シクラメン・アオギス・ウグイ・アイブリ・セミホーボー・ミノカサゴ・おおみずあお

柳井魚市場に水揚げされた珍魚・巨大魚・シクラメン等

タケノコメバル
０３年２月８日でこれだけ大きいのは
見たことがない。

アオギス
０３年５月３０日田布施漁協新庄さん漁獲。市場では誰も見たことが
なかった。以下は瀬戸内海水産研究所重田さんの報告

　水産庁レットデータブック：絶滅危惧種かつては東京湾などにも生息
していましたが，近年，全く採集されておらず，絶滅したものと考えられ
ています。現在，正式に生息が確認されているのは，大分県の周防灘・
豊前海，同県・別府湾周辺，山口県厚東川河口，鹿児島県吹上浜のわ
ずか4ヶ所のみです。豊前海には比較的生息していますが，他は稀に捕
獲される程度で，絶滅の危機に瀕しています。吹上浜は1996年に約20年
ぶりの捕獲で，厚東川は成魚は採集されることがあるものの，幼魚は採
集されておらず，この海域で再生産しているか疑問視されています。
　写真の5個体のアオギスは繁殖親魚とみられ，当海域に繁殖場がある可
能性が高いです。
　進捗状況；柳井・上関周辺海域にて生息が確認されたこと，当海域に未
知の繁殖場が残存している可能性があることを論文にしています。併せて
，5～7月の繁殖期の標本を入手し生殖腺を調べて，繁殖していることを確
認すべく，標本の収集をお願いしているところです。
瀬戸内通信５，７号で特集されています。

特大オコゼ
０３年２月１０日１０３０グラム

オオミズアオ
０３年５月３１日兵庫県生野銀山跡の駐車場で捕まえた珍しい蛾。

０３年７月３１日夜８時頃我が家に飛び込んできた昆虫です。
多数の人に尋ねましたが、名前はおろか誰も見たことがあり
ませんでした。名前はクロシレムシ?。

シロアマ
上０３年１０月２５日に水揚げされた
白甘鯛瀬戸内海で３キロは珍しい。

特大チダイ
０３年１０月３１日熊毛郡田布施漁協所属の新谷さんが漁獲し、
水揚げされたチダイこれだけ大きなのは見たことがありません。
１０年５月１２日１５４０グラムという超特大
のチダイが水揚げされた。

特大ヤガラ
０３年１１月１２日水揚げされたアカヤガラ全長１２８センチ・
１７００グラムでひげの長さも入れると１５３センチもあります。

柳井市の森重さんがゴチ網で獲られました。ヤガラが水揚げ
されるのは数年に一度なので、このサイズが内海で獲れるこ
とはほとんどないと思われます。

セミホーボー瀬戸内海ではほとんど見かけない。

柳井魚市場の事務所で栽培しているシクラメン１６センチ
以上の葉が５枚あり、一番大きな葉は１８＊１７．５センチ
で葉の広がりは６５センチもありました。花も大きく綺麗と
言われます。
山口県田布施農林事務所の主任技師江越さんに尋ねた
ところこんな大きなのは見たことがない。大きくても１０セ
ンチと言われました。映山の社長からもらったシクラメンか

ら種を取り、種から育てて２年半ですが、球根の径も８セン
チありますが、４年位でこの大きさになると言われました。こ

のシクラメンはギネスに申請しましたが。個別の植物の
記録は受け付けていないとの返事がありましたが、世界
一と思います。

根本にチップを置き、毎日セラミックシートとチップの水をかけ
ています。シクラメンは夏には休眠しますが、休眠しません。正
面のコップと比べても大きさが分かると思います。
０４年２月５日撮影。コップの似顔絵は映山の社長

左は上のシクラメンの葉一目盛りが１センチです。

ム　ツ

柳井市平郡の中田さんが漁獲し０３年１２月２０日柳井魚市場
に水揚げされたムツ。（名前は瀬戸内海区水産研究所の重田利
拓さんに教えてもらった）重田さんよりその後の報告

　「ムツ」とお伝えしましたが，ムツの仲間は2種類おり（クロムツと
いうのがいる），標本を調べないとどちらか分かりません。ムツが
獲れたら調べてみますので，宜しくお願いします。

ウグイ
０４年３月２７日大島群大島町の丁田さんが水揚げ
（名前は瀬戸内海区水産研究所の重田
利拓さんに教えてもらった）
１０年３月２３日柳井市の浜本さんが漁獲

ミノカサゴ
田布施漁協の前野さん漁獲した、１４日にも６５０グラム
の物が水揚げされたが、これまでに水揚げされた記憶がない。

ヨコスジフエダイ
田布施漁協の前野さん漁獲。これ又はじめてみる。

アイブリ
田布施漁協の西原さん漁獲。重田さんよりの報告

　写真のカンパチのようなアジ科の魚類は，アイブリと考えられます。暖海性の稀種です。これまで，瀬戸内海の魚類リストには掲載されていませんでた。
　進捗状況；論文作成作業中に，瀬戸内海東部海域等で採集記録があることが分かりましたので，瀬戸内海初記録ではありませんでした。けれども，山口県（瀬戸内海）初記録です。広島県・伊予灘で採集された別の1個体とともに，論文発表作業中です。

１年位前から見かける珍しい色の鳩０４年１０月９日市場の
鉄骨に止まっているのを撮影

十数年前からの南方魚の異常な増加は魚類からの地球温暖化への警告と悲鳴です。
これを無視したとばっちりが、集中豪雨や水不足をもたらしています。

温暖化防止にセラミックチップやシートの活用も有効です。
チップの効果を示すこちらの動画もご覧下さい。

イセエビ
０２年１１月２９日　１．８キログラム最近では
１キロ以上の伊勢エビが水揚げされることは
ほとんどない。