20フィート船での表差し舵となると少し大きくなり、自作では強度的にかなり難しいと考えていましたが、
今まで使用してみて強風と波のなかでも耐えており、思っていたよりしっかりしています。
正面より舵を下ろした状態
船体上部より舵を下ろした状態
舵を格納した状態
★材料
ステンパイプ:Φ32mm
パイプ継手:Φ32mm用
2×4材
合板
アルミ材
★表差し舵の使い方をイラスト化しましたのでご覧ください
■舵が木製のため浮力があり、大きい舵だと使用時に浮き上がることがある。
よく使われるプラステックのまな板に取り替えてもよい。
■材料の固定にビス、ナット、接着剤で固定しているが、やはり緩みがあり、使用時に波の力
に押されて たわみが発生する。しかし今のところパイプが曲がったりすることもなく問題なく
使えている。⇒溶接できれば一番いい。
■パイプ継手の部分はステンではないことから錆びが発生します。錆びないように
グリースを塗るなど、メンテが必要です。
■使用しないときは、雨に濡らしたくないためポリエステルカバーで覆っています。
■舵を下ろしたまま、主機で微速前進しても問題なく舵が耐えており、急な方向転換をしなければ大丈夫です。
使用してみて・問題点など
◎船上で船先に出なくても、手前から操作できるので、安全です。
◎完全に船上に回収できるので、走行中落下の危険性がない。
◎舵は木材(合板)で軽く、舵の上げ下ろしが楽です。木材の防水(ペンキ等)は必要です。
良い点
★高速で移動したり、使用しないときは表差し舵を船上にたたみ、海に落ちないようにする
★表差し舵を海中に入れたままでも、遅い速度で移動可能とする。
⇒舵の形状は前進時に大きな力が軸にかからないように、前部を軸に取り付けています。
★全てホームセンタで揃う材料を使う。
作成上のポイント
★寸法
舵:W700×H350×D20
全体図