05年・2月マンスリーチャートレビュー
集計期間:2月1日〜2月20日順位 | タイトル | アーティスト | 発売日 | 売上 | 好度 | |
1− | ファンタスティポ | トラジ・ハイジ | 05/1/26 | 35.1 | ||
2− | さくら | ケツメイシ | 05/2/16 | 21.0 | ||
3− | NO MORE CRY | D-51 | 05/2/2 | 19.1 | ||
4− | PRIDE | HIGH and MIGHTY COLOR | 05/1/26 | 17.3 | ||
5↑ | 月光花 | Janne Da Arc | 05/1/19 | 15.3 | ||
6− | 初恋列車 | 氷川きよし | 05/2/9 | 12.1 | ||
7− | 未来の地図 | Mi | 05/2/2 | 11.6 | ||
8↓ | 友だちへ〜Say what you will〜 | SMAP | 05/1/19 | 10.9 | ||
9− | Life goes on | 有坂美香 | 05/2/2 | 9.4 | ||
10− | 黒毛和牛上塩タン焼680円 | 大塚愛 | 05/2/9 | 8.5 |
今月のチャートは、実に面白いものとなりました・・・。 というのは、半年前なら聞いたことも無いようなアーティストが、チャートの半分を占めているという点である。 音楽情報をしっかり仕入れている者でなければ、現在も音楽ファンを自称している者でも、「アゼーン」となりそうである。 1位はトラジ・ハイジ。 堂本剛と国分太一・・・というか国分太一という、この微妙な人選を一番のウリにした感のある曲。そしてそれが見事に成功し、20万枚という見事な初動を記録した。 本当、この二人の仲の良さってどうなんでしょう??? あの振り付けといい、やたらと謎を多くしている辺りもウリなんでしょね。 キャッチーで普通にいい曲だと思います。 2位はケツメイシ。 ヒップホップが嫌いだった人々まで巻き込んで、さくら前線と共に日本全土を巻き込んでヒットしている曲。年間10位は確実、5位すら手中に収めるロングヒット振り。 さて、来年はどんな「さくら」の曲が大ヒットするのでしょうね・・・・これで4年連続(SAKURAドロップス含)。 とはいえ、今まで本気で気に入ったヒップホップの曲がRage against the machineの「Guerrilla Radio」「Testify」、Dragon Ashの有名曲4,5曲、KICK THE CAN CREWの「マルシェ」のみという、根っからのヒップホップ嫌いの僕としては、この曲も特に気に入るには至りませんでした m(_ _)m 特に売れるとも思わなかったし・・・・見る目ないかな。 とはいえ、同時期に発売した某木星人軍団の金星語タイトルの曲よりは、ずっと良質なものだと思いますが.... 3位はD-51。 ノーモークライ ノーモークライ。 何度聴いても 中身のない曲 4位はHIGH and MIGHTY COLOR! 新人らしい勢いに満ちた楽曲と、バックについてる編曲陣の練られたアレンジが融合した快作! しかし本当に、この新人の勢いってのは見てて気持ちよいものだ。 CDTVでのライヴ、ラップの人が一生懸命ヒップホップしてる中、全然違うテンションでトローンと歌い上げるボーカルの、このバランスのとれてなさ。 そんな部分に笑っていれば、いきなり後ろのギターが超絶タッピングプレイ始めるし・・・ とりあえず、J-POPシーンにおいてタッピングプレイを披露してくれる部分だけでも嬉しくなってしまいますが。 ってそれよりも、ヒップホップって本来ああやるものなのか・・・・・?? 色々言っておりますが、ボーカルの女性の低音ビブラートは確かに魅力的だし、ギター・ドラム・ベースも20歳とは思えないテクニックを持ち合わせており、次作への期待も大きく高まるアーティストではないでしょうか。 5位はJanne Da Arc! ロングヒットで、最終的な売上も30万枚を突破しそうですね。あぁいやはや、こういった正統派ビジュアル系バンドがここまでブレイクするの、本当にペニシリン以来ではないでしょうか。 しかし現在の日本のバンド情勢といったら、売れている順に Mr.children/サザンオールスターズ B'z L'Arc〜en〜Ciel/BUMP OF CHICKEN GLAY/ポルノグラフィティ Janne Da Arc/大塚愛/アジカン スピッツ/ といった感じとなり、インディーズ系のパンクバンドであればその下にロードオブメジャー、175R、MONGOL800?、レミオロメン、ガガガSP、ACID RAIN、フジファブリックなど、多数のバンドが控えているわけですが、それに対してビジュアル系バンドはラルク、グレイ、ジャンヌの3組が飛び抜けているのみで、その下に続く者どころかその兆しのある者すら存在していない。つまり、シーンの空洞化が余りにも甚だしい状態といえる・・・。 今の3組の影響を受けて、新たにブレイクするアーティストが強く望まれる。 あ、そういえばHIGH and MIGHTY COLORってどうなんだろ...... 6位は氷川きよし なんか本当に異色な曲なわけで、楽曲的に評価するのもどうかと思いますが・・・ とりあえず、オリコン初登場1位でした。 丁度3年前にも、「ズンドコきよし」だとかいう曲をリリースして好評を博していましたが、あれでも初登場5位だったんですからねぇ。この度はおめでとうございました。 7位はMi 何故だか分からないが、このボーカルの声は本当にツボにはまってしまった。 I WISHのアレなんて全然気に入らなかったんだがなぁ。 やはりこちらの方がロックなテイストが加えてあって、音の多さや音楽的な広がりも感じることができるからでしょう。 それにしても、Cメロのあの裏声の部分には鳥肌すら立ってしまった・・・・ 個人的にこんなにハマった女性ボーカルも久しぶりだ。 8位はSMAP 余りにも、余りにも、余りにも下手すぎる。 もう二度と聴きたくない......................................... まさかsmacの上をいく曲が現れてしまったとは 9位は有坂美香! 2月のチャートというのはベテランアーティスト、ブレイクアーティスト、新人アーティストらが入り乱れた、高レベルで勢いのあるチャートになることが多いのですが、今年はタイアップとの連携が実に上手く、多数の新人アーティストがブレイクしました。D-51なんかも、あの一度聴いたら忘れないサビは賞賛に値しますし。 しかしそれらの3アーティストと比べてしまうと、この曲はボーカル共々ちょっとインパクトが弱かったかな。 まぁキャッチーとは無縁な曲とは思いますが、ガンダムというよりエヴァっぽい雰囲気が素敵です。 ギターの音質にも気に入りました。 10位は大塚愛。 アルバムverよりずっと気に入りました。詳しいコメントはこちらをどうぞ |