船外機補機は今まで手動式のため、エクステンションバーやクラッチ制御が遠隔でできませんでした。
流し釣りでは、補機を主に使うためどうしてもキャビンからの遠隔制御が必要でした。
今回、リモコン化がうまくいきましたので紹介します。かなり自己流でやっていますので、真似されても
一切責任はもちません。参考程度でみてください。
アフター
ビフォー
リモコン設置場所はキャビン上で入口全面の右端に
設置いたします。アクリルカバーは取り除き、木板に
取り替えました。
金具は上部側と右側しかボルトで固定できませんが、
リモコン操作の重心が右側に寄っているため、問題なく
リモコン操作できます。
トーハツ純正トップマウント型リモコン
ワイヤー(約5.8m)
船外機側エンジンOFFケーブルと接続
リモコン側のSWとエンジンOFF用ケーブル
を接続
作成上のポイント
★まずトップマウント型リモコンとワイヤーを入手します。
いづれもオークションで格安に手にはいりました。かなり美品でした。
後からアクリル板でカバー
しました。
使用してみて・問題点など
★リモコン設置スペースが少ないため、トップマウント型を選択しました。
★船外機前面のスペースがないためワイヤーはフリーになるようにする。
★リモコン設置のため、アルミ板で金具を作成しキャビン上に固定します。
★今のところうまく動作しており問題ないと思います。
★アルミ材を使っていますので、オイルを散布していますがサビが心配です。
変換バーの保護カバーなども必要かもしれません。
★補機はほとんどこれにより遠隔操作できるようになりますが、エンジンOFFはできてもONはできません。
これはあきらめています。これからも引っ張ります。
★次にワイヤーをキャビンより船体後部の補機まで通すため、船体に穴を開けました。
クラッチはPULL型で手前が前進、真ん中が中立、
後ろ側で後進となり、リモコンとのスライド長(75mm)
も合い問題なく接続できました。
リモコン側(奥側のワイヤーがクラッチ用、手前が
スロットル用)
★ワイヤーと補機のエクステンションスロットルを接続します。
◆しかしここで問題発生!エクステンションのコントロール
位置が前あり、この状態で接続できても補機を上げたとき、
前方に船体とのスペースがなく、かなりワイヤーが曲がる
(R=200mm限度)ことやワイヤースリーブ部分に影響が
あり、設置が無理だということが判明しました。
◎問題対処方法としては、エクステンションのコントロール位置を変更し、フリーとなるように
工夫しました。