魚菜王国いわて

恒例!噂の真相ネタ

来月号で休刊の「噂の真相」ですが、「あらあら」って記事があり、「ふ〜ん」って感じになりました。
芸能ネタの分野です。
もう読んだ人は、さようなら。
読まなくていいですから。
サイト来訪ありがとうございました(笑)。

さてと。
ちょっと前にベンジャミン・フルフォード著「ヤクザ・リセッション」のことを取り上げましたが、好調な売れ行きにもかかわらず、マスコミ・タブー化しているようです。
ちょっと引用します。

「まず、発売から今に至るまで書評の類がほとんど出ていないんです。フルフォード自身もかつて日経新聞の英字紙記者時代に『住専の捜査が政治家やヤクザの抵抗で進んでいない』という記事を書いたらボツにされたという経験を語っているように、これまで経済事件が起きる度に政治家と闇社会との繋がりが囁かれるものの、その事を取り上げるメディアはほとんどなく、タブー化している状態。書評といえども、できれば触れたくないんです」
(「噂の真相」2004年3月号p21)

この「ヤクザ・リセッション」は光文社から出版されていて、同社から出されているフルフォードの著書は、ほかに「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」があります。
この2冊とも10万部を超えるようです。
ところが、光文社自体も、フルフォードの本はもう出さない、という方針だといいます。
どうしてか?というのは、残念ならが書きません(つまらない理由なようですが)。

イラク自衛隊派兵の件で福田康夫官房長官の情報統制政策も、今号で書いています(「イラク派兵で情報統制を本格化する官邸の福田康夫と防衛庁幹部の暴走」前掲書p32)。
小泉首相もタジタジ?
そんな感じの情報統制戦略を施していて、普通の人たちが思う最悪のケースを想定し、すでに美談仕立ての話が出来上がっているらしいです。
そうすれば、現政権の責任回避ができると。
何もまだ起こってませんから、仮説の域でしょうが、しかし、ちゃんと報道統制し、マスコミの取材には応じない、といいます。
その結果、現地では、各マスコミが自衛隊を「追っかけ取材」せざるを得なく、「マスコミの車が自衛隊の軽装甲車に並走して接触事故を起こしそうになったり、オランダ軍の車を追い越してオランダ軍から機関銃を向けられるというトラブルも起きたようだ」(前掲書p117)と言います。
「追っかけ取材」で銃を向けられるってのは、思わず笑ってしまいますよね。

次は問題?の芸能ネタ。
題名は「結婚式で日本中を爆笑させてくれた・・・YAWARAちゃんのホントの素顔」。
題名からはあまり読みたくないような感じだったんですが、買ったからには読みました。
それが「あらあら」「ふ〜ん」でして、あまり書くと「噂の真相」社に訴えられそうです(笑)。
彼女のホントの姿は、テレビで見る姿とは全く違うらしく、練習嫌いであり、マスコミが来た時だけ真面目に練習する。
極めつけは、イジメ。
彼女は、後輩イジメをするんだそうです。
引用します。

「これも取材陣がいる前では絶対やらなかったことですけどね。関係者だけの練習では相手の衿を持ちながらアッパーをガンガン入れてくるし、失神した選手もいたくらい。足払いはほとんどローキックで、膝の関節に入れてくる(笑)。他の選手たちも『また潰し、始まったね』とよく話してましたね。
(中略)
練習以外のイジメもキツかった。例えば食事です。私たちにそれぞれ1升炊きのおひつとまわして、『これ全部食えよ。終わるまで道場来なくていいから』って言うんです。ある選手はご飯じゃなく山盛りの納豆だけを出されて、『オマエはメシ食わなくていいから、これ食え』って。吐きながら食べてましたよ。これが合宿の間じゅう続いたんです」
(前掲書p64)

あっはっはっ!
これが世界の・・・なの?
これ見ていた人は、よくキレなかったものですね。
私だったらカギ竿でぶっ叩いて、柔道やめますね(どうしてカギ竿なのか知りません)。
で、読んでいくうちに、勝手に洗脳されていた私の頭の中のイメージがどんどん崩れていきます。

ホイス・グレイシーとの対戦で話題になった五輪金メダリスト吉田秀彦との熱烈なディープキスを、稽古の休憩中の全員の前でやっていて、それが普通の出来事となりました。
みんな当たり前のようになり、みんな無視していたんだと。
で、その後には・・・・で、「エースをねらえ!」のおかひろみ(実写版は上戸彩主演、堀ちえみ真っ青。意味わかるかなあ?)が気絶して死にそうなことをしています(←誇張しすぎかも。エースをねらえ年代でして。笑)。
驚いては「ふ〜ん」の連続でした。

しかし、彼女は、もともとそういう性質の人間であっただけであり、それ自体、第三者がどうこういう資格はありません。
ところが、テレビが彼女を国民的英雄像に仕立て上げ、良いだけのイメージを視聴者に植えつけてしまった。
漫画「YAWARA」を利用して。
「いのくまやわら」ではなく、普通のその辺の普通の女とか性格の悪い女として伝えられたなら、ただ強いだけのイメージしかなかったはずです。
これらの情報が今まで出てこなかったのは、「金になるスター」の権力であり、マスコミ・タブー化した彼女を作ったのは、「金になるスター」と見た全柔連とマスコミである、と「噂の真相」誌は、断じています。
私とすれば、この事実から、漫画「YAWARA」のほうが迷惑がっているのでは?と思えてきます。
おそらく、彼女に対するタブー記事は、これが最初で最後かもしれませんので、気になる人は買って読んでください(いつものコメント。笑)。

最後に、休刊に関する苦言を引用します。
投稿欄「読者の場」では、休刊に反対する投稿がたくさんありますが、編集長に対し、苦言を書いた連載陣のコラムは初めてですので。
コラム「撃」からです。

いよいよ迫ってきた本誌の休刊がひとまず止むを得ないものだとしても、編集長はそれを「美学」などと呼ぶべきではない。現実の矛盾や軋轢を想像的に解消していまおうとするのが、「美学」というイデオロギーにほかならず、それに何よりも抵抗するものこそスキャンダリズムの精神であり、「噂」という自由な言説の形式なのだから。
(前掲書p131)
(2004年2月20日)



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