“おはなし”大好き

♪芽が出てふくらんで♪

ストーリーテリングとの出会い

いろいろな“おはなし”の本  

お話というものは、子どもが、大昔から当然受けるべくして受けてきた文化遺産であり、おとなは、いつの時代にも子どもにお話を聞かせるべきだというのが、私の考えです。

      アイリーン・コルウェル

   (イギリスのストーリーテラー)

 

世界中に昔から語り継がれてきたお話があり、いろんな形態で人から人へと伝えられてきました。私の子どもの頃、自分のまわりでそういう語りはすでになく、聞いた経験がないのはとても残念に思います。

本を読んでもらったり、自分で読んでお話の世界をいろいろ想像しながら楽しんだ経験から、その本の楽しさを子どもたちにもぜひ伝えたいと思ってはいたのですが・・・・

今広まっているストーリーテリングは、欧米の図書館で児童奉仕の一つとして子どもたちを本にいざなう方法として行われていたものをアメリカで図書館学などを学んでこられた方たち(渡辺茂男さん、間崎ルリ子さん、松岡享子さん他)が日本の図書館で実践して広めたという歴史があります。日本では公共図書館の発展期、また家庭文庫運動の始まった頃とも重なり、広められてきたということです。

子どもの本にすごく関心があったしストーリーテリングの事も知り、とても興味がありました。

そして、私が直接「おはなし」に接したのは、子どもの本屋さんが開催した「ストーリーテリングの講座」でした。その初回の講座の後にすでに作られていたサークルに入り、もう20数年になるでしょうか。我が子は3人目がもう4,5歳になっていました。その後、勤めていた仕事が忙しく参加できなくなり中断していた時期もあり、今年(2012年)新たなスタートです。

 

 

2012年7月

童話屋 出版

この本の中におはなしについてこんなステキな話が載っていました。

宮川ひろさん(児童文学作家)が、福島の語り部の遠藤とし子さんから聞いたおはなしだそうです。

 

この本は、宮川ひろさんの語りにひかれた元アリス館の編集長だった後路好章さんが編集されて語りのCD付きで出ています。もともとお話は録音したりするものではありませんが、私も一度ひろさんのお話を聞く機会がありもう一度聞きたいと思っていたので、これは嬉しい本でした。7話載っています。(その時のお話は載っていないのが残念)

宮川ひろさんは70歳過ぎてから語りを始めてもう89歳(2012年)になっておられる。遠藤とし子さんの語りを聞いて昔話の楽しさを知り始められたそうです。ただただ敬服です。

 

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