「開業医が経験した1歳未満のRSウイルス感染症」
第110回日本小児科学会で(平成19年4月20日)発表したもの
はじめに
乳児のRSウイルス感染症は重症化することが多く、開業小児科医とってRSウイルス感染症は重要な病気です。
そこで、1歳未満のRSウイルス感染症の発症月齢と症状(喘鳴と発熱)、入院の有無、酸素投与について検討しました。。
対象
結果
喘鳴が聴取されたのは、3ヵ月満児が約93%(平均4.7病/日)(図1)
3~5ヵ月児が約85%(平均3.8病日)(図2)
6~8ヵ月児が約82%(平均3.4病日)(図3)
9~11ヶ月児が約83%(平均2.3病日)(図4)でした。
3ヵ月未満児では37.5℃以上の発熱は53%にみられ
38℃以上が27%、39℃以上が7%でした(図5、6)
3~5ヵ月児では37.5℃以上の発熱は62%にみられ
38℃以上が41%、39℃以上が6%でした(図7、8)
6~8ヵ月児では37.5℃以上の発熱は79%にみられ
38℃以上が79%、39℃以上が21%でした(図9、10)
9~11ヵ月児では37.5℃以上の発熱が86%にみられ
38℃以上が86%、39℃以上が40%でした(図11,12)
6ヵ月未満児は、微熱で発熱と喘鳴の出現もゆっくりとしていました。
しかし、重症例は6ヵ月未満児が多く
入院を必要としたのは3ヵ月未満児が53%、3~5ヵ月児が32%
6~8ヵ月児が12%、9~11ヵ月児が11%でした。
酸素投与を必要としたのは、3ヵ月未満児が20%
3~5ヵ月児が6%、6~8ヵ月児が6%、9~11ヵ月児が3%でした(図13)。