ナビの北海道旅行記2004 | パート3 |
7月21日 |
自然に目が覚めた。時間は7時30分。 「んん?俺って10時間くらい寝ていたんだ。何で?」これって相当疲れていたんだね。藤田さんにも 「よ〜く寝てましたね!」って言われた。そうだよね。酒も飲まず、同じ宿泊の人とのコミュニケーションも取らず、さっさと寝て爆睡するなんて初めて!俺の方がビックリした。中村さんも驚いていたみたい。 「こんなの初めてでしょう?」って。そうだよね。俺だって記憶ないもん。外は雨が降っていた。 「やっぱり今日も合羽かあ!残念だな!」さんざん寝たためか体力気力も元に戻ったのかな?元気が出た。朝ごはんが美味しい。久しぶりにお代わりしちゃった。部屋に戻って荷物をまとめにかかる。藤田さんは今日は薫別温泉に向かうらしい。実は昨日チャレンジして道が判らなくなって引き返してきたらしいからだ。昨日話をしながら場所を教えてあげたので再チャレンジかな? |
俺も合羽を着て出発準備。藤田さんにHPに載せるからって言ってポーズを取ってもらった。他の皆さん(名前を聞かないで寝ちゃってスイマセン)と一緒に藤田さんも出発していった。最後に俺が出発。今日は紋別に行くけど、 「この雨じゃユックリ行こうか!」って考えた。中村さんに送っていただいて、いつものようにヨシムラサウンドで引っ張る。 「ブオ〜ン!」 薫別トンネルを出た所で何人か止まっている。んん?SRじゃん。それに黒の軽自動車やGPZ、、、。 「あれ?そう藤田さんの集団だ。どうしたの?」って聞くと雨でスリップして転倒したらしい。 「え?藤田さんの合羽は切れて靴から血が染み出ている。これヤバクない?」それにSRが転倒してしまったからなのか、エンジンがかからない。他の皆さんがキックしてエンジンをかけようとするけどかからない。 「じゃトンネルの坂道を利用して押しがけをしたら?」って提案したけど、それでもかからない。それに怪我がひどいらしい。本人は大丈夫って言っているけど、せめてモシリバで半日休ませてもらうよう提案したけど、、、、大丈夫とのこと。藤田さんの地元ならばどうにでもなるけど、ここは知床のそば。これからのツーリングを考えたら休むのも選択肢の一つかもしれない。仕方がないのでモシリバに戻って中村さんに事情を話しお願いした。俺も予定はなくても紋別まで行かねばならない。 「藤田さんに決して無理をしないでね!」って言って、中村さんに託して出発した。(藤田さん。その後大丈夫ですか?無事帰れました?) 川北を経由してホクレンにてガス補給。ここはホクレンの中でもオリジナルのフラッグが貰えるので、毎年行くようになった。今年はスカイブルーのフラッグだった。これは広げるとボロボロになってしまうのでしまっておこう。 ホクレンで給油終わると急に晴れだしてきた。 「何だよ!折角合羽着てるのに。」でも何時降り出すか判らないのでこのまま走る。 |
弟子屈方面に抜けるならば計根別経由もあるけど、昨日走ったから養老牛経由にして行こう。そうなると開陽台方面に向かうことになる。こんな天気じゃ開陽台もないからパスする。でも北十九号は走って行こうか。このアップダウンが続く道がライダーの聖地とよばれる由縁かもしれない。ただ、 「ず〜と先まで走るのが見えるのが飽きてくるんですけど、、、。俺としては。」(何回も走っているからかな?) 道は完全に乾いている。ここら辺はかなり前に雨が上がったのかな?平地にバイクを止めて合羽を脱ぐ。 「やっぱり風を受けて走りたいし!!」ただ、いつ雨が降ってもいいように 合羽はすぐ出せるようにしておこう。国道に入って多和平をめざす。雲が多いのであまり景色に期待はできそうにないけど、折角だから行っておきたい。でもメジャーじゃない進入をしたためか、看板が判らず往生してしまう。 「あれ?ここは何処だ!」 適当に走るとさらにわからなくなってきた。気が付けば道道13号にでてしまった。 「ヤバ!行き過ぎだよ。」Uターンして何とかアプローチの道路を見つけてやっと多和平に到着。 |
ここは標茶町の北部の丘陵地にある。丁度、標高の一番高い部分に展望台があるので、実質360度見渡せる訳。 でも地平線ってのはオーバーかもしれないけどね。視界の先に地図が用意されているんだけど、阿寒湖方面も美幌方面も知床方面も雲の中にあるみたい。間違いなく合羽のお世話になりそうだ。 時間も12時過ぎてしまった。ここにはグリーンヒル多和っていうレストハウスがある。ここの手作り焼きたてパンをテラスでいただく 「ちょっとモチモチっとした食感が腹にたまりそう。」それに見た目よりもボリュームがある。アイスコーヒーとセットで優雅なランチ(場違いだよ!テメーの生活レベルでランチなんてセリフ使うな!って声が聞こえそう)を摂った。 伊藤さんからメールが入る。今紋別にいるらしい。俺の今日の宿泊するところだ。携帯電話をかけてみるけどかかりが悪い。彼らはこのまま東進をするはずだから、何処かですれ違うはず。そのままじゃ芸がないし知り合いなのに悲しすぎる。そこで、休憩できそうな場所で 「北勝水産か道の駅サロマで休憩していてください。無理だったらそのまま行っちゃってください。」ってメールを送った。連絡待つまでもなく、速攻でスタート。確実に俺の方が遠い。多分2時間30分はかかるかもしれない。出来る限り早く到着したい。 弟子屈に入って、昨日行った津別峠への道をを左にみて美幌峠に向かう。だんだんガスが濃くなってきた。ここで合羽を着る。美幌峠はカーブもきつくなくハイペースで走れるんだけど、ガスがかかって、前方20m先が見えない。前を走っている車のテールランプを参考に走らなければ事故りそう。ここはペースが落ちるけど止む終えない。美幌峠は道の駅になっていた。道の駅になってから来た事はない。 「でもなぁ〜このガスの中で休憩したって意味がないじゃん。それに先を急ぎたいし。」でもガスがかかって何も見えなくても駐車している車は多いんだよね。何でだろう。いったい何をしているんだろうか? 美幌から網走湖の左側をショートカットする。これだけでもかなりの時間短縮ができるはずだ。能取湖からサロマ湖のショートカットはルートが無いのでそのままオホーツク国道を走る。でも進めば進むほど雨が強くなってきた。合羽着てるのにすんごく寒い。やっと15時30分頃、北勝水産に到着。伊藤さんのドラッグスターが駐車してあった。店内に入って伊藤さんから声をかけられた。 「いや〜申し訳ありません!かなり(多分軽く1時間)は待っていたんじゃないスか?」 |
寒いからコーヒーをご馳走になった。 「あ〜気持ちいいし!あったかい!」伊藤さんは今回甥子さんとツーリングをしている。俺とはコースが逆で、今日は網走あたりに泊まるそうだ。甥子さんは2ヶ月前に免許を取って初ツーリングが北海道だって! 「う、う、うらやましすぎる!」面白い事に北海道に来てから運転は慣れたみたいなんだとか。でも雨だから目の前のサロマ湖がよく見えないのが残念だね! でも、北海道の雄大さを感動してもらえば、再度行く時のいい経験になるでしょう。それに先生が先導してくれるし。 「俺的には体で見て食べて感動してもらいたいもん。」ただ天気だけはどうにもならないけど、、、、。16時頃お互いの旅の無事を祈って別れる。 「お気をつけて〜!」俺は、ここから紋別まで1時間くらいかな? 「んん?メインキーの動きが悪い。何で出だろう?」カチャカチャ動かして何とか動いた。良かった〜。この先道の駅があるけど別に寄る必要もなさそう。でも、 「今日のお昼はぶどうパンだけなのに腹もちがいいなあ。」このまま夕食まで何も食べなくていけそう。しかし憎たらしいほどの雨。サロマ湖は荒れた海みたいで、立ち寄りたい雰囲気でもない。このまま素直に紋別に向かう。 |
上湧別を通過してさらに北上すると、左側にアンテナが多数見える。 「あ〜これがオホーツク紋別空港なのか、ちょっと入ってみよう。」昨年も同じコースを走ったんだけど気が付かなかった。16時過ぎた時間なのにひっそりとしている。 「いや、ひっそりどころか、無人じゃん。」どうやら今日の離着陸は終了したみたい。これじゃ、オホーツクのアクセス空港になるんだろうか?不便じゃないかな? 結局職員もいないんで、パンフレットも貰うことできなかった。いいや!このまま出発しよう。ちなみに入口ゲートは18時で閉まってしまうんだとか。維持費の方が高くつきそうな空港に思えてきた。あともう少し。背中が痛くなってきたけど、ガマンしなくちゃ。それに、やっと雨もやんできた。 「よかった〜!紋別市内に入ってホテルまでもう少しじゃん。」 |
「でも、ホテルに行くには、時間が少し早いかな。」と思っていたら案内板にオホーツクタワーの案内が出ているので行ってみよう。すぐ近くのようだ。紋別港のはずれに行って駐車場にバイクを止めて、長い岸壁を歩く。500mはあるらしい。 「けっこうシンドイ。って言うか誰もいない岸壁を歩くってのもつまらないなあ。」(実際は電気自動車で送迎していることを後で知りました。)タワーに到着。入場料は普通1200円するんだって! 「ウッソ〜!思ったより高いじゃん!」でも夏の一定の間半額の600円で見ることができるらしい。とりあえずはラッキー! 料金を払ってエレベータで海底10mくらいまで潜る。そこは大きな洞窟みたいなイメージになっていた。ガラス越しにライトアップされた海中には自然のままの魚が泳いでいる |
「ん〜サカナクンじゃないから種類がわからない。」ヒトデがガラスに張り付いていた。また小さな水槽があってバフンウニやホッカイシマエビが動いていた。お、美味しそう!ってダメか、、、、、。 。そこそこ面白いところだな。今日はそろそろ退出するけど、何時の日か流氷に覆われたタワーを見てみたいものだ。この目でクリオネを見ることが出来るかもしれないなあ! さて、さっきの長い岸壁を歩く。結局客は誰もいなかった。 「俺の貸切かい!へっへ〜!」バイクに戻って合羽を脱ぐ。やっと開放された感じ。タワーに行く前に脱いでおけばよかった。ここからホテルまで10分かからないだろう。今日の宿は紋別セントラルホテル。ビジネスホテルのようだけど、シティーホテルなのかな。ここは大浴場が俺の好みで昨年に続いて利用させていただいている。 フロントでチェックイン最上階の8階の部屋にて体を休める。あ〜疲れた。何処かに夕食を摂りにいく予定だったけど、疲れたのでホテル内のレストランで食べる事にしよう。 |
生ビールをオーダーしてカニの天ぷら、ホッケ、ホタテづくし御膳なんてリッチな食事を堪能する。ビールのお代わりは遠慮して食べまくろう。カニの天ぷらは塩で食べると美味!ホッケは油が乗っていて最高。それにホタテはお造りから始まってフライ、サラダ、タタキなどなど、とにかく豪勢。 「こんなに食べていいんでしょうか?めっちゃ贅沢の極みってやつっす!」でも今日は最後の宿泊。明日はフェリーの中だから、最後の晩餐として、優雅に食べていこう。でも、いくら俺でもここまで食べ切れなかった。本当は食べたい衝動にかられているんだけど、胃袋が受け付けてくれない。 「すんごく残念だけど完食できなかった。もったいないっす。」でもこんなに食べてビール付いて4000円位とは安いもんだ。外で食べたら6000円はするだろうな。部屋に戻ってから、着替えを持って大浴場に行く。最後くらいは足をド〜ンと伸ばしてユックリ湯船につかりたい。 「あ〜気持ちいい。」それに雨で合羽着てたから、蒸れた体には最高の喜び。 湯上り後部屋で缶ビールを飲んで就寝しよう。zzzzzzz! |
7月22日 |
朝6時過ぎ目覚める。外を見ると昨日の雨がなんだったんだろうと言いたいくらいの青空。 「今年は憂愁の美を飾ってくれそうな日かもしれないな。」さっそく朝風呂に行く。これがたまらなくいいんだよね。雨だったら入浴しないけど、こんな天気ならば行かなければ、、、。入浴後簡単に荷物をまとめてから、朝食を食べにレストランに行く。バイキング形式だけど、俺は生卵があれば何もいらない、、、、。そう、タマゴかけご飯が大好きなんだ。しっかりお代わりしちゃった。朝から満腹。はあ〜食った。 8時過ぎチェックアウトしてバイクに荷物をパッキングする。そう、伊藤さんにメールを入れておこう。すぐ返信がきた。何だか雲っているらしい。こんな時北海道の大きさを感じさせられる。今日は俺は苫小牧まで走らなければならない。 「ある意味宿泊地の選択を誤ったかな?」だって多分走る距離は500Kmはあるかもしれない。キーを入れて、、、あれ?昨日と同じ動かない。カチャカチャ動かしても動かない。大島輪店に電話すると、 「雨でキーシリンダーの中のピンが動かなくなったんじゃないか?」ってこと。オイルなんてないんで、仕方なく自分のツバをシリンダーに入れて何とか動いた。でないとエンジンかからないもん。何処かのスタンドで潤滑剤を借りよう。 紋別市内は昨年もそうだったけど、国道に出るのには迷う。つまり右左折して、国道だと思っていたら旧道だったって感じ。今年もやっぱり迷ってしまった。何とか国道に出る事ができた。そして滝ノ上に向かう。ここは昨年も走ったっけ!途中ホクレンがあったので、ガソリンを給油すると同じく、潤滑剤を借りてキーシリンダーにかける。動きも軽くなった。よかった〜!道の駅「たきのうえ」でトイレ休憩。売店で渚骨線跡の北見滝ノ上駅跡の場所を教えてもらう。以前はそんな事も考えないでスルーで行ってしまった。 |
滝ノ上市街は国道から少し離れた道道137号線沿いにある。そこの中心地文化センター脇に滝ノ上駅はあった。建物はそのままだけど、内部は資料が展示されていて、当時の時刻表などの展示物が哀愁を感じさせてくれる。駅舎の裏には申し訳なさそうにレールが1本あるだけで、ホームの形跡はわからなかった。 「本当にここから紋別まで列車が走っていたのだろうか?」って感じるくらい狭い敷地だ。 駅が廃止されても、目の前がバスターミナルになって、道路も整備されてバスの本数も多くなったので、これも時代なのかな?って感じさせられる。真冬でも不便は感じないのかもしれない。もっとも車社会に1日5本位の列車では運営だって無理だろうけど。 |
道道137号線で一旦興部方面に向かい氷のトンネルに向かう。けっこう道道61号線の分岐から走ったんだけど、看板が見当たらない。あれれ?このまま行くと本当に興部に行ってしまい、またオホーツク海を見ることになってしまう。途中Uターンしてユックリ走っていく。 「あ!あった!看板が。逆方向だと判らないかも。んん?見学できないって?」昨年崩落して怪我人が出たのは俺も知っていた。その為に行く事出来ないのかもしれない。 氷のトンネルってのは、冬に降った雪が谷間に積もって雪渓になる。気温が高くなってくると谷間の下部から融雪して水が流れる。そして、大きな空洞ができて上部の雪が残って、それが氷のトンネルと言われているんだよね。残念だな!折角ここまで来たのに。 でも無理して怪我しちゃシャレにならない。即撤収!時間を稼がなくちゃ。さっき走った国道に戻ってもつまらない。このまま道道61号線から101号線で愛別に向かおう。 |
2桁の道道だけあって道路規格も立派。でもって対向車もいない。真っ直ぐな道が続く。ここもツーリングには最高のロケーションかもしれない。それに天気がいいのが何より。そうだ!後続車もいないし、対向車もいないから、相棒を道路の中央に置いて撮影しておこう。 「あ〜あ!それなら洗車してあげればよかったな。」でも今さら無理だけど。エンジンを切ると途端に静寂がおおってくる。 何枚か写真を撮影して出発。多分お昼前後に旭川に到着できそうだ。この先上紋峠は標高はそこそこ高いけど、緩やかな上り坂が続くので負担にならない。ただ峠付近は積雪が多いのか、長いスノーシェッドで通り抜ける部分が多い。それに工事がそこそこ行っていた。岩尾内湖で左折して101号線に入る。。 かなりのハイペースで走ってきたので、愛別には12時前に到着できた。この先愛別駅を見てみる。ここは市街から石狩川を渡った離れた場所にある。建物は立派なのにここも無人駅。あえて撮影するまでもないか、、、、。 |
道の駅「当麻」で昼食。隣接する食堂で旭川ラーメンを食べる。 「味はやや濃い目。それにチャーシューがでかいので楽しい。」本当はラーメン村での食事も悪くないと考えたけど時間が惜しいので、ここのラーメンにしたけど、このラーメンも意外と美味しい。もっとも人の好みにもよるけど。でも俺は隠れたラーメンとしてお勧めしたい。 食後でんすけすいかを見てみる。今日俺は帰るから今さら買って送るのもいかがなものか? 「やっぱりやめておこう。この先メロンを買いに行くつもりだから。」この後美瑛、富良野を経由して日勝峠経由で苫小牧に向かう。苫小牧には18時過ぎに到着しておきたい。ということは、 「遅くとも富良野を15時過ぎには出発しないとヤバくなる。」車と違ってバイクだと追い越しができる広い道が安全で、それを考えた場合日勝峠が一番いい。車だったら信号が極端に少ない桂沢湖経由がいいかもしれないけど、、。 |
道道140号線で旭川市外をパスして、美瑛に向かう。途中旭山動物園の案内板があって、何台かの車が曲がっていった。 「そういえば人気ある動物園らしいね。」まあ!俺みたいなツーリング野郎が行くところでもないだろうけど、時期によっては渋滞することもあるらしい。何か特別な動物とかいるのかな?そのうち旭川空港のそばを通る。 「へえ〜!旭川空港ってここにあるんだ!けっこう綺麗で大きい空港だなあ!」昨日のオホーツク紋別空港とは全然違う。それに駐車場には車が多く利用も多そうだ。もちろん、ここから美瑛や富良野はかなり近い。本当は中に入ろうかと思ったけど、時間が足りなさそうなので外観だけ撮影して美瑛に向かう。 国道237号線に合流すると車が極端に多くなる。それもレンタカーばっかり。 「ったく、お前ら安全運転だからって制限速度で走るなよな!」って思う。こういうのが事故ったりするんだろうな。 |
早速進行方向左手に「ぜるぶの丘」が見えてきた。以前この国道は走ったんだけど、今一つ記憶がない。 「確か立ち寄っているはずなんだけど。」駐車場にはたくさんの車が止まっていた。ラベンダーを中央にたくさんの花が咲いていてとても綺麗。俺もさっそくバギーを借りて廻ってみる。といっても周回コースを走るだけだけど。 天気がよくなかったら、こんな綺麗には見えないかもしれないね。それに何となくいい香りがする。ラベンダーの香りだろうか?ちょっと歩いて展望台まで行ってみる。 |
そこでは遠くセブンスターの木が見えた。でも場所が遠い。それにロケーションがよくない。 「まあ!ここにありますよ!」って感じのライト感覚で撮影。場所さえ選べばCMに出てくるアングルで撮影できるんだろうけど、、、、。まあ!何時の日か美瑛で1日観光に充ててもいいかな! 売店に戻って定番のラベンダーソフトクリームを食べる。今日はとにかく暑い。それにさっきラーメンなんて食べてしまったので、余計に感じてしまう。何だか胃袋が落ち着く。ついでにコーヒーも飲んでいくか。でも俺って 「自慢じゃないけど雨男なんだけどな、、、、」もしかして俺の雨男の成分をそっくり伊藤さんに持っていかれたかな? 「だから、こんなに快晴なのかな?」アイスを食べつつ空をみるとANAの飛行機が着陸姿勢をとっていた。なるほど、旭川空港は美瑛に行くのは便利かもしれない。多分新千歳の比じゃない。ここまで1時間かからないでしょう。 |
そんでは定番のファーム富田に行こう。ここも駐車上が拡幅されたみたいで渋滞も少なくバイクは目の前に止められた。そこそこ人はいるけど立ち入りを制限しているので、観光客みんなカメラマンになっていた。 「俺もその一人になりきっちゃった。」できればこの後麓郷の森に行って五郎の家とかを見たかったんだけど、15時過ぎてしまった。このまま無理をしたら、フェリーに乗れなくなる可能性がでてくる。残念だけどここで今回のツーリングは終わりにして苫小牧に向かうことにする。 富良野市内で富良野神社だけ撮影して富良野を後にする。途中布部駅そばや札幌軒を見ながら金山峠にさしかかる。後続車もなく、先導車もいないのでかなりのハイペースで走った。日高で、日勝峠で札幌方面に向かう。 俺って日勝峠で晴れた日は一度も経験したことがない。それどころか雷雨でビビッタ事があったくらい、俺にとっては鬼門な場所。でも今日は違った。 「よ〜く晴れているじゃん。まわりの緑が綺麗だ。」車はそこそこ多いけど登坂車線と走行車線を有効に使って遅い車をブチ抜く。これって車じゃできないよ。危険で!富良野からノンストップで峠を越えた。 |
石勝線をアンダークロスすると、そこは旧楓駅跡。ここは今年の3月に廃止になってしまったんだよね。 「あれから4ヶ月。今はどうなっているのか?」気になった。駅前は国道沿いなので問題なく行けるけど、駅としての機能はないけど駅舎は残っていた。ただ入れないようにゲートで閉ざされていたけど。それに駅名板は外されている。 でも駅舎をはじめ、ホームや線路は全て残っていた。それに出発信号が赤ではあったけど点灯していたのには驚いた。多分、駅としての機能はなくても撤去するには金額がかかるから、そのままにしてあるのかもしれない。だから信号までも点灯しているということは制御回路も生きているのかもしれないかも?。 このまま保線用の中継点として使われていくんだろうな。駅じゃないから、一般の列車は絶対停車しない列車交換設備でしかなくなった楓駅は今年行っておいてよかった!そう思った。 いつものメロン農家に寄らせてもらう。今回で3回目。女の子がいたので 「お父さんかお母さん、いる?」(怪しいヤツじゃないんだけど、、、)って聞くと畑へ連れてってくれた。 「今年も来てくれたんですか!」って言われた。 「もしかして、覚えていてくれたんですかあ?うれしいッスヨ!今年もお願いします!」って自宅の分と大島輪店の分を送ってもらう事にした。 「今日は紋別から来たんですよ!」って言うと 「じゃそんなに遠い所から来たんじゃないんですね。」っていうので、 「いえ、日高門別じゃなくて、オホーツク海の紋別ですよ!」っていうと、ご主人ビックリしていた。いつもは農家ででか〜いメロンを丸々食べさせていただいていたんだけど、18時には苫小牧港に到着しておきたい。そこでそのまま出発しようとするとメロンを別にいただいた。今年も有難うございました。そういえば、宿で2組にこちらの話をしていますので、お願いしますって挨拶をして出発した。とてもいい方達だ。 国道に出るとメロンが500円で売ってる売店を発見。ためしに寄ってみる。 「あ〜やっぱりな!そこがフニャフニャになりかけている。多分今日が限界かもね。」俺も農家にいろいろレクチャーを受けているから素人だけど、そこそこわかるつもり。そのオヤジは 「送る事もできるよ〜!」なんてほざいていた。こんなん送ったら到着した時べチョべチョになっちゃうじゃん。でも、やっぱり2500円の方をすすめていた。 「やっぱり見せ掛けか?そんなもんでしょ。」試食だけしてバックレタ。 この先一般道で沼ノ端経由で行くと楽に1時間はかかると思っていい。そこで金額かかるけど高速で時間を稼ぐことにした。さすがに車がいない。千歳経由なので、距離こそあるけどかっ飛ばせば何とかなりそう。管理がJHだからか判らないけど所々に追い越し車線がしっかりあるので、追越しも楽にできる。 「どこかの無料の意味のない自動車道とは訳が違う。」やっぱり金払ってるだけ違うね。 結局苫小牧港到着は18時10分ほど、大体予定通りと思ってもいいかもしれない。受付で乗船表を記入して料金を払ってチケットをもらいバイクに向かう。んん、その前にお土産を買っていこう。後はバイクにくくりつければいいから。今日は太平洋フェリー仙台行きの「きそ」バイクは15台位だったかな?必要な荷物とヘルメットだけ持ってA寝台に。ジャケットからスウェットに着替え、早速風呂に入る。男性側は海側なので出航前でも入浴することができる。 「あ〜気持ちいい。」 |
風呂から出ると、出航寸前だった。早速甲板に出て自らの出航を見送る。 「夕焼けがすんごい綺麗っす!」多分この先の山々は支笏湖方面なのかな?山の名前がわからないけど。あ〜とうとう、俺の今年の北海道ツーリングは終わってしまった。明日目が覚めれば三陸沖だろう。 「また来るからなあ〜ありがとう〜北海道!」って心の中で叫んでしまった。意外と俺ってシリアスなところあるんだな? しばらく苫小牧港をながめる。本来ならば北海道最後の光景なのだけど、一番感動できる景色でもある。それに深夜じゃないし。 |
エントランスに戻ってバーカウンターで大生ビール(写真はちょっと飲んじゃった)と枝豆を注文。何故だろう。 「この船で飲むビールは旨い以外言葉がみつからないっす。」夕食はレストランでバイキング1800円なのだけど、食べるより飲みたい。だからレストランには行かずカウンターで座ってノンビリしながら飲むのが至福の喜びって思う。大生ビールなのにお代わりしちゃった。 「あ〜飲んだ。そのまま寝台に潜って休もう。」太平洋フェリーにはA寝台なるランクがある。一般の2等寝台はB寝台のこと。A寝台とはカプセルベットになっている。ちょっと狭く感じるけど、カプセルでテレビが見られるし、時計もセットされていて2000円しか違わないので迷わずチョイス。しこたま飲んだからかな?さすがにねむくなった。zzzzzzz! |
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