★材料
 ・自転車用ワイヤー 2本(100円ショップ)
  →アウターのみ使用
 ・ステンレスワイヤー 1.2mm 4mぐらい
 ・ラチェット 2個
 ・ロングナット(ステンレスがなければ鉄)
 ・アルミ板 3mm厚
 ・ステン蝶番
 ・小型滑車
   など

制御板(アルミ板)は以前からミニボートで使用していたものをそのまま使います。
制御板は船外機スタビライザーに蝶番で接続しており、上下に可動します。
減速する場合は制御板棒を引っ張って下に降ろし、減速制御します。

船外機補機(5馬力)の
減速装置・リモコン作成

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ラチェットを2個使用し、同じナットの軸上に噛ませて
片方が反対の爪で固定されるため制御側のラチェットの爪で細かく制御が可能です。
ロングナットは特にきつく固定する必要はありません。
アルミアングル材にボルトで固定しています。

また反対側のラチェット制御も利用でき一石二鳥となります。今のところ制御は片方のみです。


鯛釣りの流し釣りでは風向きに立ててと潮に乗せるため、どうしても微力の推進力が必要です。
船外機主機50馬力での最低速では速すぎてしまうため、頻繁なクラッチ操作が必要で、燃費も考え
補機を使うのですが5馬力でも速すぎる場合があります。そこで以前からミニボートで使用していた
減速装置をリモコン仕様に改良し取り付けてみました。

作成上のポイント

遠隔リモコン部分

船外機部分

減速する場合はラチェットの爪を起し、少しづつ引っ張ります。離すとそこでもう一方のラチェットで固定されます。
緩める場合は爪を反対にしますと解除されます。

★今のところ制御板を降ろす制御だけですが、流し釣りでは充分です。解除した場合、制御板は
 水圧にまかせて自由に上下するようにしており前進時は問題ありません。後進時は制御板を
 引き寄せてしまいますので、やはり上に揚げる制御ワイヤーを追加する必要があります。
★ラチェットの爪が小さいため、制御解除ではロックが外しづらい。

使用してみて・問題点など

★減速装置をラチェット2本を使いリモコン仕様としました。
★リモコンは自転車用ワイヤー(アウター部分のみ)を流用しました。インナーはステンレスワイヤーに
 替えました。
★格安にリモコン化できた。

リモコンを組み立てたところ

自転車用ワイヤーとラチェット、ロングナット

船外機プロペラ部分の制御板

リモコンはワイヤー固定部分を同一木板上に載せているため船体に固定せずに使用できますが、やはりキャビンから制御できるのが良いので、キャビンの扉に取り付けました。
直接扉に力が加わりませんので、特に問題はないと思います。