液晶モニターを作って遊ぶ
15インチモニターのケースを作る  2009(H21).6
 ヒンジの修理をあきらめたダイナブックから取り外した液晶、SHRAPのLQ150X1LBH3を再生することにした。使いのは、別の液晶に接続しようと考えていたaitendoのD-200Kだ。光沢液晶なのでTVチューナも組み込む。
<<基盤のテスト>>
■ 液晶とD-200Kの接続ケーブルを作る。パネル側のコネクタはJAE FI-X30M。元々付いていたコネクタを切断し、D-200Kに付いてきたヒロセのコネクタも切断した。互換だと思われるLGのLP150X08のデーターシートとD-200Kのデータシートを見比べ、更にテスタで1本1本確認しながらつないでいく。30ピンではあるが、使われている数は半分くらいなので易しいのだが、後少しというところで、間違いに気づく。途中のアースを2本抜かしてしまいやり直し。結局3時間くらいかかって接続完了。下手な半田付け。不揃いなケーブル長。ちょうどよい熱収縮チューブがなく、所々ビニールテープで絶縁している。

■ JAE FI-X30Mの半完成品ケーブルもあるのだが、動作確認ができる前に使いたくなかったので、使っていない。液晶側のインバーターの端子は割れた液晶から切断した物に換えてある。

■ 本当に書き換えなしのD-200KとLQ150X1LBH3がきちんと動くのか不安、更に、こんなケーブル加工でノイズが出ないか不安。気を落ち着かせ誤配線のチェックをする。

 慎重にACアダプタを接続し、テスト。映った!! ホッとする。AV入力OK。チューナー接続OK。VGAもOK。リモコンはOK。DVIだけは未確認。
  

<<ケースの製作>>
<1日目>
■ 今回も木で枠を作ることにした。4mmの合板を液晶に合わせて切り抜く。
 
<2日目>
■ 両サイドにホームセンターで見つけたコの字型のアルミの角材を貼り付ける。ちょうどよく収まる物があった。角材の中には5mmの角棒を貼り付け幅を調整している。

■ 下部はL型のアルミの棒を貼り付けてある。幅の違う角材を取り付けた訳は、下部からインバータへの接続ケーブルが出ているからである。 
  

<3・4日目>
■ 内蔵スピーカーはジャンクの液晶ディスプレイからとり外した物がちょうどピッタリだったので、サイドに固定することにした。そこで細かな穴を開ける。いつものがら、不揃いである。あまり、細かいことは気にしない。

■ コントロール基盤を入れるケースを作る。久しぶりにアルミ折り曲げ器を持ち出し、せっせと作る。
■ 1回作ったらサイズが足りず、もう1階作ることになった。二晩かかった。
<5日目>
■ 基盤の端子類のサイズを実測し、アルミ板に書き写す。そして穴あけ。サイズ合わせ。調整の繰り返し。
<6日目>
■ 
できあがったら固定する。2つの基盤がきちんと収まることを確認する。
 

<7日目>
■ 
ようやく、全ての部品ができあがる。塗装に入る。

■ できあがったらアームに固定しようと考え、ホームセンターからLアングルを買ってきて、背面に固定する。穴あきアルミ板の後に1mmのアルミ板を重ね補強している。
 
● ほとんど余裕なくケースを作ったので、コントロール基盤を収めるのにアクロバット的な方法が必要だった。背面パネルとの接合にカレイナットを使わなかったことを反省する。もう、分解すると組み立てられなくなる。 ● 背面パネルには裏側から1mm厚保の穴なしのアルミ板を合わせてL型金具の補強をしている。
● サイドには幅2cmのスピーカーを接着した。脇に見えるLCDパネルもしっかり収まっている。
  

各端子はきちんと収まった。最後は現寸合わせ。

<トラブル発生>
 上に見えるコントロールSWの基盤とインバーターを止めるための穴あけと、前面に出なければいけないリモコンの受光部を収める穴を開けるのを忘れていた。しかも、ここに来て、10年以上使い続けている充電式ドリルが壊れた。穴があけられない。ドリルが壊れたことにがっくり。

 新しい充電式のドリルを買った。今までは7.2Vタイプだったが、今回は12Vタイプ。バッテリ2個ケース付き。日立製。インパクトタイプではないので、そんなに高価ではないが。トルクが20段階もあり、なかなか、スパッと穴があかない。苦労している。
■ コントロール基盤、インバーター基盤の取り付け穴も開け、組み立てる。

この状態でテスト中  右がLCDパネル
  
今回もコントロール基盤は中。 SWや切り替え、調整はリモコンで行う
■ SPから基盤は、PCのファンのコネクタを流用。取り外しができないと、LCD側と基盤側が分解できなくなる。

■ 裏の穴あきアルミ板がちょうど10mm足りなかったので、10mmのL型アルミ棒を上下にねじ止めした。デザイン的にもアクセントになる。

■ 前面左には、直径6mmのリモコンの穴があいている。
  

■ アームL型金具を取り付け、背面の金具に取り付ける。4mmのねじが8本で取り付けられている。優しく扱わないとバキッとなりそうだ。アームも安物で固くてうまく動かないし。

このように一応の完成である
  
 作り始めてから約半月。やっとできあがる。元の液晶パネルが映りのよい物だったので、画質的には満足である。VGA、DVIともノイズもなくきちんと表示する。TVもまあまあである。(TV用の液晶ではないので)
7インチモニターのケースを作る  2009(H21).5
 しばらく前にaitendoの7インチ液晶LQ070A3AG01を買った。発色もよく外観もきれいでたぶん新品だろう。これを使ってモニターを作ることにした。液晶が厚みがあり、10mmくらい厚さだと固定が楽だと考え、木枠で製作することにした。
■合板をサイズに合わせて切り抜く。切り抜いたところにホームセンターで買ったL型のアルミ棒をねじと接着剤で貼り付けていく。

■右は乾燥中。左右の穴はSP用の穴。幅300mm縦140mmのサイズ。
  

■上下に板を貼り付け、背面は10mmの角棒で補強する。全て木工ボンドのみの接着。接合面の隙間等は木工用パテで埋めて乾燥させる。次は根気よくやすりがけ。

■取りあえずつや消しブラックで塗装をする。
  

■SPを取り付ける。最初はサイドパネルはアルミ板にして、SPの横に基盤を取り付けようと考えていたのだが、SPが大きすぎて収まらないことが判明した。基盤は背面に取り付けることにして、サイドは木製に変更した。背面に接着した10mmの角棒があると液晶パネルが取り付けられないことが判明し、角棒も切り離すことになった。
いつものことだが作っているうちに設計変更が多い。寸法の間違いもあった。

■SPはジャンク。安物の磁石がむき出しで、精神衛生上よくないので、100円ショップであれこれ探し、ステンレスのゆで卵器をかぶせてある。取り付けはセメダインXである。

■前面のSPカバーを作る。
 5mmの角棒を接着し形を作り、ジャージネットを取り付ける。角棒にボンドで接着し、ホチキスで借り止めしておく。乾いたらホチキスの針を抜く。何回かこの方法で作っているので要領がわかってきた。
  
■コントローラーを入れるケースを作る。
 100円ショップで買ったステンレス製のタッパに基盤を取り付ける。

■アンプ部は、ジャンクのPC用の小さいSPから取り出したTEA2025Bの基盤。ボリュームもヘッドホン端子もそのまま使う。コンデサや抵抗等の改造はなし。基盤から直接電源ケーブルとスピーカーケーブルを引き出す。入力はVIDEO入力の近くにミニジャックのソケットを取り付けた。
■液晶コントローラーはaitendoのVIDEO-RGBコンバーターv1.4。電源端子は使わずに別のジャックからアンプと一緒に引く。SWも付ける。

この状態で2つの基盤が正常に働くことを確認する。


背面は穴あきのアルミ板で作る。中心をくり抜き、そこにコントローラー部を取り付ける。セメダインXの接着のみ。

液晶基盤は裏からアルミのアングルに再込む。製作段階では、ちょうどよく収まるはずだったのだがきつい。塗装をしたり、削ったりしているうちに微妙にずれたようだ。何とか押し込む。壊れるかと思った。しかし固定する必要がなくなった。

この状態で各種動作のテストと液晶の色具合を合わせる。
 

<裏はこのようになった>

<このように完成>
とりあえず完成した。しかし、aitendoの基盤はちょうどよい色具合に合わせるのがなかなか難しい。調整用の半固定抵抗を画面を見ながら微妙に回す。最後は用具合になったが、各半固定抵抗が微妙に影響し合ってなかなか合わない。説明のない半固定抵抗もあるし。

全面のSPのカバーはうまくできたのだが、液晶の上下が中途半端だ。アクリル板でも貼り付けようと思っている。

この液晶、画面が変わるたびに同期が乱れる。こんなもんかと思っていたが、京谷豊さんのHPではこの問題の解決方法が出ていた。もう1枚あるので次は試してみよう。     <京谷豊さんのHPは → http://www.hct.zaq.ne.jp/kyotani/>

小型モニターのケースを作る  2008(H20).6
 半年ほど前から押入れに入っているaitendo's電子工房の5.6インチビデオモニターセットを取り出してきた。ケースを作ろう。
 セットは以下の4点。「接続に半田付け不要でコネクタやケーブルの挿し込みだけでコンポジット入力に対応できるビデオモニターが完成できる」とのうたい文句につられて買ってしまったもの。
 ・ VIDEO->RGBコンバータ         ・ FFCケーブル(24ピン1.0mmピッチ長さ220mm)
 ・  I/F変換基板[IFB-LQ080T3AG01]    ・ 液晶パネル(シャープ、5.6)[注1]

● リードのケースに穴をあける。ひたすら、ドリルとハンドニブラで穴をあけ、やすりで微調整。ぎこぎこ、ぎこぎこと、車庫中で夜の30分ほどの作業で1週間。ようやく形になった。

● 音も出そうと、スピーカーも付けることにした。アンプは、作ってあったものの中から1台中身を取り出した。

● SPの取り付け穴をあけてから、気づく。
■ コントロール基盤が入らない。
ステーを作ってそこに止める。SPの端を切り取ってなんとか納まる。
  
● コントロール基盤のステーには、カレイナットを取り付ける。久しぶりに使った。
■ アンプの基盤を取り付けたら液晶がぴったり納まらない。

アンプ基盤の取り付けねじを2本外し、なんとか取り付けた。
● 設計はきちんと考えるものだと、つくづく反省した。
 
● ケースさえできてしまえば、取り付けてテストをするのみ。TVチューナーにつないでみる。一発OK!!

■ アンプはまだ未配線。最初はこの画質は?と思ったが、半固定抵抗で調整したら、きれいに映るようになった。アバウトな配線なのにきれいなものだ。と、感じ入る。

■ 実は、市販の小型モニタも1個所有(右→)しているのです。アンプはないし、中古だけれど。
  
 どうして、こんなもの作ったのか。???  やろうと思っていることはあるのだが、まだそこまでいかない。
まだストックはあるが  2008(H20).5
 液晶が安くなったせいか、中古液晶が集まってくる。動作するものはメンテナンスして他に出ていくのだが、中古の液晶は積まれていく。
● 右はアイコムのモニタ。液晶部分を生かそうとaitendo's電子工房のDシリーズがTVチューナー等のフルセットでストックしてある。
● 同じくaitendo's電子工房の5.6インチビデオモニターセットもある。ケースも用意してあるのであとは工作だけなのだが。
    いつになったらとりかかるのやら。
液晶モニターのケースをつくる   完成したけれど?
 液晶が暗かったのでCCFLを交換しました。映りはよくなりました。しかし、コントロールSWはまだついていません。表の不要部分も隠す予定ですが、いつになるやら。
バックライトを交換する  2007(H19).12
 画面が暗かった。バックライトを交換しようとあれこれと調べる。液晶はHITACHI 製のTX26D61VC1CAA。COMPAQのシールも貼ってある中古液晶。coco.net(現在は会社名が変わっている)に問い合わせたら、在庫はないとのこと。交換は誰でもやっているのでチャレンジしてくださいとメールで返事が来た。(親切な対応に感謝)

 とりあえず、分解してみる。金属箔をむりやりはがす。(左)
 プラスチックのカバーを止めているのは金属のつめ。簡単に外れる。(右)

 自分でも交換できることを確認。 

 サイズを調べて通販で注文。細いCCFL(冷陰極蛍光ランプ) が大きなダンボールで送られてくる。

 失敗。調べたはずなのに少し細かった。(上:付いていたもの 下:注文したもの)

 何とかなるでしょ。ということで取り付ける。 

 取り付けは、元のCCFLについているリード線を取り外し、交換してハンダ付けするだけ。割れやすいので慎重に行う。ハンダ付けは2箇所だけなのであっという間に終了。

 元に戻す。ちなみにインバーターは金属箔の上にガムテープを貼り、その上にガムテープで止めている。


 交換は、分解手順が分かっていたので30分ほどで終わった。少し短く、細いCCFLだったが、映りにも支障はなかった。当然ながら明るくなった。発色は、もともとたいした液晶パネルではないので、こんなもんだろうと納得。


 「もう少し上乗せすれば製品の液晶モニタが買える。しかし、趣味は価格じゃないのだ。と自分で納得」と購入した2年前は思っていたが、この間、液晶モニタの価格はどんどん下がった。今回また、送料が同じくらいでCCFLまで買ってしまった。
 まあ、自己満足の世界だから
 

やっとケースを作り始める  2007(H19).10
構想から2年。この間、アルミ溶接を考え道具を用意したが結局使わず。カレイナットはずっとしまっておいた。考えあぐねたことは、液晶パネルをどのように固定するかと言うこと。ああでもない。こうでもないと考えていた。
 未だ、コントロール基盤が中に納まったまま。上部にSWの穴が開いているだけ。液晶が暗いので冷陰極管を換えようと考えて調べている。コントロールSWを引き出すのはその後になりそうだ。リモコンがあるので操作には困らない。
■ ようやく
 押入れを整理していたら奥から一式が出てきた。
 メインPCにVistaを入れるようになって、PCでTVを見ていない。NECのチューナーカードがVista非対応なので、組み込んでいないのです。
 メルコのワンセグはあるのですが、アンテナを窓側に持っていかないと映らない。アンテナを引き出すのもめんどうだし。
 というわけで、長らく放置しておいたキットをケースに組み込むことにしました。
 
カット                    折り曲げ


曲げが終わる
 パンチングの穴が開いたアルミ板(400mm×300mm)ずっと前に千石電商で買ったもの。30mm×225mmのアルミ板。ホームセンターで買ったもの。両方とも厚さ1mm。
 アルミ板に合わせて全体のサイズを決める。工作がしやすいように。1mmのアルミはアクリルカッターで傷を付けて折る。久しぶりに車庫の2階からアルミ折り曲げ器を出して折り曲げ箱になるようにする。

 多少ずれてもアルミなので強引に組み立てる。と言いながら、側板はサイズに合わず作り直した。曲げたふちに液晶パネルを取り付けるのだが、幅が大きすぎて入らない。ハンドニブラで5mmほどカットする。上下合計60cm。がたがたになってしまった。

 コネクタの穴を開ける。

 穴あけは、電動ドリルとリーマだけ。実物で実寸してサイズ合わせ。バリはやすりで削り落とす。なんとか開いた。さらに実物で微調整。この繰り返し。

 上はコントロールSWとSPの穴。横はRGBとVideo入力、電源の穴。もう一方にアンテナ入力の穴が開いている。

 液晶パネルをアクリル板に取り付けて、ケースに置いてみる。このあと、ケースに取り付け穴を開ける。これも実寸あわせ。
 液晶パネルの取り付け部分にカレイナットを取り付ける。ケースの内側なのでトんカチで叩き込むわけにはいかず、苦労した。

 塗装。いつものつや消しブラックのスプレーを吹く。なぜ黒か。傷とあらを目立たなくするため。
  
やってしもうたo( _ _ )o
液晶パネルを取り付けたアクリル板にケース
取り付け穴を電動ドリルで開けているとき、
つい力が入ってしまった。後で隠そう。


 塗装終了。各基盤を取り付ける。取り付けてみると隙間が多い。しかし組み立てていくのは楽。


できたぞーー

画面が暗い。こんなもんか。と自己満足。


10
 各端子を取り付ける。塗装終了。各基盤を取り付ける。TVが見えることを確認。コントローラーの基盤が中に埋もれている。リモコンでしか操作できない。コントローラー基盤からリード線を引き出してSWを取り付ける予定。表の不要部分も隠す予定。
 いつになるかな。



一応、RGBも入力可能
  
■1280×768にするとアイコンはなんとか見えるが、文字はようやく読める程度。
■液晶パネルはアクリル板に4箇所のねじで止め(画像内側)、アクリル板はケースにねじ止めしている(画面外側)。このねじのケース裏側にカレイナットがはめ込んである。アクリル板の後ろにリモコンの受光部をホットボンドで止めている。
液晶モニターのケースをつくるぞ!!   2005(H17).8

ダンボールの上で動作テスト中
■ 製作動機
1 最近面白いことがないなぁと思いつつ仕事にはげんでいる。PCの自作は工夫がないし、何か変わったものでも作るか。

2 車にTVがほしい。DVDプレーヤーのモニタもほしい。などということをしばらく前から考えていた。小さくてなんでも表示できるモニタは高い。キットがあるのは知っている。とりあえずキットでも買っておくかということで通信販売でキットを購入した。

   
coco.netの5点キット: aitendo's電子工房@SHOPPING

 液晶サイズは10.4インチを選ぶ。もう少し上乗せすれば製品の液晶モニタが買える。しかし、趣味は価格じゃないのだ。と自分で納得。

■ 動作テスト
 PCからVGAは800×600、1024×764も一応映る。TV、チャンネルサーチし、映ることを確認。Video入力、プレステで確認。
 しかし、説明書がA4、1枚後はHPで確認。SPが2つついてきたが、端子が1個しか見つからない。

メイン基盤
  
付属の中古液晶                    TV部の基盤
さて、ケースをつくるぞ。ここからが一番楽しい時間