2005年松島ツーリング1 2005年5月3日4日
このツーリング記は大島輪店主催のツーリングを私の主観で記録化してありますので、あらかじめご了承ください。また道交法に抵触します一部内容はフィクションでありますのでご了承ください。
今回のメンバー
大島輪店グループ
ホーネット600(社長)   フェザー1000(Yさん)
YZF−R1(Oさん)  CB750FC(Mさん)
XJ900ディバージョン(Hさん) イナズマ1200(ナビ

チームゲリラグループ
Z1000(Iさん) スーパーブラックバード(Oさん)
ベネリトルネード(Sさん)
大宮レーシングチーム

 XJR1300(Tさん) CB900F(Fさん)
CB750FC(Mさん) ZRX1200S(Kさん)
CB750FBボルドール(Mさん)

毎年の事ではあるけど朝5時30分に目覚めた。もっとも目覚まし時計のおかげではあるけれども!窓を見るとよ〜く晴れている。これぞツーリング日和と言わずして何という!ってくらい気持ちいい青空だった。

軽くモーニングコーヒーを飲み早朝だけどテレビで関東と東北の天気予報を見てみる。どっちも天気がいいらしい。そう言えば昨日まで雨が降っていたんだっけ!何たるラッキーなことだ。

ちょっと早いかもしれないけど、6時20分頃に自宅を出発。最寄の東北自動車道のインターは久喜ICなので進入していく。だけど、んん〜!車が流れてるっていえば流れているんだけど、混んでいるって言えば混んでるかな?あまりにアバウトな感じ方。ここはすり抜けで行くしかないかな?でも半年ぶりだし、何たって今年初デビューだから感覚が戻るまで時間がかかりそう。

7時過ぎ集合場所の羽生PAに到着。昨年みたいに俺がトップ!やり〜って思ったら目の前にCB750FCのMさんが先に到着していた。んん〜残念!まあ2番手でもいいか!今回のツーリングは趣向がちょと違う。いつもは大島輪店ツーリングとしての開催だったんだけど、Z1000のIさん率いるチームゲリラチーム3名とXJR1300のTさん率いる大宮レーシングチームとの合同ツーリングになったわけ!もっともIさんもTさんも通常大島輪店のメンバーでもあるからいろいろな人を誘ってくれたことになる。そのため総勢14台もの大所帯になっちゃった。はたしてまともに開催できるだろうか?

羽生で集合時間には、ほぼ全員集合できた。社長から今回の予定表を配布される。思いつきのツーリングではなく、しっかり予定表を作るなんてしっかりしたツーリングでしょ!どうでもいいか?そんなこと!それにしても大島輪店のツーリングってメンバーが凄い!全員大型バイクでの参加で400ccはいないんだもん。最小排気量が社長なんだけど、それでも600cc。中々こんなツーリングなんていないんじゃないかな?

今回も昨年と同様羽生PAを出発して次の休憩場所は福島の安達太良SAになった。もちろん各自のマシンが一気に走行できる訳ではないので、各自那須高原SA等で必要に応じて給油することにした。これならば休憩の回数を少なくしても安達太良でじっくり休む事ができる。んでもって各自一斉にゴー!ゴー!ゴー!

こうなったら輪店ツーリングはキャノンボールトライアルに変わる。館林から鹿沼まではかなりの低速地帯。そこをアクロバット飛行よろしくみ〜んな消えていった。もちろんフェザーもXJR1300も、、、、。もしかして「どこでもドア〜!」なんてのがあるんだろうか?なんちゃって!

俺のバイクは燃費もそこそこだし16リットルもタンクに燃料が入るのでノンストップで走れる。でも、、、あれ〜俺って羽生を中間くらいで出発したはずなんだけど、誰も後ろに来ないな?バイクは基本的にライトを点灯させているんでバックミラー越しに存在がわかるんだけど、、。どうしたのかな?少し速度を落として暫く走行車線を走っていると、来た来た社長のホーネットじゃん。これならOKかな。んじゃ!ってんで速度を上げて安達太良を目指す。

今日はパトカーの出没が多いな!高速で走っていると渋滞の集団に追いついてしまう。前方をよく見ると先導車のごとくパトカーが走っている。そう、誰も追い越しできないんだよね。パトカーがPAやSAに入ると、それまで猫をかぶっていた車が一斉にスタート!何だかサーキットのグリーンフラッグが出たみたい。もちろんバイクの方が機動性がいいんで、それらの車の前に出て、アウトバーン状態!ラッキー!

何度かそんな経験をして安達太良の手前でXJ900のHさんを発見。しかしHさんの前にもパトカーが、、、。そっか!抜けなかったのね!Hさんの後を付いてってスタンドに直行。何でもHさんパトカーから何か言われたらしい。そばにいた俺には聞こえなかったんだけど。

トイレ休憩をして缶コーヒを飲みながらそのほかのメンバーを待つ。社長やその他の人もやってきた。でも、何故かCB軍団が来ないんだけど。30分ほど待ってやっと全員集合。そんな時間いったい何処にいたんだろう?(なんでもMさんは手前のPAで待っていたんだそうな!ったく説明しておいたのに!)このままでは昼食時間に遅れるのは確実なので寿司屋にTELして遅れる旨電話を入れておいた。
全員休憩も済んだので出発。今度は国見ICまで走る。大丈夫だよね!全員いるよね!台数をカウントしてOK!もっとも社長がいるってことは問題ないはずなんだけど!一番やばかったのが何を隠そう社長さんな訳なんだよね!

一旦R4を走ってから県道320号線とR349を経由して丸森に向かう。この先バイクとメンバーの写真を撮りたいと考えていたので、R349に出た所でXJ900のHさんに先行偵察をお願いする。もしもこの先に広場があったら、そこで停止してもらう予定だ。14台もの大所帯だと思いつきで停車するには危険を伴うもんね。

前方にHさんが手を振っていたので停車。何とか広場らしきものを見つけたんだけど、あまりにロケーションが悪すぎる。そこで、みんなで休憩をしてもらって、Hさんにもう少し先に行ってもらう。旧道に対してトンネルの新道が出来ているからUターンするように戻ってこれるはず。何だかHさんにパシリになってもらっちゃたみたい。ゴメンナサイ!

結局場所が決まらないまま、先を急ぐ事にした。もっとも丸森のすし屋までは、大した距離でもないんだけどね!ならばちょっと先に俺が出発しようか!場所を見つけながらなので多少速度は落ちるけど仕方がないもんね。
走ること5分位。川の方に駐車スペースがあった。ヨッシャ〜ってんでここに決める。そこそこ阿武隈川沿いの綺麗なロケーションだね。それにライン下りの船が多数運航されている。

あれ?このライン下りって上りも下りもあるじゃん!そんなバカな!ってんで、よ〜く見てみると船外モーターで運行してる。これって邪道じゃん!埼玉の荒川ライン下りなんかモーターなんかないよ!っていうか、ライン上りなんて聞いた事ないよ!って思っちゃった。

でも船には多少の客が乗っているのが判る。それくらい俺たちから見ると近くにいるんだよね!だから手を振ってあげる。すると船からでも手を振ってきた。どこの誰だか判らないけど、微笑ましい光景かもしれない。時間も正午を廻ってしまった。もしかしたらすし屋の店主は焦っているかな?だって14名すっとぼけられたら、大損害でしょう!

一同ハイポーズ!ってんで写真を撮る。本当は同じ場所に止まっていた車のドライバーにお願いしていたんだけど、俺たちをシカトして発車していっちゃった。冷たい人たちだな!そんなに俺たち悪党に見えるかな?もし俺たちが本物ゾッキー(暴走族)だったら、逃げたあんたら追いかけてイジメられちゃうよ!って感じちゃった。今は物騒だからね!
5分ほど走ってすし屋に到着。俺的には以前から気になっていた寿司屋だ。その名も「金八寿司」さん。何も、こんな丸森町まで来なくったって、すし屋なんて何処にでもあるじゃん!って思うんだけどここは違いました。ツーリングマップルにも掲載されているんだけど、ライダー限定のお寿司があるって聞いていたからだ。

その名もライダー定食。車で来た人には出さないメニューなんだそうな。一度食べてみたかった。結局30分遅刻で到着。ここはすし屋だけどもイノシシ料理でも有名らしい。

さらにビックリしたのが、「美味しんぼ」の漫画の単行本75巻に掲載されているとの事!へえ〜って思っちゃった。もっともライダー寿司のことではなく「いのしし料理」についてのことだけど。まあ、一度古本屋でも覗いてみようかな?遅かっただけあって料理はテーブルに全部並んでいた。何か、14名分の料理が並ぶと結構な量になるもんだ。

ライダー定食っていうだけあるので、どんなもんだ?って思っていたんだけど、んん〜特別なものはないかな?まあ、一般の握りに鉄火巻きと焼き物、汁物がついているくらい。食後にコーヒーが出て1050円。もしかしたら若干安いのかな?でも、とびきり旨いって感じでもないかな?というか普通の寿司ってところ?多分グルメなTさんやIさんはどう感じただろう。ただ冷めた味噌汁が、、、、ちょっと。来たのが遅かったから仕方がないか!

でも、どうだろう?輪店ツーリングで全員同じ食事をするってのも初めてじゃないかな?これも貴重な体験だったかもしれない。さて店を出るか!会計を済まし駐車スペースに向かうとマスターがカメラを用意してくれてハイポーズ!これって次回来た時までにアルバムに収納してくれるんだって!でも次回来るのは何時の事だろう。個人でもここまで来れるかな?
お土産ではないけれども丸森町到着証明書だって!各自1枚貰っていった。へ〜凝ってるじゃん。つまりここに来ましたって証明?になるわけ。面白いじゃん!

ここから角田を経由しようと思っていたんだけど、マスターが「このままR113を通ってR6に入った方が空いてて楽だよ!」ってアドバイスをもらったので、そのルートで行こう。確かに車が少ないなあ!んん?すげ〜遅い軽自動車がいる!俺たちのすぐ前をBMWが走っているんだけど、シビレを切らしたのか、追い越してあ〜っという間に小さくなっちゃった。

どうしようかな?はみ出し禁止だしな〜14台捕まってもシャレにならないし、責任取れないしなあ!っと考えている前に隣の社長が「ブォォォォ〜ン!!!!!」って加速して軽自動車をぶち抜いていった。やっぱりなあ!こんな場面で社長が黙っている訳ないもんな!ならば俺もってんで遅い軽自動車をぶち抜く。多分あとで社長はいうだろうなあ!何で抜かなかったの?って!でも「はみ禁」は抵抗あるんだよね!

R6に出ると最初こそは渋滞ぎみだったんだけど、赤信号ごとにすり抜けを行ったので、流れがよくなった。でも宮城県から一旦福島県に戻って、再度宮城県に入るってのは遠回りに感じるんだけど、、、岩沼市に入ったら仙台東部道路に入ろうと予定していたんだけど、現在ではもっと南の亘理町まで開通しているらしい。んでもって、亘理ICから入る。

一応みんなには鳴瀬奥松島ICで降りるって話をしているんだけど、地図を持たない人もいるので、隊列を組んで暫く走ることにする。そう、この先松島の名称がつくICが4個も続くんで勝手に走ったらバラバラになりそうだからだ。何たって松島海岸IC、松島大郷IC、松島北IC、鳴瀬奥松島ICなんて続けば1台か2台は行方不明になりかねない。それとガス欠にリーチがかかっているバイクもあるし。

でも、この有料道路は楽だ。仙台市街を通ることなく、そのまま三陸自動車道になるんだもん。何とか?問題なく鳴瀬奥松島ICに全員降りられた。料金所で社長が14台いっぺんに払うように料金所係員に交渉。そう、14台も個別に払っていたら一般の車に迷惑かけちゃうかもしれないから。そのうち、別の係員も応援に駆けつけてくれて、別のゲートを開けて一般車を誘導してくれた。これはありがたい。係員のおじちゃんに、14台いっぺんじゃ迷惑でしょ?って聞くと「いやいや、一度に50台くらい来る事もあるよ!」だって!上には上がいるもんだ。
Yさんが、偵察行ってきますよ!ってまずはスタンドを探してもらいに走りに行ってもらった。その間、俺たちは大高森の駐車場で待機!ってかダベってしばし時間を過ごす。Yさんから電話。JAのスタンドが営業しているとのこと。それならば、先に観光して、宿に向かいがてら給油しましょうってことに決定。Yさんにも戻ってもらった。

駐車場の前に○○観光ホテルってのがあるんだけど、なんだか民宿のでかくなった宿みたい。何だか名前負けしてないかな?こんなところじゃ今日だって空室なんじゃねえの?なんて言う人がいるんだけど、マイクロバスだってあるし、そんなことないんじゃないの?でも期待した客はガッカリしたりして?でも建物より、部屋からの展望と料理じゃないかな?カキの食べ放題なんてあったら、タ、タマラン!
ハアハア!ゼイゼイ!ハフ〜!日頃の不摂生がたたってか、かなりの坂道に「死ぬ〜!」って感じながら登る。みんな早いなあ〜さすがに途中休み休みしながら展望台に到着。ひざが笑ってるもん。蹴り食らったら全てが終わるって感じ?

どうだろう300m位登ったのかな?駐車していた道が小さく見える。あ〜疲れた。でも涼しい風が心地良い。しばらく何も考えないでボーっとしてよう。ここ大高森からの光景は奥松島と言うらしい。島がいくつにも見えて綺麗だな。でも陽射しが落ちていく光景は写真撮影には向かないかもしれない。ちょっと逆光ぎみになっちゃった。

おじさんがいたので話をすると、何度もここ大高森に来て写真を撮っているとのこと。あと1時間ほどで日没になるので、それを狙っているらしい。すんごくマニアック。そのおじさんにシャッターを押してもらおう。社長のカメラで、ハイポーズ!でもMさん何故か先に降りて行っちゃった。

さて下りも地獄。ひざが笑ったまんまなので、階段も苦しい。ゆっくり降りていこう。っと、バイクのエンジンの音が多数。お〜い俺まだだよ〜置いていかないでくれ〜って思いつつも早く進めない。そのうち何台かが出発していった。そうだ、スタンド直行組かあ!案の定、社長やHさんが待っていてくれた。おお!イナズマってこんなに重かったけ?またがるのにも一苦労。でもしゅっぱ〜つ進行!

確かYさんがY字路を左に折れて云々って言ってたよね!いいや真っ直ぐ行ってみよう。あれれ?CBが、、、とうとうガス欠になったのか!もう少しだったのにね!残念でした。いや、逆にスタンドを発見してあげなくては!できれば缶でもあったら貰って応援に駆けつけないと。かなり走って日石を発見。事情を説明するも、缶が無いんでダメだって!そのあと社長が登場。社長は、さっき休憩していた時に自動販売機で買ったお茶のビンをたまたま持っていたので300ccほど入れてまず救出に向かう。俺たちはここで待機。バラバラになりそうな時は動かない方が得策。

やがてYさん一行も到着。Yさんの発見したJAのスタンドではなかったんだね。スタンドの真裏ではJR仙石線の電車が走っている。そう、最近まで山の手線で走っていた205系電車なんだけど、ラインが各車変えていてカラフル。東北地方で唯一の直流区間だからなんだよね。

さて全員給油も完了したので、あとはホテルまで行くだけ。多分30分かからないでしょう。県道を走ること、あれれ?10分チョッとで松島の五大堂に到着しちゃった。そこから5分かからないでホテルに到着。あ〜お疲れ様!

チェックインして部屋に入って、風呂でも入ろうか?昨年違って夜になる前に到着したので明るい。浴衣に着替えて大浴場に行くと、Tさんが出てきた。早いなあ〜でも、何か言ってる。消毒液のにおいが凄いんだって!ふ〜ん?
大浴場はよく判らなかったんだけど、露天のタライ風呂に入って、その意味が判った。うわ〜すご〜く消毒液くさ〜い。これって確実循環風呂でしょう!で、消毒液が入りすぎなんじゃない?プールじゃないんだから、

誰か入って来たので「消毒液くさいっすよ!」って教えてあげた。多分俺のまだ知らないメンバーかと思って話しかけたんだけど、コテコテの関西弁の男性。ありゃ間違っちゃった。でも松島で関西方面の人なんてめずらしいと思っていたら、関空から仙台空港までの飛行機があるんで、特に遠い訳でもないんだそうな。確かに、仙台東部道路を走っていたら遠く前方にJALが着陸しているところだったっけ!仙台じゃ羽田発なんてないもんね。
やがてYさんがその方と入れ違いに入ってきた。

7時前に宴会が始まる。輪店ツーリングは強者ぞろいにみえるけど、実は酒はほとんど飲まない連中。10名くらいで参加しても10本で余ってしまうくらいの下戸集団。ところが今回は違った。追加10本だって!え?本当?聞き返しちゃった。酒なんて滅多に飲まないTさんも飲んでるじゃん!こんな事もあるのね?

何だかんだ、自己紹介をしたりして和やかな雰囲気で宴会がすすむけど、今年も伝説のライダーの話がもちあがった。彼の偉業はすばらしい。とにかく知らない人でも、その話を聞くと爆笑してしまうもん。これは、当分宴会の肴として残るんだろうな。彼に感謝!
宴会も終わって各自部屋に戻る。さすがに俺はグロッキ!Yさんが飲み足んねえ〜ってほざくけど、俺はカンベン!っていうか布団から出たくない。みんな外に散歩しに行ったけど、俺だけお留守番。で、爆睡。みんなが帰ってきたのは知っているけど、目を開けることもなく、気がついたら寝てしまったらしい。