2002年山形ツーリング    1 2002年5月4日〜5日
このツーリング記は大島輪店主催のツーリングを私の主観で記録化してありますので、あらかじめご了承ください。また道交法に抵触します一部内容はフィクションでありますのでご了承ください。
今回のメンバー
 GSF1200(社長)    XJR1300(Mさん)
 FZX750(Hさん)      TDM850(Kさん)
 V-Max(Kさん)        CB1100XX(Iさん)
 XJR1300(Tさん)  CB900F(Fさん)
 VTR250(Nさん)    TRX850(Yさん) 
 CB900RR(Mさん)   CB750F(Mさん)
 CB750B(Mさん)   イナズマ1200(ナビ)
 

今日は一年ぶりのツーリングだ。朝も早くから準備に余念が無い。

天気予報も曇り時々晴れと言っていたが、いい天気だ。だけど今日行くのは山形。東北は実は天気が悪いらしい。なるべく雨は降らないでもらいたいものだ。

集合は午前6時50分東北道の羽生PAだから、逆算して1時間前に出発した。
高速道路に入ると  これがもう大渋滞!!なんなんだ!この車は!もう  集合前からすり抜けかよお!

すり抜け数百台?で無事集合場所の羽生PAに到着。あれ?俺ポールポジションじゃん?なんて思ったりして!(実際はスーパーブラックバードのIさんが先に到着していたのを知らなかった。話には聞いていたけど面識がこのときはお互い  まだなかったからだった。)

一人で(一人じゃないってば!)待っているとHさんのFZXが到着。そのあと社長を先頭に続々到着。PAのバイクブースはいっぱいになっちゃった。総勢14台。ここで全員に作戦指令所を配布。とてもマニアックで、知らない人が見たらカルト集団と勘違いされてもしかたがない書式だ。

次の休憩場所を上河内SAと決めて各自出発。但し今回主宰の社長をはじめ自分もHさんも気に掛けていたことが一つある。それは今回初めて輪店ツーリングに参加したNさんのことだ。みんな750cc以上の大型バイクの中で彼だけVTR250なので  果たして同じ行動ができるかどうか?まあすり抜けで上河内SAまで走るから速度も出ないし大丈夫だろう?と思ったが、彼はそれも初めてとのこと。あちゃ〜!!

どうでもいいけど、すり抜けは楽なようで、意外と神経を使う。事故りたくないし、事故ったら病院行きは自分だから一つでも二つでも先を見ての走行。Nさんもついてきている。途中  急にウインカーを出して車線変更した車がいた。うお〜!!こえ〜!フルブレーキング。チクショウ  後ろみてねえな!

あったまにきてその車に並走して思い切り空ぶかし。少しはこたえたかなあ?(あ〜ノーマルマフラーじゃ虚しい!せめてヨシムラかモリワキだったらサウンドもよかったのに〜)佐野SAくらいまで来ると車の流れもやや順調になってきた。Nさんを先に行かせて自分はユックリ景色を堪能する。何だかNさんは全開で走って行ったみたい。見えなくなっちゃった。(でも140Kmくらいしか出ないだろうけど。)

今は誰が先頭を走っているのかわからない。でも問題ないでしょ!宇都宮ICまであと2Kmというところで、左側に赤いバイクが止まっている。Nさんだ。どうしたんだろう?でも天下の高速。理由も無く停車はできない。ましてや行き過ぎてるから逆走なんてご法度だ。休憩場所はみんな知ってるわけでNさんも知ってるわけだから  そのまま走行。上河内SAに到着。ほとんど到着してたみたい。

コーヒーを飲みみんなで雑談をしていると、社長がそう言えばN君知らない?ってみんなに聞いていた。確かにここにいない。俺は「そう言えば宇都宮の手前で止まっていたよ!」って言うと何人も  その目撃情報?を言っていた。「おかしいなあ?まさかSA通り過ぎちゃったんじゃない?」

電話してみよう!ってことに。いや〜携帯って、こんな時便利だね。でも走ってれば電話に出られるわけないし、、、でも  かけてみよう。10回ほどのコールで「ハイNです!」って声。あれれ?どうしたんだろう。聞くと  エンジンが止まって  かからないとのこと。メカ担当の社長に代わってもらって  やり取りすること10分。結果はガス欠でリザーブで走ってきたんだって。みんなは笑うしかない!

でも呆れたというかクールだった。(ガソリンくらい満タンでスタートしてくださいな!)おまけにガソリンではなく、ガイアックスを入れていたんだって。もう最悪。一時はみんなを先行させるか、主宰者の社長が高速をICでU-ターンすることも考えたが、本人がもう少しで宇都宮ICなので、そこで下りてガス補給しますってんで言うのでみんな待機?することに。だってタダでさえハンデ(排気量)があるのに、先行しちゃったら、多分会えないかもしれない。そういう結果だった。

だから誰も先に行く奴はいない。意外といい奴らだ。時間が中途半端なので   ご飯を食べる訳にもいかないし、フランクフルトと大判焼きを食べながらNさんの到着を待つ。今度は彼から電話がかかってきて、「今タクシーに乗っています。」だって!何で?どうやら話を聞くと宇都宮ICで下りたはいいけどスタンドが近くに無いってんで、タクシーを呼んでスタンドに向かっている途中とのこと。俺たちの理解を超えた行動に一同あ然!!!しばらくして大爆笑!!!

遅れること1時間30分!やっとNさんが  やってきた。彼には申し訳ないが、すぐ出発。時間を少しでも稼ぎたい。本当ならば今頃福島県を走っているころだろうに。しかたがない。

次の休憩地点は福島の安達太良SA.。道路も空いてきたこともあり、各自思い思いのスタイルで走っていった。自分は、何故かNさんが心配になってきた。もう大丈夫だろうか?一番最後にHさんとスタート。いわゆるケツ持ち?ってやつ?しばらく走るとNさんが追い越し車線でもう全開走行みたいなポジションで走っている。それならいいんだけど、後ろの車がNさんを抜きたがっている。でも余裕のないNさんはミラーを見る余裕もないままに、追い越し車線を塞いでいるじゃないですか?ありゃりゃ!彼の前に出て走行車線に入り指で「ここに走れ」って合図をする。やっと判ってくれたようだ。うしろの車にスミマセンとジェスチャーして先に走ってもらった。(ソロツーじゃないんだから、もう少し回りをみてほしいなあ!)

安達太良SAまであと2Km。ここでHさんに後を任せてちょっとカッ飛び!
理想とする時間には  ほど遠い時間だけど、休憩は適時取らないと肉体的に苦痛になる。ちょっと一服。
そこへNさんがトイレから戻ってきた。そこへ社長が爆弾発言!「N君!何やってんだよ〜早くいかないと遅れちゃうョ!」だって!

あんまりだ!でも  みんな爆笑!Nさんが出発して5分位たってから、みんなも出発。今度は白石ICでの集合である。そういえば静岡Noのスーパーブラックバードがさっきから並走してんだけど、誰なんだろう?(いまだに自分はIさんのバイクだったって事に気が付いていない。すご〜く俺って  ノ〜天気野郎だ!)

ほとんど渋滞がなくなってワインディングロードとなった高速を後ろからGSF1200に乗った社長がノリックのような走りで消えて行った。多分全開チャレンジだろう!(でも怖くないんだろうか?)途中福島松川PAにHさんとTさんが入って行った。そう言えばTさんとHさんがバイクを交換し合ってたんだっけ。TさんがFZXの加速を体験したいって言ってたな。どうだったんだろうか?

国見ICを通過すると白石ICまでは   もう少し。ちょっとカーブとアップダウンが連続するコースでもある。高速コーナーだから意外と楽しい。無事白石ICに到着。でもこの後 思いもしない事件が発生!!!!!

白石ICに自分が到着したのは、3番目だった。CBR900RRのMさんに「あれ?社長は?」って聞くと、知らないだって!あれ〜おかしいなあ!あんなにカッ飛んで行ったのに。

まあ、早すぎたから途中の国見SAでトイレか、牛タン串でも食ってて遅れるのかもしれないね。と言ってる間に社長を除く全員到着。それから待っても来ない。事故ってれば後ろの自分が必ず発見できるはずだし、、、おかしすぎる。

無理を承知で携帯に電話。「もしも〜し」だって!あれ?「社長!今ドコっすか?」「今ね、菅生PAで寝てるよ」だって。おいおい!「菅生PAって行き過ぎっすよ!」「え!?」しばし沈黙。「ヤベー!すぐ向かうから〜待ってて!」ったくもうNさんのこと言えねえじゃん。TさんとHさんたちは呆れ顔!「ちょと下見してくるわ!」て一般道のコンビニへ行ったみたい。

30分くらいしてから、ヨシムラサウンドが聞こえてきた。本当に全開走行してきたんだろうな!でも引き返すにしても、仙台南ICまで行かなければならないんだよね。北海道ツーリングじゃないんだから、、、それに  どうでもいいけど主宰が間違えちゃうなんて、、後が心配。この時点で予定より2時間は遅れたかもしれない。

このまま蔵王のお釜に向かう。でも昼食は取らなければならないから、通り沿いに大きな駐車場があったら、何でもいいから止まることに話が一致。国道4号線から県道に入ったが、店らしき物は無い。それより渋滞に巻き込まれた。あれ〜何で?こんな所から混んでたら先が思いやられるよ!!でも答えはスグでた。
今日は祭りがあるらしい。だからか!

よかった。よかった。暫く走ると左にレストハウスを発見。ソバでも食べましょうか?でも一度に14人入るとお店側から1時間以上かかると言われ  あえなく退散。うっそ〜もしかして昼ぬきかよ〜!!じゃない上河内SAの大判焼きがお昼だったのかよ〜って感じ。今回はいくつものトラブルで時間がわからなくなってしまった。それに決定的なミスがこの後発覚する事に誰も気づく事はない(当たり前か!)

結局レストハウスを何もせず出発。ここから明らかな上りの道になっていく。標高が高くなっていくごとに視界が悪くなって、ガスってきた。それなら  まだいいんだけど霧雨から本降りになってきた。やばい!どこかでカッパを着なくちゃ。自分だけならいいけど後ろの人にも迷惑がかかる。途中お釜に行くY字路があって、お釜に行くには右折しなければならない。

もう少しだ。お釜でカッパを着ようと思う。視界10mくらいしかない。正直言って怖かった。ところがもう少しで駐車場って時に(あと1kmあったかな)渋滞発生。視界が悪くすり抜けだって無理。もちろんお釜行っても視界はゼロだろうから、社長に「今日は無理ですね!行ってもみれないでしょ?」って事で引き返すことに。もうジーンズはビショビショ!後ろからブーイングが来そうだけど、こんなところで止まるなんて自殺行為甚だしい。さっきのY字路を右折して山形方面に。この右折もめっちゃ怖かった。やっと広場を発見。全員カッパを着る。

カッパを着たまま各自思い思いに体を動かす。そう寒すぎて体のポジションが固まっちゃうんだよね。
小休止して  いざ出発。でも視界は本当に10m位。シールドがすぐ曇るから開けて走行するしかない。多分メガネかけている人は辛いだろうな!対向車の跳ねた水が顔にかかるとしんどい。ここまで来ると本日最後のメインイベント蔵王ロープウェー観光である。途中にまたY字路があり道から外れて右折。視界が悪いから少し行った所で停車。

6台位来てからは誰も来なくなった。あれれ?他の連中はどうしたんだろう?こまったな!Yさんが「ちょっと引き返してみますよ!」て戻っていったがすぐ戻ってきた。いないそうだ。Tさんの携帯に電話。出るわけないか!しょうがないここで二手に分かれても止むおえないと思ったら電話が鳴った。Tさんだ。「今何処?」って、こっちが聞きたいよ!って感じ。

どうやら6台目と7台目で車間が開いてしまって右折を真っ直ぐ行ってしまったらしい。もう少し手前で待っていれば良かったかもしれない。でも社長はロープウェーファンだからどうしても蔵王ロープウェーを外す訳には行かないってんで、街中まで下りてった7台を呼び戻すことに、、、!
ロープウェー乗り場の駐車場で全員集合。とりあえずヨカッタヨカッタ!!全員乗るかと思ったら6人だけだった。

残りの8人には下の無料休憩所にストーブが焚いてあるので待っててもらうことに、、。ロープウェーには貸切で自分たちだけだった。と言うかこんな雨で乗る奴がヘンかも?樹氷高原で下車。樹氷の資料館があって、写真や模型、映像で見せてくれた。もし行けたら、真冬もいいのかもしれないところだ。
トータル30分程度時間をとって駐車場に戻った。社長は「いや〜サイコーだったよ!」ってご満悦のご様子。さて  時間も4時を越えたな!では宿に向かうか!ってことで最後の走りだ。全員バイクに乗車。いざ出発って時にNさんが立ちゴケ。大丈夫?

 道はそんなに難しくはないが、スタンドを見つけなくては!市街でスタンドを発見しつつも、規模が小さい。TさんやHさんと進行方向の別のスタンドで給油。こっちの方が早かった。道脇でハザード点滅で待機。すると給油を終えた人たちがぞくぞく集まってきた。全員いるのを確認後出発。宿は「ふじや旅館」て言ってここらでは有名らしい。場所は近くのはずなんだけど、解らない。どうやら行き過ぎたようだ。地図を出そうとするとYさんが「さっき看板みましたよ。」ってことで、Yさんの先導で宿に向かう。あったあった!無事到着。

玄関に行くと先に別行動をしてたO夫妻と合流できた。かなり待ったらしい。(こっちは  ある理由から上河内SAと白石ICで待ってたんだけどね)O夫妻は本当はOさんだけで単独で自分たちのツーリングに来る予定だった。でも1ヶ月前彼の愛車カタナ1100で単身トラックに体当たりされて、バイクは廃車、Oさん自体も全身打撲で退院したばっかり。

でもツーリングは行きたかったらしく。奥さんに車を運転してもらってここまで来ていた。とってもタフ!!
お風呂に入って体を休めてからの夕食。極楽極楽!!やっぱりこれだけいると宴会は楽しい。

みんなで自己紹介して、料理を堪能。山形だから米沢牛が出るかと思ったけど、BSEが問題になってる時だからメーンの肉は豚肉だった。でも旨い!!ここで、Nさんのガス欠事件、社長のIC行き過ぎ事件等笑いが絶えなかった。