ステンチューン・マフラー2
再び登場、再びイジります。





2016年シーズンを使って、いろいろやります。


2015年11月の車検時に取り外したステンチューン・マフラー。2016年夏を迎えて、再びK100RSに取り付けました。
理由としては、いろいろあります。


     
他ページでやってるこの2つが最たる理由です。


自家製エアダクトを取り付け、謎のモトロニックが手に入り、それなりに元気になったK100RSになったのだから、
ここであのマフラーを使わなければ、文字通り『宝の持ち腐れ』になってしまうのではないか?
で、K1300Sのメンテのタイミングでディーラーへマフラー共々預けて→交換してもらいました。

そのマフラーには、過去に散々イジった「改造バッフル(最終改造仕様)」も入れたままで、マフラー部に関して言えば
前回取り外したままの仕様からの再出発のようなもので、音量とかについての心配は大してしてませんでした。
何てったって、ディーラー測定の音量は、合法の範囲内の音量なのだから、大手を振って市中を走れます。

で、K100RSを引き取りに行って、作業伝票の説明を受けたならば、・・・・・・・・・・前よりも音量が減ってる?
何で?



その伝票より。
ちょっと見づらいですが、純正マフラーよりも音量が減ってるという結果に。
不思議だ。


どうやら(個人の想像ですが)、マフラー接続部に入ってるバッフルが変なのか、こんな測定結果になったようです。
その他にも、ディーラーからの帰宅時にはかなりガサガサしたエンジン振動があったのですが、
その後の夜の散歩で9000rpmまで回したらば、その振動がすっかり大人しくなってしまったり・・・と、
あの部分がちゃんと固定されてない?ような気がしてなりません。まあ、ただスチールウールでグルグル巻きの固定方法だから
仕方無いか。


ま、気を取り直して。
2016年7月時点の組み合わせ(自家製エアダクト+謎のモトロニック+ステンチューン)の走りですが、・・・・・・・まあ、普通。
確か、前回までだと3000rpm以下での頼りなさみたいのがあったと記憶してますが、今の感じだとだいぶそれが軽減されてます。
自家製エアダクト+謎のモトロニック+純正マフラーでは、低回転域から強力な感じに思えてたのが、マフラーを変えたら
その部分が良くも悪くも「力が抜けた」ようになって、フラットROM+純正マフラー並みのピックアップと扱い易さと思えるくらい。
冷間時の始動性や走り出しなんかも、マフラー交換前とさほどの違いも無く、ちょっと拍子抜けしました。

他方、マフラー音量も今の季節だとそんなに気にならない。
夜の散歩に使うと、帰宅時にいつもより低速度=低回転で自宅まで走れば、大したコトはなさそうなので、これも一安心。
今のうちから近所の人に『音』慣れてもらえれば、このまま冬場まで使っても大丈夫か?


さて、これからの計画ですが、8月の北海道ツーリングにはこの仕様で行くことにして、その後にあのマフラー接続部のバッフルを
どうなってるかチェックして、必要ならそのバッフルを再改造し→もっと低回転域が力強くなるか?を確認したいです。
多分、マフラー接続部に入れた分は、消音よりもパワー特性に影響してそうだから、それをイジって影響を調べたい。
これは、北海道ツーリングから帰ってくるまでガマン出来ると思います。



余談ですが、マフラーに「えくぼ」が出来てました。
気がついたのは、ディーラーからの帰り道のコンビニ駐車場。
ちょっとは気落ちしましたけど、マフラー性能に影響は無さそうなので、このままいきます。
(これは自宅での保管の仕方が悪かったからと思われます)


その北海道ツーリングに合わせてマフラーを再登場させたようなところで、改めてステンチューン・マフラーについてあれこれ。

純正マフラーと何が違う?と問われたら、まず「重さ」が違うと答えましょう。
純正マフラーとステンチューン・マフラーとでは、重さが3倍くらい違うんじゃないかと思うほど、純正は重たい。
ま、それだけ中身(消音のための隔壁とか、グラスウールなど)が詰まってると思いたくなる重さです。
そこへ行くと、ステンチューン・マフラーは、ほぼステンレスパイプとしての重さしかないような重さしかありません。
消音に関わる部品の重さなど微々たるもんでしょう。
だから、それを装着すると、車体の重さ・重量バランスなんかも変わってきて、操作感が随分と変わってきます。
スイスイと左右に車体を動かすと、軽々と方向転換するようになり、機敏に動いてくれるようになりました。
よっぽど純正って重たいんだろうな。


それと、ちょっと気になるのが、製品としての出来具合。外国製にありがちな、多少『ルーズ』とも思える部分はあります。



普通に装着しても、シフトベダルと干渉してます。
だから、金属のしなりとか取り付け穴の位置を使って、車体内側へ追い込むように取り付けてます。
でも、当たってる。


K1300Sのカーボンリアフェンダーもそうですが、彼の地の人の「その位のこと、気にするな」と言ってる声が聞こえます。
向こうの消費者は、何か不具合があったら、勝手に修正しちゃうんだろうな。


そんなステンチューンマフラーを2016年の北海道ツーリングで使いました。合計3000kmくらいの走行距離のツーリングです。
高速道路から始まって、市街地・山道・渋滞路・その他・・・・・・・いろんな状況を走破しました。
そんな中で気がついた「改良したい点」は、主に2点。

@ 坂道なんかで、もうちょっと力が欲しい
A 高回転域で回らない。

@については、普通に走る分には不具合が無くても、高速や北海道の長い坂道を登るときに、自分が望むだけの加速や
登坂スピードをしてくれないのが気になります。もっと勢い良く坂道を駆け上がりたい。
しかし、そこは重量級の車重と100馬力程度のパワーで可能な範囲でですが、もうすこし何とかしたい。
上にも書いた『今のマフラーの改造バッフル(最終改造仕様)を再改造する』ことで改善するのではないか?と思ってます。


Aは、ちょっとガッカリした部分です。
前に、3速で9500rpmまで回ったのを確認してるので、今度は5速で9500rpmくらいまで回るかを試してみたんです。
帰りの高速上で。
5速に入れ、5000・・・・・6000・・・・・7000・・・・・・、7000から急に回り方が鈍くなり、8000からはもっとダメ。何だ?
試せるタイミングで何度かやってみても、結果は同じ。頑張っても8000まで。
まだ右手は回せる余地が残ってるようなのですが、空気抵抗のせいなのか、右手を回しきる勇気がないのか、
それ以上回ってくれない。

ステンチューン・マフラーを初めて装着し、バッフル無しで帰った高速上でのエンジンの回り方に比べたら、
全然上が回ってない。やっぱり、2ヶ所のバッフルが抵抗になってるんだろう。
でも、3速で回るのが5速で回らないもんだろか?


で、北海道ツーリング後、仕事の合い間の時間を使って、接続部に入れるバッフルの改造に取り組みました。
一番の目的は、まず@の方を解消すること。@とAを比べて、どっちが普段使いに影響が大きいかを考えたら、
@をどうにかした方が良いに決まってる。Aなんて、そんなに出番がある回転域じゃないから、@をどうにかしよう。


     
過去に買ったバッフルと仕事場にあったステンレスパイプを組み合わせ
改造バッフルをさらに改造します。
写真真ん中のヤツから、さらにパイプ部を延長したヤツを装着。
この違いでどの程度の違いが出るか?


8月中旬頃は台風などのせいで、なかなかチャンスが無かったものの、それなりに走り回ることが出来て、それなりの違いが分かりました。
長くするのが正解だった。地元の坂道なんかでも、ツーリング前のよりも力強く登ってくれます。
このほうが、より純正の使い勝手に近いかも?
その長くなった分、このバッフルでの消音効果も増えたのか、幾分排気音もまろやかになったような・・・・・気がする。

そこで、マフラー後端バッフルもちょっとイジり、幾らか抜けが良いようにして、今(8月28日)は走り回ってます。
ちょっと排気音がバラけたような音に変化し、多少ワイルド感が出たかも。
このバッフル仕様で、もう一回9500rpmまでチャレンジしてみよう。近いうちにチャンスがあるか?
台風の後だなぁ〜。


2016年10月追記
同年9月のK1300Sの車検時の入れ替えでK100RSのオイル交換などの整備へ出したときに、せっかくだからと今の状態
(上のバッフル改造後)の音量測定をしてもらいました。自分の耳の感覚ではなく、しっかりとした数字で音量の大小を知りたかったから。
で、その整備終了の連絡をもらった時に、音量測定の結果も教えてもらいました。



音量測定の結果、約91デシベル。
思いのほか、音量が少なくなってました。


これを聞いた時、測定間違いかと思いました。しかし、しっかりと印字されているように、間違いの無い数値のようです。
接続部に入れたバッフルをちょっと延長しただけで、他は前のままなのに、約96デシベルから5デシベルも減るなんて。
あの部分って、そんなに音量に影響を与えるトコロなのか?

自分の耳では、それほど音量ダウンしてるとは思わなかった。
なら、もうちょっと『音量を増やすコト』をしても大丈夫だな・・・・と、車両を引き取る時にマフラーエンドのバッフルを入れ替えて
ディーラーでもう一度音量測定をしてもらいました。


     
マフラーエンドに入れてたバッフルを長いタイプから短いタイプへ入れ替えました。
長いのが一番最初から入れていたヤツです(105デシベルから96デシベルに落ちた)。
で、ディーラーで持ち込んだ短いヤツ・・・・以前にお蔵入りしたモノ・・・・にして、
音量測定してもらったら、約97デシベル。
この組み合わせでも、まだ車検OKのレベルです。が、かなり音は大きく聞こえます。


当然、交換後の状態でディーラーから帰宅したわけですが、音量はメット越しでもかなり大きく聞こえて、前よりも迫力がありました。
そして、エンジン回転も前より軽々と回るようにも感じました。やっぱ、マフラーの抜けがよくなったのでしょう。
他方で、抜けが良くなったせいで、低回転域でのトルク感が薄れたような気がしました。
排気ガスの抜け方で、エンジン回転のトルク感がだいぶ左右されるようで、『91デシベル』仕様よりもダラダラ走りづらくなりました。

うーん、好みで言ったら、長いバッフルの方が走り易い・使い易いかなぁ〜。
長いバッフルを抜けが良い形状へイジって、再度組み付けてみようか?


2016年10月追記(2回目)
短いバッフルの迫力ある音量よりも、普段の使い勝手(=低速域でのトルク感)と周囲にやさしい音量を重視して
エンドバッフルを長いバッフルのに取り付け直しました。
普通に使う分には、こっちの方がいい。




2016年11月追記
短いバッフルから長いバッフルへ交換し、比較的使いやすくなったマフラーにして乗り回しておりました。が、また悪い癖が・・・・・・・・。
『長いバッフルを使うと、約91デシベルの音量で、低回転域のトルクを感じられるようになる。』
『短いバッフルを使うと、約97デシベルの音量で、低回転域のトルクがちょっと感じられないようになる。』
ということは、その中間位の長さのバッフルを使うと、だいたい94デシベルくらいの音量になり、低回転域のトルクもそこそこあるようになる
のかもしれないなぁ〜。

と『思い立ったが吉日』行動で、ライコランドまで長いタイプのバッフルを買いに行き、仕事用のサンダーでおおよその位置でカット。
自分の予想を確認すべく、速攻で長いバッフルと交換して、その夜に試走へ出かけました。
何故『夜』なのかと言うと、その加工作業の後に「休日出勤」が発生したから。



もともとは長いタイプの短いタイプの2種類だった市販バッフルを加工し、
その中間タイプのを作成しました。
排気抵抗になるであろう”ヒダヒダ”の数を数えると
左から「24枚」「16枚」「8枚」という数字になります。


夜の試走で分かったのが、「自分の予想は、いい線で当たっていた」。
排気音は若干元気になり、普通に走る分には問題なし。市街地の加速や坂道の加速なんかでも、まあ納得できるくらいの走りが出来た。
急加速などでは、ちょっと心許ない一面を見せるものの、短い『97デシベル』バッフルに比べれば、十分使えるくらいに思える。
相変わらず7000rpm以上では、回りたがらないようですが、・・・・・・まあ、仕方ない。
長いバッフルもよかったけど、こっちも使えるバッフルだと思う。


この実験の頃に、季節的な温度変化に対応すべく、サイドカウルを夏用から冬用へ交換&自家製エアダクトを純正タイプにして
走り回ったら、エンジンのトルク感が増したことに気づきました。(この項、エアダクトの所を参照)
今後、あのエアダクトを使わないのであれば、ステンチューン・マフラー部だけでもうちょっと抜けを良くして
エンジンが高回転域までもっと回るだろうか?
いくら吸気効率を良くしたって、マフラーが詰まり気味だったら、意味がない。
ツーリング時の使用状況を思い出すと、やっぱり8000くらいまでは回ってほしい時もあるので、もう少し上が回ればなぁ・・・・。
と、独り言。

その可能性を確認すべく、上の「16枚バッフル」から「8枚バッフル」に交換して、しばらく様子を見ようと思います。
しかし、しばらく天気予報があんまり良くないんだよう〜。




2016年11月追記
またもや雨の多い天候に苛まれ、出かけるチャンスが少なくなったので、なんとなくマフラーについてアレコレ考えてみた。
マフラーって、『太目で長め』の方がいいのかなぁ〜?

ここ4〜5年くらいのバイクのマフラーを見てみると、少しでも管長を稼ぐような取り回しをしてるように見えてなりません。
それこそ80年代〜90年代頃のバイクだと、デザイン的に見ても、スッキリとマフラーを取りまわしてるのに対し、
今どきのは悪あがきをするかの如く『少しでも長く』マフラーを取りまわしてて、そんな想像を掻き立てられます。


     
バイク雑誌から適当に抜粋。
近年のバイクはマフラー全体の長さを稼ぐかのように
ウネウネと曲がりくねりながら作られてます。
マフラー部に排気デバイスが付いてたりするのもあるし
単純に「抜けが良い」ように作らないようです。


そこへ行くと、K100RSは90年代のバイクの中でも格段に短く、今となっては時代と逆行するような取り回し方をしています。
たぶん、マフラーの長さで言ったら4気筒のドラッグレーサーと同等くらいの長さに見える。
そんなマフラーで低回転域から高回転域までトルク感もパワー感も両立するような取り回し方って出来るのか?
ま、実際BMWは純正マフラーでそれをやってるんだから、スゴい。


     
適当に探し出したZ1ドラッグレーサーとの比較。
エンジンから集合部までの長さだと、ステンチューンの方が断然に短い。
さすがに集合部からマフラーエンドまではステンチューンが長いが・・・。
ほとんど高回転域のみを使うであろうドラッグレーサー用としてのマフラーなら
この形状でいいのかもしれない。
しかし、全域で使おうとするなら・・・・・・・・ちょっと無理?


2016年12月追記
何度かの「夜の散歩」をするうちに、なんとなく新たな問題点が見えたり・・・・・見えなかったり。
『8枚バッフル』だと低速トルクが薄く感じられるものの、比較的高回転域が伸びるような気がする。そして、やっぱり音がうるさい。
『16枚バッフル』は低速トルクがあるように思えて、高回転域は・・・・・まあまあかなぁ。音はジェントルな感じで程よい感じ。
しかし『16枚バッフル』でも、なんか半端な気がします。

そこで、『もうちょっと低速トルク分を増やす』目的で、接続部に入れるバッフルを長いヤツして、マフラー後端に入れるバッフルは
抜けを良くするのにちょっと短めのを試してみよう・・・・なんて思いつきました。性懲りもなく、実験は続きます。


     
写真左が接続部に入れるバッフル、右がマフラー後端のバッフルです。
接続部のは、さらに長さを伸ばしたヤツを製作し、
マフラー後端のは、「8枚」と「16枚」のさらに中間の「12枚」を用意しました。
そして、便宜的に接続部に入れるバッフルを『短』『中』『長』と区別して記述していきます。


まず、マフラー接続部のバッフルをこれまでの『中』から、『長』に交換して、マフラー後端のバッフルは11月の実験での
「16枚」のままにして、走り回りました。
この組み合わせだと、低速トルク分はこれまで以上にバッチリで、非常に乗りやすい。低回転から粘るように回ってくれて
ダラダラ乗るのが非常に楽にできます。高回転域はこれまでよりちょっと早めに頭打ちになる。がんばってもやっぱり7000rpmくらいまで。

で、今度は接続部はそのままに、マフラー後端のを「16枚」から「8枚」のに交換して走ってみた。
すると、スタート時や極低回転域でもたつき感・・・・トルク感が薄くなった気がする・・・・が出てきて、気を遣うようになりました。
しかし、接続部のバッフルが効いてるのか、低回転域(2000〜3000rpm)を過ぎたあたりから、以前の『中』+「8枚」を使ったときよりも
トルク感を感じながら加速することが出来ました。
比較的車の流れが良い時には気分がいいけれど、加速・減速が多くなるともう少しトルク感があったらいいなぁ〜なんて思います。

その後に、『長』+「12枚」の組み合わせにしてみたら、比較的使いやすい&そこそこ満足できるような使い勝手の走りが可能な
組み合わせのように思える特性になりました。
スタート時のような低回転域でも気兼ねなく使え、トロい車列の流れに乗りながら3速か4速で走ることもできて、
7000までだけど高回転域も使える。それでいて、排気音がそんなに煩くない。たぶん、純正よりも静かじゃないかな?
この組み合わせで使ってても良さそうだ。


と思ってても、そうはいかない。
やっぱり7000よりも上の回転域も回るようにしたいし(いつも使う訳じゃないけど)、もう少し排気音を解放しても良さそうだから、
何か試行錯誤してみたい。そこで目を付けたのが、接続部のバッフルの太さ。

今まで接続部のバッフルの長さを変えたりして、低回転域のトルク感の変化(より粘る方向)になるのは、なんとなく分かった。
そしてマフラー後端のバッフルを変えると、低回転域のトルク感と高回転域の元気さ&排気音量の大小が変わるのがなんとなく分かった。
しかし、どの組み合わせでも、7000rpmくらいで頭打ちになっちゃうんだよなぁ〜。
で、取り外してある改造バッフル『中』を眺めてて思ったのが、「ちょっと細いのかなぁ」という疑問でした。


     
改造バッフル『中』と各部との比較写真。
いままで使ってたパイプ径はステンチューンのエキパイ部とほぼ一緒くらいで
マフラー後端の直径よりも細め。
会社の倉庫にあった余り物を見つけたのがきっかけだったから
サイズの事なんか気にも留めなかった。


そこで、ホームセンターで使えそうな直径のパイプ・・・・・もちろん今までよりも太目の・・・・・を買ってきて、
改造バッフル『長』と同じ長さに揃えて、接続部に入れたらどうなるだろう?という実験をしてみた。



写真左から『中』『長』『太い長』
この実験のために『短』をさらに改造してます。


     
それまでのパイプよりも数ミリ太くて
ほぼマフラー出口と同じ口径と思われます。
(ちゃんと測ってない)



しかし、せっかく改造したのに接続部に入りきらなかったので
切り出したパイプのみを無理やり突っ込んだ。
(パイプの先はマフラー内部と接しています)
パイプとマフラーの隙間には、気休めにスチールウールを押し込んであります。


この『太い長』+「12枚」でちょっと近所をウロウロしてみた。
直前まで使ってた『長』+「12枚」よりも低回転域のトルクの粘りが細い気がするけど、まあ「中」+「16枚」よりもマシかもしれない。
坂道なんかでは、そのトルク感の減少がより一層顕著になりますが、使えないほどじゃない。
排気音も『長』+「12枚」より元気になったけど、まだ純正よりも静かな音量ではないか?と思うくらい。
市街地を走る分ではさほど悪くなさそうなので、これで高回転域(7000〜8000)がどのくらい変化するかを確認したい。
年末にそういったチャンスがあるかどうかわかりませんが、それまではこの『太い長』で使っていきます。


2016年12月追記(2回目)
年末進行も佳境を迎えたころですが、なんとか仕事後の時間を作り出して「夜の散歩」へ出かけて、高回転域の変化を確認した。
個人的予想では、絶対に変化があるはず!と思っているので、是が非でも時間を作り出して確認したかった。

※書き忘れてましたが、2016年10月の定期点検後の試走では、一律『4速』での確認作業を行っております。

で、夜の散歩から帰ってきました。
結果、効果アリ!!。8000まで回った!。他の要素をさほど犠牲にすることなく満遍なく使えそうな変化を確認できました。
自宅から市街地を経て、交通量の少ない道までを一回りしてみても、「こんなもんだろう」と思えます。
ちょっと排気音が勇ましいけど、「まぁ、こんなもん」だろう。
市街地の混んでる中で、流れに乗りながら走っていけるから、「まぁ、こんなもん」だろう。
郊外の多少のアップダウンのある道を3速や4速のままで普通に流せて走れて、「まぁ、こんなもん」だろう。
そういった低回転域から回転を上げていって、8000まで回るのだから、「まぁ、こんなもん」だろう。
もうちょっと距離があれば、9000くらいまでイクかな?

後は、マフラー後端のバッフルを『12枚』から『16枚』にしてみて音量ダウンするかを確かめたいな。
8000くらいまで回るのであれば、もうちょっと音量を下げて、夜の散歩で使う際の気遣いをしておきたい。
それに、多少は低回転域のトルク感が増すかもしれないし。
その辺のネタは、正月休みの時間つぶしに取っておこう。


2016年12月追記(3回目)
明日は正月だというのに、ゆっくり過ごすこともせずにバイクに時間を使ってます。

という訳で、マフラー後端のバッフルを『12枚』から『16枚』のに交換し、師走も終わりかけている市街地へ繰り出した。
うーん、・・・・・なんか走りづらい。
もしかして、あのパイプが太すぎたのか?妙に低回転域の粘りが弱い。なので、師走の街中を走るのに気を使います。
低回転域がスカスカってわけじゃないけれど、前の状態よりも「粘りが弱くなった」ので、信号待ちからの発進がデリケートになった。
夜の散歩のように、ずっと走りっぱなしだと気にならなかったのに、車の多い中で走ると低回転域での低速度走行が前よりも大変。
いわゆるマフラーの抜けが良すぎるような状態のようです。

普段使いを考慮するなら、マフラー接続部のバッフルは『長』に戻して、マフラー後端のバッフルを「12枚」か「16枚」で
使っていった方が使いやすそうだ。
そうなると7000rpmくらいまでしか回らないことになるけど、致し方ない。やっぱり日常使用域での使い勝手を優先したい。


     
という訳で、さっそく前回までのベスト?と思われる組み合わせに戻しました。


で、上記の効果を確認しようと走りに行こうとして、たまたまレーダー探知機を装備してみたら電源が入らない事に気づき
その原因追及と解決に思いのほか時間を取られ、年末の走り収めはダメになりました。
(ヒューズの不調と気が付くまでに、半日ほど時間を費やしました)


2017年1月追記。
新年ですが、おせちを食べるのもそこそこに、マフラーバッフルを交換した変化を確かめるために、出かけます。

『去年』のうちにマフラーのバッフルを『長』+「12枚」にしてあったから、とりあえずその組み合わせで市街地と高速をひとっ走り。
それもわざと成田山周辺の混んでる道も走ってみて、いろんな道路状況での走り方をやってみました。
この組み合わせだとアイドリング付近の粘りがちょっと頼りなくて、坂道での加速ももうちょっと勢いが欲しいと思う場面もありました。
うーん、やっぱり前にこの組み合わせを試した時のように「そこそこ」な感じなんだよなぁ〜。

で、一応試走の途中で高速に乗ってみて、どこまで回るか?も確認してみた。
幸いにして、交通量が少なかったので、5速での確認が出来まして・・・・・・・・・、7500まで回るのが確認出来ました。
うーん、「合格点」にしても良いかな?

しかし、高速を降りてからの市街地では、やはりアイドリング付近の使い勝手がどうも気に入らず、一回帰宅。
マフラーが冷めるのを待ちきれず、マフラー後端のバッフルを「12枚」から「16枚」へ交換して、再度試走へ。
そうすると、若干ですがアイドリング付近の粘りが増え・・・・・・たような気がする。市街地の使い勝手なら「16枚」が良さそう。
春先まで、『長』+「16枚」の組み合わせでいくか。


前に8000まで回したいという希望を書きましたが、高速でのチェックをしたらば、6000くらいまで回れば、結構いい感じに
車の流れをリード出来る(出来た)ので、このくらいの使い方が出来れば問題ないだろうと。
7000まで回したとしても、怖さが2字曲線的に増えるばかりで、・・・・・・・K1300Sのようなガッシリ感のある走り方はしないから。
ここまでいろいろと試してみたものの、やはり純正には敵わないのかな?アイドリングからレッドゾーンまでの性能や、
音量の面・整備の面でもいろいろなコトを上手くまとめてあるのだと言うのを再確認した気になります。

でも、せっかく買ったマフラーなので、この『長』+「16枚」で使い続けよう。・・・・・・ということです。




2017年2月追記
上記のように、新年から『長』+「16枚」を使い続けていましたけれど、・・・・・・・・・悪い癖が出ました。
同じようにマフラーを交換したK1300Sで撮った写真を見直したり、ネットで「マフラー」とか「サイレンサー」とかで検索した画像を見たりして
いろいろと想像していたら、ふと思いついたコトがありました。あのヒダヒダを無くしてみたらどうだろう?

ずいぶん以前に、マフラー接続部のバッフルのパイプを延長したら、トルク感が増したり音量が減ったりして、その変化に驚きましたが、
それをマフラーエンド部でも試したくなったんです。
あのヒダヒダが排気抵抗となって音量を下げてると思いますが、もしかしたら排気抵抗と音量は直接的には関連が無いのでは?と考え、
ヒダヒダを無くしたバッフルを作り、トルク感と音量の変化を調べてみました。
さて、どんな風に変化するだろうか?



マフラーエンド部のバッフル(1個余計に買ってあった)を
マフラーエンドの穴に入るように加工して


     
内側に折り曲げられていたヒダヒダを
折り曲げなおしてパイプ状にしてみた。
ただ、2枚だけはラジオペンチでつまめるように残した。


帰宅後に「16枚」バッフルと入れ替えて、夜の散歩に出かけて変化を確かめる。
エンジンをかけると、思いのほか元気なアイドリング音。「16枚」よりも音が大きくなったが、さほど耳障りではない。
排気音の連続音がはっきりと聞こえるようになり、その一方で前まであった低音部が少なくなった音質になったような気がする。
音量でいったら、そんなに大音量とはなってない気もする。

暖気もそこそこに走り出したら、驚いた。アイドリング部分からトルク感が増えてる。
それなりに混んでる市街地を走ってる限りでも、「16枚」よりもトルク感があって走りやすい。そういえば、過去にヒダヒダを残したままの
「24枚」バッフルを取り付けてた時もこんなだったっけ?
これまでの「16枚」バッフルと比べて、ヒダヒダが無くなって排気ガスの抜けが良くなる要素と、パイプ部分が増えて(伸びて)
排気ガスの抜けが悪くなる要素と、どっちの要素が強くでるか予想がつかないところだったけど、
今のところは良い方の効果として変化が表れてます。ただ、抜けが良くてor悪くてこうなったのかは、分かりません。

その後も走れる時間が取れる限り出かけて、買い物に出かけたり郊外の交通量の少ない道を走ったりして
いろいろな状況下を走ってみたりしましたが、全体の変化としては良い方向へ変化してるようです。
アイドリング付近から中間速度域まで今まで以上にずぼらな走り方が出来るほどトルク感というか粘り感が増して
走りやすくなりました。あのバッフルでこんなに変化するとは思わなかった。
そして懸案の高回転域。「16枚」のバッフルよりもスムーズに伸びるかなぁ〜と思いきや、そんなには変わらない?
一応、合格ラインの4速・7000までは回るものの、パイプ状になって抜けが良くなったという期待するほどではなかった。
それでも回転上昇の仕方は今までと同じくらいに思えたので、まあ良いとします。

ここまで変化すると、あの「16枚」が霞んで見える。
これまで何度も満足するようなところまで辿り着いたと思うことがあったけど、まだまだ改良の余地があるってコトか?


2017年3月追記
マフラーエンドのバッフルの交換で思いもよらぬ変化を目にして、さらに変化を求めてみた。



前回取り付けたヤツ(左側)に加えて、さらに2本追加。
これも便宜的に左から「A」「B」「C」と区別します。


まず、「A」の次に製作した「B」。一番短いバッフルのヒダヒダを曲げなおして、ボツになったパイプを取り付けて、長さを伸ばしたモノ。



「A」よりも長くして、どう変化するかを見たかった。
ただ、部分的にパイプ直径が変化してるので
(パイプ部分は若干太い)
「A」よりも抜けが良いかもしれない。


うーん、うるさい。「A」よりも音量が大きい。
パイプを長くした分、マフラー内のバッフル(マフラー接続部に入ってるヤツ)との距離が5cmくらいしか離れていないので
音がダイレクトにこっちのバッフルに流れ込むようになるのか、「A」よりも音量が大きい。
それを夜の散歩で使うと、いつも以上に気を使います。
オマケに、「A」よりも低速部分・低回転部分のトルク感が薄れて、使いづらいような気がする。高回転域での迫力は良いけどね。
これはボツっぽいな。


で、次。
音は少なくしたいけど、排気ガスの流れる部分の面積(太さ)は確保したい。ので、そういった風になるように、「C」を作った。


     
余ったパイプ+お蔵入りしてたバッフルを組み合わせて製作。
先端部分のバッフルの頭で、音や排気ガスが直接流れ込むのを防止し、
その周囲からパイプ部分に少ない抵抗で流れるように加工しました。
穴の無いパイプ部分の長さは、「A」と揃えてるつもり。


で、夜の散歩へ。
おお、「A」よりも低速・低回転域のトルク感がある。夜のそれなりに混んでる市街地を走ってても、ギアチェンジをさぼりながらの
走り方が出来る。音量も「A」や「B」に比べて少なく、柔らかい音色になってるように聞こえるので、そういったところも使いやすい。

だいぶ気を良くしながら走ってたのですが、市街地から郊外へ向け走ってみたら、別の問題が発生。・・・・妙に振動が増える。
だいたい4000くらいから、細かくて角のたった振動が増えて、すごく気になる。
前の「A」でも「B」でも振動はあったけど、ここまで気になるような振動の仕方はしなかった。
また、低回転部分から高回転部分まで回転数に比例しながら振動が増える「A」「B」に対し、「C」は4000以下は大したことないのに、
4000を超えると急に振動が増えてくるので、その変化が気に入らないんです。
その振動のところが気に入らないものの、低回転のトルク感と4速・7000プラスまで回るのは気に入ってます。


とりあえず、「A」と「C」をどうにかすれば、もうちょっと良くなりそうなので、それぞれを改造してみた。


     
まず「A」は、端材のパイプを加工して、ちょっとだけ長さを延長した「A’」。
装着して走ったものの、「A」とさほど変わらず。
普通に流す分には良いんだけど、「C」と比べると坂道や加速時にちょっとトルク感が薄い。
少し抜け気味な時の特性のような気がします。



続いて「C」
頭の部分が音や排気ガスに当たって振動になる?と思い
マフラー内部のバッフルとの距離が可変するような加工を施し、変化を見てみます。


     
写真左の時に4000からの振動が増えたので、試しに写真右のところで固定して走行した。
結果、低回転から細かい角のある振動が発生し、4000からはそれがもっと増えた。



近所を1周した後、可変部分の中間点で固定し、再試走した。
これだと低回転の振動は少なく、4000からの振動は幾らか角が取れた。
「C」を使うなら、この位置が今はベストかな?
この位置の前後の比較もしてみたい。


2017年3月追記(2回目)
で、今週も夜な夜な試走へ出かける日々。ほんのちょっとでも、結構な変化具合に驚く日々でもありました。



ちょっと分かりずらいですが、一番奥から1個手前での固定です。


これはダメ。一番奥で固定した時のように、低回転域から振動がしまくり。ジ〜〜〜ンとするような細かく振幅の大きい振動がキツい。
奥の2つは全然ダメでした。もうこの2つを使うことはないな。



次に、中間点と一番手前の中間点を試した。

うん?一番振動が少ない?中間点でも一番手前でもそれなりの振動が出てたりしてたんですが、この位置だとそれが無い?
低回転域も高回転域も5種類の固定位置の中で一番振動が少ない(振動してないわけではない)。
こりゃいいぞ。

と、その日は思ったのですが、別な日に冷静に再試走へ出かけてみた。何かの勘違いかもしれないから。
比較的混んでる市街地から交通量の少ない郊外の道まで、普段走り回ってる「夜の散歩」道を走って細かい部分までチェックしたらば、
分かりました。「振動が少ない」のではなくて、「振動のする部分が変わった」というのが正しい表現でした。

それまでは、ハンドル部分での振動がひどく、それが一番気になる振動となって感じていましたが、この固定位置だと
ハンドル部分での振動が一番少なくなる振動の仕方をして、その変わりにステップ部やシート部で振動を感じるようになりました。
幸いなことに、手で感じなくなった分でもかなり負担軽減になったようで、この固定位置だとすごく乗りやすくなった。
ステップ&シートの振動はあるものの、足や尻で感じる分なんてのはさほど大変ではないので、乗ってての印象はかなり良いです。

一応、この固定位置を最有力にして、もう一回「C」の中間点とか「A’」とかを試し直して、再々試走へ行ってみよう。


2017年3月追記(3回目)
春分の日を目前に、2017年シーズンの早朝ツーリングを開始しました。必然的にマフラーの確認走行も兼ねるツーリングですが。
事前に(前日の朝に)、「C」の固定位置を前回試した中間点にずらしておいて、いざ出発。

うーん、『中間点と一番手前の間』の時よりも振動の仕方がちょっと変化して、ハンドルとシートとステップにバランスよく分散して乗りやすい。
振動の仕方も過去に実験した中でも格段にマイルドな『細かい振動』になり、低回転域から高回転域まで満遍なく比例するように
増えていくので、特に気になるような不自然と思える振動の増え方をしないんで、そういった部分でもバランスが取れてる。

で、肝心の高回転域。・・・・・・・あれ?回らない。
4速で7000プラスまで回ってて、5速でも回るか試したんですが、今度は7000で頭打ち。7000プラスくらいまで回ると思ったんだけど?
あのパイプの傘になってるのが悪いのか、それとも単純にパイプ径が細いのか?
ま、気になるのはそれくらい。
低回転でのトルク感も悪くないし、音量・音質も悪くない。多分、「A’」よりも取り付けた効果は高いのではないか?
走りながらそういう風に思ってました。

小休止したコンビニで缶コーヒーを飲みながら、マフラーエンドのバッフルを眺めて、ふと思う。帰ったら「A’」を試そう。
日曜の早朝で交通量の少ない中を快適な速度で帰宅。それもいろいろな回転域を試しながら。
やっぱり、早朝はいいね。車も少ないし。信号にも捕まらないタイミングで走れたりして、早朝ツーリング1発目にしては最高のスタートだ。


と思いながら、自宅付近まで帰ってきて信号に捕まったら、ふと気が付いた。やけに排気音が大きい。
あれ?と不思議に思いマフラーに目をやると・・・・・。



バッフルが吹き飛んでました。
(写真は帰宅後の)


どうやら固定ねじが緩んだのか、跡形もなく無くなってました。ねじ穴も固定ねじの振動で、多少大きくなってました。
すげーショック。せっかく上手く出来たと思ったバッフルだったのに。
このまま諦めるのも癪なので、Uターンして帰り道を戻り、道端にステンパイプが落ちてないか探してみました。
しかし(やっぱり)発見できず。仕方なく、大きくなった排気音に気を使いながら朝の住宅地へ戻りました。
で、この際に再確認も出来ました。「マフラー接続部のバッフルだけでも、そこそこ走れる。排気音を除けば」


     
帰宅後に、固定用の穴を開け直して「A'」を入れ直しておきました。
穴を開け直したのは、最初の穴が広くなりすぎて固定が不安だったから。
このまま「A’」を使うのか「C」を再製作するかは・・・・・・どうしようか。


2017年3月追記(4回目)
3月の連休を使って、K1300SとK100RSのオイル交換をしにディーラーへ行ってきました。で、K100RSの時に
「A’」を装着したマフラーの音量測定をしてもらいました。一応、車検時のオフィシャルな測定方法での音量を確認したかったから。
その結果は、



約95デシベル。
純正マフラーよりも静かで、車検も楽勝レベルです。


うーん、こんなモノだろうか?低回転域・低速での振る舞いは「C」よりも下で、音量は「C」よりも上になるだろうなぁ。
本当ならば、紛失した「C」での測定をやりたかった。あっちの方が本命だったからねぇ。返すがえすも無くしたのは痛い。
2017年シーズンは「A’」で走ってみるか。シーズン中にマフラーの仕様で悩むようなことは、あまりしたくないから。
今年の秋には車検で、そのタイミングで純正マフラーに戻すのを考えているので、これからイジっても仕方ないような気もします。
それに、バッフル変更時の不注意で「A’」を紛失するのもイヤだし、あまり『高み』を目指すのもほどほどにしておこう。
・・・そうします。


2017年4月追記
上記したように、マフラーはイジるのはほどほどにするつもりでした。
しかし、仕事で『半端なパイプ』が手に入ったのであれば、それを有効利用しない手はない。と言う事で、またイジった。


     
けっこう長い半端でしたが、それをそのまま使ってみました。
短くするのは簡単(切ればいい)でも、延長するのは面倒だから。


     
今回の実験目的は
全体の長さを変えずに、それぞれの部分での長さの比率を変えてみて
どんな変化をするのか?を知ることです。
(写真はイメージです)


接続部の方は格段に長くなるので、今まで以上に低速部分・低回転部分のトルク感が出る・・・・・?
その分、マフラーエンド部の方を短くして、排気抵抗を少なくして、高回転まで回るようにする。
なんて都合の良い考えが成り立つかをチェックしたいと思ってます。
接続部パイプが長くなれば、もしかしたら排気音量も減る(減って聞こえる)可能性もあるから、その時はマフラーエンド部のを
取り去るかより短くしてみての変化も知りたい。

で、GW中にサクっと交換してみて、走ってみた。そしたら、予想よりも変化の具合は大きかった。
今までの実験結果から予想された通り、接続部のバッフル(今となっては、ほぼパイプ)が長くなったおかげで、
停止からの発進や中間加速がより力強くなった。
そして、交換した際に、また接続部の取り付け位置が変わってしまったせいなのか、振動の仕方も変わっていました。
それも振動が少なくなったという『良い方向』へ。別に狙ったわけではなかったので、これはうれしかった。

その一方で、高回転域が犠牲になった様子も少なく、短くなったマフラーエンドのバッフル(今となっては、ほぼパイプ)との
組み合わせで、4速で8000まで回った。過去にあった4速・7000くらいの「壁」のようなのも無く、きれいに回った。
やっぱり、「中間部のパイプは長くして、最後のは短く」するようにするのがいいみたい。

この変更した2つのバッフル(両方とも、ほぼパイプ)の組み合わせでの音量は、それほどうるさくなったとは思えず。
これくらいだったら、夜の散歩に使っても、良いくらい。・・・・・・・実際出かけても、クレームは無かった。
オイル交換か何かでディーラーに行った時に、また音量測定でもしてもらうか?
多分、これでも純正よりも静かな数値を示すと思う。