ナビの北海道旅行記2001 | パート2 |
7月22日 |
何だか規則正しい生活をしているんだろうか?目覚めがいい!昨日の苫小牧にしろ 「体調は万全ってかぁ〜」まずは風呂に行く。朝風呂ってのも気持ちいい。 「あ〜気持ちいいっす!!最高っす!」実は目覚めてから窓をみたら快晴だった。もし雨だったら入浴はしなかったんだけど、天気がいいならバイクだって湯冷めなんてしないもんね。それに入浴しないと損しそうだもん。 朝食を摂りに行く。 「暖かいご飯はやっぱり美味しいっす!元気モリモリ出ちゃうっす!!」食後にコーヒーいかがですか?って言われたので 「あ、ありがとうございます。ではお願いします」って言ったらチェックアウトの会計時しっかり請求された! 「オーマイガット!先に言ってくんなまし!」でも美味しかったからいいけど! 身支度を整えて我が愛機のもとへ!荷物のパッキングをして空を見る。スタートして、まず糠平駅跡をめざす。確か前回の記憶では国道からそれて坂道を下ったような気が、、、あった!これでしょ!ってことで士幌線糠平駅跡に到着。現在は記念館になっていた。当時の面影は全くないが奥に何本か線路が見える。あまり関心はしそうにない。廃止になると概ねこんなもんだもんね! 記念館内部に入ってみる。入場料200円を払って館内へ。考えてみれば廃止駅跡で入場料金を払ったなんて初めてだ。どんなもんだろう?内部は何処にでもあるとおり写真やパネルでの説明が目立つ。ただ、ビックリしたのはVTRである冬の日の運転台展望シーンの映像を見せてくれること。 「うわ〜当時の列車風景がうるってるじゃん!これって感激!!!」今みたいに高架の帯広駅ではなく、昔の平地の帯広駅から出発した列車が糠平駅まで走っていく映像。各駅間の映像を選択できるから、当時の映像を思い出すにはもってこいだ。実際、俺も夏ではあったけど、糠平駅は訪問した時の おぼろげな記憶が蘇ってきた。 「そうだよ!こんなんだったよ!スッゲー!うれしい!」って気が付けば殆どの区間を見てしまった。 最後にタウシュベツ橋梁のパネルを見ていたら、管理人のおばちゃんが 「今なら橋の見ごろの最後だよ!最高にキレイだから、行ってごらん!」ってアドバイス。すんごく悩んだけど諦めた。あと1時間早かったら行ったかもしれないけど、時間は11時を廻っちゃったからだ。 「ん〜残念っす!いつの日か行ってみたいなぁ!」上士幌からナイタイ高原を予定していたんだけど、これもパス。ちょっと記念館に居すぎたな! 帯広市内に入って豚丼を食べよう。と、NTTドコモの看板を発見。実は今回携帯の充電器を持ってくるのを忘れちゃったんで、ドコモショップで充電をお願いしよう。やく1時間位かかるらしい。お願いします。んではガイドブックで有名な「ぱんちょう」にいくか、、、、 「うわ〜!すんごい行列。これじゃ時間が足りないよ!」多分通りに30人位は並んでいたんじゃないかな?これじゃ いつ食べられるか判らない。ってんで駅の端にバイクを止めて駅内を物色。エスタという館内で「ぶたはげ」を発見。ここにしよう。 「ん〜こっちだって旨い!こりゃタマラン!マジ網焼きの豚丼って最高っす!」ここでさえ旨いのに「ぱんちょう」ってどんな味なんだろうか? 「ぱんちょう」とちがって、「ぶたはげ」は待たないぶん早く食べ終わった。さて、携帯の充電まで時間があるな、、、しかたがない、時間調整で愛国駅跡と幸福駅跡に行ってみようか!ここはもう何度も行ってるから悩むこともない。まずは先の幸福駅に。と言っても今さら見ることもないので遠めで列車をみて国道内でUターン。 「俺って何しにきたんだろう?はっきり言って バカじゃん?」今度は愛国駅のそばまで行ってみる。で、ここもバイクを降りるでもなく帯広のドコモショップへ!充電完了。おかげで時間も2時になっちゃった。 「なんだよ〜〜俺って何も観光してないじゃん!」これって意外とショックでかい!このままモシリバ直行になっちゃった。すんごく時間の無駄の一言!反省しなくっちゃ! このまま国道38号線で白糠、釧路と走りぬける。でも天気が怪しくなってきた。雨こそ降らないようだけど、ちょっと雲が増えてきた。何とか根室標津まではガマンしてよね!釧路市内は今まで国道の案内板に沿って走ってきたんだけど、何だか遠回りしている感じがしたんで、ちょっと新しいルートを見つけてみようか、、、 案の定国道44号線に直結する道路が見えてきた。これで釧路駅近郊はスルーで走った事になる。便利この上ない。釧路町から中標津へ。これは昨年走ったから不安はない。ただ先の標識に中標津97Kmって表示は閉口する。 「ちょっと距離長いんじゃないの?だって1時間半はかかるもん。」 そこからモシリバじゃ去年と同じだし!まあ仕方がない!文句言っても始まらないもんね!結局6時過ぎにモシリバに到着。奥さんが出迎えてくれた。さっそくカンノファームで買ったラベンダーをプレゼント。 「きゃ〜うれしい〜〜いい匂いするわね〜」だって!長く北海道に住んでいる人でもラベンダーは初めて見たんだって! 「へえ〜!そんなもんなんだねぇ!確かにに標津じゃラベンダーは咲いてないもんね。」でも香りは残っていたんで何より、、、さっそく飾ってくれた。 風呂に入って夕食を摂る。今回は家族連れが泊まっていた。確か関西方面と聞いたけど、、、小さな子供たち4人とお父さんとお母さんで賑やか!こんな団欒もいいもんだ。子供たちが俺と同室の男性に折り紙で手品を披露してくれた。とっても微笑ましい光景だ。賑やかな談笑は続いた。 |
7月23日 |
朝目覚めると雨だった、、、 「判っちゃいるけど ちょ〜悲しいっす!」今日は1日フリーにしていたんだけど、何処にいこうかな?食後リビングでまったりしてみる。丁度家族連れのお母さんがいたので話をする。ご家族で連泊だそうな、、。何処に行こうか悩んでいるみたいだった。自分の知りうる限り考えてあげたんだけど、、、 「そうだ、厚岸の道の駅のバーベキューは屋内だからいいかもしれないっすよ!」って勧めてみた。晴れていれば知床峠でも摩周湖でも最高なロケーションだし子供たちにも楽しいかもしれないけど、雨じゃ何処行ってもガスってるし屋内で楽しむしかなさそう、、、。道の駅だったら屋内でバーベキューができるから子供たちにも楽しいと思ったからだ。 |
![]() 「ちょ〜うざったいっす〜!メッチャ ブルーっす!」エンジンをかけ出発。まず厚床をめざす。標津を過ぎてトドワラ方面の分岐を直進。今日なんかトドワラ行ったらシャレにならないだろうな!でも入っていったレンタカーがいたけど、、、仕方ないか俺と違って何度も来れるところじゃないからね。 この先集落を除けば殆ど原野と言っていいところを走る。雨でなければ最高のロケーションなのに。でも荷物を積載しているわけじゃないし、モシリバに戻るだけでいい。それだけでもラッキーと思わなければ。 やがてJR厚岸駅に到着。近年建て替えたらしくモダンな建物だ。トイレもきれいだ。駅内に入ると無人駅だった。以前はここから標津線が分岐していて、駅員もいてそこそこ賑わいがあったらしい。現在ではマニアでもないかぎり標津線の遺構は見当たらないかもしれない。記念碑はあったけど、、、、こんなの廃止前にあるわけないか、、、。 |
![]() 「おお!あった!ほたて弁当だ。なんたるラッキー!!さっそくゲットせねば!」お値段は500円也。意外と安い。食べてもいいけどこのまま持って帰ろう。(左の写真はモシリバで開封し撮影したものです。) |
![]() ![]() まず駅に行く。ここは駅員がいる有人駅だ。列車はそれほど走っていないけどもキオスクもあった。ん? 「あ!あった!かきめしだ。ラッキー!」さっそくゲット。今日はあと3個で売れ切れだったそうでギリギリ間に合ったのかな?これも持って帰ろう。(右の写真はモシリバで開封し撮影したものです。) |
![]() 金額1000円弱を払って案内されたテーブルに座り炭火で焼く。カキが焼けるまでしばし待つ。バーベキューソースをかけて食べる。 「ちょ〜美味いっす!めっちゃ美味しい。もっと食べたい、、、、、。」 その気持ちを殺して店を出る。バイクで出発しようと思うと 「あの〜!」って話かけられた。あれ?モシリバで一緒だったご家族のお母さんじゃん!本当に来ていたんだ!うれしかった。俺が朝雨だから道の駅厚岸のバーベキューいかがですか?って勧めておいたんだよね!ところで 「オーナーさんはお酒好きなんですか?」って聞かれた。そうか!昨日俺も、同室のライダーも焼酎持ち込んでいたのを見てたのね! 「ええ!オーナーの中村さんは焼酎が好きみたいですよ!」って話してあげた。もしかして余計なお節介だったかな?ここでご家族とは別れた。もちろんモシリバでは会うけど。 |
![]() 「ストーブを炊いているんですか?」って聞いちゃった。だって7月だよ!でも店員のおじちゃんは 「だって寒いんだもん!」だって。そりゃそーだけど、、、、! 道道813号線に入ってローカルなワインディングを堪能する。途中でバイクを止めて風景を撮影。できればビート畑がよかったな!でも何もない所だこと。ここでも牧場であることにはかわりないもんね!ただあまりに広すぎて牛さえ何処にいるのか判らない。もしかして実際は原野なのかな? |
![]() いや!これなら歩いて行けなくはない。見張りの隊員はいないけど場内に入ったらゴメンナサイでは済まないだろうから残念だけど撤収。無断で入ったら多分逮捕されたりして、、、、熊さんより怖いもんね! このまま3桁道道を制覇してみるか、、、。奥行の案内に沿って走る。所々集落があって学校もある。でも観光客は絶対走らない所だろうな!雨の不安を感じながらも道そのものはいい。 |
![]() 「ありがたいな!」 初め駅逓って何だろうか?って思ったんだけど、中に入って宿泊施設だってのが判った。当時の食器とか宿帳が残っていて見ることができる。この歴史の建物は文化財として残してほしいものだ。そして道道をはさんで奥行臼駅跡があるので拝見しよう。佐々木さんも付いてきて来てくれて、駅舎の鍵を開けてくれた。どうやら防犯上の意味もあって鍵をかけているらしい。そりゃそうだ。文化財が廃墟となるのは偲び難い。 |
![]() 「わお〜10年前にタイムスリップしちゃったっす!」何だか俺が追い求めていた駅って感じだ。一般的に鉄道が廃止になると、駅舎は取り壊されるか、記念館になっているかで、無意味な列車が展示されていたり、線路が外されていたりと、過去を表しているだけのものが少なくない。でもここは違った。駅から200mくらいで線路はなくなっているのは事実だけど、駅前から駅舎、ホーム、ホーム前の線路もそのままに残っていた。列車の展示などなく、もちろん展示パネルや写真も展示されていない。 このまま列車を待っていている雰囲気にかられる。のんびりしてみたい場所だ。もちろん何時間待っていても列車が来ることは絶対ないけど、、、、!かなり時間をさいて感動にひたった。佐々木さんにお礼を言って立ち去る。ここは俺も知らなかった。多分ガイドブックにも載っていないんじゃないかな?晴れた日に再度来てみたいもんだ。 |
![]() ここでは有名なポークチャップを注文。700グラムと400グラムが選べるらしい。とりあえず試しに400グラムをチョイス。これから焼くから30分位時間かかるとの事。承諾して待つ。 え〜と入り口にUFOキャッチャーがあるな!ちょっと遊んでいこう。100円で簡単にキティーちゃんの小さなぬいぐるみをゲット。ならばもう一回。今度も取れた。でも、これどうしよう?そうだ!家族ずれの子供たちにプレゼントしてあげよう!ただ4人いるから喧嘩にならないように4個ゲットしなくちゃなんないね!あと2個ゲットしなくちゃ。でも効率いいんだ! 「俺って天才かな〜無理なく目標達成できちゃったじゃん」総額でも800円しかかからなかった。 |
![]() 「なんじゃ〜これは!!肉のたかまりじゃね〜っすか!」俺食えるだろうか?直径で7センチ位。厚みは4センチはありそう。ケチャップがきついけど中まで火が通っていて美味しい。端はカリカリしていて俺の好み。そうだ!今中標津にいるだろうTさんに食べさせてあげようか!TELしてみる。出そうにない。まあ!何処かで走ってんだろう。 「あ〜もう肉食いたくね〜っす!あ〜辛い!!」けっこう腹にたまった。お店の人に言ってくれれば塩味も作りますよ!って。 「最初に言ってほしかったなぁ。今度は塩味をチャレンジしようか。」めちゃくちゃ胃袋がきつい。 とりあえず雲行きは怪しいけど雨の心配はなさそうなのでよかった。あとはモシリバに向かうだけ。 |
![]() 実際はちょっとずれた所に駅はあったらしい。この列車は駅があったことのオブジェとして残してあるとのこと。車内は座席が取り外されて畳が敷かれていた。駅名表の前で記念撮影。でもこの列車、、、色あせてんな!もう少し綺麗に塗装してあげてもいいだろうに、、、、。現在は集会場として地元の方が利用しているそうな。 もっとも俺はこんな保存は肯定しないほうだけど。形は列車だけど列車じゃないもん。いずれ朽ち果てて廃棄の運命をたどるのは時間の問題だと思う。 モシリバには6時過ぎに到着。ご家族はもう到着していた。自分も風呂に入って食堂に行く。ただ食欲が少ない。そりゃそうだ。400グラムのポークチャップ食べてまだ2時間しかたってないもん。少しのおかずで夕食は済ました。 「オーナーの中村さんゴメンナサイ!」そうそう子供たちにUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみをプレゼント。喜ばれて何より。これで思い出が一つ増えたかな?あまり動きたくない、、、、とにかく腹いっぱいだもん。あ!駅弁を開かなきゃ!ホタテ弁当とかきめしを広げて写真に撮る。でも食べる気がない。仕方ないのでかきめしは中村さんに手伝ってもらって、ほたて弁当は明日の朝食に食べることにした。 かきめしは以前冬に食べたことがあったっけ!1口だけでも旨い。中村さんにも好評だった。 さて寝るとするか!zzzzzzz |
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