Column

   やっぱり「嫌と言えない日本人」ですか・・・
 先般来から話題になっている、尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流失事件で、映像を流失させた本人が名乗り出たようだ。神戸海上保安部所属の主任航海士海上保安官(43)で、公務員としての守秘義務違反で逮捕される見通しとのこと。確かに「守秘義務違反」であれば背任行為ではあるが、果たして今回の映像の流失事件内容は、「守秘義務」に相当するのか甚だ疑問が残る。そもそも「国民に知らせるべき事案」を無視した政府の失策ではなかろうか?一部の国会議員のみが映像を確認しただけで、日本の正当性を世に知らしめなかった政府の責任は重いと思える。領海を侵犯され、尚且つ暴力行為を受けても我慢する姿は理解の域を超えているのではないか。今回の事件は、海上保安官として映像流失の手段に問題はあったが、自衛官としての「正義感」からでた行動であることは明白である。ならば職員の処分は、せめて「戒告、訓告、厳重注意」等で済ませてほしいものだね。ある意味、優秀な職員を「逮捕・免職」にしてしまうことは国家の大きな損失である。今時、「正義感」を発揮できる人間がどれ程いるのか考えてみようではないか。
 
 しかし、処分保留(結局、無罪ですね)のまま中国に帰した中国漁船の船長が、ピースサインで自国に降り立った姿は忘れられないね。
 
 日本国旗を、焼かれても踏みつけられても気にしない、現地日本企業が襲撃されても知らんぷり、領土・領海を侵されても我慢々。挙句の果ては、「沖縄を返せ」だと。(これ逆の立場だったら大変ですね) 
 
 日本には、今回の事件も含めて、「内政干渉するな」と強く言える人がいないようだ。故に「正義感」のある人材を失うことは誠に残念な話である。
 
 ところで日本政府は、某国により実質的「占領状態」になっている「竹島」などはどうするおつもりでしょうかね?
更新日時:
2010/11/15

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