死後の生活を説明してください




『死んだらどうなる?Q&A』は、ページ数は29頁で、
縦約17p、横11pの小冊子です。
著者の解説はとても分かり易く明快です。
目次からも、内容が通り一遍の常識ではなく、
内容の意味が深いことがわかります。

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死んだらどうなる?Q&A……
目次

Q死後の生活を説明してください
Q社会のために尽くした人だけど、死後の世界を信じない、
  こういう人は死後どういうところへゆくのか
Q霊界では人はどのように生活しているのか
Q霊魂が個性をもって存続するということは?
Q死ぬことをどうして恐ろしく感じるのでしょうか?
Q死を恐れなくなる心構えを教えてください

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上記の目次の中から、最初のである、
死後の生活を説明してください”の答、を下に記載します。

Q:死後の生活を説明してください

A:まず、私の体験として、死後の世界が絶対に存在するということを、最初に一般読者に申し上げます。死んでしまったらもう終わりだという考え方が、まだ圧倒的に多い世の中ではありますが、私たちにとっては、死後の世界は、この肉体世界以上に、はっきりした存在であることが確実なのであります。
死後というより、この五感に感じられない世界が確実に存在するといった方がよいでしょう。

いつも申しておりますように、大きく分けて、幽界、霊界、神界という世界が、肉体界と異なる世界として存在することは事実なのであります。
私たちはいつも、自分の想念のままの世界に住んでいるのですが、この肉体界では、その想いがある年月をへて、現実として現れてくるので、一寸目には、自分の想念のままに自分の世界が現われてくるとは思えないのであります。
このある年月が、過去世(かこせ)つまり、この肉体身の前の世における想念行為であることが多いから無理もありません。
(中略)
その人の習慣性となっている想念の世界に、その人はまず住まねばならぬことになっているのです。
つまり、喧嘩ぐせのあるひとは、そうした人ばかり集まっている世界に、というように、同種類の想念の人が、そこに集まって生活するわけであります。一口に云うと日ごろからの自分の想念所業の中に、自分の生活が展開されるのです。
ですから、神を想わず、神のみ心を自己の生活の中に行じていなかった人々は、神の存在を感じぬ世界、愛のない、暗い、不完全、不円満、不調和な世界に、自らを置くのであります。

そして、自己の生活に、神仏の存在せぬことが、いかに不幸であり、不調和であるかを、その苦しさの中から感じさせられるのです。

何故かと云いますと、人間の本体は神そのものでありますから、その神の本体が、その本体を現わすためには、人間として現れている霊魂の周囲を 取り巻いている業想念を、一日も早く消し去らなければなりません。

消し去るためには、その業想念が誤りであったということを、その人間に知らせなければなりません。
そうした神の働きが、うちから良心となってその誤りを責め、外からは悪い運命となって、その誤りを指摘するのであります。

その姿が、肉体界以外の世界では、実のはっきり現われて、つまり地獄といわれる世界となって、その人の生活は、その世界の中で苦悶の中で行じられ、今迄の想念所業の誤りを悟らせるのであります。
(中略)
ところが、真実に神の存在を信じ、しかも、神の慈愛の現れとしての、守護神の存在、祖先の子孫への愛の現われとしての、守護霊の存在を信じ得る者、
そして、それらの神霊への感謝の念に生きる者は、よしやそれまでの行いが、どのように悪いものであったとしても、死後は、はっきり守護の神霊の存在を確認することが出来、それらの守護の神霊の守り給うままに生活できるのであります。
真に守護の神霊の指導と想いを一つに出来る者ほど幸せな者はありません。

あの世は、この世より、すべての速度の速い世界であります。悪を想えばすぐにその悪の現われるように、善を想えばすぐにその善も現れてくるのです。
善のうちでも、神を想うほど、善なる事はないのです。なぜならば、神はすべてのすべてであり、完全なる能力者であるからです。
しかし、絶対神は、すべてのすべてであるが故に、個体としてその姿を現されることはありません。
人間世界には、守護神、守護霊をして、守らせ指導するような方法がとられるのであるのです。
最も微妙である守護神もと人間の心の波長を合わせることより、自分に身近い守護霊に波長を合わせることの方が、肉体身にとってはずっとやさしくて、早い時間で出来るのです。

守護霊と想いが一つになれば、守護霊は常に守護神のもとに想いを交流させているのですから、肉体身、守護霊、守護神と想いがつながり、やがて自分の本体、直霊の光明がはっきりと現われてくるのであります。

その時その人は、神界の居住者となるのであります。それは絶対神とも一つにつながっていることにもなるのであります。
そうしたわけで、私の教えの通りに行じておられる方は、地獄に落ちることは絶対にありません。
(中略)
今迄に亡くなった人の中に、死後自分の境界を知人に知らせてきた人がありますが、皆安らかに亡くなられ、安らかな境界に、その死後の生活を営まれております。



 

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