船外機補機(トーハツ5馬力)の
インペラ交換
船外機右側面のゴムカバーを除けると、クラッチを接続するボルトが現れます。この10mmのボルトでエンジン側とギア側のカムロッドを挟み込んでつないでいます。
少し緩めてギア側のカムロッドが抜けるぐらいで、完全に緩めてしまわないようにします。
写真はクラッチがニュートラルで、少し位置が上になります。バックの位置が作業しやすいかもしれません。
元に戻すとき、クラッチ位置を同じに合わせないといけませんので、記憶しておきます。
海水が通る部分さすがに汚れており、塩の結晶が溜っていましたので取り除き
上面をヤスリでキレイに磨きました。
ドライブシャフトの時計廻り(上から見て)に癖がついています。
初めてのインペラ交換でしたが、思ったより簡単に交換でき、今後のメンテナンスに自信ができました。
日頃の使用後の水洗いなどのメンテナンスの重要性が良くわかりました。
ボルトはサビもなく綺麗でしたが、入れるときには
グリースを着けて締めています。
インペラをケースに入れるとき、ケースの直径よりインペラの羽根の長さが長いため、少し折り込んで入れますが、折り込む方向は、旧のインペラと同じ方向にします。
ポンプカバーを除けたとき、インペラの写真を撮っておくと良いです。
新しいインペラを交換したら、ガスケット、ポンプカバーを付けて、4本のボルトで固定すれば完成です。
ポンプケースロア部分です。
ポンプケースアッパーが難なく外れました。
自作したロアーユニット固定台に載せたところです。
足を開くことにより、ボデイーを挟み込み安定します。
固定台がないと作業性が悪く、傷をつけたりしますのでこれからも重宝しそうです。
詳しくは別ページに紹介しています。
ロアーユニット全体です。
まずは、船外機の下部ロアーユニットの2本のボルト(10mm、13mm)を緩めると、ロアーユニットが外れます。
プラステックハンマーで叩くことなく簡単に外れました。
スクリューはあらかじめ外しております。
丸印の部分に水流調整用の針がついておりました。
折らないよう注意します。
ボルトを入れて完成です。
光っているのがライナーで全く綺麗でまだ使えそうですが、取り替えます。
インペラが見えました。まだ綺麗です。
ポンプケースのネジ4本を緩めてカバーを外します
ガイドプレートとガスケットがポンプケース(ロア)
側に固着しており、スクレイパーを使い剥がしました。
船外機補機(トーハツ5馬力)は、既に10年近く使用しており、まだ一度もインペラ交換しておりません。
今でも冷却水は十分に出ており、問題はありませんがインペラはゴムであり経年劣化がありますので、
今回変えることに挑戦いたしました。
ロアーユニットです。
思ったより綺麗で、少し煤が付着していますが、塩水による腐食はありません。
日頃のメンテ(使用後の水洗い)を欠かしたことは一度もなかったのが良かったのでしょう。
ポンプケースの穴はゴムでできており、エンジン側から伸びているパイプ刺さるようになっています。
右側のバーのカムロッドでギアのクラッチに接続しています。
ガスケットもガイドプレートも綺麗でしたが
交換します。
ポンプケースアッパーを外したところです。
ロアーユニットを外しましたが、ドライブシャフトが長く、下の地面のスペースがなく抜けません。
船外機をチルトアップして抜け出せました。
あらかじめチルトアップしておけば良かったです。