■性格適性検査(パーソナリティ・テスト)の発祥と発達の経緯。
1900年代の初頭、徹底した統率を望んだアメリカ陸軍が、パーソナリティ・テストを導入。これが組織的に、性格適性検査を導入した初めてのケースでした。
パーソナリティ・テストの導入により、飛躍的に統率力を強化し、多大な成果を収めています。それ以後、アメリカの社会学者たちを中心に積極的な研究が続けられ、民間企業へも広く普及し、日本においても多数の大手・有力企業が、人材募集の際の入社試験や中途採用の際に実施するに至っています。
■現在、最も信頼性の高いパーソナリティ・テストとは。
感情や思考が、複雑にからみあった「人の心」というものは、ひとつの塊ではなく、様々な特徴あるパーツによって構成されていると考えたのは、CGユングが始めでした。
当時は原始的であったその発想も、数多くの研究者たちによって応用されて発達を続け、現在においては信頼性の高い、多種多彩なテストが開発されるに至っています。
たとえば一般的に、よく知られているものにはY−G(矢田部ギルフォード)、内田・クレペリン、教研式M−G、CPI、EPPS、MMPI、16PF、MPI、SPI、等があります。特にY−Gは被験者の情緒性を浮き彫りにするには優れたテストであり、またSPIは簡略化されている点が特徴的であると言えるでしょう。しかし、それらテストについても、物足りなさを感じる方も多いようです。
それだけに大手企業においては、これらテストを、いくつも併用されるケースが通例となっています。
■■■性格適性検査についての基礎知識■■■
●人間の性格を理解しようという科学です。
人間の性格とは、まさしく、どろどろ、ぐちゃぐちゃとしたカタチのない概念です。
しかし、このカタチの定まらない人の性格というものに対して、あえてカタチとして作り上げた類型を当てはめることによって、それぞれの“特徴ある性格”を理解しようと試みる行動科学――それが性格適性検査(パーソナリティ・テスト)であると言えるでしょう。
ご要望に応じて「職業適性」を明確化させる
オリジナルの性格適性検査も実施いたします。
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rs@amber.plala.or.jp 担当/大沼