居合術


兵法会稽古会剣術小太刀杖術伝書


   


稽古会では、居合術を中核においた稽古をしております。
それは、左手で鯉口を切り、太刀行きの角度と高さを決めて鞘を引き、切先が鞘から離れる瞬間(はなれ)、そして鞘に充ちた勢いを如何なる体捌きで初太刀に十全に活かすのか、そして後太刀、また納刀の際に三角を整え鞘口に切先を如何に僅かな誤差の内に迎え入れるか等、すべて人中路、重心の変化、手の内、足捌きにかかり、兵法稽古のむつかしさが先鋭なこととして顕在しているとおもえるからです。
居合術、抜刀術は、見取り稽古、ひとり稽古が基本ですが、間合い、体捌き、足捌き、また無駄な動きを捨てるためにも剣術、体術などを、ひとつとして立体的な兵法稽古に努めております。そうして無限にひろがる変容にあって自ずから生成して来るひとつのものの促しに稽古は更に衝き動かされて行きます。

抜刀の法を学ぶため、左足を折り敷き、右足を立膝にする姿勢、また正座からの、さらに趺踞からの抜刀等様々な姿勢からの稽古をします。

戒めとしては、- わざの迅きを心がくる者は、己を頼むが故に還りて遅し。必ず其の法に依りて為す者は、そのわざ迅からずと雖も、遂に迅速を為す。- (「常静子剣談」より)を掲げておきます。





道着、武具などについて
道着の規定は設けておりませんが、通常は胴衣に袴、下穿き、帯、足袋です。色はすべて自由です。
木刀(刃渡りとして二尺三寸五分~二尺四寸五分程度)
小木刀(刃渡りとして一尺三、四寸程度)
居合刀(模擬刀)長さは同上が頃合い
杖は、四尺二寸の定寸と三尺の短杖
袋竹刀

* 初めからすべてを揃える必要はありません。運動しやすい服装に足袋(または綿の厚手の靴下)、木刀と帯があれば十分稽古ができます。


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