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2003.06.21 |
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今回の稚咲内キャンプで特筆すべきこと……道に迷いまくったこと!
往路、手塩から豊富へ抜ける新しいバイパスに惑わされ、思わぬ回り道。2日目の“沢探し”に、同じような農道を入ったり出たりのくり返し。「去年ワラビを大収穫した河原に行こう」と走り回って、結局辿りつけなかった……。いやはや、参りました。人の記憶なんて、大したもんじゃあありません。
それでも全11名、ハマボウフウにはじまってキトピロやヤチブキ、エゾカンゾウなどをたっぷり収穫し、腹いっぱい食べることができました。捕れたてのホッキもおいしかったし、差し入れてもらったカスベも美味でした。
天気に恵まれた2日間、春霞のなかに浮かぶ利尻岳を眺めながら、浜辺でバーベキューも楽しみました――浜風に負けずに焼肉を確保し、オニギリを口にする人びとが、どの程度利尻岳に目をやっていたかは疑問でしたが……。
10年ぶりに東京から戻った越田さんは、週続けてのキャンプ参加でした。久々の北海道の春を満喫してもらえたでしょうか? そして、いつもながら田中さんご夫婦にはお世話になりました。有難うございました。
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越田 清和(札幌)
――二週続けて山菜採りに参加しました――
日高での山菜採りに続けて稚咲内(ワッカ・サク・ナイ)での山菜採りにも行きました。何しろ、知っている山菜は、日高で採ったシャクと行者ニンニク、コゴミしかないので、いきおいそればかり採ることになりました。まあ、こうやって少しずつ覚えていくしかないのでしょうね。
稚咲内は、前から行きたかった所の一つでした。樺太から引き揚げてきたアイヌの人たちが住むようになった土地がどんなところかを知りたかったというのが、大きな理由です。何しろワッカ・サク・ナイ(飲み水が・ない・川)という場所に住むのだから、いかに大変な思いをしたことか。それを実感できるはずはないが、ほんのすこしでも何かを実感したいなあ、という気持ちがありました。とはいっても、行ってみると目の前に見える利尻岳やサロベツ原野の景観にばかり心惹かれていました。機会があれば、今度は冬に行ってみたいなあ。
もう一つの理由は、東京に住む知人の先祖(といっても祖父の代らしい)が豊富で油田開発をし失敗したという話を聞き、そのことが少しでも分かるかなあと期待していたということでした。これもすごい話で、今から100年ほど前に本州の投資家が、どうしてここまで来て油田開発をしようとしたのか。本州の一部(おそらくは関西と東京周辺)で資本主義が確立し始めた頃に行なわれようとした植民地経営について調べられるかなと思ったのでした。
二つとも宿題として残ってしまったので、来年の山菜採りにも参加して、宿題を調べようと思ってます。
さて、山菜採りと食事、参加した人たちとのおしゃべり、は、いうまでもなく楽しいものでした。
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四野宮 さゆり(札幌)
自然に逆らう怠惰な毎日を送っている私にも
春は変わらずやってくる。
自然はいつもそのままで
私の狂ったリズムを調教してくれる。
おいしい恵みを分けてくれる。
ありがとう。ありがとう。
ひとりではもう自然に戻れない情けない私を
いざなってくれる、ヤイユーカラの森ありがとう。
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武安 真規子(札幌)
3年連続の参加になりました。
春になると、もうこのキャンプが楽しみでたまらなくなっていますまさに、この季節でなければ味わうことができない旬の味覚、旬の季節をたんのうする、絶好のチャンスだからです。
今年は鹿肉料理も加わり、一層ぜいたくな食卓になりました。
豊富温泉につかりツルツルの美肌も手に入れ、楽しい語らいの時をすごし、1泊2日にもかかわらず、身も心も確実に増量して帰って来ることができました。
皆さん、本当にどうもありがとうございました。
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平島 邦生(札幌)
鹿狩りでも同じなのだが、「森」の行事に参加すると、どうしてこんなに美味しい食事ができるのかと思う……。私の知る限り、どんなに一流と言われるレストランでも、これほど心と身体が喜ぶ食事を体験することはない。ここには、私が「親父料理術」でテーマにしようとしている「食の基本」がすべて含まれている。ここでは、自分が食べているものをはっきりと理解できる。ここでは、毎日なんの不自由を感じることもなく飯を食っている私が、みずから失ってきたものを、笑顔のうちに取り戻すことができる。
参加できなかった人も、料理特集(?)の写真を味わってください。
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魚津 友貴子(札幌)
今回、ヤイ・ユーカラの森の事業に初めて参加させて頂きました。山菜採り前日に計良さんにナンパされたことが行くきっかけとなりました。智子さんに『ナンパする方もする方だけど、ノコノコついて来る方も来る方だよね…』と言われてしまいましたが…。ナンパされて良かった!(笑)
1泊2日の山菜採りは凄く楽しかったです。ボウフラもピトキロも、鹿肉もホッキ貝もとても美味しかったし、山菜を採る時はみんな物凄い真剣で、夢中になってしまった。自分で採った山菜を見て悦に浸ったり……智子さんの山菜を見て敗北感を覚えたり……。普段大人数で山菜を採りに行くことが無いので、面白かった!!!
そして、周りの空気がとても心地良かった。ビルもコンビニも無いけれど、大地も空も広くて、木々も生き生きしていたから、ただ単純に「嬉しいな」って思った。時間がゆっくり流れている空間があることが嬉しいな、と感じた。日常生活の忙しさで忘れてしまうから、思い出すことが出来て良かった。
今回計良さんのご好意で参加させて頂いたのですが、智子さんの刺繍教室のステキなお姉さま達や、ヤイ・ユーカラを作っているダンディなお兄さま方と一緒に同じ時間を共有出来て本当に良かった。いろいろなこと感じました。ありがとうございます!!
そして計良さん!智子さん!! 甘えてしまってすみません……まだまだ張り付いていくので宜しくお願いします。また来年も行きたいな☆
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