平成23年度 秋田県文化財保護協会総会・研修会に参加しました

  総会・研修会は125名参加のもと、平成236月2日〜3日、由利
  本荘市鳥海町伏見の「紫水館」で行われました。議長は当日、急遽、
  横手の半田さんがお願いされました。
  十文字の高橋清副会長が亡くなった事で副会長は一人欠員とすること
  になりました。
  来年の会場は鹿角市に決まりました。

  研修会
《 講演@ 》 演題「国指定史跡鳥海山について」
  講師 由利本荘市教育委員会文化課 課長補佐 三浦良隆氏
  国指定史跡とは「無くしてはならない物」を指定している。
  鳥海山国指定期日 平成21723
  鳥海山の特徴
  @日本一広い史跡である、
1065ha 
  A2県、
21町にまたがっている。
  B信仰にまつわるものである。
  C修験6箇所あり5箇所が対象となった、残りも追加される可能性
   がある。
  D生活の中の一部であることから生きた史跡である。
 
鳥海山の名称
  鳥海山は古くは北の山、飽海岳等と呼ばれていた。
  
暦王5年(1342年)に寄進された鰐口に鳥海山の銘が始めて現れる。
 
鰐口(山形県指定有形文化財、神社仏閣の堂前に、布を編んだ太い
  綱とともにつるしてある円形の大きな鈴)
《 講演A 》 演題 国重要無形民族文化財
        「国指定となった本海獅子舞番楽今昔」
  講師 本海獅子舞番楽伝承者協議会 会長 松田訓氏
  本海獅子舞番楽国指定期日 平成2339
   伝承されて来た理由
  @ 厳しい自然条件のなかで生きるための鳥海山信仰、八幡信仰に支
   えられた。
  A 米をめぐる農民騒動(矢島藩延宝事件16771680)下笹子、佐藤仁
   左衛門、田農神となる。

  B 東北三大飢饉、宝暦5年1755、天明3年1783、天保4年1833
   死者多数。
  C 鳥海山の噴火、中でも享和元年1801の噴火で新山誕生、山鎮めの
   願掛けを。
  D 江戸初期より直接さわれる神として獅子を祀り、番楽を奉納して
   生きてきた。
  ※ 無形民族文化財の存続は「生き物であることから」活かすも殺す
   も行政の仕事である。

  交流会 由利本荘市鳥海町猿倉 鳥海荘で行われ、 重要無形民族
     文化財
(国指定) 本海獅子舞番楽の発表がありました。

  研修会 見学
  @ 森子大物忌神社(国史跡)( 旧由利町)
  A 矢島郷土文化保存伝習施設(旧矢島町)
  B 法体の滝(県名勝・旧鳥海町)

平成23年度 秋田県文化財保護協会総会・研修会 参加報告

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@秋田県種苗交換会実行委員会開催
A秋田県経営品質賞表彰式・記念講演
堀田賢逸通信 号外 資料3件
( 平成23年 6月25日更新 )