宮城県栗原市のピアノ教室はドレミ音楽教室へ♪ 随時生徒募集中!

ドレミ音楽教室

ドレミ音楽教室

宮城県栗原市栗駒沼倉木鉢23-1
TEL.0228-45-5693

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AM9:00~PM9:00
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講 師 紹 介

千葉聡子 昭和音楽大学短期大学部器楽科ピアノ専攻卒業。
ビクター音楽教室を経、宮城県栗原市の自宅にて
千葉ピアノ教室主宰。
2010年に栗原市内にてドレミ音楽教室主宰。
2013年に株式会社オフィス・チバを設立し、音楽教室を運営。
「音楽で地域を元気に!」をモットーに事業の展開及び自己啓発に
邁進中。
日本ピアノ指導者協会会員。
石川県金沢市出身。
趣味はガーデニング。畑で野菜作りにも挑戦。
千葉聡子
CHIBA SATOKO

    

音楽ライター山本美芽先生による

講師へのインタビューを掲載しました!



インタビュー


地域に根ざして15年

-栗原市で「ドレミ音楽教室」を開いて、どれぐらいになるのですか?

15年ほどになります。音楽大学を卒業してから結婚して、夫の転勤などで何度か引越しをしました。夫の実家がある栗原に来たのが15年前で、そのときに教室を始めました。それ以前にもレッスンはしていたので、指導歴は20年ほどになります



-先生の教室は宮城県栗原市にありますが、震災の際にはどのような被害がありましたか。

栗原市は内陸にあるため、津波の被害はありませんでした。それでも停電が1週間続き、大変な思いをしました。石巻の友人が津波で家に住めなくなったので、数ヶ月の間、我が家に滞在してもらいました。石巻まで行って、被災した家の片づけもお手伝いしましたね。  ピアノ教室も、しばらくはできないかもしれないと思っていました。でも、生徒さんから『次のレッスンはいつですか?』との電話をいただき、『待っていてくれるんだ!』と奮起しまして、震災の三週間後からレッスンを再開しました


基礎から着実にレベルアップ

-昔はピアノの本といえば『バイエル』でしたが、「ドレミ音楽教室」では、どんなものを使っていますか?

お子さんによって、一度に教えて理解できる量は違います。全員に同じ本を同じように使うことはありません。様子を見ながら、選んでいきます。幼稚園のお子さんは、『うたとピアノの絵本』や『ぴあのどりーむ』から始めます。生徒さんに合ったオリジナルテキストを作ることもありますね。まずは私と一緒にドレミでうたいながら、弾いていきます。読む、書く、歌う活動をバランスよく取り入れるようにしています



-そこから少し進むと、どんな本になるのですか?

『バイエル』や『こどものチェルニー』などに移行していきます。そこから個人のペースに合わせて、グレード試験やコンクールに積極的にチャレンジできる環境を作り、レベルアップにつなげていきます



-コンクールでも継続的に成果をあげていらっしゃいます。

東北青少年音楽コンクール、グレンツェンコンクールなどに参加、受賞しています。昨年はプロコーチの保科陽子先生にセッションを受け、コンクール指導について学びました。リズムの感じ方など、基本的なことをいかに徹底するか、成果の出る指導法を新たに発見しました



-他にも指導のために勉強していることはありますか?

現在もピアノの個人レッスンに月1~2回通っています。また、昨年はロンドンまで行って先生の指導の様子を見学するなど、海外の音楽教育を研究しています。東京で行われるセミナーにも、年に数回行っています


息子たちとのピアノの練習

-先生自身のお子さんには、ピアノを習わせましたか?

長男が大学生、次男が高校生になります。親子だと、けじめがつかないので、ふたりとも他の先生のところに毎週レッスンに連れて行っていました。中学校のときは、ふたりとも合唱の伴奏者をつとめました。そのころには、息子たちは自分で楽譜を読んで、ひとりで練習ができるようになっていたので、私はほとんどノータッチでした。楽譜が読めて、ひとりで練習できる、すなわち音楽的に自立させるということは、教室でも目標にしています



-ご自分のピアノの仕事が終わってから、息子さんのピアノ練習をみていたのですか?

そうですね、夜の8時、9時ごろに、毎日のようにみていました。特に小さいうちは、家庭での声かけが上達の鍵を握っています。生徒さんのレッスンもあり、同居していた祖父母の介護もあり、毎日本当に目が回るような日々でしたが、息子たちの毎日の練習には必ずつきあいました。『なんとしてもピアノが弾けるようになって欲しい』という思いでした。忍耐がいりましたね



-息子さんはふたりともよく弾けるタイプでしたか?

長男は、わりとなんでもすぐにできるタイプでしたが、次男は自分なりに消化するのに時間がかかるタイプでした。子どもによって、本当にペースが違うことを、自分の子育てを通じて学びました。中学生までにある程度弾けるようになりましたので、高校生になってからレッスンは行っていませんが、息子たちも『自分は運動部だけれど、ピアノも弾ける』ということが、とても自信になっているようです。入学願書の『特技』の欄にも、ピアノと書いています


音楽をもっと身近に

-子育ても一段落して、教室も3箇所での展開となり、このたび、㈱オフィス・チバとして法人化されたそうですね。

震災のときに改めて感じましたが、『ピアノを頑張りたい』という生徒さんたちの気持ちが、自分にとって大きな支えになっています。これからは、良質なレッスン内容はもちろんですが、生徒さんには、通いやすい便利な場所、上質な教室空間を提供したいと思っています。さらに、ご家庭でピアノを購入するお手伝いや、地元での演奏会の開催など、地域のみなさんにとって音楽を身近にしていく活動、さらには栗原市の自然と人の素晴らしさを全国に発信していきたいと考えています。そのため、2013年4月から『オフィス千葉』として法人化しました。事業や資産を法人に移転することで、これからの若い先生へ事業を継承していきたいという気持ちでいます



-読者のみなさんに、メッセージをお願いします。

息子たちが大きくなり、今、自分の子育てを振り返って思い返すのは、ピアノを二人三脚で頑張ったことなんですね。家庭での声かけは、親にも根気が要りますが、子どもがピアノが弾けることの喜びは何にもかえがたいものがあります。全力でお手伝いしますので、ぜひ、当教室でピアノに挑戦し、レッスンを続けていただきたいですね


取材・文/山本美芽(音楽ライター http://homepage1.nifty.com/mimetty)

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