テープレコダーの電気回路をやさしく解説しています。 質問・要望は koukouisao@yahoo.co.jp へ |
磁石の中央に左図のようなコイルを設け、この中心を軸受けで支え、細いスプ リングで左に指針が位置する様にしている。、 コイルに電流を流すと電磁石となり、左図に示すS極N極となり指針は⇒の方向に 回転する。 細い渦巻き状のスプリングで⇒と反対の方向に回転させようとしているので、 コイルに流した電流の大きさにより指針の位置が決まる。 (電流が大きい程右に針が振れる) |
赤黒テスター棒をショートさせて、0Ω 調整(メーターが右一杯に振れる様に) する。赤黒棒に抵抗を接続するとショート した時に比べて(電流が減るので)振れ が少なくなる。接続する抵抗が大きい 程振れが少なくなる。 振れる針の位置に抵抗値の目盛を付 けておけば接続された抵抗値を計測 出来る。 *テスターのΩ計の場合、黒− の方に電池+が出ている。従って 抵抗を計るとき、電流は黒→赤へと流れる。 |
(c)電流計としてのテスター
計測のため回路を切断して間にテスターを接続します。この接続により回路の電流値が変化してしまう。 この影響を無視出来る様にする為にはテスターの内部抵抗(メーターの抵抗と抵抗 r (分流抵抗)の 並列合成抵抗)が計測する回路の抵抗 R に比べて無視できる程度に小さいことが必要となります。 計測する時はテスター接続による回路の電流の変化を考慮することが重要です。 抵抗 r (分流抵抗)をメーターの内部抵抗の1/9の値にすれば、Rを流れる電流の1/10がメーター の中を流れることになり、メーターが右一杯に振れる電流は r が無い時の10倍となり、電流計の測定 範囲を広げることができます。又 r により電流計としての内部抵抗を下げることにもなります。 |
(d)電圧計としてのテスター
計測したい2点箇所にテスターを接続します。この接続により回路の電圧値が変化してしまう。 この影響を無視出来る様にする為にはテスターの内部抵抗(メーターの抵抗と抵抗 r の直列合成抵抗)が計測する回路の抵抗 R に比べて無視できる程度に大きいことが必要となります。 計測する時はテスター接続による回路の電圧の変化を考慮することが重要です。 抵抗 r をメーターの内部抵抗の9倍の値にすれば、赤黒棒の両端の電圧の1/10がメーターの両端 にかかることになり、メーターが右一杯に振れる電圧は r が無い時の10倍となり、電圧計の測定 範囲を広げることができます。又 r により電圧計としての内部抵抗を上げることにもなります。 |