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蚊の視力を妬む(自然周吾)

我が家に出現する蚊は超能力の持ち主だ。
どこからともなく現れて、気がつくと(痒みを感じると)もう姿が見えない。
たまたま発見して叩こうにも、ちょっと目を逸らせたら、見つからない。うまく発見して叩こうにも拍手のみで、当たらない。
その動きはこちらの予想を越えた軌道を、動いているようである。

恐らく、叩こうとするこちらの手の動きが、スローモーションかのようにゆっくりと見えるのではないか、蚊には。

蚊が、もし、私の動きの2倍以上の速さで動くなら、とても手ではたき落とすことは出来ないだろう。
どうも相対的に動作スピードが違うのではないかと思う。
蚊が、私の動きをスローモウションで見ているとすれば、難なく危険を避けられる。恐るべき固体である。

我が家の蚊のように、向かってくるテニスボールをあたかも止まって見える境地になれば、返球の精度もアップするだろう。 また、相手の動きがスローモーションで見えたら、ゆっくりと相手が届かない程度の返球で、ポイントを稼げるだろうに・・・。

蚊がどうして叩こうとする手の動きを察知して、危機一髪で避けられるのか、そして、私の監視の目を潜って獲物の末端部(足先) にそっと偲び寄れるのかは、不思議だ。

進化した目と、俊敏な動きを体得しているとしか思えない。

(07/11/10)
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追記:蚊の『時間分析能力』は、人間の10倍だという。(参照 『つぶやく』 へ)