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ヤイユーカラパーク VOL41 2002.07.25
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2002 春のキャンプ その2

稚咲内のキャンプはお天気がいい……この伝統は、今回も守られました。これ以上は望むべくもない上天気のなか、2台の車を連ねてご機嫌のドライブで稚咲内へ向います。途中、手塩河畔でハマボウフウ摘みの予行演習をおこなったせいもあり、我々の到着が最後で、大人15人、子ども1人の全員が稚咲内生活館に揃いました。

さっそく入ったいつもの沢は、やはりヤチブキとミズバショウの花の盛りは終わっていました。サロベツ原野の春も、今年は早かったようです。それでも刺繍グループ数人は、残っている花の傍らに持参した刺繍作品を広げ、盛んにシャッターを押しています。平島作品を超える作品が撮れるでしょうか……?

浜へ出てボウフウを採ります。初めての人たちも、要領が分ってくると面白いように見つかるボウフウを追いかけて夢中になりました。それにしても、年々浜の様子が変わってきています。砂浜が狭くなってきたこの浜に、やがてはボウフウが生息するスペースがなくなってしまうのかも知れません。

生活館に戻り山菜の始末をしてから、温泉組は豊富温泉へ。すっかりスベスベお肌になって戻ると、夕食の支度が出来あがっていました。ホッキ、マス、カスベの料理と山菜。……何の説明も要らないでしょう……。


翌日は、豊富市街から来ていただいた佐藤さんに原野のポイントを教えてもらいました。やはり好時機は過ぎていましたが、代わりによく伸びたみずみずしいフキを収穫しました。さらに、教えられた“ワラビ”畑で大量のワラビとゼンマイを収穫することもできました。

昼食に“マスの炊き込みご飯”を食べ、掃除を済ませ、それぞれが分けてもらったホッキをクーラーに納め、稚咲内をあとにしました。田中さんご夫婦と原野の案内をしてくれた佐藤さん、いつもながら有難うございました。来年もよろしく……!

稚咲内 キャンプに参加して

伊藤 信和(札幌・章月Gホテル)

私は、今回これが二度目なのですが、非常に2日間楽しく山菜を採れましたし、いろいろ勉強になりました。定山渓にないものや、変わったものがあり、楽しかったです。夕方には、皆様の手作りの夕食がとてもおいしく食べれたし、ビールも普段よりおいしかったです。なによりも、こういう機会を設けてくださった方々に感謝します。

このキャンプは、山菜を採ることよりも、知らない人との交流が一番の勉強になりました。最初は、どういった方々がくるか不安だったし、たった2日間で皆様とうまくコミニュケーションがとれるのか心配でした。たぶん2日間という間では、うまく交流がとれなかったのではと、自分では思っています。

この2日間、とてもお世話になりました。また次回くる時もお願いします。

高田 卓朗(札幌・章月Gホテル)

私は今回このキャンプで、いろいろ勉強させてもらいました。

これまで私が自分で採集したことのなかった山菜を採集できたことや、今まで山菜を採集しに行く時は、山の中、それも車が通れないような山道を何キロも歩いて行くような所にある山菜しか採集したことがありませんでした。ところが今回のキャンプでは、車から降りて100メートルも歩けばそこらじゅう山菜だらけでビックリしました。こんなに楽して山菜を採って良いのかと思った位です。

又、初日の夕食時からの初対面の人達との交流も楽しく、夜遅くまで話し込んでしまいました。

このような企画があった時には、又参加したいと思います。

武安 真規子(札幌)

昨年に引き続き、2度目の参加になりました。一度参加すると、もうやみつきになる程魅力のあるキャンプだからです。

今年は初めて豊富温泉にも入り、ゆったりと過させて頂きました。夕食のホッキとマスのフライも熱々で、とってもおいしかったです。

山菜の収穫はと言いますと、ハマボウフウが思いがけなく大量にとれ、帰ってから頂くのが楽しみです。

早起きして港へ散歩したとき、海のむこうに見えた利尻富士が壮大で心に残りました。

またたくさんの元気を頂いた、楽しい2日間でした。

平野 くみ子(札幌)

今回で2回目の参加でしたが、楽しい2日間でした。

今年は気温が高く、楽しみにしていたヤチブキの花が終わっていたのが残念でした。

山菜がおいしくて、たくさんのおみやげが取れたのが良かったです。

お天気が良く、最高でした。

平島 邦生(札幌)

好天に恵まれた二日間。

雪におおわれた利尻岳は、まるで海に浮かぶお城のよう。

春というより、夏のはじまり。ダイナミックな季節の移ろいを楽しむ。

ハマボウフウ、キトピロ、シャク、ユキザサ、ワラビ、ゼンマイ、フキ、コゴミ。山菜ではないけれど、オオバナノエンレイソウの群生が素晴らしい姿を見せてくれる。