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  -Diary-  ('01年6月-’02年3月)

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   2002年 3月21日(木)

 ・LOTR(ロードオブザリング)グッズ

 今、私の尊敬する(お友達といっていいかな?)同人作家さんのページ、、Sirverariumさんに、指輪物語関連の掲示板が開設された。私もずうずうしく、お邪魔させてもらっているが、そこで、”ロードオブザリングのおまけつきお菓子”の話題があった。これはアニメなどが大はやりした時に良く発売になるものだ。エヴァンゲリオンが流行った時は、ポテチについていたので、食べもしないポテチを何袋も買って、ポテチだけを捨てると言う、環境に厳しいことをしていたものだ。
今回も、いろいろと出ていて、ポテチ(但し成形済みのもの)、チョコ、ポテチ×2とカレーせんべいのセット、チョコとキャンデーの詰め合わせと言う面々。
 このチョコレートとキャンデーの詰め合わせには、おまけのCD-ROMがついていて、これが映画のメイキングストーリーっぽいものも入ってて、なかなかよい。これについて、Silverariumに新設された指輪物語専用掲示板に、オーナーさんが”CD-ROM付きがある筈なのに見つけられない〜”と嘆いていらっしゃったので、”コンビニ(サンクス)にありましたよ”と教えてあげたら、無事ゲットされた模様でよかったよかった。
このうち、チョコにはカードが付いていて、私的にはこれがいちばん良い。合計、これまでに4つ買っちゃった(馬鹿)。カードは、アルウェンとホビット達、そしてボロミア(当た〜り〜(どどーん)(おい・・・))。(いえ、私、先にも書いたけど、ボロミア好きで。)ついでに今朝、買った奴はややはずれで、モリアのオーク。馬鹿やってます。ポテチとポテチセットには大小のシールが入ってて、大きいほう(セットに入ってた方)はモルドールの皆さん、小さい方はガンダルフ、レゴラス、フロド、アルウェンのアメコミ風シールでややはずれ。
 あ、それと、ユザワヤのグッズ売り場(フィギュアがだんだん少なくなってきてる)に新顔登場。キーホルダーと、同じような商品(何なんだか良く判らない)で、アラゴルン、フロド、アルウェン(だったかガンダルフだったか)がついている。でも、ボロミアはなし。口惜しいんで、そこに売ってるもので唯一、ボロミアの入ってたシールセット(200円也)を買ってしまった。
やっぱり馬鹿だ・・・
 
ブルボンのLOTR関連のお菓子とおまけ。
左上からチョコとキャンディーの詰め合わせ(袋)とその箱、袋の下はCD-ROM。その右がポテトチップ。その右3つ重なってるのがチョコ。その右がポテチ×2とカレーせんべいのセット。
下、左から、ポテチセットの付録シール、ポテチの付録シール、ポテチセットの付録シールの外袋、右下3つはチョコについてたカード(右から、ボロミア(嬉)、アルウェン、ホビット4人)。

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   2002年 3月11日(月)

 ・小さな喜び

 これ書いてるの、11日と言うより、12日の深夜(午前)なんだけど・・・
夜中に目が覚めて、昨日会社で偶然見つけた、yahooの指輪物語特集ページをちんたら(嵌まって)見てて(しかも、Parkcityでの接続でなくて、ノートパソコンから繋げる、電話回線を使う(臨時用にアドレスを温存している)ぷららの方ので)、飽きたんでやめてノートパソコンでゲーム(ソリティア)をやってた。指輪物語の特集を見てたときに、プロモ映像を(プラグインかなにかで)見れるとか言うんで(結局なんかの不具合でみれなかったが)、珍しく音声をオンにしてた。で、ソリティアやってて、クリックの操作が早くって、不正操作っていうか、普通警告音が出るようなことをしちゃってたら・・・
”ブザマね”
と、リツコさんの声で怒られてしまいました〜。
そう、私のノートパソ(ちなみにThinkPad)の警告音、終了音、開始音などは、全部リツコさんヴォイスになっているんですね〜。で、警告音が”ブザマね。”
わーい、怒られちゃった、怒られちゃった、リツコ様に怒られちゃった、嬉し〜。(マゾか>私)
・・・と、オタッキーな喜び方をする、マニアな私がいたのでした〜。
ちゃんちゃん。
(最近、この終わり方が多いなぁ・・・)

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   2002年 3月10日(日)

 ・ロード・オブ・ザ・リング 再び

 先日、下に書いたロードオブザリングの先行オールナイト上映を見に行き、鑑賞記をこのHPにアップした。
でも、そこにも書いたが、やっぱり1回見ただけでは物足りなくて、今日、もう一回見てきてしまった。
今回行ったのは、最寄りの吉○寺の映画館(セントラル)だ。ここは、午後の2回の上映に、整理券を配るほど大入りしているらしい。(他のところもそうなのだろうけど。)11時から配るというので、その時間に行って、整理券だけゲット(2:30の回の)してきて、時間になってから行った。(と言っても、1時55分までに行かないといけないので、ちょっと気ぜわしいと言うか、めんどくさかったが。まあでも、座って見れたのだからいいか、という感じか。)
ちなみに、この映画館、土曜の夜はオールナイトをやっていて、夜9:30と1:00。こちらには、整理券はない。また、11:00の回(朝の)というのもあって、これも整理券なし。但し、他の時間は字幕スーパーだが、この回は吹き替え版ということらしい。
 で、もう一回行って来た。やっぱりいい。ボロミアと、アラゴルンのいろいろな会話や、ボロミアの最期(とその時のアラゴルンとの会話)に、やっぱり涙してしまった。そう言えば、ボロミアの最期は、ウルク=ハイの放った矢(クロスボウみたいなでかいの)が2本も体に刺さって、まるで弁慶の立ち往生である。まあ、私って、弁慶とか、そういう豪傑タイプの方が、(どちらかといえば)好みだけれど。
 それに、やっぱり2回目だと、こまごました描写が判って良かった。例えば、ボロミアがピピンとメリーに剣の稽古をつけるシーン。横でアラゴルンが笑ってたりする。
アルウェンとアラゴルンが夜逢っているシーン(妙な意味はない、あるわけがない)も、初めに見たときは”わざとらしい”と思ってしまったが、アルウェンの、“自分はあなたと生きるために有限の命を選ぶ”というセリフに、泣かされた。
大体において、初め見たとき驚いたシーンは、期待しすぎているせいか、いまいちそれほどでもないという印象。まあ、期待のしすぎなわけで、相当いいんだけどね。そして、いまいちだな、わざとらしいな、と思ったシーンは、結構いいなと思ったり。
 ボロミアとアラゴルンの会話もそう。ボロミアの最期のシーンなどで、アラゴルンのことを”我らの王”とか言ったりするのが、1回目では抵抗があったのだけど、2回目のときはそうでもなかった。というか、死に行くボロミアが、”これでゴンドールも終わりだ”と言ったのを、アラゴルンが”必ず都は守る、私達の種族の為に”と言う。それを受けて、ボロミアが喜び、”王””あなたの凱旋、入城する様を見たい”(じゃなかったかもだけど)とかという。何か、胸が熱くなる。いい。また、ボロミアが、アラゴルンにゴンドールのことを話す。”白い塔、見張りが叫ぶ。”王が帰られた!”・・・” なんかいい。とってもいい。ボロミアの一言一言が泣けてくる。
 あと、ロリエンで、皆がエルフの葉っぱのブローチを貰って着けているのだが、それが妙に目に付いた。もちろん、ボロミアも着けていたし、フロドも。何となく、欲しかったりする。(原作から想像してたイメージと違うんだけどね。これに関する話もなかったし。)グッズ(通販も可)の中にあったから、買っちゃうかも。
 グッズと言えば、帰りに映画館の正面のユザワヤに寄ってみたら、案の定、ロードオブザリングのグッズもあった。但し、量が少なくて、主にフィギュアがあっただけだった。見落としてたが、ボロミアのがあったら、買おうかしら、とも思う。(でも、ああいうフィギュアって、出来がいまいちなんだよね。)確か、ギムリとボロミア以外はあったような気がする。アルウェンとアスファロス(馬)とかも、オークとか黒の乗り手とかもあったり。サルーマンがあったりして、何で?って感じだった。ボロミア、探して買おうかな。グッズが欲しいけど、どうせろくにないだろうし。(実は、エルフの葉っぱがないかと思って行ったんだけど、なかった。やっぱ、通販かなぁ。
 グッズと言えば、やっぱりパンフに載っていたので、極めつけが”指輪のレプリカ”銀製、金メッキ、20000円也。私の尊敬するSilveriumさんの掲示板でも、これのことが話題になってて、”あれが欲しい”というお客さんのカキコに”指輪の僕(幽鬼)となりたいか”と、家主さんが応じていた。私も、中学の頃、指輪に嵌まってた頃に、”あの指輪ってシンプルで探せばありそうだし、手に入れて、しおりのヒモにつけておきたい!”などと夢想したことを思い出してしまい、懐かしかった。(今でも勿論欲しい。)
 あと、音楽が、優しくて邪魔にならず、場面にふさわしくていいな、と思った。そんなところかな。
あ、もひとつ大事なこと。”第二部(二つの塔)のプレミアムチケット”なるものが発売されているそうなので、つい、買ってしまった(馬鹿)。勿論、上映、来年(予定)です。期日も決まってません。ホント、馬鹿。でも、安いって言えば安い。で、これ、特製のケース(って言うか台紙、厚紙製)に入ってるんだけど、シールで封をしてあって、そのシールに指輪の絵が入ってるもんだから、思わず”絶対このシール、破れない〜 破りたくない〜”と、中のチケットを間から取り出してみたり、シールを切らないようにはがしたりしている自分がいた。(笑)
デジカメで、チケットと台紙を撮って見ました。下に掲載します。へへへ。てな感じで。ちゃんちゃん。
 
  チケットと台紙(外側)  台紙(内側)

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   2002年 2月23日(土)

 ・ロード・オブ・ザ・リング

 ひえー、4ヶ月も日記をサボってしまっている〜
こりゃ、もう日記というべきではないですねぇ。新年の初めにも書かなかったりしたしぃ。いくら気ぜわしいとはいえ。

 閑話休題。
今、巷では、指輪物語の話題がもちきりである。というほどのことでもないが、前前からファンの間で騒がれていた、例の実写版(映画)がこの3月の2日から公開なのだ。
 これは、私の最愛のファンタジー、私のバイブルである指輪物語の実写版だ。
ファンタジー、それも指輪物語を実写しようとは、なかなか大胆で恐れ入った、と、この話を聞いた時、最初に思った。高校だかの頃、指輪物語のアニメ版というのもあった(勿論映画)が、これも見に行かなかった。情報ははいろいろと手に入れていたし、まあまあではないかと思っていたが、どうも気が進まなかったからだ。ガラドリエルがまるでディズニーの描く美女(白雪姫とか)だったし。結局これは、原作と同じく3部作の予定で、日本に来たのは第一作だけだった。
 今度の実写は、私の尊敬する同人作家で、指輪物語を愛好しているSilverariumのオーナーさんも注目しているようだ。”ぶつぶつ文句を言いながらも見に行ってしまうだろう”と書いてられた。
私も、多分見に行ってしまうだろうし、役者さんたちも結構よさそうだが、どうも気が進まない。と言うのは、私は、指輪物語と言うのは映像化に最もそぐわないものだと思っているからだ。
 ”絵にも描けない美しさ”という表現がある。浦島太郎の童謡に出てくるフレーズでもある。私は、ファンタジーは大抵、”絵にも描けない”ものであるし、指輪物語はその最たるものだと思っている。
一体、”この世のものとも思えない美しさ”のエルフを、映像化することが出来るだろうか? また、そのエルフの中で一番美しい、明けの明星、ルシアンと並び賞されるアルウェンを。彼らはただ美しいだけではない。まあ、神のようとは言わないし、悪業に染まることも、愚かしい面もあるが、美しいだけではなく、精神と言うか存在が高貴なのだ。そんな存在を、一体、映像に出来るのだろうか?
しかも、実写で。人間の役者が演じて。
 まあ、この物語世界を愛するがゆえに、映像としてみてみたいと言うのはあると思う。だが、映像にしてしまうと、大切な何かが欠けてしまう気がしてならない。
原作を読んで、私は、エルフを、考え得る限り美しく高貴な存在として想像している訳だ。その想像にかなうような映像がありうるだろうか?また、今回は出て来ないが、この指輪物語の世界には、神に近い(神ではないが)ヴァラアルという存在がある。これは、神に近いだけ、エルフよりももっと現実を超越している。
そういう存在を、映像化出来るだろうか。
 或いは、話の随所にちりばめられた美しい言葉の数々。例えば。
”この世でもっとも美しく、もっともいとしき者、夕星王妃よ”
これは、指輪物語の主用登場人物の1人で、話の終盤でミナスティリスで正統の王位を回復して戴冠し、後、長年にわたって良い統治を行ったアラゴルンの、最晩年のセリフである。夕星王妃とはアルウェン、エルフで、エルロンドの娘である。(エルロンドは、この世界の太古(第一紀)の時代で最も名高いエルフと人間達(種族を越えて結ばれ、悪との戦いに大きな役割を持った者達)の、子孫(不死なので非常に近い血縁)である。エアレンディルとエルウィングの2人の息子のうちの1人(弟)。ちなみに、兄(エルロス)は人間として生き、アラゴルンの家系の始祖。)
統治の晩期、死期を悟り、廟所へと赴く決心を固めた時に、不死であったが、自分と結ばれる為に有限の命を選択した妻、アルウェンに、そのことを告げるときに、このように呼びかけた。
 アルウェンは、アラゴルンの死と共に、命の期限が見えて来る訳である。だから、覚悟しているとはいえ、彼の死は自分の死の宣告に等しい。それを思いやって、優しく呼びかけたのだと思う。
しかし、晩年(しかもこの家系は長寿なので、彼はこの時点で200歳を超えている)の老人がこのように妻によびかけるのだ。何て素敵な世界ではないか。
この言葉の粋(それは、翻訳の妙によるのかもしれないが)を、映画で表現出来るか。そう思ってしまうのだ。
(ちなみに、上記のセリフは、本文ではなく、追補編に出てくるものだ。)
でも、今回の映画の出来は、結構良さそうだ。だから、やっぱり見に行くと思う。
(ぶつぶつ言っといて、結論はそれである。やっぱり私は軟弱だ。(笑))

おまけ:
今週号(? 今発売の)のぴあに、これの特集があるようだったので、思わず買ってしまった。役者さんとかの一覧や、かなり詳しい解説があった。
で、思ったこと。
ガラドリエルの役者さんが良くない!
いや、きれいなのだけど、私のイメージと遠いのだ。清楚な感じではあるが、ガラドリエルは何となく、威厳のある美女のような気がして。
私は、ガラドリエルがアルウェンやエオウィン(今回のには出てこないが)より好きなのだ。エルフのランクとしては、アルウェンの方が上のようだが。
 他の役者さんは意外と可かな、とも思った。アルウェン、レゴラス、エルロンド。
まあ、こんなもんだろう、と言う感じで。レゴラスの人がいいな。
アルウェンは、原作より活躍するそうだが、何となく程々にして欲しい気もする。
あ、それと、これ、3月2日封切りだが、23日(土)に先行オールナイトがあるそうだ(今日じゃん)。最近、超忙しいが、スケジュールが可なら行ってみようかとも思う。
(行ったら、レポートをアップするかも。幻滅してなかったらだけど。)

もひとつおまけ:
ぴあや他の映画雑誌の特集を読んでいて、思ったこと。
ボロミアが結構重視されているようでいい。宣伝のポスターや車内広告の絵、あれの左側にいるのって、ボロミアじゃ無いだろうか。
ボロミアは、非常に人間くさいキャラである。ミナスティリスの執政の長男で、その故に名誉欲も、世界を守りたいという意志も強い。で、誘惑に負けて、フロドを追っかけて指輪を取ろうとする。でも逃げられて、その後で、ピピンとメリーがオークに襲われているのを助けようとして、死ぬ。つまり、正義漢なのだが、人間らしい欲もたっぷり持ち合わせていると言うキャラ。指輪物語の中では、私はこのキャラに惚れていると言っていい。
 あ、でも、これを書く為にいろいろ、メリーやピピンについてとか思い出していたら、また素敵なセリフを思い出してしまった。
彼らは結局、他の仲間たちに助け出されるのだが、その後、それぞれ人間の領主に仕えることになる。ピピンはボロミアの父、ミナスティリスの執政(デネソール)に、そしてメリーは草原の国の領主、セオデンに。
 このセオデンというのは、悪に寝返った魔法使いサルーマンの手下にたぶらかされて、正しい側への協力を躊躇していたのだが、指輪の仲間によって元通りになる。で、ミナスティリスの都へ応援の遠征軍を率いていくのだが、都の前で行われた激しい戦闘で命を落とす。メリーと、随行を禁じられながら男装して軍に加わってきていたエオウィン(姪)の目の前で。(ついでにいうと、メリーも随行を禁じられていて、エオウィンの荷物の中に隠れて連れていってもらっていた。)
 ここでエオウィンとメリーは、(メリーが不思議なめぐり合わせで持っていた特殊な力を持つ短剣のお蔭で)非常に手ごわい敵、黒の乗り手の首領(こいつがセオデンを倒した)を倒す。
で、エオウィンは気を失ってしまうのだが、メリーは辛うじて正気を保ち、セオデンを見送る訳である。その、彼らの会話。

セオデン
”元気でな、ホルビトラ君よ! 予の身体は砕けてしまった。予は先祖たちのところに行く。かれら偉大な父祖たちと一緒でも、予はもうわが身を恥じることはない。予は黒い蛇を打ち倒した。
陰惨な夜明け、そしてうれしい昼じゃ。やがて金色の夕暮れが訪れよう。”
メリー
”お許しください、殿よ。殿のお言い付けを破りながら、殿へのご奉公になしたことといえば、お別れに際して、ただ泣くほかない仕儀で。” 

特に、セオデンの最後のセリフが好きです。
(ちなみに、黒い蛇とは、冥王の軍勢の中の、蛮族の王の旗印のことです。
セオデンはこの軍団と戦って勝ち、その後黒の乗り手にやられた。あと、ホルビトラとは、草原の国の伝承でのホビットたちの呼び名です。)
それに、黒の乗り手を倒すと言うとほうもない手柄を立てながら、その直後、死にゆくセオデンの死を嘆き、心からの悲しみの言葉を言った(それしか思いつかなかった)メリーも好きです。
さあ、映画はどんなだろー。(ちょっと期待。)
劇評とかは結構(随分)いいらしいし。大宣伝してるし。アメリカじゃ、ベスト1にランクされっぱなしらしいし。
楽しみにしておこ〜。(オールナイト、行こうかなぁ。)

おまけ3:
性懲りもなく書きます。上に書いたいろいろなことを調べなおす為に、追補編を読み返していて改めて気付いたこと。
アラゴルンって、デネソール(ミナスティリスの執政、ボロミアの父)の1こ年下なだけだったりするんだ(1歳違い)。
そんで、セオデンより17歳年上。そーいえば、彼ってデネソールとセオデンの父親の許で武者修業してるし。
でもさー、判ってたけど、デネソールやセオデンって、指輪物語のメインストーリーの時点ですごい老人(人間としては。デネソールは87歳、セオデンは69歳)なんだよねー。アラゴルンって、それと同じくらい(というか、それ以上)の年。まあ、ヌメノール(エルロス、エルフの血を引く)の家系で長寿、206歳迄生きる人なんだけど。でも、この2人、2人とも作中で死んじゃうんだよね〜。まあ、世代交代ってものかもしれませんけど。

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   2001年10月21日(日)

 ・誕生日

 今日は、私の誕生日です。
いえ、大した事じゃないのですが、ちょっと言ってみたくて。
家族で、最近近所に出来た(チラシがポストに入っていた(割引券付き))イタメシ屋(ドマーニ・イタリアーノとかいうの)に行って、食事をして祝ってもらいました。ちょっと、嬉しかった。
ドマーニ・イタリアーノは、ちょっと有名な、方々に支店のあるイタリア料理店のようです。帰りに、パンフを貰って来てしまいました。うちからは、ちょっと歩くのですが(うちは吉○寺の駅の近くで、このお店は、前進座という有名な劇場(駅から歩十数分)の向かいにあります)、まあ、ちょっとした散歩くらいで歩いていけるのだから、やっぱり吉○寺は便利だなぁ、というところでしょう。
お料理も、もちろん美味しかったです。お値段もそれなりにリーズナブル。家族で、ワインを1本半と、それぞれ食前酒、それに、帰りに入った別の喫茶兼バーみたいなお店で、それぞれカクテルを1杯飲みました(酒飲み)。よかった、よかった。
え? 何歳になったかって? 
・・・・・あのなあ、世の中には聞いていいことと悪いことがあるんですよ。お判りになりませんか?
下手すると、血ぃ見ることになりまっせー。 (大阪仕込み・・・(私、大阪育ちですんで。。。。)

・・・・あ゛ー、でも、日記すら20日もサボっちゃったぜぃ。いけんなあ>私

 ・キリ番

 このHPのカウンタを、最近付け替えた。
以前は、広告入りの無料のを使っていたのだが、そこがどうもなくなってしまったらしいからだ。代わりに、有料(と言っても月100円位だけど)のを使っている。詳しいことは判らないが、カウンタをつけているページへのアクセス以外はカウントできないとか、画像の参照はカウントされないとかで、前のカウンタよりは、比べると廻りが遅いようだ。でも、自分でCGI(言葉だけは知っている)とか書けないから、借りるしか仕方がない。
 このカウンタが、これも(もっと)最近、Surfer's Paradiseという創作同人系の検索サービスに登録したので、以前よりは廻るようになった。登録したての頃は、一日30くらい廻っていた。(登録前はせいぜい10。前のカウンタでも、それの1.5倍程度。)最近は廻りが緩くなったみたいだが、以前よりは廻っている気がする。40日程で500だから、結構いい方だろう。このまま行けば、年に5000くらい廻るとして、1年と少し位後には、万の大台に達することが出来るかもしれない。(そこまでHPが持てばだが。)
 でも、掲示板のカキコは増えない。全然カキコがない。まあ、しょうがないか。さーぱらには”18禁・女性用”で登録してあるのに、こってりしたそれ系の話ではないのだもの。ま、人に見てもらえるってだけでよしとしよう。
 そういえば、キリ番ゲットの申告募集とか、プレゼントとかもしていない。プレゼントにふさわしいものが、見つからないからだ。CGなどを描く人なら、絵を描いて贈呈、ってのでいいのだと思うのだが、私は描けないので。
もひとつそういえば、この間、3900のキリ番を自分で踏んでしまった。なんか一寸、空しかった。

 ・Shop99

 最近、うちの近くの無印良品館(吉○寺駅南口近くの丸井の別館)の地下に、Shop99という、いわゆる100円ショップ系の食料・雑貨品店が出来た。(以前は、三浦屋という、高級スーパーの公園口店が入っていた場所である。)
三浦屋は、駅北口の繁華街(サンロードというメインストリート)にも店があるから、そちらで用は足りるし、近いところに2箇所も支店があっても非効率だから、公園口店を閉店したのだろうと思う。
でも、100円ショップ系の食料品店が吉○寺にできたのは、ものすごい快挙である。
 なにしろ、この街ときたら、デパートが何軒もあって便利この上ないが、まともなスーパーっぽいものは西友(駅北口から徒歩5分)しかなかったから、日常生活をするにはなかなか不便(というか物価の高い)街だった。
でも、これからは違う。Shop99のおかげで、小単位で安い食料品が手に入るし、コンビニで普通130〜140円で売っている、プラスチックのコップ型容器に入った飲み物(濃厚牛乳とかカプチーノとかイチゴ牛乳とか)を、ものによっては100円で売っている。パンも1斤100円で売っている。お弁当の類や、豚、牛の焼肉の類は、小分けに出来るものは99円で、そうでないものは、199円や299円で売っている(だからShop99と言うらしい)。他にも、特価89円の菓子パンとか、4個99円のスナック菓子とか、89円の乳飲料とか、いろいろある。雑貨もある。電池や電球も。ご祝儀袋(結婚式用とか)も99円。しかも、結構きれい。これはいいかも。
 そういえば、私は毎朝、紅茶(ミルクティ)を飲むのだが、それに、トワイニング・ダージリンの安売りのティーバックを使う。このティーバックも、安ければ安いほどいい。安いときは、50個入り徳用のが650円位で売っているが、普段は、25個390円位のを、ロン○ンの、輸入食品(コーヒー豆やチョコや紅茶)の安売り店で売っているのを使っている。
 で、もっと安いのを常に探しているが、駅北側のパルコの向う側の裏手にある”コーヒーファーム・カルディ”という、珍しい輸入食品の安売り店で、ときどき50個入りを売っている。ちょっと前も覗いてみたが無く、ロン○ンの店で調達した。で、先日も行ってみたが、50個入りは無かったが、2階(がある。パスタとかを置いている)へ上がる階段の脇に、25個入りのティーバック各種(ダージリン以外にも、プリンスオブウェールズ、アッサム、クイーンマリー、オレンジ・ペコ、アールグレイと主なもの一そろい、と、これら全部(アールグレイ以外)が入ったスペシャル)が、よりどり3個980円で売っていた。これはお得である。50個パックと、単価では変わらない。迷わず、ダージリン3個を買って帰り、満足だった。(スペシャルを買おうかどうか、ちょっと迷ったが。)
 この他、最近は、近鉄の跡地のビル(の地下と2階まで)に入った三越の食料部が結構安くて良いのに注目している。このビルの3階から上は、大塚家具が入っているのだが。お好み焼きの美味しいのが、地下に入ったりしているのも嬉しい。(でも、お好み焼きは、最近は自分で作ったりもしているが。)
吉○寺も、探しようによっては、安くていい食料品が手に入る街になってくれたようだ。

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   2001年9月30日(日)

 ・ロマネスクの教会

私は旅行好き、遺跡好きだ。でも、最近は妙に忙しくて、海外旅行に行っていない。
で、その反動か、最近、”世界遺産”という週1で発行される薄手の冊子に凝っている。
全50巻(あれ、100だっけ)、オールカラー写真入りで、世界遺産を地域毎に紹介していこうと言う、まあよくあるパターンの出版物だ。10冊づつ、別売りのバインダーに綴じられるらしい。

  本来、私は、”こういうのは全部集められるわけがないじゃん”ってな感じで、手を出さないことが多い。でも、本屋の店頭でぱらぱらと見ているうちに、結構マイナーな世界遺産のいいのを紹介したりしているので、つい買い出してしまった。”まあ、気に入ったのだけ買えばいいや”って感じで。
今、10冊ばかり買っているののうちで、一番のお気に入りは、フランスの田舎にあるロマネスクの教会2つである。別々の冊子に載っている。どちらも、パリから1時間以上かかる別々の地方都市にある。
 一つは、ヴェズレーという地方都市の、サント・マドレーヌ聖堂という、マグダラのマリアの名を冠した教会。この聖女が葬られていると言う伝説があり、十字軍の出発地になったところだそうだ。(実際には、彼女の遺体は葬られていないそうだが。)
 マグダラのマリアと言うのは、前身が娼婦で、イエスに出会って悔い改めた女性として有名だ。といっても、ジーザス・クライスト・スーパースターの舞台とか、遠藤周作のキリスト教に関するエッセイなどによれば、彼女が改心したのは抹香くさい理由からではない。
あくまで、遠藤周作などの解釈によるのだが、彼女は、事勿れ主義の世の中に反発して罪の世界に入ってしまったが、元々は情熱的な女性であって、イエスの教えに共鳴して改心した、ということである。(そう解釈できる文言が新約聖書に書かれている。)
 まあ、マグダラのマリアについての解釈は程々で置いておくとして(といっても、私は彼女の話が大好きなのだけれど)、この教会が素敵なのだ。
教会は白い石で出来た大きなものである。ロマネスクと言うのは、後のゴシックやバロックの時期ほど建築技術が発達しておらず、石造りの厚い壁と、それを埋め尽くす、しばしば奇怪な聖書などの登場人物(或いは化け物)の彫刻などが特徴である。そして、多分内部が暗いことも多いのだと思う。
ところが、この教会の写真と来たら・・・ 
正面入り口から入ったところの、玄関廊と言うところから、祭壇に向かってずらりと並ぶ中央の座席の列(身廊という、堂の主部の)を眺める位置の写真が載っている。(玄関廊と身廊の間には、外からの入り口と同じように、上部がアーチになった入り口(扉自体は四角だが)と、その上を装飾する見事な彫刻がある。)
明るいのだ。入り口を入ったところのホールが、神の世界の祝福を受けているように、輝かんばかりの明るさに満ちている。これは、建材である石の白さにも因るのだと思う。また、上部に採光部が多いのだろう。そして、多分採光部の設計がよいのだろう。
 この教会が、十字軍の出発地に選ばれたのも、この写真を一目見れば納得できる気がする。
何というか、神の光、神の祝福というものを実感させるような空間なのだ。荘厳、というのでもない。ただ輝かしい。いつまでも見つめていたい。そういう気がしてくる。(勿論、彫刻・装飾も、美しいものがふんだんに施されている。)
まあ、十字軍の出発地に選ばれたのは、玄関廊の正面、身廊への入り口の上部に施されている、ロマネスク彫刻の傑作とされる彫刻、”使徒に使命を与えるキリスト”があるからだそうだ。まあ、十字軍にふさわしい彫刻ではある。(断っておくが、私は十字軍を肯定している訳ではない。宗教戦争は、良くないと思う。(特に十字軍は善くない。)宗教の精神は善いものが多いと思うが。でも、この精神と宗教戦争は、悲しいけれどやはり不可分なのだろう、とも思う。)

 もう一つは、これも地方都市のサン・サヴァンというところにある、サン・サヴァン・シュール・ガルダンプという聖堂である。ロマネスクのシスティーナ礼拝堂と言われているそうである。
こちらは、石材はやや黄味を帯びている。ずらりと並ぶ、太い円柱と高い天井、荘厳で広い空間が印象的である。どちらかというと、古代文明の巨石建造物(エジプトや中東の神殿とか)を思わせる。
天井などが、聖書を題材にした様様なフレスコ画で埋め尽くされているのだそうだ。
この建物は、何と言っても、空間の荘厳さがいい。アンドレ・マルローが、この建物を見て、”フランス、ここに始まる!”と叫んだのだそうだ。私は実際に行って、細部まで見た訳ではないので確かなことは言えないが、多分彼にそう言わせるだけのものなのだと思う。写真の雰囲気からして、絶対そうだと思える。

 昔から、ロマネスクというのは、一寸興味があった。ゴシックやバロックなどの、近代の建築には、あまり惹かれないのに。なんとなく、そういうのは、見事だけど小賢しいような気がするのだ。権力に媚びるためだけの荘厳さと言うか。きれいなのだけど。ロマネスクだって、大して変わりはしないのだろうけど。
あ、でも、ロマネスクの方が、より土着の、地方に根付いたものではあるかもしれない。プリミティブなのだ。私はプリミティブなものが好きだ。何か、拙いながらも、出来の良いものはとても見事であるような気がする。洗練されすぎ、様式化されたものが失ってしまう生命力、ほとばしるようなものを持っていて、なおかつ少々下手だが独特の美を持つ。そんな気がする。

 さて、こんなに素敵な2つの教会だが、やっぱりツアーとかは出ていそうにない。
もしこの2つの教会(どちらか一つでも)を含んだツアーがあったとしても、そういうのは他のところも沢山まわりそうな気がするし、見れる時間も短いだろう。行くとしたら、一人旅で行くしかない。こんな酔狂な旅に、付き合ってくれる人などいそうにないし。
今、実は弟がロンドンに留学している。だからという訳ではないが、そこを足がかりに(あくまで心理的な、だけど)、パリを拠点にして何とか行って見ようかななどと、無謀なツアーの計画を組んでしまいそうな勢いである。実は、もう一つ言うと、そろそろある事情で手元が不如意になりそうなのだ。だから、そもそもこういう、海外旅行、それも僻地旅行など、本来ならとんでもないと言う感じなのだ。なのに行きたいと思ってしまう。これって、もしかして業って奴ですか? と思ってしまう。
 私がこういうところに行く場合、おそらく、全部宿などを手配してもらってと言う形を取りたいと思ってしまう。前回のイタリア(ヴェネツィア)旅行はそうだった。それもJTB系列の会社だ(職場に入っている旅行会社がたまたまそうだったので)。
ロンドン3〜5泊(出来れば骨董陶磁器オークションを見物したい)、パリ3泊程、そしてパリを拠点に1日づつ割いて、それぞれの教会に行く、というところか。
あ、あと、別の本で、アルルの方にもロマネスクの教会の良いのがあると書いてあったので、それも廻りたいと言う浮気心が出てきたが、一寸そこまでは無理だろう。

 私は昔から旅のエッセイなどが好きで、特に”一人旅の・・・”という本を3冊ほど書いた、ある人のを気に入っていた。この人が(どうもどこかの会社の研究職で、だから時間の余裕が取れるようなのだが)、ロマネスク大好き人間なのだ。”ロマネスクの世界”という、写真がいっぱいの本もものしている。この人の旅行方法は、レンタカーで田舎を走りまわるというものだ。とてもうらやましい。だって、レンタカーでまわれば、自由度は格段に増す。そうでないと、凝り性でこだわりの場合、面白い旅が出来なさそうだ。

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   2001年9月9日(日)

 ・HP開設1周年

 おかげをもちまして、当HPも、先週日曜日(2001年9月2日)で開設1周年を迎えることが出来ました。
皆様のご愛顧に感謝いたします! (って、見てくれてる人あるのかなあ<超失礼)
一周年にあわせて、更新滞らせていた骨董・陶磁器頁について大更新をしました。ご興味のある方はどうぞご覧になってくださいませませ。
 実は、日記の方も1周年の日にきちんと書きたかったのですが、残念なことにプロバイダがその前日にトラブって。いえ、当日(9月2日)は直ってた(メールサーバーとHPを持ってる人のサーバーがいかれてた)んですが、私の場合、ファイル転送をしても受け付けてくれなくて、しかもその後、トップ(転送しようとしてた)を表示させると白紙状態。おーい、どーしたんだー、って感じですよね。
 いえ、思い当たる節はあったんですよ。このHP、画像が多いんで、容量追加(5Mまではタダなんだけど、足りないんで料金払っている)をしてるんですが、その容量を越えたのかなと。でも、そっちの方を調節(他の場所にもひとつファイルを置ける場所みたいなのを確保してるので、そっちとの兼ね合いでファイルを減らしたりして)しても、事態は収まらない。も一つ言うと、実はこの4月から契約のコース変更(ダイヤルアップからLANタイプへ、使用無制限で安くなるので)したんですが、その後から追加容量分の請求が来ていなかったりしてました。
 で、メールでプロバイダに問い合わせたら、案の定、トラブル後にHPのサーバーを調整しなおす時、容量を5Mにしていたとのこと。すぐ直したと言うことなので、翌日には解決しました。(日曜だったからね、トラブった
のが。翌日は勿論仕事だったし。)で、追加容量分の料金に関しても、やっぱり付け忘れてたようで、8月分から請求が来ることに。でも、嬉しいことに、8月から値下げになってたそうで。(ちょっとばかし高いんだよね〜。文句を言って悪いけど、値下げしても高め。ま、しゃーないか。)
と言う訳で、めでたく開設記念大更新が出来ましたとさ。
 本当は、アニメコンテンツの更新もしたかったんですが(ていうか、自分の積りとしてはそっちがメインっぽいので、一周年記念はそっちをしたかったりした)、ネタが無くて。今度はそっち頑張ります。そっち系の方、見捨てないでね。丁度、骨董陶磁器に関しては、最近、リキ入れて買いすぎたので、休眠期間にはいりそうだったしね。

 ・園芸その後・短信

 園芸については、その後も大まかに言って順調に行ってます。
ハーブのいくつかが寿命が尽きたりして、種を取ったのもあり。(ディルというの。これは種を利用するのだから、使えるかも。って言っても、ちょっぴりだから使うの難しいかもしれないけどね。)
バジルは、相変わらず水をよく枯らしかける(それと害虫(バッタ)に食われる)ので、料理には使えそうも無いしなびた葉っぱになってしまっているけど、一応生存して花など咲かせています。この、ディルとバジルは、周りの鉢に実生が出てきて、それを集めてまた栽培したりしている。ディルはまたバッタに食われちゃったみたいで、消えて無くなったが、バジルはしぶとく生存して、美味しそうな葉が出てくる状態になっている。今からで、季節的にうまく育つのか疑問だが、まあ育てて見ようと思う。
ミニバラも、病虫害の危機を乗り越えて、よく育っている。秋口になって(9月に入ってちょっと涼しくて過ごし易いのだが)、またぽこぽこと花をつけてくれているので、うれしくなって肥料をやったりした。(ついでに鉢全部にやった。)そーするとまた、よく咲いて、蕾をつけてくれるので、とっても嬉しい。バラって、やっぱり花が華やかだから、いいよね。難しいかと思ったけど、ミニバラのレベルなら、薬と水と肥料を適宜、手を抜かないでやっていればいいらしい。まあ、来年になったら、植え替えとか考えないといけないかもしれないが。

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   2001年8月19日(日)
 
 あーあ、忙しがっていたら、HPの更新は1ヶ月、日記に至っては1ヶ月半も更新を怠ってしまった。
もっと手を入れてあげなくちゃね〜。
そーいえば、終戦の日が過ぎてしまいましたね。
(って、実は、それだから日記を書く気になったと言う・・・ 正直に言えよ>私)

 ・小泉さん

 小泉さんが13日に靖国神社に参拝した。
幸い、この1週間は盆休みで、午後4時ごろには家にいた。ので、ライブで参拝の様子を中継で見た。
元々、思った通りのことを臆面もなく声高に(考えもなくと言う面も強いが)言う人だから、靖国のこともどーすんのかいな、なんて感じで見ていたが、まあ、妥当な(そして上手い)結末に至ったと思う。
どっちつかずの中庸という感じはするが、まあ、外国の感情も逆撫ですることはなかったし。信条として靖国に参拝するのであれば、いいことなのではないか。(ただ、やっぱり票が欲しさと言う面も絶対あるとは思うのだが。)
それと、声明を発表したのもまあいいかなと。そういえば、全国戦没者追悼式の答辞(っていうのかな)で、”我が国がアジア近隣諸国に苦しみと被害を与えた”と、”我が国”であることを初めて言明したそうだ。まあ、それもいいかなと。
 私は、結構保守的だ。教科書問題などで、従軍慰安婦の問題や、南京大虐殺を肯定するような記述(あれについては、考察本を読んだが、いろいろなデータから、私は中国側が主張しているような大虐殺はなかったのではないかと思っている。日本軍が虐殺行為や非道を行ったと言うことを否定する気はないが)には、賛成しかねる。国の誇りを捨ててまで、他国の言いなりになってぺこぺこ謝る必要はないと思う。しかし、日本が近隣諸国に被害を与えたことは事実で、それを否定するようなことは良くないと思う。昔から、道徳の教科書などを良く読んでいる方なので、韓国などの問題についてもかなり理解している方だとは思う。謝るべきは謝り、国として毅然とした態度を取るべきところは取っていかなければならないと思う。難しいけれども。
 あの後、いろいろなニュースショーなども見たが、全体的に見て、小泉さんは良くやったと思う。選挙対策も隠されているのかもしれないが、戦没者に哀悼の意を表し、それを期に平和を祈念するのは、人間として良いことだと思うし、一国の指導者として立派だと思う。また、外圧に負けないというのも、バランス感覚が取れている。石原都知事は批判的だったようだが(あの人はどーしよーもないタカ派だ、あの実行力は絶対評価されるべきだが、どーも素直に賛同できない)一国の指導者たるもの、いろいろな情勢を考えて振舞わなければならないだろう。きちんと声明も発表しているし、他の、今までの首相(森さんは言うに及ばず)では出来なかったのではないか。
 そして、そういう今までにない点が、今後に期待する根拠だ。いままでにない視点、つまり、従来の政治屋の政治では、夢にも思いつかなかった任務感、というか、これは当たり前なのだが一国の指導者として持つべき目標や理想(国のあるべき姿とか、国の将来を真に考えた経済的な施策とか)があると思う。
勿論、そのまま全て上手く行くとは思っていない。今後多くの挫折もあるだろう。それに、勿論、私のようなものが勝手に論じるほど簡単なことではない。ただ、初めにそういう理念がないと、そしてある程度の実行力がないと、元々根本的に無理なのだ。
 小泉さんはこれまでとちょっと違う。ひょっとしたら、と思う。だから、応援したいと思う。(この間の参院選でも、自民を主体に投票してしまった。後で調べたら、KSD疑惑の議員さんとか、橋本派の人に投票してしまったのだが(汗)。)

 ・天皇さん

 私は天皇家になんとなく親しみを感じている。ただし、別に崇拝しているというような事ではない。上に書いたとおり、私は結構保守的だが、がりがりの右よりではない。戦後処理問題についても、謝るべきは、適当な時に謝るべきと思っている。
でも、何となく天皇家に親しみを持っている。憲法に書かれているとおり”日本国、日本国民統合の象徴”というか、それだけでなく、日本の表側の文化の象徴でもあるというか。(天皇家は本来そうであると思う。)
 それだけでなく、今の天皇家は、明治以来の日本の繁栄の背骨になっていると思う。主体的に引っ張ったということではないと思うが、大正天皇は別として、明治天皇も昭和天皇も、それなりの英君だったようだ。明治天皇は明治の(まあまあ)順調な文明開花の背景になっていたし、昭和天皇もきちんと帝王教育を受けていて、戦時下には然るべき行動をしていたという。(2・26事件の際など、果断な裁定をしたとか。)こういうことは、民主主義の観点からすると誉められることではないが、状況によって然るべく行動できると言うことは、人間としての優秀さを示すものだと思う(日本人的な曖昧さ、ポリシーのなさと言われるかもしれないが。)
 そして終戦時や戦後は、終戦の決断を受け入れ、人間宣言をし、マッカーサーに日本人の助命を頼んだ。それが語り伝えられているのは、マッカーサーにとって都合のいい行動だったからだと思うが、まあ、然るべく、最善の行動を取れるということは、人として(人間的にも)優れているということではないだろうか。
 それと、あの1家が学者一家だということも、私としては好感を持つ一因になっている。学者であると言うことは、(まあ、はずれの場合もあるが)理性的な中庸な考え方が出来る、思考能力があるということでもあると思う。昭和天皇、今上天皇も確か学者さんだし。(あ、秋篠宮は除外ね。あれも学者だけど、あれは論外。視界の外。)
皇太子さんも雅子さんも、自分の立場を良く心得て、最善を尽くそうとしている、ある意味ベストカップルだと思う。雅子さんは外交官だったが、考えてみれば、皇太子妃、皇后というのは、女性という立場で果たせる一番重要な外交官的仕事(?)ではないだろうか。やっぱり物凄い成功例だと思う。
やっぱり、何となく好きだ、天皇家。多分、拝礼とかは死んでもしないと思うけど。

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   2001年7月1日(日)

 ・園芸-バラと薬剤

 また、園芸の話題です。
 最近、バラづいている。鉢植えものの衝動買いで、バラをよく買って来る。といっても、普通のバラではない。普通のバラは、ちゃんとした庭かそれなりに大きい鉢か何かにきちんと植えて、ばっちり世話をしてやらなければならない。(余談だが、昔ここに住んでいた祖母が、庭にバラを植えて世話をしていた。ろくに花が咲いているのを見た覚えが無いが。ま、これは、昔は私は大阪に住んでいて、夏休みにしかこちらに来なかったせいかもしれない。)いわゆるミニバラ、小さな花が沢山咲くつるバラの類である。黄色から赤、ピンク、白など、もう大小5鉢ある。なるべく安くてよさそうなのを買って来るので、お財布にはあまり響かない。
 その中の1本、真っ赤な花が咲くはずの、比較的小さいのは、吉○寺の東急で買った。以前は1階の人通りの多いところにあったのに、2階のテラスに上がって、きれいになったけどお客さんが減ったであろう園芸ショップでだ。
それを買ったとき、お店の方が少し詳しそうな気がしたので、育て方で注意する点などを聞いてみたら、”水は土が乾いたら”という、どんな鉢を買うときも大抵言われる、耳にタコが出来るかと思うような注意以外に、”バラなんで一応、薬をかけてやった方が言いと思う”という、聞きなれない発言を聞いた。
そのときは、”へえ、さすが東急の園芸部、しっかりしてるな”と思ったが、ご多分に漏れず、めんどくさいので、大丈夫だろうと思ってそのままにしておいた。
 ところがどっこいぎっちょんちょん、である。このクリムゾンとかいうミニバラ、花が咲く様子が無いばかりか、どうも葉などの色艶が悪くて元気が無い。しかし、めんどくさいから水と肥料を他の鉢植えと同じにちゃんとやっておいて、そのままにしておいた。
 そうしたら、出たのである。恐らく病気。葉がしなびて色が茶色がかって枯れて落ちてくる。元からあった葉は殆ど全て枯れ落ちたが、上の方から次々に新しい葉が出て、枯れるのは免れている状態。でも、状態はすこぶる悪い。あの園芸店のおじさん、これだから薬剤かけろって言ったんだな、と一人で納得。おい、それならそうとちゃんと言えよ、という感じ。
それでもこれだけならと、忙しいのにかまけてほっておいた。そうしたら、他のバラに伝染するんだな、これが。特に、これの近くにおいていた、一番小さい、黄色の花が咲くバラの葉が、殆ど全て落ちてしまった。おまけに、凝れも近くにあったバジルの大鉢の葉も、おかしくなって、料理に使えない状態。(まあ、元々私は日常料理はしないし、母にもこの鉢のことを話してないから、使わないけど。)
それと、こいつらは部屋のベランダに置いていたのだが、玄関先に置いていて、どうも具合が悪かったブルークローバーというのの大鉢をベランダに移したのも、全滅してしまった。玄関先には、上に書いた2つ以外のバラ3鉢を、元はベランダに置いておいたのを移していて、どうもこいつらも病気にかかっているようなので、こいつらがブルークローバーに病気を移したらしい。それに、このブルークローバー以外にも、ラベンダーなんかも下の方の葉が黄ばんできて、状態がすこぶるよろしくない。(ま、これは、このところの暑さに加え、水遣りが追いつかなかったせいもあるかもしれない。)
 で、ついに父にやり方を聞いて、薬剤をまいた。まずバラの本と薬剤(殺菌剤と展着剤)を親に借り、本でまき方を確かめて、薬剤を規定の濃度に薄めて。先週の日曜の夕方に作ったが、気力が無くてその日はまかず、月曜か火曜の朝にまいた。
効果は顕著、抜群だった。まあ、感染源のクリムゾンは上の方の葉が元気そうだったが、なんか”もう絶対大丈夫”と思えるような状態になった。黄色の小さいバラも、葉が出ては枯れてたのが、新しい葉がどんどん出かけていて、それが全く病気にやられていない。めでたいことである。
 と思ったら、今度は、玄関先に置いた3鉢が枯れ出した。このところの暑さと乾燥のせいあると思うが、どうも状況は悪い。でも、平日日中や夜は作業がしにくい。というわけで、昨日(土曜)の朝、薬をまいた。残念にも、その後で雨が降ってしまった(本によれば、薬剤がきちんとつくまで、3、4時間は雨でない方がいいとされる。)ついでに、ラベンダーへもまいておいた。これもめんどくさいので、再度薬をまくことはせず、このまましばらく様子を見ようと思っている。
 今日は、近所の(○之頭公園へのメインストリート沿い)の小さな花屋に、割とと大き目のコニファー(ヒノキとかの仲間みたいなの)が300円の安値で売ってたので、それを買ってきてしまうかも。ついでに、隣の店(陶芸店)で安売りしてた、青磁(風?)の大小2つの鉢も買ってそれに植えようか、などと画策している。

 ・食べ物3題

 私は食いしん坊です。食い意地張ってます。というわけで、いつも通り、食べ物話題を3つ。

・ダロワイヨのスフレ・ノワ・ド・ココ 

 先日、出産した友人を病院に訪ねたとき、途中で銀座に寄って(通り道だったので)ケーキを買って行った。といっても、お産のすぐ後だから、何か軽いものと思って、プリンなどを買ったら良いと思い、銀座で降りた。どこかのデパートの地下で、適当なお店で買おうと思ったが、地下鉄から降りたところにダロワイヨがあった。フランスの有名なケーキ店だ。思わずそこによって、プリン風のと、ブランマンシェ風のを買った。
 でも、折角だから自分用に何か買って帰りたいなあとふと思った。そこで横を見ると、よくある、メレンゲを焼いたお菓子が置いてある。小さい入れ物に入って結構高い。でも美味しそうだ。
 で、買ってみた。帰って食べたら、これがおいしいの。こういう、メレンゲのお菓子は普通、砂糖が過剰で甘ったるくて、一つ食べたら飽きる。ところが、これは名前の通り、ココナツの削ったのが入れてあって、それとよく泡立ててあって、また、入れてある砂糖が少ないらしく、甘すぎず美味しい。さすがにそれでも砂糖は相当入っているので、一度に全部とか食べてしまうほどではないが、結構後を引く。値段を考えて、自分を止めるのが難しい。値段と、適度な甘さが抑止力になって、却っていいかもしれない、とも思った。それと、また銀座に行く機会があったら、また買って帰ろうかなとも。
 ところが、これが銀座に行かないでも買えるようになってしまったのだ!
先日、6月14日に、吉○寺の近鉄デパート跡(先日撤退・閉店した)に、三越と大塚家具が共同で入った。三越は地下一階と地上2階までで、主に食料品店。(2階だけ小物や多少の衣料がある。)3階から上が大塚家具だ。この前の日曜日、それの1階の、有名な食べ物店(お菓子とか)を冷やかしていたら、奥に喫茶のついたダロワイヨがあったのである。店頭でケーキも売っていて、勿論、スフレ・ノワ・ド・ココもあった。もちろん買ってしまった。同じ味で、美味しかった。
でも、あまりしょっちゅうは行かない方がいいかもしれない。行くたびに買ってたら、無駄遣いの極みになってしまうから。


 ・アンジェリーナのモンブラン 

 昼食を一緒に食べる職場の友人から、新宿にあるアンジェリーナという店のモンブランがとてもおいしいと、以前から聞いていた。彼女は、旦那さんの好物がモンブランなので、買って帰って食べたことがあるそうだ。でも、モンブランなど、大した事は無いだろうと思っていた。
 ところが、先日の吉○寺駅ビル、ロンロンの1階部分の大改装(半分あった衣料/雑貨の店舗が、全部高級そうな食べ物店になった)で、このアンジェリーナも入った。はじめの頃は気がつかなかったが、モンブランをメインで売っているので(しかも高い)、そうかなと思い、買ってみた。でも高い。普通のサイズっぽいデミというので、450円だ。普通、モンブランって結構安い。普通のケーキより安めに値段が設定されていて、私の管アックでは250円がせいぜいという気がしていた(少し安すぎるか(笑))。でも、余り堂々と売っているので、試しに、という気で買ってみた。
 ところがこれが抜群に美味しいのだ。台というか、一番下の部分は砂糖衣というか、適度な硬さと食感の砂糖の薄い板で出来ている。その上に、台座として、軽めで甘さ控えめ、美味しいクリームが乗っていて、その上に、これも美味しい、ココア色のモンブラン生地(サツマイモペースト)が乗っている。
モンブランの台なんて、何の変哲も無くて、大抵余り美味しくないスポンジ生地で出来ているのが相場だと思っていた。ところがこれは、上出来の砂糖衣とクリーム、それも大きすぎないのである。おまけに(こちらが本来主役なのだが)モンブラン生地も美味しい。全体に、軽めでおいしいという感じである。
 最初のときは、デミを2個買って、家族で1個の半分づつ食べた。半分だと、モンブラン特有の重さも全く感じず、その美味しさに目から鱗状態、といったところだった。さすが、という感じである。
ところが、調子に乗って今度は一人で1つ独占する状態で買って食べたら、お味はもちろん変わらないのだが、やっぱり多すぎて、モンブラン特有のお芋のお味がしてどんくさい。先日感動したのは、軽さに感動したんだと気がついた。
でも、美味しいことには変わりないから、たまーに買って食べたり、友達の家に行くときに手土産に持って行ったりしてみようと思っている。
 それにしても、ロンロンの新しい食品街には、美味しそうなお菓子ショップが多くて。通るたびに食べてみたくて、困ってしまう。タカノにアンリシャルパンティエ、アンジェリーナ。あーあ。
・コンニャク 
 上2題は、いかにも太りそうな話だったのに、今度は全く別方向の話。
 先日、会社から毎年行くことになっている、人間ドックに行って来た。
今回は特に問題が無かったのだが、4年続き太り過ぎを指摘された。”ひどい太りすぎ、減らさないと今はいいが、先で怖い”のだそうだ。
心当たりはある。会社の帰りがけ、晴らしに、ロンロンの食品街やコンビニで、チーズちくわだとか、5カン入りのお寿司だとかいったものを買っては、晩御飯の前に食べたりしてたのだ(そりゃ太るって)。
で、悲しいけど、それはきっぱり止めることにした。うー、美味しいものを食べる機会が減るよー、という感じだ。でも、お財布にはその方がいいし。ついでに、ご飯のお代わりも減らし、好きな卵かけご飯も余り食べないようにしようと思っている。(結構辛いものがあるけど。)あと、美容院に行った帰りに、おやつか午後4時くらいの時間なのにも関わらず、美容院の隣のにある、超美味しくてお気に入りのラーメン屋で一杯食べて帰ったり、休みの日の昼に、思いつきでステーキとか、大き目のエビの茹でたのとかを作って食べたりすることも止める積りだ。(でも、そりゃ太るよね〜。そんなことしてりゃ。)
 しかしここで問題が。やっぱり、気晴らしでやっていたことがなくなると何となく寂しい。それに、物理的にというか、やっぱりお腹はすき気味だ。
そこで、コンニャクを使うことにした。コンニャクを油無しでいためてゆでて、醤油と唐辛子味(みりん、砂糖少々)の煮物にする。いっぺんに、板コンニャク3枚、糸コン2袋くらい作る。これを冷蔵庫に置いておく。で、仕事から帰って、今までは衝動買いしたものを食べてたのにお腹すいたなあ、という状態のときに食べる。これだとカロリーレスだ。それに、晩御飯前にかさのあるものを食べるので、晩御飯を沢山食べないでも済む。
 既に2回、これをやってみた。家族にお裾分けしても好評だった。なかなか調子よく行きそうだ。と思っていたら、なんとなくもう飽きてしまった。特に、2回目のを置いてたら、何日目かに傷んでしまって、1/5程度だが捨てなければならなくなったというのもある。いけないなあ。がんばらなくっちゃ。
 あ、でも、ご飯の内容に変更を加えるつもりは無かったりします(おい)。量ひかえめにするよう、心がけるけど。ストレスためたら、元も子もないものね。

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   2001年6月10日(日)

 ・都忘れ-園芸-

 都忘れという花がある。菊科の多年草で、デージーのような小ぶりの、薄紫がかった色の花が咲く。丁度今頃が花の時期だ。
少し前に、吉○寺の東急デパートの園芸コーナーで見かけ、一寸気になって、その時は帰ったが次の週に行って買おうとした。しかし、売り切れたか、品物を下げたかで、無くなっていた。
先々週位に、近所のよく使う園芸店で、都忘れを見かけ、先々週日曜日に買って来た。
庭の石組み(枯れ池みたいな窪地で、灯篭と手水がある)の縁あたりに、一輪植えたら素敵かなと思ったからだ。
ところが、さて植えてみようと思ったら、うちの父の好みで、羊歯やらが自然に生えてきたらそのままはやしてやる(茂りっぱなしにさせておく)ので、石組みの縁に土が露出しているところが無い。
で、しょうがないんで、一番奥にある灯篭の裏辺りの土に植えた。
  と思ったら、先週半ばに庭師さんが入って手入れ(刈り込み)をしてくれたようで、邪魔な羊歯が無くなって、植えられそうな場所が出てきた。今週は忙しくて無理だったが、来週辺り植え替えてやろうかと思っている。未だ梅雨だから、植え替えても大丈夫だろう。
東京の庭に、都忘れとはこはいかに。

  カモミールは、枯れもせずに順調に育って、そろそろ花をつけ始めている。ただし、ひょろひょろとひ弱なままだ。まあ、今年は花をつけてくればよしとするか、という気になっている。
来年育てるとしたら、秋から植えて、丈夫なのを育てようと思っている。ちゃんと肥料をやって。

 ・大教大付属池田小学校の事件

 昨日、とんでもない事件が起こった。大阪の大教大付属池田小学校(進学校として有名)で、精神異常(と思う)の男が小学生8人を殺害したのだ。
報道を見たところ、結局この男は精神異常というか、事件を起こすべくして起こした人間らしい。こういう人間に犯罪を起こさせないようにする対策を取れないものだろうか。
一応の社会生活は営めたらしいから、厄介なのだろうとは思う。
しかし、一応理性のあるような発言をしている中で、”何もかもいやになって死にたいと思ったが、死ねなかったので、死刑にしてもらおうと思った”というのにはカチンと来た。
  死にたいならば、そう決心してさっさと自分で自分の始末をすれば良い。何も、何の罪も無い小学生を、8人も道連れにすることはないではないか。まあ、精神異常のようだから、常識を求めても無駄だと思うが。
それに、死ぬと言うことも、それはそれで決意と覚悟が要る。私に言わせれば、本当にどうしようもない状況に置かれている場合は別として、それだけの決心があれば、他の行動も取れる可能性はあるのではと思う。
やりなおして自分を律する精神力の無い人間は、自殺する決心もできないのかな、などということと思ってしまった。まあ、何分異常な人のようだから、こういうこと考えても当てはまらないような気もするが。

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   2001年6月7日(木)

  ・釣窯の青磁

 先週の金曜日、会社の人間ドックで、有給を取り朝から新宿でドックの検診を受けた。
通常、ドックを受けたとき、私くらいの社歴になると、よほど仕事が立てこんでいる人でない限り(私の身近では)その日有給を取って休む。有給を取らなければ、ドックの後出勤しなければならない。(ドックの後で体調がおかしくなった場合、会社にそれを連絡すれば、有給を消費することなく休めるらしいが、私の年代ではそういうことはあまりしない。)
 で、午前にドックを済ませ、昼食を取って、どうせだから京王井の頭線の神泉駅の近くにある、松涛美術館という美術館に行って来た。5/28から、”中国美術の精華-台湾・鴻キ美術館所蔵品展(キの字は示す偏に喜の字(パソコンの辞書では字が出てこない)”が開催されているからだ。
この美術館は、一昨年、台湾へ故宮博物館を見に旅行したときに行って来た。私は陶磁器一般、中国物では特に明の万歴赤絵(笑、典型的日本人←日本人は退廃の美とも言えるような万歴赤絵が好き)が好きで、その他(青磁など)にも興味があるからだ。でも、こういう展示会のときは、普段現地で展示されていない名品が展示されることがあるのではと思い、行ってみた。
 結果として、そうだったかどうか判らない。実は、万歴赤絵は、文具一式として展示してあった中の筆洗いしかなかった。龍柄で、龍の爪も5本(皇帝の所持品)で、なかなかよかったが、それだけだった。現地に行ったときは、数点あったと思ったから、それは来てなかったということだろう。
 その代わりと言うべきか、とてもいい青磁の器(丁度抹茶茶碗位のサイズ)を見ることが出来た。北宋の時代の、釣窯という窯のものだ。名前は”釣窯月白釉碗”という。釣窯(本当は釣という字のつくりは、平均の均の字の作りと同じ、中に点が2つある字だ。やっぱりパソコンの辞書にない)というのは、確か青磁を初めて作った窯で、メノウの粉を混ぜて出したとも言われる、独特の不透明で少し灰色がかった、物凄く素敵な色合いの青磁を作る。現代(或いは他の時代)では確か出せないのではないかと思う。数も少ないから、当然、貴重で、値段も物凄いそうだ。この日見た器の形は、下部が少しすぼまっていて、全体に細い印象(余り極端に細くはなく、十分な大きさがあるが)、上に広がり、開き口寸前のところで少し内側にすぼまっている。言葉では説明しにくいが、何ともいいがたい優雅な形である。色合いも、青と言うか緑の色がきつすぎず、霞がかかったように灰色がかってるというか。あまり青系の色がきつくなく、何とも言えない色合いだ。見ていてとても楽しい。いいものを見ることが出来て、よかった。
 全体に、宋の時代は、白磁や青磁に名品が多い(多色の陶磁の製造法が無かったせいもあるが)。白磁も、よさそうなのが数点あった。思わず、機動戦士ガンダムに出てきた、敵方キャラのマ・クベというのを思い出してしまった。読んで字の如く、マクベスから取られた名(だと思う)である。命名から推察されるとおり、陰険そうで頭のいい参謀である。この話では(知ってる人には言わずもがなの説明だと思うが)、地球の衛星軌道上に打ち上げられた植民コロニーの一つがナチスドイツみたいな雰囲気で地球から独立しようとし、他のコロニーや地球政府と戦争するという話で、独立したコロニー(ジオン公国という)はザビ家という一家に支配されている。この一家、独裁者の初代は亡くなってて、4人の兄弟が権力争いをしつつ地球と戦ってるのだが、そのオールドミスっぽい長女についている参謀がマ・クベ。中国の骨董陶磁器(主に北宋の白磁だったと思う)のコレクターで、それが結構際立った特徴で、それでいつもギャグにされていた。話の途中で、戦闘に負けて死んでしまうのだが、その最後のセリフが、腹心の部下に向けた”あの北宋の小皿(?)をキシリア様(注:長女の名)にお渡ししてくれ。あれは、よい器だ”というもの。当時のアニメ雑誌には、””あんなに美術を愛することが出来るということは、精神的に豊かだったのではないか”という意見もあるが、あれは、人間よりも陶磁器が好き(人間を愛していない)のだ”という評が載っていた人物である。
いや〜、マ・クベしてきてしまいましたー、って感じの、優雅な金曜日でした。
って、ちょっと下品な話だが、胃のレントゲンのバリウムを排泄するために飲まされる下剤のせいで、トイレと展示室を往復しつつの閲覧だったけど。
(この文、そのうち骨董行脚に載せるかも。骨董行脚、美術館編なんちゃって。)

*今調べたら、メノウの粉を混ぜてた、青磁を作り始めた窯は汝窯(じょよう)という窯だった。色も、この窯はきれいな青磁色(ひかえめできつくない、なんともいえない青緑)だ。いずれにせよ、宋代(北宋)だけど。

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   2001年6月2日(土)
 
  ・ハンセン病控訴断念-偉いぞ小泉さん

  小泉内閣がとても元気だ。田中真紀子さんも元気元気(ちょっと怪しげだが)。
内閣支持率90%近くなんて、化け物みたいだ。ポスターも売れてるらしい。
(小泉さんが主役の自民党宣伝用ポスターを、本部で実費でわけてる(定価50円)のが、大評判のようだ。)
田中真紀子さんに関しては、賛否両論があるが、なかなかどうして、小泉さん、実際的なこともやってるらしい。(道路公団の民営化とか。)
 基本的に私は、皆が誉めそやすものにはそっぽを向きたがる性質だけど、この場合は、まあ、賛成せざるを得ないような気がする。特に、ハンセン病元患者問題。
時期的に、この問題が起こる時期だったのは、運が良かったのかそうでなかったのか。いずれにせよ、この問題を、すっぱり解決してしまったのは偉い。
 ハンセン病に関しては、数年前、隔離法(治癒者を含めて)がやっと撤廃された頃から、雑誌などで話題になっていて見かけた。感染力が弱いことが早期に判っていながら、治癒者までも隔離する法を撤廃しなかったことは、いかにハンセン病が過去に恐れられた病気であろうと、行政の怠慢だと思う。
大体、一般市民と言うのは、大まかにいって知恵が足りない場合が多い。というか、行政担当者に比べ、十分で正確な情報を与えられていない。また、与えられたとしても、きちんとした判断力を持つ人は少ないし、第一こういうことに関して、(自分の日常に関係なければ)めんどくさいから興味も持たず、門前払い状態で患者(元患者を含めて)を切り捨ててそれで解決とする人が多いだろう。
そういう一般市民に正しい行動を取らせ、出来るだけ多くの(原則的には全ての、だが)人の人権を守るために、正しい法を制定し施行するのが行政、プロの仕事であって、それを怠ったのは、いかに難しい問題であろうと、いや、難しいからこそ、怠慢以外の何物でもないだろう。
 そして、時期的に好機であったとはいえ、この問題をすっぱり解決してしまったのは、小泉さん、なかなかだなあと思う。やっぱり、”郵政民営化”などという、とんでもなく正しいが、とんでもなく難しい(利権やなんやの問題が難しくて、おまけにやったからって自分の利益は少ないから、誰も手をつけようとしなかった)ことを持論にしてるだけのことはある。他の視点も、これに共通している。郵政民営化だけが一枚看板、それだけしかない、それで売り出そうとしている、権力狙いのお馬鹿さんではないようだ。嬉しいことに。
真面目な政治家の一部はおそらく、最初はそうであると思うのだが、真面目に国を憂えている(大きな仕事をしたいということからもあって)人であって、実行力もあるようだ。このまま、順調に仕事を続けていって欲しい。
 しかし、最近は、湾岸博(だっけ)を中止した青島さんとか、石原都知事、血液製剤問題で自己の省庁を謝らせた現民主党の管さん、など、本当に国を憂えて、仕事をばりばりすることの出来る、また、感覚が一般人(の、一番水準の高いの)に近い人が出てきてくれて、先が見えてきたような気がする。いいことだ。
(石原都知事は、やりすぎみたいで、都民にはちょっと怖いけどね。)

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