聞き手の年齢を考える

1、幼児に語る

   0歳から2歳  母子の同調

   2歳から3際  参加型始まり

   4歳から5歳  本格的な参加型ができる。

  年齢的な成長と心の発達に見合う語りが大切

2、小学生に語る

   低学年   人間関係の拡大(親子→友人)正義感倫理観の芽生え

         幼児期を引きずっている。唱え 繰り返し

         「腰折れ雀」「鳥のみじい」など

   中学年   相手の立場の理解深まる。自分への自信と不安

          こわい話「海彦、山彦」「ならなしとり」など

   高学年   自立に向けての準備

          困難に立ち向かう心→魔法昔話

          社会への批判精神→笑い話

          人間存在への興味→神話「古事記」

          戦争に関する話も大切

3、中学生    異性への興味、親からの自立、自分の生き方、友情
         恋愛や人生を肯定的にとらえ、社会の一員としての自覚を促すような話
          語り手としては聞き手を信頼しおとなとして認める。

4、高校生    実践者がなく、おとなと同じでいいのではという意見に対し講師から「おとなと同一にならないと思います」という補足が          あった。        

5、 成人     日常から離れた空間、時間を期待して参加する。
         おとなという固定したイメージを持たず、おとなのなかにいるこどもに語る視点も大切ではないか。  

          自分史なども。

6、高齢者    娯楽性、季節感、明るい話  聞き手の人生への敬意を示す。

         一緒に歌う(小学唱歌など)、知恵をもらう、

         場合によってマイクの使用、トイレタイムなどを考慮する

         講師から知的な老人に対しての語りについて補足があった。

また高齢者に語っていただくことの重要性、性の肯定などが今後の課題である。