船外機補機(5馬力)のリモコン制御へ変更

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船外機補機は今まで手動式のため、エクステンションバーやクラッチ制御が遠隔でできませんでした。
流し釣りでは、補機を主に使うためどうしてもキャビンからの遠隔制御が必要でした。
今回、リモコン化がうまくいきましたので紹介します。かなり自己流でやっていますので、真似されても
一切責任はもちません。参考程度でみてください。

アフター

ビフォー

リモコン設置場所はキャビン上で入口全面の右端に
設置いたします。アクリルカバーは取り除き、木板に
取り替えました。

金具は上部側と右側しかボルトで固定できませんが、
リモコン操作の重心が右側に寄っているため、問題なく
リモコン操作できます。

トーハツ純正トップマウント型リモコン

ワイヤー(約5.8m)

改良

船外機側エンジンOFFケーブルと接続

リモコン側のSWとエンジンOFF用ケーブル
を接続

このように補機を上げてもワイヤー部分は回転により
ほとんど影響を受けません。

作成上のポイント

★まずトップマウント型リモコンとワイヤーを入手します。
 いづれもオークションで格安に手にはいりました。かなり美品でした。

★変更点
 キャビン上にトップマウント型のリモコン制御器を設置し、
補機のクラッチとエクステンションをワイヤーにより制御
できるようにしました。
左側にあるのが補機用リモコンで右側が主機リモコンです。

後からアクリル板でカバー
しました。

使用してみて・問題点など

★リモコン設置スペースが少ないため、トップマウント型を選択しました。
★船外機前面のスペースがないためワイヤーはフリーになるようにする。


★リモコン設置のため、アルミ板で金具を作成しキャビン上に固定します。


★今のところうまく動作しており問題ないと思います。
★アルミ材を使っていますので、オイルを散布していますがサビが心配です。
 変換バーの保護カバーなども必要かもしれません。
★補機はほとんどこれにより遠隔操作できるようになりますが、エンジンOFFはできてもONはできません。
 これはあきらめています。これからも引っ張ります。


★次にワイヤーをキャビンより船体後部の補機まで通すため、船体に穴を開けました。

穴を開ける前にFRPの粉が飛び散らないよう買い物袋とガムテープで
養生します。
ドリルの先に木工用ホルソーを付けて開けましたが、十分問題なく綺麗
に開けることができました。口径は40mmぐらいです。ワイヤーと穴の
保護のため出口に配管用金具をつけました。
ワイヤーを通したあと補機に接続後位置を決めたら、出口をパテで
密閉します。

★ワイヤーと補機のクラッチを接続します。

クラッチはPULL型で手前が前進、真ん中が中立、
後ろ側で後進となり、リモコンとのスライド長(75mm)
も合い問題なく接続できました。

リモコン側(奥側のワイヤーがクラッチ用、手前が
スロットル用)

★ワイヤーと補機のエクステンションスロットルを接続します

◆しかしここで問題発生!エクステンションのコントロール
位置が前あり、この状態で接続できても補機を上げたとき、
前方に船体とのスペースがなく、かなりワイヤーが曲がる
(R=200mm限度)ことやワイヤースリーブ部分に影響が
あり、設置が無理だということが判明しました。

◎問題対処方法としては、エクステンションのコントロール位置を変更し、フリーとなるように
工夫しました。

スロットルワイヤーを左側から出してワイヤーを船外機に
固定することなく、回転できるようにしました。
また、船外機スロットルストロークが35mmのため、
リモコンのスライドストローク75mmと合わせるため
変換バーを作成し、取り付けました。変換バーは支点長を
変えることで可能になります。