あれこれと液晶パネルで遊ぶ
ADTEC AD-AC17Rの旅立ち  2009(H22).11
 液晶モニタが急遽必要になった。車庫の2階に積んであったジャンクのモニタやアンプは1か月ほど前に処分した。押入れの奥に映りのあまりよくない、ADTECの17インチAD-AC17Rが保存されていた。それを取り出し調整することに下。もう1台バックライトが暗くなってきているiiyamaの14インチがあるのだが、TTLで信号のフレキシブルケーブルを外さないとバックライトの交換ができないので放ってある。

● CCFL4本のうち2本だけ取り替えてあったので、もう2本も取り替えた。非常にやりにくい作業だった。液晶の真鍮製(?)カバーを曲げてしまい、なかなか収まってくれない。ホットボンドで絶縁対策をして、むりやり押し込んだ。(壊れたら捨てるだろう)

● 1280×1024でアナログ入力しかない。音声のアンプは1C1個。SPもちゃちなもの。音は、ただ出ているだけというようなものだ。

● ガワのプラスチックは変色している。全部取り外してアイボリーで再塗装した。その間、裸のまま調整する。きちんと映る。明るさも十分。古い液晶だからしょうがないが、視野角が狭い。

 今となってはあまり利用価値のない液晶になった。裸のままの14インチが1枚。12インチが2枚まだ、押入れで眠っている。

NEC F17W11の復活 2009(H21).9
 NECの液晶モニタF17W11。車庫の2階にしばらく前から投げてあった。映っていたのだが、本体が壊れたのでもらってきたもの。あんまり使っていないので液晶の映りはよいはずだ。
■ コネクタはNEC独自規格。無線のマウス、キーボードのコントローラーもモニタ側にある。そのあたりはいらないので取り外す。問題はケーブルコネクタ。調べたらDVI-Dのシングルリンクのようだ。
 ◇◇www.geocities.jp/scottle556/index.html◇◇のSCOTTLEさんに感謝。
■ コントローラー基盤のコネクタのカバー等を取り去り、1本1本リード線を付ける。熱収縮チューブを付けて、最後にホットボンドで固定した。音声は別にシールド線を取り付けた。

 コネクタを外そうとも思ったのだが、マザーボードのコンデサ交換がうまくできないほど、腕に自信がないのでやめた。

■ DVI-Dのコネクタに1本ずつリード線を取り付けていく。上記、SCOTTLEさんの解析した基盤のピン配置とDVI-Dのピン配置を比較しながらの半田付け。いつもながら、きたなく仕上がっている。こちら側もホットボンドで固定。

■ 元のコネクタにある無線とUSBの信号線は最初から接続する気はない。内蔵アンプの電源もPC側から給電だったが、これも基盤内部から取り、信号ピンは無視。

● DVID-DのAnalogVerticalSyncの信号ピンは基盤側にないのでつながない。基盤側のGNDのリード線が2本余る。これもGNDはたくさんあるのでつながない。TMDS信号のShieldはすべてGNDにつなぐ。
 リード線はIDEのフラットケーブルを各信号ごとにつながったまま引き出し、<+><−><Shield>ごとに色を変えてあるので間違いはなくなるはずだった。

 組み上がらないまま、PCにつなぎテスト。表示しない。あれ? 時折、微妙に画面が光ろうとする。配線を見直す。HotPlugDetectがGNDになっている。DDCのDataとClockが逆だった。3本も間違えていた。よく見直しながら配線したはずなのに。17本しかないうち3本も間違えたことにいらだつ。

■ 接続テスト。緊張の時!! PC起動。ロゴがでない。だめか。しばらくしたら、映った。この液晶1280×768なのだ。調整に手間取る。


 ちらちらとノイズが出る。リード線を動かすとノイズの位置が変化する。そばに100Vの交流も流れている。シールド対策をすることにする。ビニール線をばらし信号線に巻きつける。先を本体のねじ止めと一緒にGNDに落とす。さらに、アルミテープを巻きつける。カバーから出ている100V電源、DVI-Dケーブル、音声入力の3本はクイックタイでしっかり縛り、抜けないようにする。

■ ノイズが消え、きれいに映るようになった。
 
■ 表はきれいなのだが、最初に分解した時、随分つめを折っている。上側の細長いパネルを横にずらしながら外すということが分からず、無理やりパネルを外したせいだ。裏側はこじ開けた傷が多く付いている。さらに、上のパネルのつめが折れ、きちんと固定されないので、ホットボンドで止めてある。

■ インテルのマザーのPCにつないでテスト。起動ロゴが出ない。Windowsの起動ロゴも出ない。いきなりログオン画面になる。起動時にF1を押してBIOSに入ろうとしても表示されない。止まっているのでBIOSには入っているようだが、表示されないのでリセットするしかない。別のモニタをつなげばBIOS設定できるので支障はないのだが。
 1024×768 800×600には表示の変更はできる。640×480のVGAが表示できない仕様なのかも知れない。しかし、セットのNECのPCでは、ロゴも表示しBIOSに入れたような気がするのだが。<これ以上は分からない>

● 8年くらい前のモデル。マウスもキーボードも無線式で、この液晶側に無線の受信部がついていた。そこがすぐに、故障し、しばらくしたら、また故障したので、実働2年くらいしかない。従って、液晶はきれいなはずだ。車庫の2階に来て2年くらいたつ。<この液晶の由来を知っているわけは秘密>今回、無線の受信部もUSB端子も取り外した。

● この液晶モニタをいじり始めて1年くらいたつ。ようやく復活したF17W11.。しかし、1280×768でDVI-D専用である。液晶は明るくきれいである。NECのTVチューナつきモデルの液晶だったのでTVを映すとよさそうだが、手元にあるチューナーはアナログRGBしか対応していない。復活したけれど、いつものように、あまり使い道がない。そのうち、だれかの所に旅にでることだろう。

<以上で終わりにしよう>

aitendo D-200K 2008(H20).10
 ICOM LD-T14にD-200Kをつないでテストしているとき、作業台の上から床に落としてしまった。液晶とケーブルでつながったものが全部が音を立てて落ちた。あわててテストした。
 つなぐ液晶はTOSHIBAのLTM12C318。D-200Kの標準でケーブルが14ピンで正常に表示した。液晶はSONYのR505Vから取り外した12インチ液晶。これを入れるケースを作る予定。液晶自作キットは、テスト用にiMO-LVDS16があるが、今のところ組み込む予定はない。
  
ジャンク  ICOM LD−T14 2008(H20).10
 画面が光るだけのICOM LD-T14.パネルはCHIMEIの14インチTTL液晶 M141X101.。aitendoのLVDSからTTL変換基盤を取り付けテスト。正常に表示しない。部品取りに決定。
  
ジャンク  BFFALO FTD-G711A 2008(H20).10
 細かい縦線が出て正常な表示ができないFTD-G711A。パネルはLGのLM170E01だ。あれこれ試したがだめ。部品取りに決定。
  
ジャンク ADTEC AD-AC17R  2008(H20).10
 押入れに押し込んであったジャンクモニターを久しぶりに出した。
 最初は、ADTECの17インチAD-AC17R。バックライトが光らないので、aitendo's電子工房からインバーターを調達し、CCFL4本のうち2本だけ取り替えてあった。ある日、インターネットを眺めていると、バックライトのフューズ切れの記事が載っていた。確か、自分のは、チェックし、切れていなかったはずだ。しかし、よく見ると記事のフューズの位置が違う。間違っていたか? 確かめてみる。間違えていた。フューズ切れていた。
● 手持ちの管フューズをつけた。点灯した。CCFLが劣化してフューズが切れたのかどうか、よく分からないが動作してしまった。3時間ほどチェックしたが問題なかった。組み上げた。
● フューズを半田付けした後はホットボンドで埋めておく。
● 1280×1024でVGAのみ。画質はあまりよくない。とりあえずTVチューナーを接続している。
  
いつになるのか 2008(H20).5
 液晶が安くなったせいか、中古液晶が集まってくる。動作するものはメンテナンスして他に出ていくのだが、中古の液晶は積まれていく。
● バックライトだけはあかるいアイコムの14インチモニタ。液晶部分を生かそうとaitendo's電子工房のDシリーズがTVチューナー等のフルセットであるのだが、テストもまだだ。下の505の12インチ液晶でも接続可能なようにパーツは揃えてあるのだが。
● 同じくaitendo's電子工房の5.6インチビデオモニターセットもある。ケースも用意してあるのであとは工作だけなのだが。
● アドテックのバックライトが光らない17インチ液晶。かすかに表示されるので直せば何かに使えるのだが。替わりのインバータもaitendo's電子工房から調達してある。そういえば、3月に店に行ったt時、Eシリーズをネットには載せると社長が言っていたが、掲載されたのは4月半ばだった。
● メルコの明るいがまともに表示しない17インチ液晶。この使い道は考えていない。
 壊れたノートや映りの悪くなった液晶が多く集まってきた。壊れたり、調子が悪くなると「あげるよ」と我が家に持ち込まれる。車庫の2階にとりあえず置いておき、暇を見て調べている。ほとんどはごみになるのだが。まだ故障した液晶モニターが3台控えている。(H19.12)
NECの液晶モニターのバックライト交換 2007(H19).12
 液晶モニターは様々あったのだが、中でもこのモニターは私が一番最初に買った液晶モニターである。高かったのだ。出始めのころの液晶モニターは高嶺の花だった。NECのセットモデルの液晶モニターのみが安く出ていたので、思い切って買ったという思い出がある。14インチなのに、その後、現在も常用しているEIZOの17インチよりも高かった。そのモニターが発色が悪くなり、更に暗くなってきたので前の職場に投げておいた。しばらくぶりに見たら更に暗くなり使用に耐えない状態だったので引き取ってきた。
 液晶部分を再利用しようと分解してみたら、コネクタが特殊(自分では扱えないという意味)で、他の用途に使うことは、私の知識と技能では不可能だった。それでも思い入れがあるのでバックライト交換を試みた。


この形はたくさん見かける

すっぽり外れた外枠
パネルはNECの NL10276AC28-02F
■表からプラスチックの枠を外す。すべてつめで止まっている。分解時につめを2・3本折った。
   (気にしない)
■コネクタをすべて外す。パネルは4本のビスで止まっている。取り出してよく観察する。

このインバーターは?トランスが4個ある。コネクタも4個ある。???
■分解したら、CCFLが2本組みで4本あった。
■コントロール基盤と液晶パネルはフラットケーブル2本でつながっている。 → →
■フラットケーブルとビス4本を外すとCCFL2本を収めた金具が引き出せる。

<速攻でCCFLを秋葉原に注文 翌日届く 便利になった>


   
■CCFLを取り出してリード線が1組で3本のわけが分かった。2本の片側から1本ずつ引き出し、もう1本はケースにハンダ付けられている。CCFLのもう一方は2本ともケースにハンダ付けられている。−(マイナス)が共通なのだ。

■元の2本は写真のように端が真っ黒になっている。ほとんど光っていなかったのだろう。
例によって、届いたものは少し細く、短かった。(これしか合いそうなのがなっかた)
汚いハンダ付けと取り回し。元は圧着端子でとめてあった。熱収縮チューブで保護する。

■元のように組み立てて、テスト。無事表示される。

SUPER FINE TFTとあるが、昔のものなのか発色はあまりよくない。まあ、比べるのがEIZO(今のコストダウンした安いものではない)だからしょうがないのだが。

  修理完了 (しかし、アナログRGBのみのこの液晶は使い道は???

前面パネルを外した状態でテスト
VAIO PCG-R505の液晶をはずす 2007(H19).11
● 仕事に用の私物のノートPCはVAIO PCG-R505X/PDだ。P3-1.2GHz 512MB 60GB 無線LANというスペックで仕事用には不自由しない。実はその他にもジャンクのPCG-R505V/BDというのがある。我が家に来たのが1年くらい前。いっさい起動しない。液晶も点灯しない。しかし、液晶は生きているはず、と前の持ち主が言った。時々、試していたのだが1回もBIOS起動までも行ったことがない。
● 再生はあきらめて、液晶をとりはずすことにした。調査によるとオーソドックスなTOSHIBA製の液晶のはずである。

 R505Vの液晶が生きていることを確かめるために、R505Xも分解しなくてはならない。

■ 裏面のねじを全て外す。
■ パッドのあるパームレフトとキーボードを外す。フラットケーブル2本も外す。
■ 上側のパネルを止めているねじも全て外す。

■ ヒンジカバーの下のつめでパネルが止まっている。前に抜くようにすると外れる。

■ 液晶のヒンジのカバーを外す。
つめで止まっている。慎重に。

■ サイドパネルを外す。全てつめで止まっている。慎重に。ヒンジ側からが外しやすかった。

■ ようやく液晶へいくコネクタが現れる。

■ カードスロットの下に無線LANのボードがある。アンテナが液晶側に伸びているため、R505Vのボードは取り外す。

 つめで止まっている箇所が多く、慎重にやらなくてはならない。それを2台繰り返す。

■ ヒンジを止めているねじを外し、ようやく液晶部分だけになった。

■ R505Xの液晶のコネクタを外し、R505Xに取り付ける。R505Xに簡易にキーボードやタッチパッドを取り付け電源ON。
←← やった成功だ!! 

  R505Vの液晶は生きていた

次はR505Vの液晶部分の分解に入る。


■ サイドにあるカバー4箇所これをはがす。

■ ねじが現れる。外す。

■ ヒンジのカバー。つめで止まっている。
慎重に外す。

■ カバーが外れ、液晶がとれます。

■ 液晶がむき出しになりました。
■ 上部のカバーを引き抜く。
■ 液晶側のパネルは後はつめだけで止まっている。慎重に外していく。

● 予想通りTOSHIBA製でした。

 このコネクタの形状は?
再利用の場合の肝心な場所。
      
 R505Xの方は正常に動くことを確認する。505Xの方が傷が多い。液晶はR505Vの方がきれいなような気がする。交換しようかと考えたが、工程が増えるので止めた。多少の傷は気にしない。

 丸裸にした液晶も、もう一度組み立てておく。動作確認はしたし、製造メーカーと型番も分かった。さて、何に使おうか。

■ 無線LANのボードは取り外す。

■ 2台ともきちんと復元しておく。これもけっこう時間がかかる。