『 雪となかよく暮らす条例 』 に関するこれまでの経過等について

平成18年 3月  資料

 契機
   平成13年の総合計画 ( 雪国オアシスタウン ) 策定時に市民アンケートを実施したところ、
  雪への対処が非常に困難であるとの回答が圧倒的に多かったことから、雪をマイナスに考え
  ず プラス志向で生活することを目的に 『 雪となかよく暮らす条例 』 が制定されました。
   条例の中では、「」 克雪のまちづくり 」 を進めるとともに、行政・市民・事業所が互いに協力
  し、マナーを守って雪となかよく暮らすことのできるまちを目指すことを目的に、それぞれの役
  割や市民との協働による施策推進を図ることを宣言しております。 

□ 旧横手市における活動実績

@ 市民委員会について
   平成14年、市民12人からなる市民委員会が発足。先進地 ( 羽後町、岩手県湯田町、
  沢内村 / 現西和賀町 ) への視察、雪と親しむための具体的施策 ( イベント ) の決定
  ( かんじきウォーキング ) 、 除排雪に関する提言書の取りまとめ、雪国マイスターの選
  定など、今後の事業内容を決定した。
   平成14年度以降 8回の会議を開催、' 雪に関する課題の検討や事業展開の方策等 '
  を協議している。
A 雪国マイスターについて
   平成14年度より、雪と親しむためのイベントや除雪ボランティア、地域のイベント等に多
  大な貢献をされた個人 ・ 団体に、更なる活動展開の推進や啓発を目指し 「 雪国マイス
  ター 」 の表彰を実施いたしました。

平成14年度

1団体 ( 青年会議所 )  一戸 一かまくら の提案
1個人 ( かまくら 職人 )

平成15年度

1団体 ( 中学校 )  ミニかまくら制作

平成16年度

4団体 ・ 小学校  ミニかまくら制作
     ・ 高等学校  
除雪ボランティア
     ・ 雪に関する市民団体
     ・ 除雪に関するボランティア団体

B かんじきウォーキングについて
   平成15、16年度、横手スキー場を会場に、昔ながらの’かんじき’を履いて新雪のうえ
  を歩く 「 かんじきウォーキング 」 を実施いたしました。
   参加者はそれぞれ約100名。市民委員会を中心に運営し、女性ボランティア団体によ
  る豚汁サービスや、山頂記念撮影、お楽しみイベント等を実施し、参加者の皆様に楽し
  んでいただきました。

□ その他の活動

@ 雪冷房の実験、導入
   市内2か所 ( あさくら館、横手清陵学院高等学校 ) に雪冷房装置を設置いたしました。
  これは、雪の有効活用を図るため冷房需要期の夏まで雪を保管し、冷房利用に転化さ
  せるものです。
A 菌床シイタケ栽培への利用 ( 実験期間 平成14年 〜 平成16年 )
   上記雪冷房と同じく、雪による保冷効果をシイタケ栽培に利用するものです。
B 除雪共同実験の開始 ( 平成16年度冬季 )
   市民委員会による除雪に関する提言を基に、市民・行政・事業者が参加し、除雪に関す
  る実験を行いました。これは、ある町内から除雪に関する具体的な要望をいただき、その
  実験にどの程度対応できるかを行政・事業者とともに協議し、実際に実施したものです。
   1シーズン実施した結果を互いに持ち寄り、行政や事業者評価等を経て次年度に生か
  すための方策を検討、より良い除雪の在り方を随時 見直しております。  

醍醐地区の消火栓放水演習/水圧調査

 『 雪となかよく暮らす条例 』 本文・条項に関しましては市役所へお問い合わせください。

厚生常任委員としての報告