木製ケースの自作
H12.3 製作
上面 FDDとUSBポート
   職場ではp133のノートを使っていたのですが、なにぶん画像を入れた文書の処理が遅く新しいノートを買おうと思っていたのですが、値段ではなく欲しいと思うのがなく、どうしようかと考えていたら、アクリルの製作で述べたマザーボードを奪っていった人がATのケースをくれました。おっ、引き出せると思ったら、ケースを金のこで切ってしまいました。ベースの部分を小さくカットして生かし、木製ケースを作ることにしました。
製作日数2日、1日はペンキを乾かしていたので、実質製作1日です。

製作の前提
1 なるべく小さく。机の上で目立たないこと。
2 CDROMはいらない。FDDはほしい。
3 なるべく金をかけない。買ったのは、小型の140W電源だけです。MicroATXのマザーを使えば厚さがもう半分になるのですが、そうすると、使わないで投げてある部品がそのままになるので、我慢しました。


苦労は特になし。アクリルケースの製作に比べて簡単、楽しい、やさしい。ATのSiSのマザーボードにk6-2/400で使っています。マザーにUSBのコネクタはあるのですが拡張スロットにだす端子を以前に人にやって、今では手に入らないので、3.5インチベイにつけるUSBハブの端子の先を加工してマザーボードにつけています。

FDDとUSBのベイを乗せているのは、アルミの角アングルを加工して作りました。どこにつけるか迷った末、マザーの上を橋のように渡しました。取り外せるので、マザーには楽に手が届きます。ベースごとマザーボードを引き出すこともできます。

CDROMがないのでSCSIボードを入れ、必要なときには外付けCDROMが使えるようにしました。しかし、職場ではネットワークでCDが使えるので未だつないだことはありません。

ケースの内部に金属スプレーを吹き付けようと考えたのですが、適当な物がなかったので、木がむき出しでのままです。SWは拡張スロットのカバーに穴をあけ電源SWとリセットSW、HDDのLEDをつけました。

職場に運び、机の上に置いたところ、まだ目立つので、机の下に置いてあります。木製のふたの上に書類を分厚く乗せて朝から晩まで10時間くらい4日ほど動かしましたが、異常はありませんでした。CPU側に2カ所穴をあけ網をしているだけで、後は電源の排気ファンだけですが、全体に暖かくなりますが大丈夫のようです。 夏はさすがに足元が温かいです。これに、USBハブ付き14インチの液晶CRTをつないで使っています。本体からCRTとUSBケーブル2本を引き出し、USBキーボードとマウスを使っていました。DESK_TOPではなく、DESK_underになってしまいました。

3ヶ月かけて作ったアクリルケースより1日で作り上げた木製ケースの方が実用的だったのは皮肉でした。そこで、より実用的で目立たないものをアルミ板で作ろうと思案しました。木製ケースが26*30*18cmなので、せいぜい25*25*10くらいの大きさのケースをつくりたいと思っていました。売っていれば、少々高くても買いたいのに、見つかりませでした。

最近は小さな本体が広告に載るようになりましたが、あくまで今あるパーツの再利用を目指していました。



H12.12、仕事用がアルミケースに変わり、このケースも用済みとなったので、倉庫からATのケースを取り出してきてちゃんとしたケースに納まりました。残ったのは片側がぽっかり開いた木の箱です。ちょっと見ると何の箱だかわかりません。