カメラリモコンVer2 

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ギアドモータの接続

カメラリモコン回転雲台の作成

VP16塩ビパイプの一箇所に縦方向の
隙間(2mm)の溝を入れます


ステンレス鋼線は少し内側に折り曲げて接触しやすいようにしています。
片方だけボルトで止めてあり、バネのように機能する接点となります。

1回路2接点で対向して接触するようにしています。これで接触不良の確率が減ります。
確実に接触させるためには強いバネ力と接点を増やす方が良いのですが、非力なモータでは限界があります。

新場所へ変更

★作成のポイント
 ・カメラ制御、モータ制御のため制御回路電圧逆転させて、両方制御可能にしました。
 ・カメラ回転回路接続にスリップリング作成接続し、カメラ360度以上回転させることを可能にしました。
 ・防滴のためアクリル板で全体をカバーし、カバー取り外すことによりスリップリングのメンテができるようにしました。
 ・LED(赤、緑、青)を付けて、カメラ動作が確認できるようにしました。
 

★使用してみて、問題点など
 ・スリップリングは思ったより接触ミスがなく、うまく動作しています。
 ・FAー130モータの回転ギア音が大きいので、もう少し小さな音のギアドモータがあれば変更したい。
 ・やはりどのように撮影できているか、すぐ確認できない欠点はありますが、それはまた後で確認するときの
  楽しみになっています。

★スリップリングとギアドモータの接続
 ギアドモータは小型で低速で動作する必要から、タミヤの低速4速ギアドモータにしました。

中にステータ側、外側がロータになります

4回路ごと接点位置をずらすことにより、平均して
真ん中に力が加わるようにします
1回路にボルト2本から接点出力を得ることができます。

L型に曲げて半田ずけするのがコツ

カメラの上下動作はミニモータのクランク動作で可能にするため下側からカメラを突き上げる形になります。

カメラ支点と上下動作回転支点が重なると、今度はカメラの入れ替え(蓋が空かない)ができない状況になり、このように前方に支点をずらしました。

モータの芯とステータの芯が合うように向かい合ってクランクに接します。
この時ステータ側とモータ側は固定接続せず上下にずれるようしています
またクランクの接続穴は3.2mmに拡大しました。

スリップリング外側(VU25/VU16変換継手)にアルミL型アングル材でモータを固定しています

これでモータが回れば芯軸を中心にして外側が回ります。

押しボタンスイッチだけでは、カメラ動作確認がしにくいので・電源ONで赤ランプ(LED)
・シャッターONで緑ランプ(LED)
・録画ONで青ランプ(LED)
 点灯するようにしました。

遠隔でシャッターを押せるようになりましたが、カメラの回転、上下方向には動かせないので、やはり不便でした。
そこでギアドモータによる回転、上下動作の遠隔制御を考え、作成いたしましたのでご紹介します。

★360度回転映像をご覧ください。

粟島付近を進行中!(yutube)

★360度カメラリモコン紹介動画をYutubeにアップしました。

 Yutubeはここからどうぞご覧ください!

旧設置場所より三崎付近で撮影(yutube)

旧設置場所

カメラを水平回転をさせると、カメラに接続されている電源線、制御線などがよじれてしまいます。
スリップリング接点を自作し、制御線と接続することにより、永久に回転してもよじれないものとなりました。
今のところ問題なく動作しており、思ったより信頼性があるなと自画自賛しております。
360以上なんぼでも(いくらでも)回転できるので、パノラマ撮影も可能となりました。

ロッドフォルダー横(手前)に設置

旧設置場所から撮った写真です

ロータ側はVP25/VP16変換継手にステンレス鋼線
を入れます

VP25/VP16mmの変換部分をカットして、アルミ板にボルトを出して固定しています

ボルトはギアドモータークランクと間接接続するので、芯を外さないように正確に取り付けます

中の銅線が短かったので、銅複線に途中で延長接続しました

上部にギアドモータークランク接続用ボルトを固定したら芯部分(ステータ側)の完成です

隙間に銅線を通します

以前と同じところに取り付けてみましたが、複数人が乗船したとき釣りに邪魔になりそうなので、設置場所を変更いたしました。

★カメラの船への設置

カメラ取付雲台の変更

ステンレスパイプを幅1Cmで輪切り4個
作りします


★スリップリングとギアドモータの接続、カメラ制御回路の作成
モータとソレノイドを4芯のケーブルで遠隔接続動作させるために、どうしてもリレーが必要です。
またバッテリー電圧12Vだとモータは最大定格3Vなので、電圧変換が必要です。
カメラのシャッターとモータを別々に動作させるためには回路の電圧を逆転させることで解決できました。

正電圧供給時はカメラリモコンシャッター用ソレノイドに電圧がかかり、電圧逆転時はモーターに電圧がかかるようにしています。
そのため回路にダイオードを挿入し逆流しないようにしています。
ダイオードは整流用の10Dを流用しています。
ダイオード使用で若干電圧が落ちますが問題なく動作しています。

最近のLEDは性能が良くなっています。
とても明るくて、昼間離れていてもよく判りました。

◆最初はミニモーターを使用してみました。
1分間に4回転で少し早いのですが、
やはり力が弱く、途中で止まってしまいました。

タミヤ 低速ミニモータ


★リモコンの使い方:
・切替SWを上側にし、赤ボタンONででカメラ電源ON
 左黒ボタンONでカメラシャッターON、右側黒ボタンONで録画 ONとなります。
・切替SWを下側にし、赤ボタンONで水平回転モータ時計回り、 左黒ボタンONで水平回転モータ反時計回り、右側黒ボタン 
 ONでカメラ上下方向クランク動作開始となります

内側に銅線(単芯)をハンダ付けします

釣り位置とカメラが近くなりより迫力の出る写真になりました。

○今度は問題なく力強く回ってくれています

※手にとっているのは懐中電灯を利用した電池BOXです。SW付きなのでなかなか重宝します。

新場所から撮った写真

下側の固定部分

★材料
 ・VP16塩ビパイプ、VP16/VP25変換継手,VP25継手
 ・25mmステンレスパイプ
 ・ステンレス鋼線※釣りで使う天秤(細)を流用
 ・銅線(単芯)4本
 


外側ロータがで中側がステータとなります。
つまり、中芯が動かなくて、外側の接点がモータで回転させることになります。

タミヤFA-130(No70110) モータへ変更

接点間に接触防止のタイラップを入れて内側で止めています

スリップリングに制御回路を接続しました。
見事に動作いたしました!
スリップリングに一部接触不良があり、ステンレス鋼線を取り替えしましたが、それ以外はノートラブルです。

上下方向へのカメラ動作は、ミニモーターのクランク動作でカメラ底側から押し上げる形になります。

接点部分出来上がり

★スリップリングの作成
 スリップリングは電気接点を回転させて、ケーブルがよじれないようにできます。
 市販品もありますが、少し特殊な部類になり高価です。そこで自作いたしました。
 大電流を流すこともないので、これで十分動作しています。

2.4rpmと低速回転し、カメラ動画撮影にはちょうどよい速度と思います。


12V/3V変換レギュレータはLM338を使用しています。電圧が自由に調整できて大変使いよいです。

モータに接続して500mA程度流しますと、変換電圧差もあり、かなりの熱が放出されますので、放熱器が必要です。

FA-130モータは500mA程度流れていると思います。