1995年11月 


高崎慈光通り駐車場にて2日間にわたりジャズライヴを行う。
ギターとサックスのデュオ、ピアノトリオ、カルッテット、ヴォーカル、学生バンド、ビックバンドなど、10組のバンドがスタンダードからバップジャズまで、素晴らしい演奏を聞かせてくれた。
朝10時から夜8時までと長い時間だったが、昼間はのりのよい曲を中心にして、夜はしっとりとしたバラードを聞かせた。
11月の寒い夜に、会場にストーブを出して演奏したが、若いカップルが残ってくれたりして、よい雰囲気のまま終了した。 このイベントがきっかけとなり高崎ストリートライヴが始まる事となる。

第1回1996年10月


高崎シンフォニーホール前にて「高崎音楽マーケット」のイベントを行う。
今回はフリーマーケットとのジョイントで10時から4時までの開催だ。
アマチュアのジャズメン4組と、ニューヨークから呼んだブルースオルガニスト「寒川トリオ」のライヴだ。
12時から高崎音楽祭の出演で来ていた「ゴスペラーズ」がステージに立つ。
30分のストリートライヴだったが、フアン約100人の声援を受けて愉しいステージだった。
「寒川トリオ」の演奏はさすがに素晴らしくゴスペラーズも観客として一緒に聞く。
みなジャズやブルースが好きだといっていた。

第2回1997年10月

「高崎ストリートライヴ」の名称で行う始めてのイベントだ 。
今回は「HIP&FANK」をテーマに曲を選んでもらう。
中部名店街さやもーるの特設会場で、11;00am〜4:00pmまで5組のバンドで行う。県内各地からの参加バンドとジャズオルガンの第一人者「酒井潮」を招いてのライヴだ。
 夜は「ほりの店」で特別ナイトジャズライヴを行う。
10:00時まで楽しめた1日だった。
観客延べ人数約2,000人

第3回1998年10月

今回のテーマは「NIGHT&DAYS」。
会場は、高島屋前、メルセ前、ラジオ高崎前、さやもーる、スズラン前、ほりの店、SIX BARの7箇所。
10時から9時までの間に、沢山の出演者が高崎の街に音を創った。
今回21組75人の出演者があり、そのジャンルも大きく広がった。
18才から東京でストリートで歌いプロを目指すギターの引き語り、小学校からペルー人にケーナとサンポーニアを学んでいる中学生、社会人ジャズバンド、パリのストリートでライヴをした放浪の津軽三味線奏者、駅からさやもーるまで演奏しながら歩いてくれた群大ブラスバンド、本場英国仕込の双児のバグパイプ奏者ツインズ、群馬最強のブルースバンド、etc.
夜は2箇所のナイトスポットでニューヨークのジャズナイトを演出した。高崎中が音に埋まった1日だった。
観客延べ人数約10,000人




第4回1999年10月

今回の会場は10箇所。
高崎駅東口、高島屋、スズラン本館、スズランスポーツ館、ラジオ高崎前、メルセ前、さやもーる、もてなし広場特別会場、ほりの店、SIXBAR。
am11時からpm9時までおこなった。出演者の人数とジャンルは過去最高になった。
ギターデュオ、アカペラ、DJ、ロック、ジャズ、津軽三味線、フォルクローレ、ボサノバ、ギターソロ、ディキシー、サックスのソロ、ジャズビッグバンドetc
16才から66才まで、31組131人が出演した。
なかでも、もてなし広場は「熱帯ジャズ楽団」が出演してアマチュアのプレイヤーと共演してくれた。


事前に楽譜を渡された出演者は、必死の練習で本番に備えたが、なかなかのウデで盛んに観客の拍手を浴びていた。
天気も穏やかな1日で「高崎を音でいっぱいにする」日になった。
観客延べ人数約20,000人。


第5回2000年10月

今回の会場は6箇所。
高崎駅東口、メルセ前、ラジオ高崎前、さやもーる、もてなし広場、ほりの店でおこなう。
30組101人の出演者があり、ギターの2人組が多く参加した。


彼等は実際に駅周辺で週末にストリートライヴをしているグループで、全国的に「ゆず」や「19」の影響でギターデュオがたくさん出てきた時代でもある。

もてなし広場では「高崎野外音楽フェスティバル」のイベントと共催で元BOOWYの「高橋まこと」が来た。
氷室京介や布袋は高崎出身で、彼等とアマチュア時代に一緒にバンドをやっていたU君が高崎に呼んだイベントだ。

この日はストリートライヴ開催以来始めての雨模様で、観客の出が悪かったが、曇り空の下熱い演奏を聞かせてくれた。
特別ゲストとして、インドから「インド歌舞団」が来日してインドの伝統的な踊りを市民の前で披露した。
さやもーるでは、70年代フォークの立役者である吉田拓郎や泉谷しげる達とともに活躍した「生田敬太郎」と「斉藤哲夫」を招き、若いギターデュオのルーツとも言える素晴らしい演奏を披露してくれた。
今回のストリートライヴは国際的になり、インド、イギリス、カナダ、ドイツから出演者があった。
第5回という事でイベントも定着して、観客が好きなバンドが出ている所に移動したり、椅子を持ってきてゆっくり聞いていたりと、豊かな時間が流れていた。
観客延べ人数約10.000人。

特別ライヴ「ふらっとコンサートinたかさき」

2001年6月20日、11時から2時まで国民文化祭のプレイベントを高崎で行った。
これは2001年11月に高崎で国民文化祭のイベントが行われるが、その宣伝を兼ねて高崎行政事務所が主催したものだ。
高崎らしさが出るイベントはストリートライヴだ、という嬉しいお言葉で開催されたこのイベントは、ストリートライヴ実行委員会が受けて、4組のバンドが出演した。


今回の出演者は、高崎で生活しながら音楽を楽しみ、演奏活動をしているプロを含む4組で、高い演奏技術をもった方々である。

最初のバンドは「ゑべ姫ジェット」という3人組のユニットで、リーダーのジェットこと伊藤さんは鞘抜十一というプロの津軽三味線奏者で、パリ講演を始め国内外で活躍している。
音楽パフォーマンスの3人はいろいろなコンテストで入賞しており東京のライヴハウスでは立見が出る程の人気バンドである。

二番目の「京野=山崎グループ」はスタンダードジャズバンドで高崎音楽祭ストリートライヴでは常連で、各々に仕事をしながらそのプレイはアマチュアの域を超えてプロといっても過言では無い。
事実第10回高崎音楽祭ではプロの「熱帯ジャズ楽団」ともてなし広場特設ステージで共演した。
今回、横浜からプロドラマーを呼んでのステージである。

「王偉華」さんは中国青島市出身の中国琵琶のソリストで世界をまたにかけて演奏活動を繰り広げていて、現在は高崎芸術短大の客員助教授である。
中国琵琶という珍しい楽器を駆使して、高崎市民に中国の音色を伝えた。
最後の演奏は「グルーポレヴェラシオン」という南米フォルクローレバンドで、
リーダーの福田さんは1年間南米に演奏を学びにいった方である。
ケーナの講師もしていて5人のメンバーの演奏テクニックも抜群で、たくさんの方が立ち止まって演奏に耳を傾けていた。
特に最後、観客を巻き込んでの演奏パフォーマンスは聞きごたえがあった。
今回いろんなジャンルのバンドを組み合わせたが、各々音に特徴があり普段聞けないバンドもあり、たくさんの人たちが立ち止まって聞いていただいて、ふらっとコンサートの意義は達成したと思う。

第6回ストリートライヴ



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