Windsurfing
※現在サイト作成中のため、リンクは機能していません。






Speed King Pedal/Drummers

※ファーストネームには本名と通称があるため、ラストネーム順に並べてあります。




Premier 250S Pedal/Drummers



Rototom/LM400/Epiphone Casino/Grand Funk Railroad






Page 1:A-L:37/72 drummers

Famous drummers who used Ludwig Speed King Pedal
  ~ スピードキングを愛用したドラマーたち
※ファーストネームには本名と通称があるため、ラストネーム順に並べてあります。
※「w/」は「with」の略記です。

A
Appice, Carmine:With Leslie West(カーマイン・アピス:w/ レスリー・ウェスト)
Asheton, Scott:Iggy & The Stooges(スコット・アシュトン:イギー&ザ・ストゥージス)
Avory, Mick:The Kinks(ミック・エィヴォリ:ザ・キンクス)
B
Bonham, John:Led Zeppelin(ジョン・ボーナム:レッド・ツェッペリン)
Brewer, Don :Grand Funk Railroad(ドン・ブリュワー:グランド・ファンク・レイルロード)
Bruford, Bill:Yes/King Crimson(ビル・ブルフォード:イエス/キング・クリムゾン)
Bunker, Clive :Jethro Tull(クライヴ・バンカー:ジェスロ・タル)
Burr, Clive:Iron Maden(クライヴ・バー:アイアン・メイデン)
C
Carlos, Bun E.:Cheap Trick(バン・E・カルロス:チープ・トリック)
Carr, Eric:KISS(エリック・カー:キッス)
Collins, Phil:Genesis(フィル・コリンズ:ジェネシス)
Covington, Joey:Jefferson Airplane(ジョーイ・コヴィントン:ジェファーソン・エアプレイン)
Criss, Peter:KISS(ピーター・クリス:キッス)
D
Densmore, John:The Doors(ジョン・デンスモア:ザ・ドアーズ)
Dolenz, Micky:The Monkees(ミッキ-・ドレンツ:ザ・モンキーズ)
Dyer, Des:Jigsaw(デス・ダイヤ:ジグソー)
E
Edmonton, Jerry:Steppenwolf(ジェリー・エドモントン:ステッペンウルフ)
Evans, Guy:Van der Graaf Generator(ガイ・エヴァンスヴァンダー・グラーフ・ジェネレイター
F
Fleetwood, Mick:Fleetwood Mac(ミック・フリートウッド:フリートウッド・マック)
G
Getz, Dave:Janis Joplin's Band(デイヴ・ゲッツ:ジャニス・ジョプリン・バンド)
Giles, Michael:King Crimson(マイケル・ジャイルズ:キング・クリムゾン)
Gladden, Eddie:Jazz drummer(エディ・グラッデン:w/ デクスター・ゴードン)
H
Hartman, John:The Doobie Brothers(ジョン・ハートマン:ザ・ドゥービー・ブラザーズ)
Haynes, Roy:Jazz drummer(ロイ・ヘインズ
Helm, Levon:The Band(リィヴォン・ヘルム:ザ・バンド)
Henley, Don :The Eagles(ドン・ヘンリー:ジ・イーグルス)
Holland, Dave:Judas Priest(デイヴ・ホランド:ジューダス・プリースト)
Hossack, Michael:The Doobie Brothers(マイケル・ホサック:ザ・ドゥービー・ブラザーズ)
J
Jones,”Papa” Jo:Jazz drummer(パパ・ジョゥ・ジョゥンズ:W/ ジョージ・ベンスン)
Jones, Rufus ”Speedy” :Jazz drummer(ルーファス・スピーディ・ジョゥンズ
K
Kirke, Simon:Free/Bad Copmany(サイモン・カーク:フリー/バッド・カンパニー)
Kramer, Joey:Aerosmith(ジョーイ・クレイマー:エアロスミス)
Kreutzmann,Bill:Grateful Dead(ビル・クロイツマン:グレイトフル・デッド)
L
Lee, Ric:Ten Years After(リック・リー:テン・イヤーズ・アフター)
Lenners, Rudy:Scorpions(ルディ-・レナーズ:スコーピオンズ)
Liebezeit, Jaki:Can(ヤキ・リーベツァイト:カン)
Longmuir, Derek:Bay City Rolles(デレク・ロングミュア:ベイ・シティ・ロゥラーズ)

Page 2:M-W:35/72 drummers

Famous drummers who used Ludwig Speed King Pedal
  ~ スピードキングを愛用したドラマーたち
※ファーストネームには本名と通称があるため、ラストネーム順に並べてあります。
※「w/」は「with」の略記です。

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M
Manuel, Richard:The Band(リチャード・マヌウェル:ザ・バンド)
Martin, John:Dr. Feelgood(ジョン・マーティン:ドクター・フィールグッド)
McBrain, Nicko:Iron Maiden(ニコゥ・マクブレイン:アイアン・メイデン)
Mason, Nick:Pink Floyd(ニック・メイスン:ピンク・フロイド)
Morello, Joe:w/ Dave Brubeck(ジョゥ・モレロ:w/ デイヴ・ブルーベック)
N
Nolan, Jerry:New York Dolls(ジェリー・ノゥラン:ニューヨーク・ドールズ)
O
Oldaker, Jamie:Eric Clapton's Band(ジェイミィ・オゥルデイカーエリッククラプトン・バンド
P
Parnell, Rick:Atomic Rooster(リック・パーネル:アトミック・ルースター)
Peart, Neil:Rush(ニール・ピアート:ラッシュ)
Pilkington-Miksa, Florian:Curved Air(フロリアン・ピルキントン・ミクサ:カーヴド・エア)
Powell, Cozy:~1975(コ-ジー・パウエル:1975)
Powell, Don:Slade(ドン・パウエル:スレイド)
R
Ramone, Tommy:Ramones(トミー・ラモーン:ラモーンズ)
Richardson, John:Rubettes(ジョン・リチャードスン:ザ・ルベッツ)
Richmond, Dannie:Jazz drummer(ダニー・リッチモンド:)
Roker, Mickey:Jazz drummer(ミッキー・ロゥカー:ジャズ・ドラマー)
Rudd, Phil:AC/DC(フィル・ラッド:AC/DC)
S
Siewell, DennyPaul McCartney & Wingsデニー・サイウェルポール・マッカートニー&ウィングス
Shrieve, Michael:Santana(マイケル・シュリーヴ:サンタナ)
Smith, Steve:Journey(スティーヴ・スミス:ジャーニー)
Sneed, Floyd:Three Dog Night(フロイド・スニード:スリー・ドッグ・ナイト)
Starr, Ringo:The Beatles(リンゴ・スター:ザ・ビートルズ)
T
Taylor, Mel:The Ventures(メル・テイラー:ザ・ヴェンチャーズ)
Taylor, Roger:Queen(ロジャー・テイラー:クゥィーン)
Thompson, Dennis:MC5(デニス・トンプスン:MC5)
Torello, Bobby:Johnny Winter Band(ボビー・トレロ:ジョニー・ウィンター・バンド)
Tripp, Art:Captain Beefheart & His Magic Band(アート・トリップ:キャプテン・ビーフハート)
Trucks, ButchThe Allman Brothers Bandブッチ・トラックスジ・オールマン・ブラザーズ・バンド
Tucker, Mick:Sweet(ミック・タッカー:スゥイート)
V
Van Der Linden, Pierre:Focus(ピエール・ファン・デル・リンデン:フォーカ)
Vitale, Joe:Joe Walsh/Barnstorm(ジョゥ・ヴィターレ:ジョー・ウォルシュ)
Voogt, Pieter:Ekseption(ピーター・フォークト:エクセプション)
W
Ward, Bill:Black Sabbath(ビル・ウォード:ブラック・サバス)
Watts, Charlie:The Rolling Stones(チャーリー・ワッツ:ザ・ローリング・ストーンズ)
Wyatt, Robert:Softmachine(ロバート・ワイアット:ソフトマシーン)
To Page 2

Page 3:CLick here

Name of each part ~各部名称
Squeak King ~「キコキコキング」
・BONZOの「キコキコ」
・「キコキコ」を楽しもう
Action and Feeling
・操作感
『スピードキングがものにできない!』
Specification ~仕様
Disassemble ~分解
Chronological table ~年表

Page 4:Click here

PREMIER 250S Pedal
Ian Paice:Deep Purple(イアン・ペイス:ディープ・パープル)
Cozy Powell:Rainbow(コージー・パウエル)
Jack DeJohnette:Jazz drummer(ジャック・ディジョネット:ジャズドラマー)
Bob Burns:Lynyrd SKynyrd(ボブ・バーンズ:レーナード・スキナード)
Keith Moon:The Who(ザ・フー)
Elvin Jones:Jazz drummer(エルヴィン・ジョゥンズ:ジャズドラマー)
PREMIER 250 Pedal
Mitch Mitchell:Jimi Hendrix band(ミッチ・ミッチェル:ジミ・ヘンドリクス・バンド)
Ringo Starr:The Beatles(リンゴ・スター:ザ・ビートルズ)
Mel Taylor:The Ventures(メル・テイラー:ザ・ヴェンチャーズ)
Ben Rieley:Jazz drummer(ベン・ライリィ:ジャズドラマー)
ROGERS SWIVOMATIC
Buddy Rich:Jazz drummer(バディー・リッチ:ジャズドラマー)
Karen Carpenter:The Carpenters(カレン・カーペンター:ザ・カーペンターズ)
GOHST PEDAL
Don Henley:The Eagles(ドン・ヘンリィ:ジ・イーグルス)
Dale Griffin:Mott the Hoople(ディル・グリフィン:モット・ザ・フープル)
Derec Longmuir:Bay City Rollers(デレク・ロングミュア:ザ・ベイシティ・ロゥラーズ)
Arex Van Haren:Van Haren(アレックス・ヴァン・ヘィレン:ヴァン・ヘィレン)



Famous drummers who used Ludwig Speed King Pedal


A

■Appice, Carmine:w/ Leslie West

カーマイン・アピスのスピードキング

・1975年、元マウンテンのレスリー・ウエストと共演し、ドラムソロを披露するカーマイン・アピス。画像を切り出した箇所は動画の1分35秒後。黄色い枠内にスピードキングのロッカーシャフト(弓形の回転軸)の特徴的な形状がはっきりと映っている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・カーマイン・アピスはヴァニラ・ファッジやカクタス、ベック・ボガート&アピスの時代にもスピードキングを使用していた可能性が高いが、残念ながら現在のところ画像資料が見つかっていない。

※記:2018年2月8日(木)


■Asheton, Scott:Iggy & The Stooges

スコット・アシュトンのスピードキング:イギー & ザ・ストゥージス

・2019年3月現在、当項目は作成中です!

・上画像:『The Stooges Delta Pop Festival 1969』1969年(2' 43")
※ストゥールの右脇にスピードキングの予備機が置かれている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・画像作成中!

記:201年月日()


■Avory, Mick:The Kinks

ミック・エイヴォリーのスピードキング:ザ・キンクス

※1964年撮影。「W.F.L.スピードキング」。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

記:201年月日()



B

■Bonham, John:Led Zeppelin

ジョン・ボーナムのスピードキング:レッド・ツェッペリン

・元画像は1975年1月、インディアナポリスでの撮影と思われる。画像を一部拡大したものなので鮮明でないのが残念だが、これがBONZO自身の「#201 Speed King Pedal」である。フットボード表面の刻印が「Ludwig ロゴ」なのか「W.F.L. ロゴ」なのかまでは判別できない。
・元写真は超広角レンズを使用して撮影されているため映像の歪みが大きく、画像の重ね合わせを試みてみたが上手くいかなかった。

※「Zeppelin」は本国イギリスでは「ゼ」にアクセントを置き、「ゼペリン」と「ゼプリン」の中間くらいの発音となる。「Led Zeppelin」の場合は日本人には「レッ・ゼプリン」と発音しているように聞こえる。

1969:John Bonham's Speed King Pedal

・こちらは1969年3月14日に放映(?)された『Communication Breakdown』の動画から切り出した。切り出した位置は開始約1分後。ツインバスドラムのレフト側のスピードキングだが、ヒールクランプがリバースされていることがわかる。ヒールクランプをリバースさせることでフットボードが若干軽くなり、操作感が若干変わる。

・ヒールクランプをフットボード本体からリリースするとヒールクランプが遊んで演奏時に「カチャカチャ」と激しくノイズを発するため、リバースさせて床に落ち着かせるのだが、スピードキングは元々「キコキコ」だけでなく「カチャカチャ」も相当激しく発生するため、レコーディング時にはフロアープレートをガムテープ等で床に固定したり、ペダル各所にノイズの発生を防止する措置をとる必要がある。ただ、BONZOの場合はレコーディング時であっても「キコキコ」を敢えて消そうとしなかった話はよく知られており、実際にいくつかの曲で「キコキコ」がしっかりと残されている。(本サイト、「BONZOの『キコキコ』」の項を参照のこと)

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・当方の所有する推定1967~68年頃の製造と推定されるスピードキング(Ludwig ロゴ最初期型・2本リブ仕様)をほぼ同じ角度から撮影し、二枚の画像を重ね合わせた。ただ、BONZO自身のスピードキングがどの年代(仕様)のものなのか、詳細は掴めなかった。

■BONZOのスピードキングから発生している「キコキコ」がよく聞こえることで有名な『Since I've Been Loving You』。
※ヘッドフォンの使用を推奨。「チューチュー」といった高周波音が聞こえる。

1973:John Bonham/Led Zeppelin

・この写真ではヒールクランプ後部の形状が丸みを帯びて見えており、「W.F.L. スピードキング」の印象を強く抱かせる。

■ヒールクランプの形状の違い



Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



1973:John Bonham's Speed King Pedal

・1973年7月29日、MSG(マディソン・スクエア・ガーデン)での撮影。スピードキングのフレーム本体上部、フットボード後部、フロアープレート後部の様子が見て取れる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・当方の所有する「推定1967年製」のスピードキングの画像を重ね合わせた。セッティング時のスピードキングの様子がよくわかる。

1975:John Bonham's Speed KIng Pedal

・左の写真は1975年に撮影されたもので、そこに写っているBONZOのスピードキングとほぼ同じ角度から当方のスピードキング(ショート・フィン仕様)を撮影した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・BONZOのスピードキングと当方のスピードキングの画像を重ね合わせると、「フィン」の位置が確認できた。さらに、BONZOが少なくともこの時点(1975年)で使用していたスピードキングは「ロングフィン仕様(1インチ=25.4mm)のスピードキング」だったことも判明した。


・70年代後半にステンレス・キットに替えてからBONZOが使用していたスピードキングの仕様については、目下調査中である(動画や画像を調べているが、全く見つからない)。ただ、もしステンレスキットのフープ幅がそれ以前にBONZOが使用していたキットのフープ幅と変わらないとすれば、操作感も少なからず変わってしまうこともあり、わざわざ「ショート・フィン仕様(半インチ=12.7mm)」のスピードキングに替える理由はないだろう。

1975:John Bonham's Speed King Pedal

・1975年に撮影された写真の一部を切り出した。

Enlarged image ~拡大図

・この画像でのBONZOのスピードキングの特徴を以下に列挙する。
①フットボードのパターンは「W.F.L. スピードキング」ではなく、「Ludwig スピードキング」の特徴が明白である。(1967年頃以降の特徴)
②フットボードの本体に空いているホールから裏面のリブががかろうじて見えていることから、4本リブ仕様であると思われる。(1968年頃以降の特徴)
③本体のフレームポストの太さについては、「W.F.L.モデル」に比べ「Ludwigモデル」のほうがわずかに細身であるが、いずれかは画像から特定できない。
④フィンについては、同日に撮影された別の画像からもはっきりしているが、「ショート仕様」ではなく「ロング仕様」である。(1973年頃までの特徴)
⑤トウクランプスクリューは「Y字型」ではなく「T字型」。(1967~68年以後の特徴)
⑥トウクランプスクリューの全長は「長め」。(1967~68年頃以降の特徴)
⑦フロアープレート裏面に「Non-skid pad=滑り止めパッド」が貼られている。(1960年頃から70年代末までの特徴) また、パッドの前部付近は剥がれかかっているようだ。最後部については床から浮かび上がっているように見えることから、パッドがちぎれて失われている可能性がある。
⑧ヒールクランプのヒンジ部に挿通されているロッド末端の形状については画像からははっきりしないが、少なくとも1968年頃以前の「クギの頭タイプ」ではなく、しっかりとした厚みのある1968年頃以降の仕様であるようだ。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・スピードキングを予備機として複数所有している場合、フットボード(フロアープレートと一体)とフレーム本体とが製造年代の違うもの同士で組み違えてセッティングされるケースがありうる点を念頭に置いたうえで、以上の情報を総合すると、BONZOがこの時点で使用しているスピードキング(フットボードとフロアープレート)は、最大で1968年から1973年頃(ロングフィン最終期)までの間のいずれかに製造されたものであると考えられる。さらに年代を絞り込むためには、ヒールクランプのヒンジ部に挿通されている軸棒(ヒンジロッド)末端の形状が参考になる。

ヒンジ部のロッド末端
・ヒールクランプのヒンジ部ロッド末端の直径については、1967年頃以前の「W.F.L.」は5.3mm、1967~68年頃に製造されていたと推定される「Ludwig ロゴ・最初期型・2本リブ仕様」は約5.5mmと小さく、ともに厚みは「クギの頭」程度しかない。その後、70年代に限ると、1971年版のカタログ(Copyright 1970by Ludwig Industries)に掲載されている新仕様(4本リブ最初期型)のスピードキングの場合は、直径が約6.2mmで、「面取りを施した整った形状のフラットタイプ」に変更され、しかもCリング(C型止め輪)を噛ませてある。さらにその後、「トラス型(truss:高さの低い丸形)」へと変更され、Cリングは装着されなくなる。

ロッド末端の各種画像
・BONZOの元写真と同様にほぼ同角度(若干手前、ほぼ真上)から照明光を当て、ロッド末端四種を撮影した。1(WFLモデル)と2(LUdwig 最初期型)は厚みのない「クギの頭型」なので除外できるだろう。3の「フラット型」(推定1969~70年型)と4の「トラス型」(推定1970~73年型)はしっかりと厚みがあるので、この二者で比較検討したい。

・「トラス型」の場合は表面が「滑らかな山型」なので反射光も下方に向かって滑らかに分散するのに対し、「フラット型」の場合は下方に反射光が分散せず、側面や面取り部の上部に反射光が集中する。

BONZOの場合

・想定される二種のうち、皆さんはいずれの形状が近似していると見るだろうか。元画像の解像度が低く、実際の形状が歪んだりぼやけたりしてしまうことも考慮すれば、この画像だけで判断を下すことは困難であるが、スピードキングに思い入れのある方には一興としていただけると思う。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


Setting length of beater rod ~ビーターのセッティング

・左の画像は1969年6月28日に撮影された写真の一部を拡大したもので(メイプルキット使用時代)、右は1970年6月28日に撮影された写真の一部を拡大したもの(グリーン・スパークルキット使用時代)。ビーターはいずれも「L1286・ハードフェルト」である可能性が高い。

・・右の画像はBONZOのスピードキングとほぼ同じ角度から当方のスピードキング(推定1967~68年製)を撮影したもので、ビーターは最大長でセッティングしてある。

Double exposure ~ Beater setting ~ 画像の重ね合わせ

・右は当方のスピードキングに「L1286(ハードフェルトビーター)」をほぼ最大長でセッティングした様子で、左は1969年6月28日に撮影されたBONZOのスピードキングに当方のスピードキングの画像を重ね合わせたもの。BONZOはスピードキングのビーターを最大長でセッティングしていたようだ。その後ロジャー・テイラー(クイーン)やビル・ブルーフォード(イエス/キング・クリムゾン)、チャーリー・ワッツ(ザ・ローリング・ストーンズ)のスピードキングについても調べたところ、彼らもまたスピードキングのビーターをほぼ最大長にしてセッティングしていたことが判明した。

・26インチのバスドラムの場合、ヘッドの中心付近にビーターのヒットポイントを近づける必要からビーターを最大長にセットしているという見方もできるが、それ以外にも、スピードキングと長く格闘してきた経験上、スピードキング独特の動作や機構に深く関連するビーターのセッティングポイントがビーターロッドの最大長付近にあるように思えてならない。

・演奏するスピードやリズムのパターンにもよるが、個人的にはビーターを短かめにセッティングすると却ってビーターの振り具合や操作バランスが悪く、余計にスピードキングが操作しづらくなると感じていたが、スピードキングを使い始めて4年以上経った2016年4月頃になって漸く、「不思議なことにスピードキングはビーターを最大長付近にセッティングしたほうが操作しやすくなるのか?」と気づき、そこで、1969年当時に撮影されたBONZOのスピードキングの写真をよく観察してみると、確かにビーターが長めにセッティングされているようだったので、当方のビーターをほぼ最大長にセッティングして撮影し、元画像と重ね合わせればビーターロッドの長さが合致するのではと思い、早速これを試みたところ、上の画像にあるとおり、ぴたりと合致した。ビーターが「L1286」でないとしても、この画像でスピードキングの本体ポストの長さとビーターロッドの長さを比較すれば、ビーターそのもののセッティング状況がおよそ推測されるだろう。

・一般的なケースとしては、スピードキングの操作性を改善するためにビーターを短くセッティングするケースが多いようで、実際、海外を含め、スピードキングの中古商品には、ロッド末端とコネクティングリンクの接触を回避する処置としてコネクティングリンクを「く」の字型に折り曲げてあるケースが相当に見られる。

・ただ、スピードキングを使用した海外の有名ドラマー達の場合、その全てがビーターを最大長にセッティングしていたわけではなく、諸条件によりビーターを短めにセットしていたドラマーもいるので、現在スピードキングを使用している方は、各自研究と工夫によって自分にとってベストなセッティングを見つけ出していただきたい。

BONZOのスプリングテンション

・スピードキングのスプリングテンションについては、BONZOはこれを「強め」にセッティングしていたと言われているが、何をもって「強め」とするか、実はその基準が明らかになっていない。アジャストメント・スクリュー(スプリングテンション調整ネジ)が最弱となるポイントであるスピードキングの本体フレーム底部を基準にしてはいるのだろうが、明らかなのは、BONZOは「最弱テンション」にはしていなかったということだけで、正確にはどの程度ねじ込んでいたかは不明である。

・基準が明らかになっていない以上、世界中のBONZOマニアのドラマー達はそれぞれの主観に基づいてスプリングテンションを「強め」に調整しており、輸入した中古商品の中には限界いっぱいまで奥にねじ込まれた個体もあった。ここまでねじ込むとポスト内部に固着、固形化した潤滑剤による過度の圧力、コンプレッション・スプリング(押しバネ)の歪み等を原因としてフレーム内部のプランジャー(棒ピストン)やロッカーカムを破損する恐れがあり、実際、中古商品の中にはプランジャーの一部が曲がったもの、折れたもの、あるいは、スプリングとの接触によりポスト内部のネジ山が一部消滅してしまっている個体も散見される。

・また、アジャストメント・スクリューは底部から最大で約20mmねじ込める調整幅があるが、10mm程度(ネジ山で6つ半ほど)奥に締め込むと、ビーターの返り速度は上がるが、同時に踏み込みもかなり重くなり、演奏テンポが速くなるにつれてその制御性も低下し、脚の疲労度もかなり増す。しかもBONZOのストゥールは彼の膝が直角になるほど低めにセッティングされていたので、アジャストメントスクリューをもし「10㎜以上」締め込むと、彼と同じ姿勢での制御は不可能ではないにしろ、一般的にはかなり無理な調整範囲になってしまうのではないだろうか。

(この項、記:2016年4月21日)


Where's the sealing cap?

・左の画像:スピードキングの左側のシーリングキャップが外れてしまっているようで、カムの「フランジ」らしきものが見えている。この後シーリングキャップが再装着されたかどうかは不明である。
・右の画像:スピードキングのフロアープレートに「Non-skid pad(滑り止めパッド)」が装着されている場合は、通常このようにフロアープレートと床との間にわずかな隙間ができる。BONZOのスピードキングが写っている写真の中にはこのような隙間ができているものが他にも複数存在する。黒い樹脂製のこのパッドが標準仕様としてスピードキングに装着されていた年代は1960年頃から1970年代末までの約20年間だったようだ。

ロッカーヘッドの形状



※記:2015年11月

 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

BONZOのスピードキング
・BONZOが少なくとも1970年代中期までは「ロングフィン仕様のスピードキング」を使用していたことは確かなようであるが、細かな仕様については判明していない。『リズム&ドラム・マガジン No.28』 1989年・秋号(リットーミュージック)に掲載されている「ウィリアム・F・ラディックⅢ氏へのインタビュー」の記事には、「ジョンはラディックのドラム・セットを相当気に入っていたようですが、使用はいつごろから?」「正式に契約したのは1969年だけど、それ以前から使用はしていたみたいだね。」とある。

・「W.F.L. モデル」のスピードキングと、1967~68年頃に製造された「Ludwig モデル最初期型」スピードキングはフットボード裏面の「縦リブ」が2本であるが、これは数年後に登場する「4本リブ仕様」のスピードキングと比較するとパワーは若干落ちるが、アクションは一段軽い。海外のサイトにはBONZOが「LUdwig モデル」のスピードキングとともに「W.F.L. モデル」のスピードキングも使用していたという説が根強くあり、また、1960年代末にツインバスドラムにセットアップしていた時期があり、予備機も当然所有していたであろうから、故障等による代替えをも念頭に置けば、「W.F.L.モデル」を含め、年代、仕様の異なるスピードキングを複数所有していた可能性が高い。

・前掲のラディック氏へのインタビューには、「ジョンのチューニングとプレイはとにかくハードだったから、その2つのシェル(ヴィスタライトとステンレスシェルの二種)からはすごい音が出ていたよ。ウッドはやっぱり音がもう少しメロウになるんだ。」、「実は、(ジョン・ボーナムは)スタジオで小さいタムも含めて1つ1つ、どんな音が得られるのか研究していた時期もあったんだけど、最終的にはやっぱり、あの大きいシンプルなセットに落ち着いたんだ。」とある。

・BONZOは26インチあるバスドラムのヘッドを、「ドベッ」と締まりのない音で鳴る、今時の標準的なゆるゆるのチューニングにはしておらず、むしろ「カンカンに」なるまで強く張っていないとBONZOのあのサウンドは出ないとマニアの間では言われている。無理をして始めからBONZOになりきろうとせず、打面ヘッドのテンションの違いによるビーターの返り速度の違いも考慮し、まずはスピードキングのビーターを最大長にセッティングし、慣れるにしたがってスプリングテンションも「最弱」から徐々に調整していくようにすれば、いずれ自分にとってベストなセッティングポイントも見えてくるだろう。

・ただ、ビーターのセッティングやスプリングの強弱調整だけでスピードキングを使いこなすのは困難な面があり、本ウェブサイト記事、「スピードキングがものにできない!」も参考に、スピードキングが体の一部となり、より良いサウンドが得られるよう、スピードキングに向き合いつつ、その制御法についてじっくりと取り組んでいただきたい。

※この項、記2016年5月15日
※追記:2019年6月8日


■Brewer, Don:Grand Funk Railroad

ドン・ブリューワーのスピードキング:グランド・ファンク・レイルロード

・1971年7月3日、ロンドンのハイドパークでのグランド・ファンク・レイルロードのライブを撮影した写真。

・ペダル本体は残念ながらほとんど写っていないが、黄色い枠内にビーターを固定するスピードキングの特徴的な「(ミッキーマウスの耳型)蝶ネジ」とロッカーのごく一部、また、本体フレーム上部にあるシリンダーのごく一部とビーターロッドがかろうじて写って見えている。バスドラムの打面には幅約1インチに切られた黒っぽいガムテープらしきものが7~8センチメートルの間隔で縦に二本貼り付けられており、ビーターロッドは右側のテープに一部重なって見えている。また、左側のテープのさらに左側にはスネアスタンドの一部が見えている。

拡大画像

・スピードキングが写っている部分を拡大した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・元の写真が広角レンズで撮影されているため被写体が若干歪んで写っており、二枚の画像を完全に一致させることは困難だが、ドン・ブリューワーがこの時使用していたキックペダルがラディックのスピードキングであることはこの画像を元に断定することができる。

『孤独の叫び』~Inside Lookin Out(1970 )
・ブリティッシュ・ロック全盛の1970年代初頭、アメリカの大地の匂いを漂わせたストレートで荒削りな、そして凄まじい大音量で演じられたロック・パフォーマンスは若者の魂を激しく揺さぶり、GFRは間違いなく時代を象徴するグループの一つになった。腰近くまで長く伸ばした金髪を振り乱し上半身裸でギターを弾きながら絶唱するマーク・ファーナーの存在もまた、多くの若者を魅了した。

※記:2018年3月24日(土)


■Bruford, Bill:Yes/King Crimson

ビル・ブルーフォードのピードキング:イエス/キング・クリムゾン

・1970年2月23日に撮影されたイエスによる『Time and a word(時間と言葉)』の動画、約3分23秒時より切り出した。ほんの一瞬だが、スピードキングのロッカーシャフトがその独特なモーションで駆動しているのが確認できる。

※「Bruford」の本国での発音は「ブラフォード」ではなく「ブルーフォード」に近く、日本では近年はこちらの表記が定着しつつある。

Points of similarity ~類似点

・当方のスピードキングのビーター角度を元画像に合わせて固定し、ほぼ同じ角度から撮影した。主に円で囲った部分の形状的特徴がスピードキングを特定する手がかりとなる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

※形状的特徴が一致する部分を基準に二枚の画像を重ね合わせた。元画像の解像度が低いだけでなく、フロアタムのレッグやバスドラムのテンションボルトのウイング部が重なっているようで、そのため両者の画像を正確に重ね合わせることができなかったが、スピードキングはおよそこの画像のようにセッティングされている。

1971:Bill Bruford/YES

・1971年終盤に撮影されたイエス時代のビル・ブルーフォードと『Hayman(原音はヘイマン)』製のドラムキットにセットされたスピードキング。翌1972年の夏、ブルーフォードはイエスを脱退しキング・クリムゾンに移籍する。

Enlarged image ~拡大図

・左の画像はブルーフォードのスピードキング、右は当方の推定1967年製「Ludwig ロゴ 最初期型スピードキング」で、「フィン」はロングタイプ。ビーターはほぼ最大長にセットした。ゴム紐を使用してビーターを踏み込まれた状態に固定し、元写真に写ったブルーフォードのスピードキングとほぼ同じ角度から撮影した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

・二枚の画像の重ね合わせを行った。スピードキングの本体の最下部全体がスネアスタンドの下部ステイ(stay:中心にあるガイドパイプとレッグとを連結する平行な部材)の陰になってしまっているが、本体フレーム付近の形状的特徴やその配置がスピードキングのそれとほぼ完全に一致する。

・ブルフォードが使用しているバスドラムのサイズは22インチ。スピードキングに装着されたビーターは、フェルト部の形状的特徴からラディックの「L1286」である可能性がある。もし「L1286」だとしたら、BONZO(ジョン・ボーナム)やロジャー・テイラーと同様、ビーターロッドをほぼ最大長にしてセッティングしていたということになる。

1973:Bill Bruford/KIng Crimson

・1973年4月28日撮影。ブルフォードは1972年の夏にキング・クリムゾンに移籍し、翌1973年1月から2月にかけて名盤、『太陽と戦慄』をレコーディングしているので、この画像はライブのリハーサル時のものだろうか。

※1973年に発表された名曲、『Larks' Tongues in Aspic Part Two(太陽と戦慄パートⅡ)』。

Points of similarity ~類似点

・左の画像で、枠で囲った部分がスピードキングの形状的特徴である。右は当方の所有する、推定1967年製の「Ludwig ロゴ・最初期型スピードキング」。
・ブルーフォードのスピードキングのシーリングキャップ付近についてはバスドラムに装着されたテンションボルトのウイングと一部重なって写っているようで、そのためペダルのポスト上部の形状がはっきりしないが、その他の各部分に関してはスピードキングの形状的特徴が酷似している。

Double Exposure ~ 画像の重ね合わせ

・スピードキングの特徴的な各部形状やその配置がほぼ完全に一致する。

Bill Bruford/king Crimson/Late 1972

・1972年後半、キングクリムゾンに加入した年のビル・ブルーフォードとスピードキング。元画像には当時キング・クリムゾンのメンバーだった狂気のパーカッショニスト、ジェイミー・ミューアが共に写っているが、彼の使用していたキックペダルが特定できる資料がまだ得られていない。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・フィンがロングタイプ仕様のスピードキングだが、ビーターは種類が判別できない。

・ブルーフォードが1977~78年に在籍した『UK』や1979~80年に在籍した『BRUFORD』時代にもスピードキングが使用された可能性が高いため、引き続き調査を継続したい。

(記:2016年11月)


■Banker, Clive:Jethro Tull

クライヴ・バンカーのスピードキング:ジェスロ・タル

・1969年にストックホルムで撮影されたライブ動画より『Back To The Family』の0分00秒時付近より切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



1970:Clve Banker/Jethro Tull

・1970年に撮影された「ワイト島フェスティバル」でのライブ動画に収められたクライヴ・バンカーのドラムソロのシーン、5分24秒時より切り出した。スピードキングのフットボード表面に「ludwig CHCAGO」のロゴパターンが確認できる。また、ヒールクランプはリバースされている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月5日(水)


■Burr, Clive:Iron Maden

クライヴ・バーのスピードキング:アイアン・メイデン

・1980年代の撮影と思われる。スピードキング上部のロッカー、ロッカーヘッド、シーリングキャップ、フレームポストの一部がはっきりと映っている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



・1982年に発表された『Run To The Hills(誇り高き戦い)』の1分29秒時にスピードキングのヒールクランプ付近が一瞬だが写っている。
・アイアン・メイデンのドラマーではニコ・マクブレインもまた長い期間スピードキングを愛用していたことが確認できた。(検証記事有り)



C

■Carlos, Bun E.:Cheap Trick

バン・E・カルロスのスピードキング:チープ・トリック

・1979年頃の撮影と思われる。スピードキングのロッカー付近の様子がはっきりと確認できる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・ビーターはほぼ最大長にセッティングしているようだ。


■Carr, Eric:KISS

エリック・カーのスピードキング:キッス

・1982年、『ABC Fridays '82』での『The Oath』、2分33秒時より切り出した。動画では駆動するスピードキングの本体上部が確認できる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



1982:Eric Carr/KISS

・1982年、『ABC Fridays '82』での『I』、2分25秒時より切り出した。フロアタムの脇にスピードキングの予備機が置かれているのがわかる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



・キッスのオリジナルメンバー、ピーター・クリスもまた70年代にはスピードキングを使用していた。(検証記事あり)

記:2019年6月5日(水)


■Collins, PHil:Genesis

フィル・コリンズのスピードキング:ジェネシス

・2019年3月現在、当項目は作成中です!

・上画像:『I know what I like』(1976年)の4分28秒時。
※画質が粗いが、スピードキングのフレーム上部、ロッカーとロッカーヘッド、フットボードが確認できる。フットボード前部には特徴的な形状の穴もかろうじて見えている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・画像作成中!

記:201年月日()


■Covington, Joey:Jefferson Airplane

ジョーイ・コヴィントンのスピードキング:ジェファーソン・エアプレイン

・1970年、スタジオでの演奏動画の中で『Somebody to Love』を演奏するシーン、0分17秒時時より切り出した。スピードキングのロッカーシャフト、ロッカーヘッド、フットボード先端それぞれの独特なモーションが確認できる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月6日(木)


■Criss, Peter:KISS

ピーター・クリスのスピードキング:キッス

※1975年撮影。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)




※1976年撮影

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


記:201年月日()



D

■Densmore, John:The Doors

ジョン・デンズモアのスピードキング:ザ・ドアーズ

・1968年、ザ・ドアーズの代表曲、『Light My Fire(ハートに火をつけて)』を演奏するシーン、0分00秒時より切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

記:201年月日()


■Dolenz, Micky:The Monkees


・上画像:1967年

■Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
・画像作成中!・


■Dyer, Des:Jigsaw

デス・ダイヤ-のスピードキング:ジグソー

・1975年に発表された『ジグソー』の大ヒット曲、『Sky High(スカイハイ)』の動画(オーストラリアのテレビ番組、『Spotlight』での放映)、0分24秒時より切り出した。恐らくアクリル製の透明な台にセッティングされたドラムを演奏するデスの足元をカメラマンが台の下からカメラを差し入れて撮影している。 0’ 32"時点でもペダルの裏側が映っているが、これはハイハットペダルである。

デス・ダイヤーがこの時使用しているスピードキングの仕様について
・バスドラムのフープがスピードキングの本体フレーム前端に接していることから、「フィン」は「ショートタイプ」であることが断定される。また、プラットフォーム(バスドラムののフープが載る台座部分)の裏面に、左右それぞれ一本ずつリブが入っているのが確認できる。「W.F.L. モデル」と、1967~1969年頃に製造された「Ludwig モデル」となって間もない初期のスピードキングにはまだこのリブが増設されていなかったことから、1975年以前のスピードキングの仕様を考察するうえで貴重な資料となる映像である。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月5日(水)



E

■Edmonton, Jerry:Steppenwolf

ジェリー・エドモントンのスピードキング:ステッペンウルフ

・1970年のステージ写真より一部を拡大した。スピードキングの本体の一部がはっきりと映っている。

※1969年に公開されたアメリカ映画、『Easy Rider(イージー・ライダー)』に使用され世界的に知られるようになったステッペンウルフの大ヒット曲、『Born to Be Wild(ワイルドでいこう!)』の映画シーン演奏シーン

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月5日(水)


■Evans, Guy:Van der Graaf Generator

ガイ・エヴァンスのスピードキング:ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイター

・1972年、ベルギーのTV局でのライブ。切り出した箇所は動画の19分51秒時。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

■1975:Guy Evans/Van Der Graaf Generator

・1975年、ベルギーでのライブにおける『Scorched Earth』の演奏より4分32秒時を切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


記:2019年6月5日(水)



F

■Fleetwood, Mick:Fleetwood Mack



・上画像:1973年

■Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
・画像作成中!




G

■Getz, Dave:Janis Joplin with Big Brother and The Holding Company

デイヴ・ゲッツのスピードキング:
 ジャニス・ジョプリン(ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー)


・1968年12月20日に撮影された写真の一部を切り出した。フットボードは「Ludwig ロゴ」タイプ。


Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



”Summertime” by Janis Joplin with B.B.&H.C. ~1969

記:2019年6日13日(木)


■Giles, Michael:King Crimson

マイケル・ジャイルズのスピードキング:キング・クリムゾン

※1969年撮影。キング・クリムゾン第1期メンバーによるライブの模様から。
※画質が粗いが、スピードキングのほぼ全体像が確認できる。フィンはもちろんロングタイプ。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


記:201年月日()


■Gladden, Eddie:w/ Dexter Gordon

エディ・グラッデンのスピードキング
・1979年、デクスター・ゴードンらと『Backstairs』の演奏時、9分49秒時より切り出した。スピードキングの本体上部とビーター(ラディック L1286)がはっきりと映っている。ビーターは最大長付近にセッティングされているようだ。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月5日(水)



H

■Hartman, John:The Doobie Brothers

ジョン・ハートマンのスピードキング:ザ・ドゥービー・ブラザーズ

・『Jesus is Just Alright(希望の炎)』、1975年の演奏、0分0秒時より切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

※代表曲:『Long Train Runnin’(ロング・トレイン・ランニン)』(PV・1973年)

記:201年月日()


■Haynes, Roy:Jazz drummer

ロイ・ヘインズのスピードキング:ジャズ・ドラマー

・上画像:1973年、イタリアでのロイ・ヘインズのライブ動画より一部を切り出した。切り出した箇所は21分29秒時。動画ではスピードキングのロッカー部が独特のモーションで駆動しているのがわかる。

・2019年3月現在、当項目は作成中です!

・ロイ・ヘインズ(Roy Haynes)… 1940年代から活躍するアメリカのジャズドラマー。2018年2月現在、92歳。動画における他のプレイヤーは、ヴィブラフォンがゲイリー・バートン、トランペットがジミー・オゥェンズ、テナーサックスがジョー・ヘンダースン、ピアノがシダー・ウォルトン 、ベースがラリー・リドリー。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


■Roy Haynes' Speed King Pedal, 2002

・上画像:2002年、ニューヨークのブルーノートで行われたライブを収録した動画より一部を切り出した。切り出した箇所は11分47秒時。他に「12分8秒、37分29秒,46分16秒、46分40秒」時にもスピードキングの様子が確認できる。
・スピードキングのフレーム本体は「ブラックタイプ」であるが、フットボードはそれ以前の「シルバータイプ」であり、両年代のパーツを組み合わせて使用している。ビーターはラディックの「L1286・ハードフェルトビーター」。
・ロイ・ヘインズ以外のメンバーは、ピアノがチック・コリア、ベースがミロスラフ・ビトウス。

■スピードキングの故障原因
①「ビーター固定用蝶ネジ」を挿通するロッカー(ビーターを固定する弓形回転軸)側のネジ山が崩れるとビーターが固定不能となる。「ロッカー本体」の交換か、あるいはロッカー側のネジ山の切り直し等の加工修理が必要となる。ペンチを使用して蝶ネジを強く締め込んだり、角頭ボルトに替えて強く締め込んだりすると、ロッカー側のネジ山が崩れやすくなる場合があるので注意。
②フレームポスト内に格納された左右二本の「プランジャー(棒ピストン)」のいずれかが破損するとペダルが変調を来す。プランジャーはカムに接する太いロッドにスプリングを固定する細いロッドが差し込まれて一つのパーツを構成しているが、使用に伴い、希に細いロッドが太いロッドから抜けてしまうことがある。
③フレーム本体上部に格納された「ロッカーカム」の破損により、二本あるスプリングのうち一本しか機能しなくなる。フットボードの踏み応えが低下し、ペダルとして機能しなくなる。
④70年代以前の「コネクティング・リンク(連結バー:ただし70年代以前の規格品)」はプレートが薄いため、ペダルの酷使により破断する場合がある。当時と同じ規格の「コネクティング・リンク」を交換する場合、70年代以前に製造されたスピードキングのジャンク品からパーツを取るか、ロッカー(弓形回転軸)ごと交換してしまうか、あるいはパーツ単体の中古品を探すか等する必要がある。

また、上記以外に、演奏中に「トウ・クランプ用蝶ネジ」が緩み、ペダル本体がバスドラムのフープから外れかかった際に踏み込んだフットボードが「トウ・クランプ用蝶ネジ」を破損してしまうといったケースも少なくないようだ。

ヘインズの場合も、長らく使用してきたスピードキングのフレーム本体が故障により使用できなくなったために、年代の異なるスピードキングを組み合わせて使用し続けているということなのかもしれない。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

■Roy Haynes' Speed King Pedal, 2005

・上画像:2005年に開催されたモダン・ドラマー・フェスティバルでのライブ動画より一部を切り出した。切り出した箇所は6分0秒時。他にも「8分44秒、14分7秒、14分59秒、15分57秒、16分19秒、16分29秒、17分40秒・47秒、18分45秒、19分33秒」時にスピードキングの様子が確認できる。
・2002年時と同様、スピードキングはフレーム本体が「ブラックタイプ」で、フットボードが「シルバータイプ」であるようだ。ビーターはラディックの「L1286・ハードフェルトビーター」。
・ロイ・ヘインズ以外のメンバーは、テナー&ソプラノサックスがマーカス・ストリックランド、ピアノがマーティン・ベヘラーノ、ベースがジョン・サリバン。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

■Roy Haynes' Speed King Pedal, 2009

・上画像:2009年収録されたライブ動画より一部を切り出した。切り出した箇所は1分16秒時。
・スピードキングは2002年時、2005年時とは異なり、「シルバータイプ」に戻ったようだ。
・ロイ・ヘインズ以外のメンバーは、ピアノがデイヴ・キコスキー、ベースがジョン・パティトゥッチ。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・1973/1976年:Roy Haynes - Live in Italy (full TV show, live 1973/1976) (21分29秒)
・1982年:1982 CHICK COREA, ROY HAYNES, MIROSLAV VITOUS at the White House(1分43秒、2分40秒、3分45秒、4分21秒、6分43秒)
・2002年:Chick Corea, Miroslav Vitous, Roy Haynes - 'Now He Sings, Now He Sobs'(11分47秒、12分8秒、37分29秒,46分16秒・40秒)
・2005年:modern drummer 2005 Roy haynes(6分、8分44秒、14分59秒、15分57秒、16分19秒、16分29秒、17分41秒・47秒、18分45秒)

・2005年:ROY HAYNES - Marcus Strickland - Martin Bejerano - John Sullivan: SUMMER NIGHT(5分33秒)
・2005年:Roy Haynes Quartet - JazzBaltica, Salzau, Germany, 2005-06-29(24分34秒、29分47秒)

・2009年:Roy Haynes David Kikoski John Patitucci - Trinkle Tinkle(1分16秒)
・2009年:Roy Haynes Trio 2009 (HD) (9分58秒、23分25秒)

※記:201年月


■Helm, Levon:The Band

リィヴォン・ヘルムのスピードキング:ザ・バンド

・1976年6月に開催された『The Band』の野外コンサートでの模様を撮影した画像より一部を切り出した。リィヴォン・ヘルムの使用するスピードキングの様子がよくわかる。

※「Levon Helm」の「Levon」は、彼の出身国であるアメリカ本国では「リィヴォン」に近い発音となる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ

上画像:スピードキングのセッティング状況がよくわかる。ハードフェルトビーター(ラディック L1286)が最大長より約1cm短くセッティングされていることもわかる。

■1992:Levon Helm/The Band

・1992年、リィヴォンがドラミングの解説を行う動画、0分43秒時より切り出した。アーカンソー州出身であるリィヴォンの味のある南部なまりで歌われるザ・バンド時代の代表曲、『Life Is a Carnival』のドラムを叩きながらの実演が見られる。

・スピードキングについては、本体がシルバー塗装されていることと、フットボードに開いているホールから見えているリブからして4本リブ仕様であることまではわかるが、具体的に1970~90年代のいつの個体かまでは判別できなかった。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)





Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

■2009:Levon Helm

・上画像:2009年 動画


Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

■2012:Levon Helm

・動画 2012年3月撮影。翌月、リィヴォンは癌のため71歳で他界した。


Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


※記:201年月日()



■Henley, Don:The Eagles

ドン・ヘンリーのスピードキング:イーグルス

・1975年撮影。バスドラムにスピードキングがセットされているのがはっきりと確認できる。翌1976年に撮影された『ホテル・カリフォルニア』のライブ動画では「ゴーストペダル」が使用されている。

※1977年発表、名曲『Hotel California(ホテルカリフォルニア)』(ライブ・1977年)

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6月5日(水)


■Holland, Dave:Judas Priest

デイヴ・ホーランドのスピードキング:ジューダス・プリースト

・1980年発表、『Living After Midnight(リヴィング・アフター・ミッドナイト)』のPV、0分02秒時より切り出した。「ショートフィン」仕様のスピードキングであるが、コネクティング・リンク(連結バー)の形状から、1970年代の中・後期型の個体だろう。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



記:2019年6日5日(水)


■Hossack, Michael:The Doobie Brothers

マイケル・ホサックのスピードキング:ザ・ドゥービー・ブラザーズ

※『Long Train Running』(1974年)の3分47秒時より切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

記:201年月日()



J

■Jones, ”Papa” Jo:w/ George Benson

”パパ” ジョー・ジョーンズのスピードキング:ジャズ・ドラマー

『動画』(3分38秒時点)


Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・画像作成中!


・上画像:『動画』(2分44秒時点)
・W.F.L.スピードキング
・Papa Jo Jones

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
・画像作成中!

記:201年月日()


■Jones, Rufus ”Speedy” :Jazz drummer

ルーファス ”スピーディー” ジョーンズのスピードキング:ジャズ・ドラマー

・上画像:『Whirlybird』by Count Basie and His Orchestra 1965(7分18秒時点)
・W.F.L.スピードキング

・2019年3月現在、当項目は作成中です!

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

記:201年月日()



K

■Kirke, Simon:Free / Bad Company

サイモン・カークのスピードキング:フリー/バッド・カンパニー

・上画像:『Live on Granada TV』より(15分25秒時)

・2019年3月現在、当項目は作成中です!

・画像が不鮮明であるが、フットボード裏面にあるリブの一部がホールを通して見えているようなので、リブが2本から4本タイプへと変更された1969年頃に製造された「4本リブ最初期型」である可能性がある。ビーターのモデルは不明。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

SIMON KIRKE/FREE 1970

・上画像:他のシーンで確認できるが、サイモンはヒールクランプをリバースした状態でスピードキングを使用している。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・初期フリーのメンバー:ポール・ロジャース(ボーカル)、ポール・コゾフ(ギター)、アンディー・フレイザー(ベース、キーボード)、サイモン・カーク(ドラム)

SIMON KIRKE/BAD COMPANY 1974

・上画像:恐らく1974~75年頃の撮影と思われる。
・スピードキング本体フレームのポストとその上部シリンダー、ロッカー(弓形回転軸)がかろうじて見えている。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


記:201年月日()


■Kramer, Joey:Aerosmith


・上画像:1976年7月31日撮影/オハイオ州デイトンでのライブ時のショットより
・バスドラムにセットされたスピードキングの左フレームポストと、ストゥール右脇に置かれた予備機のスピードキングが確認できる。

・上画像:同日撮影
・スピードキングの予備機。ヒールクランプはリバースされ、また、左側のシーリングキャップが外れているようで、シリンダー内にカムらしきものが見えている。
・本体フレームのフィンはロングタイプのようで、これは1970年代初期までの仕様。一方、フットボードは4本リブ仕様のようで、これも1969年頃以降の仕様。複数のスピードキングを所有している場合、使用するその時々で本体フレームとフットボードが年代の異なるもの同士で組み違いが起きる場合がある。
・ビーターはラディックのL-1286ハードフェルトビーター。ドラムセットはラディック製。

■Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
・画像作成中!




■Kreutzmann, Bill:Grateful Dead

ビル・クロイツマンのスピードキング:グレイトフル・デッド

・1968年3月3日、サンフランシスコで行われたライブでの一コマ。ヒールクランプがリバースされている。この写真は現時点で入手している資料の中で「Ludwig CHICAGO ロゴ」のスピードキングが1968年3月3日時点で確実に存在したことが証明される貴重な資料である。

※ビル・クロイツマンはドイツ系アメリカ人であるが、「Kreutzmann」はアメリカ本国でもドイツ語ふうに「クロイツマン』と発音される。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・1967年から1969年にかけて、スピードキングは各所に頻繁にマイナーチェンジが施されたが、資料が少ないため仕様の詳細が掴めていない。確証は無いが、クロイツマンのこのスピードキングについては、年代的に「W.F.L ロゴ」のスピードキングと同様、フットボード裏面のリブが2本仕様だった「Ludwig ロゴ・最初期型スピードキング」である可能性がある。



L

■Lee, Ric:Ten Years After

リック・リーのスピードキング:テン・イヤーズ・アフター

※1968年撮影、『Rock Your Mama』より。12分53秒時。
※スピードキングのフットボードと表面のパターンがはっきりと確認できる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


※記:2018年2月8日(木)


■Lenners, Rudy:Scorpions

ルディー・レナーズのスピードキング:スコーピオンズ

・上画像:『Speedy's Coming』1974年(0' 15"・1’ 50”)
※スピードキングのロッカー先端部とコネクティング・リンクが確認できる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

・画像作成中!

記:201年月日()


■Liebezeit, Jaki:Can

ヤキ・リーベツァイトのスピードキング:カン

・1973年、『CAN』のパリでのライブ動画、19分03秒時より切り出した。曲目は『Sing Swan Song』。

※クラウトロックの代表的なバンド、『カン』の全盛期を支えていたのは日本人ボーカリストの『ダモ鈴木』である。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)

記:201年月日()


■Longmuir, Derek:The Bay City Rollers

デレク・ロングミュアーのスピードキング:ザ・ベイ・シティ・ローラーズ

・1975年に発表された『Once upon a star(噂のベイ・シティ・ローラーズ)』を演奏するベイ・シティ・ローラーズを収録した動画の2分26秒時より切り出した。ベイ・シティ・ローラーズのドラマーであるデレク・ロングミュアーの兄でベーシストのアラン・ロングミュアーが在籍している時の映像なので、撮影も1975年と思われる。デレクの右足の踵付近にスピードキングのヒールクランプと、それを固定するフロアープレートが確認できる。

※ボーカリストのレスリー・マッコーエンの名、「McKeown」は本国では「マッキゥーゥン」に近い発音となり、「マッコーエン」とは発音されない。因みにレスリーの奥さんは日本人。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



1975:Derek Longmuir/The Bay City Rollers

・1975年の撮影。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)


1977:Derek Longmuir/The Bay City Rollers

・1977年に発表された『It's a Game(恋のゲーム)』のPVから切り出した。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



1976?:Derek Longmuir/The Bay City Rollers

・レスリーが裾の長いジャケットをコスチュームとして着用していることから、1976年後半から77年にかけてのいずれかの時期に撮影されたものと思われる。

Double exposure ~ 画像の重ね合わせ
※In Preparation(準備中)



・1976年に撮影されたと思われるクリップにはデレクが「ゴースト・ペダル」らしきキックペダルを使用している映像がいくつか確認できた。

■個人的な述懐であるが、1975年にAMラジオで初めて「バイ・バイ・ベイビー」を聴いて以来、BCR(ベイ・シティ・ローラーズ)のファンとなり、1976年12月に日本武道館で行われた初来日公演にも観覧に行った。サイドギターを担当していたメンバーがイアン・ミッチェルからパット・マッグリンに替わって直後で、自分としては純粋に彼らの楽曲や演奏を楽しみたかったのだが、会場のほとんどは女性ファンで占められ、絶叫にかき消されてそれどころではなく、パットも演奏する時間より観客に手を振っている時間のほうが長いのではと思われるほどで、アイドルに徹しなければならない彼らのジレンマというものも感じられたとともに、ファンの側にももっとミュージシャンとしての彼らに敬意を抱き、その音楽性や楽曲を純粋に楽しむ心の余裕を持ってほしいと思ったものだ。実際、ベイ・シティー・ローラーズの楽曲を聴くと、ただ人気取りを目論んで操られるだけのアイドルによる商業主義的で薄っぺらな楽曲とは異なって、音楽に対する真摯な姿勢や、自分たちの音楽を心から楽しんでほしいといった純粋な思いがしっかりと伝わってくるのだ。

・また、シンプルだがリズム感があり、歌うように心地よく響いてくるデレクのドラミングサウンドが大好きで、口パク撮影しか無かったが、当時テレビで放映されたBCRの映像を見て、デレク・ロングミュアーがいつも笑顔で楽しそうにドラムを叩いている姿も大変魅力的で、ドラムという楽器に対する興味と魅力をいっそう深めてもくれたものだった。

・当時はほとんど表に現れることがなく話題にもならなかったが、実は純粋にベイ・シティー・ローラーズの楽曲に惹かれていた男性ファンもかなり存在しただろうと推測される。当時は男子ごときがベイ・シティー・ローラーズが好きだなどと口外するのも憚れる雰囲気が支配していたため、エアチェックしたテープやレコードを聴いてこっそりと楽しむしかなかったのだろう。当方の場合も、当時バンド仲間に「サタデーナイト、コピーしようよ…」と提案したが、さり気なく流されてしまって残念に思った記憶がある。


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