2003年黒部ツーリング1 2003年10月11日12日
このツーリング記は大島輪店主催のツーリングを私の主観で記録化してありますので、あらかじめご了承ください。また道交法に抵触します一部内容はフィクションでありますのでご了承ください。

また、このツーリングサイトに使用されている画像は、Tさんのご好意で
掲載させていただきました。
今回のメンバー
ホーネット600(社長)   XJR1300(Tさん)
フェザー1000(Yさん)  CB750B(Mさん)
FZX750(Hさん)        イナズマ1200(ナビ

昨日就寝する前に夜空を見上げると、月も星も見えないどんよりとした空で、今にも雨が降ってきそうだった。
もっともテレビでは雨のち曇りを予報していたので  ある程度は覚悟しての就寝だった。午前4時30分目覚まし時計のベルで起床し、まず空を見上げる。悲しいくらい雨が降っていた。

車のドライブだったら「雨かあ〜」で済むのだけど、バイクの場合はそうはいかない。出来ることならばバックレたいような気持ちにかられるが、ホテル代は支払済みだし今年最後のツーリングかもしれないしと思うと  しかたなくカッパを着る。

晴れていればツーリングジャケットから心地よい涼風が体にあたるのだろうけど、カッパの場合はそんな事はない。まあ防寒着みたいで、それも悪くはないが、、。

集合時間は午前6時大島輪店前なので、多少ゆとりを持ったつもりだったが、現金が心もと無かったので、コンビニに立ち寄る。私のメイン銀行は新生銀行にしている。ここは24時間手数料無しだから便利この上ない。結局集合時間ギリギリで到着。もうみんな到着していた。

今回のメンバーは少数の6人。社長がホーネット600、HさんがFZX750、TさんがXJR1300、Yさんがフェザー1000、そして自分がイナズマ1200。途中高速道路の東部湯の丸SAでMさんのCB 750と合流することになっている。
まず5台で出発。

関越自動車道東松山ICから高速走行。でもみんなミョ〜にセーフティー?いつもは誰かが、キャノンボールトライアルよろしくカッ飛んでって  それに追従していくのに誰も先行していかない。

「はは〜雨まじりだからユックリいくんだな。」と思ったのも20分たらず。藤岡ジャンクションをクリアすると、後ろでユックリ走っていたYさんのフェザーが息を吹き返したごとく  あ〜っという間に点になっちゃった。

当然TさんのXJR1300が黙っちゃいない。フルスロットルでフェザーをレーダーでロックオン状態でこれまた視界から消えた。と何故か社長のホーネットが路側帯で減速。自分のミラーから消えた。(どうしたんだろ?後で聞いたらツーリングバックのレインカバーが外れかけてたんで修復するために止まったとの事)

かろうじてHさんのFZXが視界に見え隠れしているのだけど、なかなか追いつかない。でもちょっと待ってョ!メーターの数字を針が越えてるじゃん?ハイドロプレーンにでもなったら即あの世だぜ?お〜こわ!!

最近の高速道路はアスファルトの水を吸収する構造になってるらしい。だからハイドロプレーンにはなりにくいんだけども、速度のレベルが違う。なんとか一人バトル?でカッ飛んで東部湯の丸SAに到着。ここまで2時間位。予定より大幅に早かった。

スタンドに直行すると先に給油していたHさんが、あれ?もう来た!早かったじゃない?だって。いやいや風圧で首が痛かった。そのうち社長とMさんも到着。缶コーヒーで小休止する程度で早めの出発。実は早めに出発した理由は黒部ダムのトロリーバスに早めに乗車したかったためでもある。

でもセーフティーライダーの自分はみんなより先に出発。(と言うか付いていけそうにないから)しばらくトンネルが続くので早めに時間をかせぐ。(でも後ろのみんなはもっと時間を稼いでいるだろうって事に気が付いていなかった)
更埴JCから長野道を松本方面に走行。ここから高速を下りる麻績ICまでは急コーナーが続くので減速する。でも雨はまだ降っている。そこへき〜たきたクレージーライダーが!

一気に抜かれた。(しかし命知らずの連中だこと!って思うのは自分くらいかな?)で麻績ICが見えてきた。あれ〜みんなICのレーンにいない!っていうか路側帯にとまっている?何で?Tさんだけがレーン上で止まっていた。

どうやら先頭に紫色のレインスーツの人が立っている。それも何か荷物みたいなのを持ち上げようとしている。
よ〜く見ると社長だった。荷物に見えたのは転倒したホーネットだった。

レーン上に止まってたTさんに、「もしかしてコケてんの社長?」「うん。そうみたい。」「変なの〜」でも他の人もだ〜れも手伝う風はなく  ただ待ってるって感じ。冷てえなあ!(自分もだけど)
料金所でお金を払ってTさんとタバコを一服してると  社長御一行様がやや遅れて到着。ホーネットのキズを確認するとブレーキペダルがグニャリと曲がっていた。持ち合わせの工具でなんとか修復。(そう言えば以前  社長はこう言ってたなあ!「倒れたバイクを起せなくなったら俺も店をたたむかなあ?」って!)
やれやれ!バイクを起せたってことは、まだ数年大丈夫だ。だって  まだ自分はバイクで北海道にツーリングに行きたいもん。

そして  そこから国道と県道を通って大町までショートカット。ここはルートを知っている自分が先頭になって走行。コーナーリングが下手な自分の後ろにみんな付いてきてくれて  さぞかしストレスたまってんだろうな。ゴメンナサイ!

麻績ICからのルートは裏道なので渋滞は無いと確信していたが、大町市街に入ってもアルペンルートに入っても、渋滞らしきものはない。あれ〜?ってのが実感だった。

多分渋滞ですり抜けオンパレードだろうと覚悟していたのに。でもアルペンルートに入って10Kmも走ると交通整理員が誘導旗を持って立っていた。マイカーの人は強制的に左折させらて郊外の駐車場に駐車してシャトルバスに乗るらしい。自分たちはそのままスルーだ。念のため整理員に情報を聞くと一般車の駐車場は満杯とのこと。
そんなもんかあな〜?そのまま進んで駐車場に到着。本当に満杯状態だった。

一般車で整理員の誘導を無視した連中は駐車場が空くまで何時間も待つしかないらしい。(かえってバカを見た連中とも言えるね!)でも自分たちは目の前の空き地に駐車してカッパを脱ぎ、いざ出陣!
ここで大きな誤算が発生!チケット売り場が大混雑。

普段の日は室堂(アルペンルートの最高峰)までの往復切符を売るんだけど、本日は各乗り物単体での発売とのこと。
理由はそれぞれの乗り物での待ち時間が1〜2時間かかる場合があり戻れなくなるかもしれないので、それぞれの乗り物で情報を確認してから買って下さいとのこと。もしかして今日は室堂に行けないかも?時間は10時30分くらいなのに  この人たちは何処から来たんだろうか?とにかく人  人  人だった。

まず最初の関電トロリーバスは扇沢で1時間待ち。結構待ってる時間て長く感じるもんだ。
なんとか乗車。ラッキーなのはイスに座れたこと。15分くらい乗車して黒部湖で下車。
ここで展望台へ誘導を受ける。

みんなに展望台へ行くことを薦めて自分は前回行ったからと言いつつパスして地下道をダムへ。(実は展望台までとんでもない階段を上らなければならないのである。以前来た時疲れてイヤになった経験があったので、自分だけバックレた。みんなゴメンネ!)

さぞかし恨んでるだろうな〜!と思いつつも黒部ダムを散策。ソフトクリームが美味しかった。30分位たった頃だろうか、5人が自分のもとへ。社長が「いや〜疲れた!参った!」だって!Yさんが「行きたくない理由が解りましたよ!」だって。だよね!だって息が荒そうだもん。思わず苦笑しちゃった!

全員でダムを歩いて次の乗り物地下ケーブルカーへ。ここでも長〜い列。やっぱり1時間は楽に待った。
ここは待ってるところも地下なので、その間ケーブルカーの職員が軽いボケをかましながらの楽しい説明をしていた。(たしか室堂側のロープウェー乗り場でもやっていたような気がしたが?)そして笑いが起こり盛り上がった頃に1冊1000円の写真集の販売。意外と売れ行きは良いみたい。

でもこれってさんざん盛り上げておいてからの販売じゃん!催眠商法じゃないの?と思ったんだけどしっかり社長と  なんとHさんまで買っていた。
ケーブルカーは一番前に乗れたので地下ではあるけど、延々と続くトンネルを展望?「これってアフリカツインで上れるかな?」て言うと社長が「こんな急坂じゃセローみたいに軽くないと無理じゃない?」と言っていた。
これも7分ほどで終点。でもたった7分に1時間以上も待つなんて何だかなあ!

次の乗り物のロープウェーで事件発生!チケットを買いに行くと往復切符は本日売れませんだって。理由はロープウェーの待ち時間で1時間30分折り返しの大観峰で待ち時間2時間ですから、最終の扇沢行きのトロリーバスの最終に間に合わないとのこと。
さすがに  これじゃ無理だ。みんなに説明してここで引き返すことに。一番残念がってたのは社長だった。と言うのは社長は理由は解らないがロープウェーフェチらしく、とにかく乗るのが好きらしい。

でもしかたがないので諦めてもらった。10時30分に扇沢に到着した上に  乗り物を2つしか乗ってないのに  さんざん待ったために時間は14時近かった。さすがに腹が空いてきた。レストハウスは団体様専用になっていて、軽食コーナーも満員。でも何とかカレーライスをゲットすることができた。

でもほんの少しなのに800円だって。高け〜!!でも真っ赤な紅葉の前で食べるカレーライスもまた美味ということかなあ!社長が「あ〜ロープウェー乗りたいなあ!あれ1スパンロープウェーって言うんでしょ?ほらあんなに垂れ下がっているよ!」だって!でも乗れないんだよね!かるく記念写真を撮って  また地下ケーブルカーに向かう。

偶然か今回はあまり待たずに発車!もう戻るだけだからダムでの観光もそこそこにトロリーバス乗り場へ。ここでも凄い列。何処かのツアーの添乗員さんが絶叫しながら「ここにいてくださ〜い」「ちゃんと並んでくださ〜い」って叫んでいた。うざ!あんたはキングギドラか?アンギャ  アンギャ〜ってわめくなよ!一般の人が迷惑じゃん!って思った。