福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
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第167回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

日   時     2021年11月26日(木)  10時00分~12時00分

場   所     ZOOM利用によるオンライン開催

参加者      父の夢:古川 手をつなぐ親の会:佐藤 ろんど:丸子 静心園:菅野 ボネール:谷野
          なのはなの家:佐野 大生信夫の里:木戸 ぽけっと:高橋 ILセンター:長澤
          旅行を考える会:孝浩 大萱荘:渡部 きらら:黒田

   配布物     ①第167回定例会次第   ②第166回定例会報告
            ③伊達市“『個別避難計画』の作成依頼について”ほか関連する文書3点

議 題
○福島障連協の会員の現状について
会員数:51

○報告事項
①第166回定例会報告書について
⇒事前配布の内容で、訂正・修正を要する箇所なし。

②伊達市“『個別避難計画』作成の前進について 孝浩[旅行を考える会]
12/12付けで伊達市在住の要援護登録者に対して発送されている。(事前配布の書面確認のこと)ま
た、避難支援者として、登録者それぞれが隣人に対して配布するための「避難支援確認書」も同封さ
れている。福祉避難所と個別避難計画について8年越しで訴えてきたことが動き出した。台風19号を
きっかけにスピード感が感じられるようになった。12/24期限で集約の流れとなっている。

確認  佐藤[手をつなぐ親の会]
 福島市は要援護の登録者に対し避難場所を指定する方法がとられている。1次避難所した先で次 
の避難先を告げられるという繁雑な避難行動を余儀なくされるが、伊達市はどうか?
説明  孝浩[旅行を考える会]
 伊達市も避難所の確保は難しい現状はある。通所事業所を利用する方は、優先的に通い慣れた通
所施設に避難するということは決まっているようだ。
傾向としては、知的障がいや精神障がいの方々に比べ、身体障がいの方々の避難先選定が難しいよ
うだ。避難所として供用できる施設自体が少ない背景から、現在も検討を続けている状況のようだ。
確認  佐藤[手をつなぐ親の会]
 相談支援員がついている場合、避難への支援などがあるのか?
説明  孝浩[旅行を考える会]
 伊達市としてはたった今、現実的な動きが始まったばかりと言える。今後、避難への支援などについ
てどういった方向づけになるのか、障連協でのこの話題も含めて課長係長とコミュニケションしていくつ
もり。
確認  佐藤[手をつなぐ親の会]
 福島市は通所事業所への避難も可能になったが、そこの利用者限定というスタンス。受入れ枠は柔
軟になっていくものと思われるが、伊達市としての考えは事業所に対して示されているのか?
説明  孝浩[旅行を考える会]
 事業所を利用している方が最優先かと思う。一方で一般の方を受けるとしても、事業所のキャパシテ
ィの問題はあるだろう。避難所として登録なさっているボネールさんなど、どのようにお考えか。
谷野[ボネール]
 避難者受け入れの際の枠組みに関する市からの説明はない。利用者の家族までも含めた受入体
制の整備はかなりの課題と考える。
孝浩[旅行を考える会]
 伊達市に特別支援学校が開校される。避難所としての開設に期待はするが、学校というのは県の
施設であり市の意向による決定はできない。そう言った部分の決定権は開校時の校長が持つようだ。
 開校前の見学会などには障連協としても参加の意向を、市や議員に伝えている。避難所としてのキ
ャパシティは大きいものだろう。
谷野[ボネール]
 一部の情報では、水害発生時において遊水地の機能を持たせるという話もある。如何かとは思うが
…。大震災の場面では教職員として避難所の対応にも携わった経過はある。特別支援学校は設備
面などが非常に避難所に適したものと言えるが、避難所と学校の機能の両立は大きな課題であり、そ
のあたりの議論が充分に尽くされるべきと考える。
佐藤[手をつなぐ親の会]
 福島市は一部の観光宿泊施設なども避難所として開所することになっている。必要に応じ個室の提
供もあるということ。有事には行政区の境を取り払った対応が実現すればと思う。

○協議
① 令和3年度研修会について
開催日時 令和4年2月24日(木) 10:00~11:50まで
開催形態 ZOOM利用によるオンライン開催
テーマ 「コロナ感染症発生時の対応と対策」
費用 講師料・会議室使用料等で合わせて5万円程度か
費用の支払いに関して、その証票などの取り扱いに関しては今後協議していく。
講師依頼は親の会佐藤様通じて又村氏に済み。上記テーマで通所事業所を対象としてお話しいただ
くことで段取りしている。
標題としては上記だが、その中身としてより具体的に知りたい部分について会員の意見をまとめ、親の
会佐藤様から事前に又村氏に伝えておく。
意見として ⇒ 実際の発生場面での対応の優先順位などについて確認したい。
(ex.発症者の隔離が先か、職員の防護が先か・・・等)

② 第16次アンケート調査について
 10月いっぱいで回収し、現在集計中。個人用のアンケートの回収数は4~500程度か。今後1月まで
にかけて分析と報告書作成を進めたい。個人アンケートの自由記述欄の集約については、おおぞら
の夢岡崎氏にご協力いただき進めている。
事業所アンケートについては現在10数事業所の回答と把握している。できるだけ多くの事業所から
の回答を得たいものだ。市町村アンケートの回収数は41。
集計や分析の途中経過についても会員の皆様に報告しながら進めていく。

③ 障連協の定例会の開催形態について
 コロナ感染者の減少を受け、行動宣言の緩和となったが、本会定例会等は、当面はZOOM開催で良
いか? ⇒全会一致で今後も当面ZOOM開催となる。


○情報交換
佐野[なのはなの家]
 ドラえもん展見学してきた。11/16~17の日程で利用者2班に分け実施した。行事再開できたこと大
変喜ばしい。インフルエンザ接種を始めている。
菅野[静心園]
 コロナ対策として制限していた面会外出の緩和に踏み切った。対面での面会を可能とし、外出に関
しても緩和の方向で検討中。
長澤[ ILセンター」
 前回の定例会は『第3回 福島県障がい者施策推進協議会』への出席のためお休みした。
このところの動きとしては、『福島県障がい者自立生活推進連絡会』において、いわき自立生活センタ
ーの大山氏と協議した内容を県に対して伝えてきたところ。広報紙「こすもす」予定通り11月に発行終
了。皆さんにお届けする。
木戸「大生信夫の里」
 インフルエンザ予防接種はほぼ終了した。
法人全体で外部の方の出入りに関する対応を緩和している。見学会を開催し地域の婦人会の方々
12名ほどを招いた。
 利用者へのイベントを…と考え、東京パラリンピック陸上競技(視覚障がい)出場の佐々木 真菜さん
の講演会を催した。障害との向き合い方をはじめ、オリンピック会場や選手村の様子をスライドも使い
ながら伝えてくださった。有意義だった。
 定員増のGHは徐々に見学の問い合わせ入り、見学会対応している。就労B型および生活介護の事
業所においては実習を受け入れ先日終了したところ。視覚支援学校からの実習生も受け入れた。対
応に不安あったものの、先生のご協力などで無事終了。色々と学ぶことができた。目下「福島市福祉
作品展」への作品を鋭意作成中。同時に「福島県障がい者芸術作品展『きになる⇆ひょうげん2021』」
に2名の利用者が出展。うち1名が入選したことで事業所が活気づいている。
高橋[ぽけっと]
 10/31福島駅東口駅前広場にて開催された「いきいき!ふくし秋祭り」に参加した。授産事業振興
会社債の販売会にも参加してきた。
 ぽけっと入り口に段差があったが、改修された。
谷野[ボネール]
 コロナ感染者の発生は皆無の日もあるが、カフェは間隔をあけた配置などの感染予防対応が影響し
て、以前のような売り上げにはならない。販路の拡大を工夫しなければならない。意見交換会に参加
した。ボネールの利用を希望する方もいたが、送迎サービスのある事業所への人の流れが目立った
ようだった。送迎サービスの導入を検討中。ドライバーは専属にしたく探しているが、容易に見つかる
ものではない。皆さんの事業所での工夫などについて伺いたい。
説明 古川[父の夢]
 父の夢 おおぞらの夢 共に送迎サービスを開始したが、ドライバーは『ヤマトスタッフサプライ』(ヤマト
運輸の関連会社)に委託している。月14万程度の利用料。朝と夕の送迎時間帯のみの対応。時間帯
や天候などによる道路状況の変化などには適切に対応してくれる。運転も丁寧。ただし運転のみの
業務であり、事業所スタッフの添乗は欠かせない。車いす使用の方はじめ特別な対応が必要な方に
対してはやはり施設スタッフが対応している。
佐藤[手をつなぐ親の会]
 11/15に引き続き11/27学習会2回目(前回定例会で告知済) ①災害時要援護者登録 ②相談支援
③地域生活支援ネットワーク に関する勉強会。細かい説明が聞けた。今回の勉強会の内容等今後
親の会全会員に配布する。成人式に向けて準備を進めており多忙を極めている。
古川[父の夢]
 市長メッセージにて“行動制限緩和”が示された。しかし、事業所スタッフなどと話をすると、まだまだ
慎重な行動を心掛けないと、また急激な感染拡大を招くという不安感は強い。
インフルエンザは、職員は完了利用者にもできだけということでお勧めしている。年末の楽しいイベン
トを企画中だが、昨年よりは対策を緩めたかたちで実施できるか。
黒田[きらら]
 この一か月大きな変化はなかった。ワクチン接種完了と季節の良さもあり、皆様元気に通所してい
ただいた。インフルエンザ予防接種も終了した。活動は福祉作品展に向けた作品制作に取り組んでいる。
丸子[ろんど]
 11/1から1名の利用者が一般就労に移行。順調のようだ。ろんどとは段違いに大変だが給料が良
いので頑張る…との話。しかし生活保護の受給額との比較をしたとき、就労条件面などの負担増があ
りながら収入の増は3~4万程度であり、就労の継続については要検討というところか。
 他の利用者に関しては利用状況良好。作業のための材料が不足するほど。折よく内職のあっせんなどの情報あり受託することとした。
 8月から続いていた医大看護学生の実習終了した。また、支援学校高等部2年生の実習受け入れも
終了している。
 ひびきの会移転新築について理事会を経て具体的なロードマップが固まった。移転時期は令和5年
4月。これに向け先日、利用者総勢29名でボネールさんの視察・見学を実施。利用者には大変良い刺
激になった。
 コロナの感染者が減少したので忘年会を開催する事にした。市長メッセージに沿い、感染対策優良
店を選定しながら実施の予定。
孝浩[旅行を考える会]
 11/20会津若松に出向いてきた。若松城などの人出に関する調査。まだ閑散としていた。
我が会の介助ボランティアを請け負ってくださっている方が立ち上げたGH希星(きらら)を訪問。利用
者の方々も暖かく出迎えてくれ、佳いひと時を過ごしてきた。
 11/22には吉川屋の会長畠氏のもとを訪ねてきた。吉川屋にバリアフリー室が1室用意され、そこに
は専用の露天風呂もあり。設計・施工に際し、助言という形で一部携わった部屋だ。機会があれば使
ってみて欲しい。
 来春の旅行企画に関して、旅行会社からの問い合わせはあるものの、この年末年始の感染動向を
見ながら検討する考えを伝えている。
渡部[大萱荘]
 現在は福祉作品展への作品制作に集中している。今年のクリスマス会は去年よりは賑やかに開催
できるか。職員の忘年会・新年会は開催しない。移動に関しては“福祉事業所の職員であることの認
識と、充分な感染対策を”という条件を伝えている。
入所利用者への面会等の制限は現在介助中。年末の帰省に関しては短期間でというお願いをご家
族に申し入れている。

次回 第168回定例会;
         日   時  令和3年12月23日(木) 10:00~11:50
         会   場   ZOOM利用によるオンライン開催とする。
                 
                                                       以  上
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