セラミックチップと鉄による酸化還元電位の変化と防錆効果
環境シートを利用した水が掛かると鉄が錆びにくくなるという結果が出ていましたが、酸化還元電位が低く
なる事を機械測定で実証できました。水が鉄に触れて、さらに電位が下がっていますから、より錆びにくくな
ります。

11月18日快適チップから1.5メートル位のと
ころに降った雨水の酸化還元電位です。

雨水の電位は800〜1000mvですから、チップ
の側に降り注ぐ雨を一瞬の内に550mv以上、

下げる能力がある事になりますが、チップから
発生する1cc当たり300〜900個出るマイナスイ
オンの影響です。

セリ場はシートを通した水で洗浄していますが、
酸化還元電位は200〜300mv位です。電位が低

い水が掛かった方が、掛からないところより錆び
にくいという結果が出ています。

鉄に触れると酸化還元電位が下がることが分かった
ので、11月23日鉄による電位の変化を追跡するため、
桶にシートを利用した水を約5リットルと10ポンドのプレ
ート2枚入れて測定開始しました。

プレートを入れて6分後には32mv下がりました。

6時間39分後には248mv下がっています。

24時間後には258mv下がっていますが、
変化率が落ちたので終了しました。

左の柱はセリ場の南側で雨がかかる
場所にありますが、錆が付いていません。

これもセリ台と同様、還元電位の低い水が
掛かると鉄が錆びにくくなる事の証明です。

セリ場の雨がかからない柱です。
07年7月竣工ですから、8年5ヶ月経過しています。

錆を防ぐ目的で、当初から建物の所々に快適チップ
を付けていましたから、あまり錆びていません。

電位が下がりますが、鉄に触れる時は電位が
プラスですから、水に掛からない方が錆び

にくいはずです。現実は掛かる方の鉄の方が
錆びていません。

鉄を入れて数日経つと測定位置によっては電
位がマイナスになる事もあります。

貯め水しか測定できませんが、時にマイナス電
位を示すということは、鉄に触れただけ状態の水

ならマイナスになっている可能性もあるということ
だ思います。そうなると逆に錆を取りますから、こ

の結果納得できます。

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