Windows2000server導入記録
職場にwindows2000serverが入ってきました。
初めて触れるOSだったので苦労の連続でした。
Windows2000serverがきた
2000年10月職場に2000serverが導入された。
富士通のサーバーと11台の富士通のマシン。エプソンのレーザープリンターとA2印刷可能のインクジェットプリンター。3台のエプソンのA4のインクジェットプリンター。液晶ビジョン。MO、CD-RW、スキャナー等。それらが職場の事務室とは別の部屋に入った。サーバーは事務室にある。
初めて触れるOSなので、当たり前のことだがうまく動かせない。

それまでのLAN環境
それまではレーザープリンターとインクジェットプリンターがつながった1台のマシンを職場のみんなでピアツーピアでつないでいた。中心のマシンに共有フォルダーを作り、ファイルとプリンターの共有で仕事に使うのには十分だった。サーバーなんて概念が無くても事務には支障がなかった。このシステムにしてからコピー機と印刷機の紙の使用量が減っていた。
たまに、うまくつながらないとみんなで一斉に再起動ということでトラブルを解消していた。私がいつまでも管理しているわけにはいかないから、複雑な設定は避けなるべく簡単に誰にでもわかる環境を心がけていた。
最初に悩んだこと 
機器が導入され簡単な説明を受けた次の日の朝、APCで自動的に立ち上がっているはずのサーバーがエラーを出している。パスワードもまだ教えてもらっていない、シャットダウンもできない。どうしよう。電話でパスワードを聞きとりあえずシャットダウンを実行。それくらいはできる。しかし次の朝は自動で立ち上がらない。他に設定をいじった覚えはない。APCの設定を詳しくみてみる。間違いはないようだ。
シャットダウンをしたら、再び起動してそのまま放っておけば時間が来て待機状態になり、次の朝起動するなんてことは知らなかった。
ユーザーとグループの設定
悩みの種はつきない。
1 2000server側のネットワークからはそれまでのネットワークが見え個々のマシンを操作できるのに、反対ができない。
それが当たり前のことだと気付くのに時間がかかった。
2 ネットワークが2系統あり、片方を見えなくする方法がわからない。
そんなことはできないということは知らなかった。
3 コンピューター名で識別しているのか、ユーザー名で識別しているのか。
知っている人に聞けば当たり前のことなのだが、これも知らなかった。

ユーザーとグループの設定に毎日苦しんでいる。
ネットワークの系統ごとに設定できると思ったのに
今までの環境を変更したくなかったので、ネットワーク名が従来の○○と新しい○○Eの二つになった。二つのネットワークの総体でパスワード等の設定ができると思っていたが浅はかな考えだった。ネットワーク名は整列の仕方だと教えられた。100台も200台もアイコンが並ぶと大変なのでグループ分けをしているのだそうだ。
新しいプリンターが見えない
とにかく別の部屋にある、MJ-8000cで印刷できるようにしたかった。結果的にWIN98の1台からMJ-8000cがつないであるマシンを見えるようにして、ネットワークプリンターとして見えるところまではきた。印刷まではまだである。win98側にプリンタードライバーを組み込まなくてはいけないのか、WIN2000につながっているMJ-8000Cはドライバーを入れなくとも動くのか。それが解決していない。
新しいプリンターが動かない
MJ-8000cで印刷できるようにしたいので結局別の部屋のメインのマシンに一太郎をインストールした。MS_Officeはインストール済みだった。痛い出費であった。メインのマシン直下のネットワークプリンターのMJ-8000cで印刷はできた。しかし、画像を入れたちょっと大きめの文書を高画質で印刷しようとするとスワップを繰り替えし、そのうちエラーになる。普通紙を選択すると快調に印刷する。
導入業者は一太郎はそういうことがよくあるという。それは知ってはいるのだが。事務室のマシンでローカルにつないだインクジェットのPT-100で高画質に設定しても何の問題もなく印刷できる。
ネットワークプリンターではなく、ローカルにMJ-8000Cをつないで印刷しようとしたが、その部屋11台全てにネットワークプリンターとして登録してあるのでできない。
ネットワークプリンターとして設定しているのが悪いのか、一太郎が悪いのか、MJ-8000Cのドライバーが悪いのか今のところ不明。
共有ファイルをどこに置こうか
今までの共有ファイルは、パスワードもかけていないので新しい部屋からは丸見えである。とりあえずサーバーにフォルダーを作り今までのファイルを全てコピーした。サーバー上のフォルダーは新しい部屋からは見えなくなった。しかし、全てサーバー上で仕事をするには、事務室みんなのマシンを登録しなくてはならない。それは当たり前のことなのだが、それが面倒なのだ。
HDD_KEEPER
新しいwin2000のマシン11台には全てHDD_KEEPERが入れてある。さて設定した。再起動「あれ、もとのまま」というのが何回もあった。全く、HDD_KEEPERを解除してから設定しないと全て元に戻るというのが、頭でわかっていても手がついていかない。
なんと、初期設定で文書の保存がCドライブになっていた。それに気がつかず、保存した文書を起動ごとにクリアしていた。
こんなものシステムに入れたのはだれだ、と恨めしく思うのだが不特定多数の使うマシンでは確かに便利そう(?)である。
DHCPと10BASE-T
サーバー導入時に今までのネットワークを手つかずで残すため、DHCPサーバーを組み込んでもらった。今まではハブは安物の10BASE-Tのたこ足でつないでいた。その上に100BASE-TのSWハブが被さっている。
つながるのだが、WIN2000側から従来のネットワークを認識するのに異様に時間がかかる。上の問題ばかりが原因ではないのだろうが。DHCPはトラフィックが落ちるとも言っていたし。今のところCOPYや他のマシンのファイル参照はあまりしないので、つながってしまえば遅さは感じないのだが。
ある日1台が動かない
先週までは動いていた1台が起動時にエラーを出した。「Gを再接続するときにエラーが発生しました\\○○\..   .MicroSoftWindowsNetwark2242 パスワードの有効期限が切れています。
アカウントを代えるとエラーは出ない。サーバーのユーザー設定をみるとそのアカウントが他のアカウントと異なる。
グレーになっていて変更できない。削除して作り直せばよいのかもしれないが、そうなった原因がわからない。
結局、導入業者の設定ミスということで落ち着いたが、最初はどうしてそうなっかわからず悩んでしまった。
ソフトもいろいろ
あるソフトの機能の一部が使えない。あれ、インストールミスかななどと思ってしばらくそのままにしていたが、ある日、スタート、プログラムとたどっていったらその機能があるのを見つけた。あれ、じゃどうして。
そのソフトのメニュー上からは支えないが、単独なら使えることに気がついた。さらに、administratorなら何の問題もないことがわかった。user、PwerUser、administratorとそれぞれの権限で使える機能が制限されてしまう。まあ、基本的にネットワーク対応でないのをネットワークで動かしているのだからそういうものかと変に納得してしまう。しかしそのソフトは導入ソフトの中心的ソフトだ。

    H13.4奮闘中にこの職場を転勤になりました