2008年 News & 徒然日記



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1月7日(月)
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

BBSに書きましたように、元旦のウィーン・フィルハーモニーの演奏会のバレエの振付は二コラ・ムッサンとクリスティアン・ティッツィでした。
二コラは2作品、“人生を楽しめ(Freuet Euch des Lebens)”、“トリッチ・トラッチ・ポルカ(Tritsch-Tratsch Polka)”を、クリスティアン・ティッツィは“美しき青きドナウ(Die blau shoene Donau)”を振付ていました。
二コラは1994−1997年にハンブルク・バレエに在籍したダンサーで、退団した時はソリストでした。ですから日本公演に参加していると思って、プログラムを開いたのですが94年にも97年にも名前がありません。残念ながらカンパニーとの来日はなかったみたいです。彼の経歴はこちらです(ベルギー人ですから、二コラ、と発音する方が良さそうですね)。
クリスティアン・ティッツィの方はハンブルク・バレエに移籍したパトリシア・ティッツィの指導教師の名前に彼の名前を見つけました。きっと彼女のお父様か伯父(叔父)さまでしょうね。
(S)

1月11日(金)
けろ さんからカンパニーのカレンダーの各月のクレジットを教えていただきました。どうも、ありがとうございました。

1月 クリスマス・オラトリオの
リハーサル
ジョン・ノイマイヤー、ステファニー・ミンラー、ディナ・ツァリポヴァ、アンナ・レナ・ヴィーク、パトリシア・ティッツイ、ミリアナ・Vracaric 2007年9月
2月 シンデレラ・ストーリー エレーヌ・ブシェー、ティアゴ・ボーディン 2007年
二ジンスキー・ガラ
3月 人魚姫のリハーサル シルヴィア・アッツォーニ、カーステン・ユング 2007年5月
4月 マタイ受難曲のリハーサル ロイド・リギンズ、エドウィン・レヴァツォフ、ピーター・ディングル、ティアゴ・ボーディン、アントン・アレクサンドロフ、エミル・ファスフットディノフ、アンナ・ラウデーレ、カーステン・ユング、オットー・ブベニチェク、アレクサンドル・リアブコ、セバスティアン・ティル、 2007年3月
5月 パルツィヴァル -
エピソードとエコー
ラウラ・カッツァニガ、エドウィン・レヴァツォフ 2006年12月
6月 眠れる森の美女 バルボラ・コホウトコヴァ、オットー・ブベニチェク 2007年
二ジンスキー・ガラ
7月 人魚姫 シルヴィア・アッツォーニ、カーステン・ユング 2007年7月
8月 かもめのリハーサル イヴァン・ウルバン、エレーヌ・ブシェー 2007年9月
9月 パルツィヴァル -
エピソードとエコー の
リハーサル
ジョン・ノイマイヤー、オデット・ボーヒェルト、ルチア・ソラーリ、ミリアナ・Vracaric、チェルシー・ウィンター 2006年10月
10月 夜の歌 の
リハーサル
ジョエル・ブーローニュ、アレクサンドル・リアブコ 2007年9月
11月 クリスマス・オラトリオ の
リハーサル
アンナ・ポリカルポヴァ、ピーター・ディングル、アンサンブル 2007年9月
12月 Opus 100 イヴァン・ウルバン・アレクサンドル・リアブコ 2007年
二ジンスキー・ガラ

間違っていたのは、6月のバルボラをカロリーナ・アゲーロと書いてしまったこと。これは注意すれば避けられたことなのですが・・・。バレット・ターゲの公演ではカロリーナ・アゲーロ/アレクサンドル・リアブコ、二ジンスキー・ガラではバルボラ・コホウトコヴァ/オットー・ブベニチェックだったので、これを混同していました。
(S)

1月12日(土)

ダンサーの皆さんのキャリアを更新しなければならないとは思っていたのですが、なかなかきっかけがなく、今回二コラ・ムサンのキャリアを書き入れたことで、少しだけ更新しました。1996年以降の入団分です。
この中でびっくりしたのは、ヨハン・ステグリがカナダの国立バレエ学校とパリ国立オペラ座バレエ学校に“呼んだリング”を指導に行っていたこと。いやー、本当に驚きました。彼もいつの間にかそのような年齢になっていたのですねえ。
(S)

1月19日(土)
すでにBBSの方では紹介が終わっていますが、ハンブルク・バレエの前ダンサーだったフランソワ・クラウス率いるクィーンズランド・バレエが大阪、神戸で公演を行います。
球面三角の uno さんによりますと、大阪府とオーストラリア・クイーンズランド州の友好交流都市20周年記念の公演ということで、東京での公演はないとのこと。
彼の経歴は当サイトのダンサーの項を参考にしていただけたらと思います。ショート・クリックはこちら。私にとってはとても懐かしいダンサーなので観に行こうとは思っているのですが、年度代わりで微妙な時・・・。
彼の作品もカンパニーも観たことがないので、素晴らしいですよ、といって太鼓判は押せませんが、多くの関西のバレエ・ダンス・ファンの方に観ていただけると嬉しいです。

クイーンズランド・バレエ団“リトル・マーメイド”
4月5日(土)14:00/19:00 NHK大阪ホール →こちら
4月8日(火)18:30 神戸国際会館こくさいホール →こちら

一般発売:1月19日(土)
S席:6,000円 A席:5,000円 B席:4,000円 ※高校生以下は2,000円引き
 →電子チケットぴあ

さて、ダンサーの経歴の更新が終わりました。
へザー・ユルゲンセンに関してはすでにカンパニーのサイトの方にプロフィールが載っていないので、イヤー・ブックを参照しました。
ラウラ・カッツァニガとロイド・リギンズがカンパニーのバレエ・ミストレス/マスター助手。ロイドはバレエ学校の教師も兼任。ニウルカ・モレドはバレエ・ミストレス。
ラウラは今シーズンで退団です(、と本人が言っていました)。世代交代の波が押し寄せているんでしょうね。

今シーズンのパリ・オペラ座バレエ学校の公演にヨンダリングがあるとHが教えてくれました。ヨハン(・ステグリ)の指導だと思うと見るのがいっそう楽しみになりました、と。まさかヨハンは来ないよね。これはぜひヨハンに聞いてみなくては。
(S)

1月26日(土)

What I have seen... の2008年のページにMasiaさんとJさんからお寄せいただいたキャスト表を載せました。
ショートカット・クリックはこちらこちら。かなり違うのでキャスト対照表を作ってみようかと思っています。
Masiaさん、Jさん、ありがとうございました。
Jさんからほかにくるみ割り人形、ワークショップのキャスト表も預かっていますのでそれもお楽しみに。
(S)

1月30日(水)
BBSの方では紹介済みですが、今年のプリ・ド・ローザンヌの審査委員長はジョン・ノイマイヤーです。今回はそれだけにとどまらず、コンテンポラリー部門に自身の作品を提供し、彼のカンパニーのダンサーが踊ったものをDVD化してそれを提供し、なおかつ彼のスタッフが指導をするとのことです。マリ母さんから教えてもらったのですが、ケヴィン・ヘイゲン、ラウラ・カッツァニガ、ヨハン・ステグリがローザンヌに出張指導(!)とのこと。ラウラもヨハンもこのプリ・ド・ローザンヌにでていますので、お世話になったコンクールに恩返し、という面もありますね。TV放映が俄然楽しみになりました。

さて、今年のヴィルヘルム・オーバーデルファー賞のダンス部門はアンナ・ラウデーレに決まりました。
彼女は“マタイ受難曲”でキリストの足を香油で洗う女を踊って印象深いのですが、昨年の“パルツィヴァル”での笑わない姫を踊り、今年は“オテロ”でデズデモーナを踊ることになっています。これからの活躍が楽しみです。おめでとう、アンナ!
(S)

3月20日(木)

忙しさにかまけて1ヶ月半以上更新をサボってしまいました。
BBSの方にあったいろいろな書き込みをこちらにまとめて書いておきます。
まず、プリ・ド・ローザンヌのファイナルの映像ですが、本家のサイトが提供している Quicktime の映像にはアクセスできませんでしたが、 youtube に提供した映像は見ることができます。youtube にアクセスして prix de Lausanne で検索してみてください。
ノイマイヤーは12作品を提供していますが、
“シンデレラ・ストーリー”(2名)
“ノクターン”(3名)
“スプリング・アンド・フォール”(4名)
“バッハ組曲U”(4名)
“ヴァスラフ”(2名)
“ニジンスキー”(3名)
“ヨンダリング”(2名)
“Wrong Note Rag”(“バーンスタイン・ダンス”より)(1名)
の8作品が踊られました。
ノイマイヤーの作品はもう2、3年は踊られるだろうとのこと。
また、マルグリットさんから、ダンソマニさんのサイトにこの Prix de Lausanne のページがあると教えていただきました。
http://www.forum-dansomanie.net/forum/viewtopic.php?t=3110&postdays=0&postorder=asc&start=0&sid=bb81a438cecc9e2fc60710724a8879b7
すてきな写真がいっぱいです。
この写真の中から、maddie さんが、ペルトの“鏡の中の鏡”が表現力のワークショップのために使われていたと教えてくださいました。
先月号のダンスマガジンにこのコンクールに関する記事が載っていて、審査員をされた堀内元さんのインタヴューもありました。

かつてこのコンクールで“ヨンダリング”を踊ったヨハン・ステグリには深い感銘を受けましたが、彼は長年のパートナーだったエレーヌ・ブシェーとこの8月に結婚するとのことです。
http://www.abendblatt.de/daten/2008/02/28/852841.html
おめでとう、エレーヌ&ヨハン!!

この土曜日には、ノイマイヤーのアフター・トークがありますね。皆さんの感想を楽しみにしています。
(S)

4月12日(土)

3月22日(土)の東京バレエ団の公演後に催されたノイマイヤーと三浦雅士氏のトークの詳細は以下の三氏の方々が詳細に採録してくださっています。
心よりのお礼を申し上げます。私が気付いた順に書かせていただきますと
Sheva さんのブログ Sheva's Ballet Fan http://plaza.rakuten.co.jp/syeva/diary/200803220002/
naomi さんのブログ la dolce vita http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2008/03/post_2277.html
槻本さんのブログ 昨夜のバレエ、明夜のバレエ http://balletmoon.seesaa.net/article/90616859.html
またこのトークで発表された日本ツアーがカンパニーのサイトでも発表されました。
2009年2月12日から3月7日、東京、横浜、、名古屋、大阪、広島、福岡の6都市で公演が行われます。またしても風邪の季節なのでインフルエンザが流行しないことを祈るばかりです。
演目のひとつは“人魚姫”であることは上記のインタヴューで明らかにされているのだが、三浦さん切望の“椿姫”はどうだろう? すでに日本では公演されているのだけれど・・・。ツアーでは“ヴェニスに死す”が公演されることも多いので舞台装置を運ぶことを考えると有力かもしれない。またインタヴューでは、クラシカルな作品、という話も出ているみたいなので、来シーズンのレパートリーからいろいろ推察してはいるのですが・・・。
(S)

4月13日(日)
2008/2009シーズンの演目。

初演 ラ・シルフィード
振付:ピエール・ラコット
2008年12月7、9、10、17日
2009年1月9、10日
アルミードの館
振付:ジョン・ノイマイヤー
春の祭典
振付:ヴァスラフ・ニジンスキーの原振付がミリセント・ホドソンによって再構成されたもの
2009年6月28、30日
2009年7月11日
再演 ダフニスとクロエ
牧神の午後
祭典

2008年11月7、8、13日
2009年7月9日
シルヴィア
2009年4月25、28、30日、5月7日
2009年7月4日
レパートリー オテロ
2008年9月4、5、6、7、8、9、10日
ヨセフ伝説
いにしえの祭り
2008年9月18、24、26日
2008年10月22、24、25、29日
2009年7月10日
人魚姫
2008年10月3、5日
2008年11月15、21、27日
2009年4月18日、5月28日、6月10、11日、7月3日
クリスマス・オラトリオ
2008年11月18、22日
2008年12月23、25、27日
くるみ割り人形
2008年12月20、28、31日
2009年1月2、3、17日
かもめ
2009年1月12、13、22、23、24日
2009年7月2日
ヴェニスに死す
2009年1月19日、2月3日
ニジンスキー
2009年3月26、27日、4月1、3日
2009年5月19日、7月5日
マタイ受難曲
2009年4月9、12日
椿姫
2009年5月23日
2009年6月3、4日、7月1日

青字はバレット・ターゲで公演される作品。“クリスマス・オラトリオ”がバレット・ターゲで公演されないのは仕方ないにしても、“オテロ”がないのは会場の都合だろうか。9月か・・・、厳しいなあ。

その他
バレエ・リュス 100周年祭公演 として “ニジンスキー”   2009年5月19日
ニジンスキー・ガラ   2009年7月12日
ゲスト・カンパニーの公演   2009年7月7、8日
バレエ・ワークショップ   2009年10月5日、11月23日、2009年1月25日、3月26日、4月7日、6月7日
若き振付家たちの夕べ   2008年9月14、16日  〜カンプナーゲル〜
ハンブルク・シアターナイト   2008年9月13日 19時より
ツアー   バーデン・バーデン、ウィーン、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡

レパートリーの中で“ヴェニスに死す”のハンブルクでの公演が極端に少ないことを考えると、日本で公演される可能性がかなり高いのではないかしら?
(S)

5月11日(日)
ダンスマガジンの創刊号から10冊分、ハンブルク・バレエとジョン・ノイマイヤーに関係したものをピックアップしてみました。映像・書籍情報のダンス・マガジンの1をクリックしていただくか、またはショートカットクリックはこちら
こんなにたくさん記事が載っているとは思ってもみませんでした。
右上にこのサイトの共同執筆者であるHさんご推薦の“バレエ・リュス 踊る歓び 生きる歓び”のDVDのリンクを貼りました。バレエ・ファンならご覧の方も多いでしょうが、よろしければご利用ください。
(S)

5月21日(水)
目下、引越しの最中で更新も儘ならないのですが、そのおかげで、長い間行方不明だった、私が最初に見たバレエのパンフレットが見つかりました。
1983年5月2日、パリ・オペラ座での“ロミオとジュリエット”(クランコ版)です。
初めての海外旅行で、最初はオペラを聴きたかったのですが、まあバレエでもプロコフィエフの音楽は耳に馴染んでいるしと、当日チケットを手に入れました。チケットを買ったときに、チケット売り場の女性から、今日はガラ公演だからドレスアップしていらっしゃいといわれたりもしました。
それで、そのキャストですが、
ジュリエット:マルシア・ハイデ、ロミオ:シャルル・ジュード、マキューシオ:パトリック・デュポン、その他にマニュエル」・ルグリ、シルヴィ・ギエムも踊っていたらしかったのですが、なにしろプログラムが行方不明だったために、よくわからなかったのです。
そして見つかってびっくりです。
ティボルト:ジョルジュ・ピレッタ、ロミオの友人:マニュエル・ルグリ、ローラン・イレール、3人のジプシー娘の内二人がイザベル・ゲラン、マリー・クロード・ピエトラガラ、ティボルトのフィアンセ:シルヴィ・ギエム、その他群舞でも彼ら/彼女らの名前を見つけることができるのですが、何しろ初めてで認識できなかったのが悔やまれます。私はパリ・オペラ座のダンサーに詳しくないのですが、その他にジャン・マリ・ディディエール、エルヴェ・ディルマン、エリザベト・モーランの名も・・・。
でもこのとき以来、表現方法としてのバレエ/ダンスに目覚め、身体による表現に深く魅かれてしまいました。
(S)

7月9日(水)
ノイマイヤーのバレエ・ワークショップのDVDを入手しました。ハンブルクからわざわざ運んでくださったasukoさんに多謝、多謝。
内容はもう涙が出そうなくらいです。 新書館が字幕つきで販売してくれないかしら?

タイトル 振付 音楽 ダンサー
Mythos und Schweiss(神話と労働)
レ・シルフィード ミハイル・フォーキン フレデリック・ショパン リン・チャールズ、フランソワ・クラウス
くるみ割り人形 ジョン・ノイマイヤー ピョートル・チャイコフスキー ペルセフォン・サマロポウロ、Tanju Tuezer
くるみ割り人形 ジョン・ノイマイヤー ピョートル・チャイコフスキー マガリ・メサック、マックス・ミディネット
Von der Technik zur Rolle(役についてのテクニックから)
ジゼル ペロー/コラーリ アドルフ・アダン リン・チャールズ、ケヴィン・ヘイゲン
白鳥の湖 レフ・イワノフ ピョートル・チャイコフスキー マガリ・メサック、マックス・ミディネット
海賊 マリウス・プティパ より リッカルド・ドロリーゴ Tanju Tuezer
ぺトルーシュカ ジョン・ノイマイヤー イーゴリ・ストラヴィンスキー リン・チャールズ
Optische Dramaturgie : Die Handlung als Tanz(目に見える演出技法:ダンスとしての動作)
ジゼル ペロー/コラーリ アドルフ・アダン アンジェリカ・ボーンハウゼン、フランソワ・クラウス
白鳥の湖 レフ・イワノフ ピョートル・チャイコフスキー マガリ・メサック、フランソワ・クラウス
ダフニスとクロエ ジョン・ノイマイヤー モーリス・ラヴェル ベアトリス・コルドゥア、ケヴィン・ヘイゲン、マリアンヌ・クルーゼ
ロミオとジュリエット ジョン・ノイマイヤー セルゲイ・プロコフィエフ マリアンヌ・クルーゼ、ケヴィン・ヘイゲン
デジール ジョン・ノイマイヤー アレクサンドル・スクリャビン マガリ・メサック、フランソワ・クラウス
Das Symphonische Ballett(シンフォニック・バレエ)
レ・シルフィード ミハイル・フォーキン フレデリック・ショパン フランソワ・クラウス
ぺトルーシュカ ジョン・ノイマイヤー イーゴリ・ストラヴィンスキー マリアンヌ・クルーズ、ケヴィン・ヘイゲン
祭典 ジョン・ノイマイヤー イーゴリ・ストラヴィンスキー アンサンブル
マーラーの第3交響曲 ジョン・ノイマイヤー グスタフ・マーラー 男性アンサンブル
Auf Spitze(爪先で立って)
レ・シルフィード ミハイル・フォーキン フレデリック・ショパン リン・チャールズ
眠れる森の美女 マリウス・プティパ ピョートル・チャイコフスキー マリアンヌ・クルーゼ
ロミオとジュリエット ジョン・ノイマイヤー セルゲイ・プロコフィエフ エデュアルド・ベルティーニ、ベアトリス・コルドゥア、ヴィクター・ヒューズ
不安の時代 ジョン・ノイマイヤー レオナード・バーンスタイン リン・チャールズ
真夏の夜の夢 ジョン・ノイマイヤー 伝統的手風琴の音楽 男性アンサンブル
くるみ割り人形 ジョン・ノイマイヤー ピョートル・チャイコフスキー マリアンヌ・クルーゼ、フランソワ・クラウス
Der Mann Tanzt(男性ダンサーの踊り)
レ・シルフィード ミハイル・フォーキン フレデリック・ショパン リン・チャールズ、ケヴィン・ヘイゲン
眠れる森の美女 マリウス・プティパ ピョートル・チャイコフスキー イヴァン・リスカ
ヴァスラフ ジョン・ノイマイヤー ヨハン・セバスチャン・バッハ ケヴィン・ヘイゲン
青列車 ブロニスラヴァ・ニジンスカ ダリウス・ミヨー ケヴィン・ヘイゲン
ウエスト・サイド・ストーリー ジョン・ノイマイヤー レオナード・バーンスタイン 男性アンサンブル
ドン・キホーテ ジョン・ノイマイヤー リヒャルト・シュトラウス ロイ・ヴィエルツビッキ、ジャン・クリストフ・マイヨー
愛、哀しみ、世界、夢 ジョン・ノイマイヤー グスタフ・マーラー
交響曲第1番
ケヴィン・ヘイゲン、イヴァン・リスカ、アンサンブル
Pas de deux - wortloser Dialog(パ・ド・ドゥ - 言葉のない対話)
ジゼル ジュール・ペロー アドルフ・アダン リン・チャールズ、フランソワ・クラウス
ぺザントPDD:マリアンヌ・クルーゼ、ケヴィン・ヘイゲン
ドン・ジュアン ジョン・ノイマイヤー クリストフ・ヴィリバルト・グルック コリーン・スコット、フランソワ・クラウス
眠れる森の美女 マリウス・プティパ ピョートル・チャイコフスキー リン・チャールズ、イヴァン・リスカ
ドン・キホーテ マリウス・プティパ ルートヴィッヒ・ミンクス リン・チャールズ、ケヴィン・ヘイゲン、イヴァン・リスカ
Songfest ジョン・ノイマイヤー レオナード・バーンスタイン ベアトリス・コルドゥア、コリーン・スコット、ロイ・ヴィエルツビッキ、イヴァン・リスカ、アンサンブル
真夏の夜の夢 ジョン・ノイマイヤー フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ マリアンヌ・クルーゼ、ロイ・ヴィエルツビッキ
椿姫 ジョン・ノイマイヤー フレデリック・ショパン リン・チャールズ、ケヴィン・ヘイゲン
Musik und Ballett(音楽とバレエ)
ドン・キホーテ マリウス・プティパ ルートヴィッヒ・ミンクス ガマル・グーダ
白鳥の湖 レフ・イワノフ ピョートル・チャイコフスキー ジュディス・カールソン、ジュディス・ギル、ヴィヴィアンヌ・ギリアン、レスリー・ヒューズ
ドン・ジュアン ジョン・ノイマイヤー トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア リン・チャールズ、フランソワ・クラウス
子供の情景 ジョン・ノイマイヤー ロベルト・シューマン マリアンヌ・クルーゼ
マタイ受難曲 ジョン・ノイマイヤー ヨハン・セバスチャン・バッハ ロナルド・ダーレン、アンサンブル
ぺトルーシュカ・ヴァリエイション ジョン・ノイマイヤー イーゴリ・ストラヴィンスキー リン・チャールズ、マリアンヌ・クルーゼ、ジゼル・ロベルジュ、ケヴィン・ヘイゲン、カレル・ヴァンデヴェーゲ、ロイ・ヴィエルツビッキ
ドン・キホーテ ジョン・ノイマイヤー Gloria Gaynor、リヒャルト・シュトラウス アンサンブル

以上のバレエ・ワークショップと、ボーナス映像として2004年ごろにTVで放送されたノイマイヤーのドキュメンタリーが3枚のDVDに入っています。
(S)

7月11日(金)
上記のDVDを見ては溜息をついています。特にケヴィン・ヘイゲンとリン・チャールズの“椿姫(1幕のPDD)”はハンブルク初演に際してアルマンをケヴィンに振付けなおしたというだけあって本当に素晴らしいです。このPDDでリンがケヴィンの髪の毛に指を絡ませる所作は彼が愛くるしい巻き毛をしていたからこそではないかしら。ケヴィンの映像が心に焼き付いて離れなくなりそうです。そして模範演技が終わった後、ジョンと3人で少し喋っているときのあの時空間、ユートピアです。思いのほか楽しかったのは“ジゼル”のぺザントPDD。可愛いマリアンヌ・クルーゼ先生とぴったりです。ケヴィンの映像はどこかに残っていないものでしょうか。
そして映像は少ないのですが、マックス・ミディネットのノイマイヤー版“くるみ割り人形”のチェケッティ(ドロッセルマイヤー)。チェケッティのアンナ・パヴロワに対する気持ちがひしひしと伝わってきます。やはりこうでなくっちゃねえ、と思わず溜息。彼のドロッセルマイヤーはカナダのウィニペグ・バレエ団に共演したときのものがあるはずです。どうにかして探さなくては。
フランソワ・クラウスのアルブレヒトにも心が動かされました。初めてシンパシーを得たアルブレヒトです。そして今でも思い出すのは彼のアーサー王です(と思わずかつてのステージの彼を回想してしまいます)。
まだ初々しいイヴァン・リスカ、ガマル・グーダ!!! 昔の映像なのに彼らの表現は新鮮です。
女性ダンサーについては次回に。
また、上記のDVDの映像ですが、
Mythos und Schweiss(神話と労働)、Von der Technik zur Rolle(役についてのテクニックから)、Optische Dramaturgie : Die Handlung als Tanz(目に見える演出技法:ダンスとしての動作)、Das Symphonische Ballett(シンフォニック・バレエ)は1977年のもの。
Auf Spitze(爪先で立って)、Der Mann Tanzt(男性ダンサーの踊り)、Pas de deux - wortloser Dialog(パ・ド・ドゥ - 言葉のない対話)、Musik und Ballett(音楽とバレエ)は
1981年のものです。
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7月15日(火)
前半のキャスト表を掲載しました。2,3行でもよろしいですから、ご覧になった皆様のご感想をお待ちしています。
皆様にはあまりご興味がないかもしれませんが、ジジ・ハイアットとヤヌシュ・マゾンの教え子のザカリー・クラーク君が“ヨセフ伝説”と“いにしえの祭り”に出演。このままカンパニーに残ってくれないでしょうか?
何気なく聞いていた“ジュウェルズ”の音楽ですが、それぞれのパートは作曲家がそれぞれ違うことに初めて気付きました。今まで何となくチャイコフスキーかなあと思っていました。いやはや、キャスト表は作ってみるものです。
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8月4日(月)
大変遅くなりましたが、Amazon Japan のアソシエイト・プログラムよりの紹介料についてご報告いたします。
今回は目玉となるような商品がなかったため、7月までに紹介料が振り込まれるかどうかはっきりしなかったのですが、どうにか間に合いまして、バレエ学校に寄付させていただきました。
詳細は以下のようになります。

2007年1月分 493円、 2月分 232円、 3月分 333円、 4月分 200円、 7月分 106円、 8月分 263円、 9月分 301円、 10月分 505円、 11月分 743円、
12月分 1068円、 2008年1月分 203円、 2008年2月分 754円  計 5201円 
振り込み料(300円)を差し引いて4901円でした。

皆様のご協力で、30オイロの寄付が可能になりました。本当にありがとうございました。
他にハンブルク・バレエ・ファンの方からのご好意にも感謝しています。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

バレット・ターゲのキャスト表は、11日のヨセフ伝説/いにしえの祭り を除けば目下手に入る限りでは更新いたしました。ショートカット・クリックはこちら
(S)

8月19日(火)

カンパニーの昇進、入・退団の発表もそろそろかなあ、と思ってサイトを開くと、新しいオーパーのジャーナルの発行と来シーズンのレパートリーがトップ・ページなのでアンサンブルのページを開くと、新しいカンパニーのメンバーが掲載されていました。
まず、昇進から、アミルカル・モレ・ゴンザレスがファースト・ソリストになりました。おめでとう!!!、アミルカル。あなたのオテロを観る日を楽しみにしていますよ。
アンナ・ラウデーレのソリストへの昇進は以前書いたように思います。こちらももう一度おめでとう!!!。
退団は、まずラウラ・カッツァニガ。とても残念ですが、彼女はカンパニーのバレット・ミストレスとして残るので、また舞台で観るチャンスは残されています。長い間、ご苦労様でした。
またバルボラ・コホウトコヴァの退団もとても残念です。ハンブルクに来てからは怪我が多く彼女の踊りをあまり見ることができなくて残念に思っています。彼女の“レクイエム”の精神性はいまも心に焼き付いています。
アンサンブルの女性ダンサーでは、ステラ・カナトゥーリ、イリーナ・クロウグリコヴァ、アンナ・Rabsztyn、チェルシー・ウィンター、男性ダンサーでは、エミル・ファスフットディノフ、ジョゼフ・エイトキン、アントナン・コメスタッツ(彼は服部有吉氏の作品に音楽を提供したこともあります)、の皆さんが退団になっています。エミル・ファスフットディノフは印象的なダンサーでしたので残念です。
入団は、ドレスデン・ゼンパーオーパー・バレエからソリストとしてレスリー・ヘイルマン(Leslie Heylmann)。
アンサンブルの女性ダンサーとしては、昨年度研修生だったアリイ・マヨ、ユン・スー・パークが正式団員に。男性ダンサーとしては同じく研修生だったアレクサンダー・トラッシュも正式団員になりました。おめでとうございます。またアンサンブルの男性ダンサーとしてはジョエル・スモール。
研修生として、Amelie Berthet、Madison Keesler、Taisia Muratore、Lidia Pettinicchio、Alexander Busch、Lennart Radtke の6名の名前がありました。
私たちは、ソリストやファースト・ソリストの踊りにのみ注目することが多いのですが、作品から圧倒的な感動を得るにはアンサンブルの踊りもとても大切です。彼らの踊りも無くてはならないものです。退団された方々には心よりの感謝を、また新しく入団される方々には心よりの歓迎を。
(S)

10月31日(金)
引越しをしてからというものどうも更新が滞っています。申し訳ありません。
ハンブルクの友人から古い資料を譲り受けて今整理しています。その中に第1回のバレット・ターゲのスケジュールが載っていましたので掲載しました。
第1回目のゲスト・カンパニーがベジャールの二十世紀バレエ団だったとは、ノイマイヤーとベジャールの信頼関係が伺われます。
What I have seen・・・から1975年のバレット・ターゲをクリックしていただくか、ショートカット・クリックはこちら
先月発行のダンスマガジンはハンブルク・バレエ特集。ノイマイヤーへのインタヴューも含め、入門編としては充実していました。naomiさんには早くからお知らせいただきありがとうございました。エトワール・ガラのステージ写真もありとてもうれしく思いました。
もっとうれしかったのは今月発行のもの。
椿姫特集でジジ・ハイヤットへのインタヴューが載っていたことです。ダンスマガジンに感謝感謝です。彼女が率いるジョージア・バレエは小さなカンパニーですが、いろんなイヴェントも行って、地域に根付いているようです。旦那様のヤヌシュ・マゾンもバレエマイスターをしながら、振付作品も発表し(時には踊っていらっしゃるようです)、またご自身のカイロプラティックの診療所も開いていらっしゃいます。(彼の治療を受けている女性のブログを読んだことがあります)
前回の椿姫の日本公演のときに、すでにハンブルクで何度か観ていたので、彼女らの椿姫を見逃したのは悔やんでも悔やみきれません。
ジョージア・バレエのサイトはこちらです。
ヘザー・ユルゲンセンへのインタヴューもまたうれしかったのですが、彼女はまったく引退したのではなく、小さなグループと踊っていると聞いたような気がします。
アンナ・ポリカルポヴァが日本公演に参加しないのはなんとも残念ですが、まあ、産休ではいたしかたないですね。出産予定は12月だそうですからもうすぐですね。さぞ可愛い赤ちゃんでしょうね。
日本公演のマルグリットは誰か、ということが気にかかるところですが、ハンブルクのワークショップではシルヴィア・アッツォーニとティアゴ・ボーディンが踊ったそうです。とても素晴らしかったとのことなので、日本で観れるといいのですが・・・。ちなみにワークショップでは、ルグリのインタヴューにも載っていましたが、エレーヌ・ブシェーがラ・シルフィードを踊ったとのことで、こちらも素晴らしかった、とのことなので、来年観るのが楽しみです。
三浦氏のインタヴューはサーシャ(アレクサンドル・リアブコ)。ヘザーのインタヴューとあわせて読むと、サーシャのニジンスキーの初演のときには、ヘザーが彼を助け、アメリカ公演の椿姫の時にはサーシャがヘザーを助けたのですね。正しい意味での、情けは人の為ならず、を思い出してしまいました。
でもよくぞサーシャをハンブルクに連れて来てくれました、とノイマイヤーに大感謝ですね。イヴァン・ウルバン、ブベニチェク兄弟、とプリ・ド・ローザンヌで彼が見出したダンサーは多いですね。
サーシャは振付を覚えるのは天才的で一度見ただけで覚えるそうですよ。

バレエ団の2009年のカレンダーが発売されましたので、上記のカレンダーを新しくしました。またもや日本のアマゾンでの発売はないようです。ドイツのアマゾンでの販売はあります。こちらは日本への発送もあるようです。

また、そろそろダフニスとクロエのキャストの発表もそろそろです。こちらも楽しみです。
(S)

11月29日(土)
9月の若手振付家の夕べのことが気になって、友人にプログラムを送ってもらいました。とりあえずプログラムの内容はWhat I have seen...の2008年に掲載しました。ショートカット・クリックはこちらです。
大石裕香さんの作品は島崎藤村の初恋を連想させますが、どうでしょう? それにしても彼女は自分の作品で踊るだけでなく、アルセン・メグラビアンやオーカン・ダンの作品でも踊っています。凄くエネルギッシュですね。
他にいくつか気付いたことを。
かつて服部有吉氏の“ホモ・サイエンス”に曲を提供したアントナン・コメスタッツがヤロスラフ・イヴァネンコに音楽を提供しています。きっと音楽の才能も豊かなのでしょう。
イヴァネンコは若手振付家という括りには入らないような気がします。彼はいつかダンサー・振付家としてではなく、振付家として歩みだすでしょう。
振付作品をいろいろ発表している、ということではティアゴ・ボーディンもそうですが、彼はファースト・ソリストなのでなかなか振付に専念とはいかないでしょう。
きっとのびのびと皆さん踊られたことと思います。いつか観る機会があるといいなあ。
今シーズンのキャスティングも英語版のほうから少しづつ更新しています。こちらについての感想はまた後ほど。
(S)