剣術天然理心流   勇 武 館   日野道場 

ご挨拶

i  一誠を以って、天地の公道を極めよ

 私共、勇武館道場は新選組の故郷であり、剣術天然理心流を育んだ、ここ日野の地で新選組ご子孫、多くの研究家の方々からお力添えをいただき、真の天然理心流を後世に伝承する使命を担って発足しました。

 当流は、江戸時代後期の寛政年間(1700年代)、遠江(浜名湖近く)の剣客 近藤内蔵之助長裕が諸国を遊歴し、鹿島新當流を学び創始した剣術、柔術、棍棒術、気合術等の総合武術です。

 流租は、伝書の序文で 「天然理心流は、武術を修め、心は一誠を以って天地の公道を極める為に存す」 と諭しています。

 天然理心流は、近藤勇達が遣った必勝の剣術として、つとに有名ですが、その心根は誠の武士道を貫く正義の剣でした。

 私共、勇武館道場は近藤勇達の 「誠」 をしっかり受け継ぎ、現存されている三代目近藤周斎の高弟、佐藤彦五郎の伝書から学んだ、真の天然理心流の稽古に励んでおります。

 道場では、激しく木刀を打ち合う中で、邪念、邪心を打ち払い、「武の心・仁の心」を養い、心身の健康、強い気組み、礼を尊ぶ優美な所作の修得を願う方々を応援しております。

 天然理心流 勇武館道場の心は 「誠者天之道也」 (誠は天の道なり) です。

 一度、勇武館道場の門をたたいて下さい。 近藤勇達がにこやかにお迎えします。


                              勇武館道場 会長 宮川 清蔵