随分昔、柔道八段を自負している18歳の少年に出会いました。段位的に有り得ない世代だったので、聞けば柔道七段の祖父と喧嘩をして勝ったから「自分は柔道八段なんだ」とのことでした。その祖父は随分前に柔道を辞めていました。また年齢もとうに70歳を過ぎていました。果たして、この事実をどう思いますか。
孫が自分の祖父と取っ組み合いの喧嘩をしたこと。それで「勝ったから俺が上」という考え方。バカな奴だと言ってしまえば終いだが、恐ろしい現象ですね。年長者に対する敬意の念や、お年寄りに対する労りの心がまるでない。この少年の生活環境が分からないので一概には言えませんが、人として優しさを学んでいたら他人を思いやる心も育んでいたことでしょう。残念です。
人間は独りでは生きていくことができない。一人ひとりが互いに支え合って協調性が生まれ社会が成り立っている。何かが崩れるから争いが生まれるのである。今一度、我が身を振り返り生活を見直そう。
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