平田 篤史(横浜市)
タンパカ ヘルクワンノ シネ ユク ネヤッカ
アウク クス. ユカッテカムイ. シリコロカムイ
カムイ ウタラ ソンノ ク ヤイライケ
セコロ ク ヤイヌ.
宮嶋 努(札幌市)
鹿狩りを初めて体験しました。
追いかけまわっている時は、時間がたつにつれ、本当に捕まえられるのかという不安にかられましたが、捕獲の時は一瞬にして訪れました。
あっという間の出来事で、その後の解体は、肉を取り出してゆく感じで手際よく行なわれてゆきました。何となく人類の歴史を感じました。
捕まえるところから、食べるまでの一連のプロセスを通じ、何かうまく言葉では言い表せませんが、生きてるって感じがしました。普段から、肉がパワーの素と、特別な物として考えていたせいかもしれません。また、獲物を追いまわしている事から、男性の本能が目覚めてきていたからなのかもしれません。
とにかく、機会あって貴重な体験をする事が出来た事、感謝しております。この度はありがとうございました。していた。
宮嶋 文絵(札幌市)
私が普段肉を食べるのと引換えに、その肉となった動物の命をもらっています。でも、私は直接動物を殺して解体したことがありませんので、その動物がどのように殺されて食用になるのかの過程がわかりません。
やっぱり肉を食べて生きているからには、そういう普段は誰かがやってくれている部分を知っておかないといけない気がしてきて、この鹿狩りに参加しました。
実際には私が温泉につかっている時に鹿が獲れましたので、解体の様子を見ることはできませんでしたが、肉の筋をとったり膜をはがしたりはすることができました。
それから、普段は絶対食べない生レバーや心臓まで食べました。鹿肉は、思ったより臭みがなく、焼肉やロースのユッケもおいしかったし、何より心臓がおいしかったです。
今回の鹿はメスで、お腹に赤ちゃんがいたとのことですが、そのことも含めて、たくさんの命をもらって私は生きているのだと強く感じました。多数の犠牲の上に自分の生活は成り立っているということを忘れずに、食物を粗末にしないで、感謝して生きていこうと思います。
村上 健司(千葉県・柏市)
7年連続7目。今年も無事参加し、鹿を食べることができました。今回は2目午前中に一頭も獲れず、久し振りに鹿肉のない鹿狩りになるかと危惧されましたが、山下さん達の狩続行組のおかげで、無事一頭を確保し、様々な鹿肉料理を楽しむことができました。鹿以外の料理も毎年おいしく、年に一度の楽しみになっています。ありがとうございました。
閑話休題。丁度鹿狩りの直前、戦争が始まってしまいました。戦争直前まで、あれだけの反戦のうねりが世界中をかけめぐったのは、本当に久し振りのことであったにもかかわらず、いとも簡単に開戦の火ぶたは切られてしまいました。
直前の反戦デモには、普段平和運動や環境問題にはあまり関心のない人達も多く参加していたようで、私の三線仲間も何人か出ていました。素直に「戦争は嫌だ」という気持ちを表現する人が増えてきたことは、そのこと自体とても良いことだと思います。
しかし、同時に無力感を覚えることも確かです。私は、どうしても職業柄、お金との関連で物事をとらえるくせがあります。そういった視点で、この戦争をとらえ直すと、どうなるでしょうか。
戦争の当事国であるアメリカ合衆国は、双子の赤字と言われるように、貿易赤字とともに国家財政も(日本ほどではありませんが)火の車です。しかしながら、戦争には巨額のお金がかかります。その戦費をどこから調達しているのか、それが重要な問題です。なぜなら、その元を断ち切ることで、やりたくても戦争ができなくなる可能性があるからです。
国の赤字を補てんする方法は、国債を発行することです。米国債といわれると、あまり身近ではなく、私には関係ないと思う人も多いかもしれませんが、日本国内が運用難と言われる中、日本からは巨額のお金がアメリカへと流れています。その元となるお金は、私たちが銀行に預けているお金であったり、保険会社に払っている保険料であったりする訳です。そういったお金は、いわば死んだお金であり、使い方をすべて預け先にまかせてしまうことになるのです。ですから、銀行のディスクロジャー誌等に目を通し、米国債を保有しているようなら、売るように要求し、断られたら口座を解約するといった方法は有効であると思います。だって、戦争は反対だけど一方で戦費を提供しているなんて、盗人に追い銭みたいなもんでしょう。
そもそも、ものを買ったり、お金を預けたりという行為は、投票行動です。平等に一人一票ではありませんが、票の少ない人でも多くの人が行動すれば、影響を及ぼすことができるでしょう。マクドナルドやコカ・コーラ社、P&G社はブッシュ政権に貢金をしています。買わないことは誰にでもできることです。
ブッシュ自身が9.11「100のトマホークで、10ドルのテントを吹き飛ばす意味があるか?」と言っていたアフガンに続き、ほとんど冗談のような理由で始まった今回の戦争について、以上私が考えたことです。鹿とは関係がなくてスミマセン。
平島 邦生(札幌)
阿寒に近づいても鹿の姿を見かけない。翌日いつもの場所に入っても鹿の気配が感じられない。例年より随分と奥まで歩いた。場所を変えて午後も歩き回ったがやはり姿が無い。「今夜はジンギスカンか」と冗談を言いながらも、責任感の強いハンター山下さんはさらに奥まで行くと言う。ボランティア三人を残して残りは温泉に!
四時ごろ、林道の雪の上に熊の親子の新しい足跡を発見。さらに二十分後、急に車を降りた山下さんがすばやく一発撃つ。斜面に鹿が横とびに跳ねたのが見えた。今年ほど、カムイノミに祀られた一頭の鹿がいとおしく思えたことはない。
山本 倫子(札幌市)
鹿おいしかったです。食料を手に入れることがこんなにも難しいとは……。昔の人はたいへんだったんですね。その分夕食が、とてもおいしく感じました。
今回「鹿追いキャンプ」に参加すると、周りの知人に自慢して回っていました。皆、本心かはわかりませんが、「いいな」というのがほとんど。今度は、他の人も誘って参加します。
『ヤイユーカラの森』ばんざーい。
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