われも屋代氏のことも何も分からない状態(本書161ページの写真そのまま)。屋代氏の案内板などは見当たりませんでした。
 広いから小学生の遠足の休憩をするには良さそう。眺めも良かった。散歩道にしているらしい近所の人が何人か通りすぎて行きました。散歩道としてはかなりの健脚コースです。

 いつもながらに、丹念に資料を調べ、分かりやすく系譜を載せてある力作。歴史の経過とその考察に感心しながら読みました。
 次々と出てくる人物とその時代の流れは、私の頭には当然入りきらず、何度も前に辿りながら読み返しました。

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