12月28日
 年末です。 暇だったので何となくクワ関係の情報をネットで眺めていたのですが、奈良オオは既に廃業していたんですね。 まぁ〜ここ数年はセール情報も無くなりましたし、HPの方も殆んど更新されずと言う状態だったので秒読みとは思ってました。 この時期だと奈良オオの福袋が目玉だったんですけどねぇ〜。 色々見ていくと新年セールの熱い状況を画像と一緒に載せているページが幾つか有りまして、なんと言いますか「良い時代だった」と感慨深かったです。 直接参加した事は無かったけど、限定福袋のサタンとか朝一で電話して買ったなぁ。 この頃にワイワイやってたクワガタ仲間は一人減り二人減りで、現在も交流のあるクワ友さんは片手で事足りる・・・随分寂しくなりました。

 12月18日
 朝起きてヒーターのスイッチを入れると室温5℃って言う・・・。

 里子として迎えた幼虫は3本目への交換タイミングに来ています。 既に幾つかは交換済みで、先の画像に上げた37gの幼虫はその中の一匹。 同腹の幼虫もそこまでの大きさにはなっていませんが、大型血統と言う事もあってそれなりの成長をしています。 本日その中の1本を交換してみると微妙な感じの幼虫が出てきました。 体重23g・・・普通ならただの♂って事で終わりなのですが、体表の状態やら頭幅等の様々な要素を加味すると♀の可能性が捨てきれないのですよね。 ホントにこんなサイズになるのか?と興味を持って色々調べてみると、どうやら巷ではそのクラスの幼虫も珍しくない様でして非常に気になります。

 しかし凄いですね。 クワガタ関係にあまり興味が無くなった為、ネットで情報を掻き集める事をしなくなっていたら、一昔前から考えるとトンデモないサイズの幼虫がゴロゴロ溢れている様です。 形状からサイズにトレンドがシフトして10年くらい経過しますか? その間もひたすら形状に拘っていたお陰で時代からは完全にとり残されてしまったみたい。 ま、それも一興ですけど。

 12月11日
 寒さが厳しいこの頃、虫部屋の温度も10℃前後とかなり冷え込みます。 昨年はこの時期をエアコンで乗り切ったのですが、今年は飼育数も少ない事から管理もしやすいと思われる温室+ヒーターで乗り切ろうと。 使用している温室は2基、デカいのと普通サイズの物。 このデッカい方の管理がなかなか難しいですね。 確認しに行くとまず稼働している事から、ほぼフルタイムでヒーターにスイッチが入っていると思われ、これは温室の容量に対してのパワーが不足しているに違いありません。 余っているヒーターもあるので追加すりゃいい話なんですけど、まぁ〜そこまでする事も無いのではと現状のままです。

 今後更に冷え込みが厳しくなってきて問題が出てくれば手を打ちますが、とりあえずは保温の甘い部分に手をつけて改善し、動向を見守ります。

 12月5日
 いよいよ冬本番と言う感じになってきております。 ここまで気温が下がってくれると逆に管理がし易くなってよろしいです。

 先日詰めた菌糸ビンは出来立てのブロックで作ったお蔭か1週間足らずで使える状態になったので、残りの菌糸ビンを一気に2本目へ移動させました。 結果ですが、幼虫の大きさはそこそこながら、雌雄比率の余りの酷さに閉口です。 しかしここまで偏りますかね? 三分の二は♀。 飼育数も大して多くない事を考えると楽しみ激減ですよ。

 愚痴ってばかりいても仕方がないので、スッカスカになった♂専用の温室を「行き届いた飼育、かゆいところに手が届く飼育が可能になった」と究極のプラス思考で乗り切ろうと思います。

 12月2日
 師走ですね。

 菌糸ビン詰めが完了し、先々のストックの目途が付いたので、現在の手持ちが無くなるまで交換しておったんですが・・・ドーーーン!、、、出ました。 凄いですねこの血統。 噂に違わぬ数値を叩き出し、我が家の最高記録をあっさり抜いてくれました。 あまり大型血統と言うものに興味を持っていないのでそれを積極的に導入する事は無いのですが、クワ友さんに「沢山採れたから」と何匹かお鉢が回ってきたのが今回の幼虫。 2令で家に来て菌糸ビンに投入、2ヶ月後の交換で22gって結果に正直「普通だな」って思った更に2ヶ月後の交換が今回の結果でして、何が凄いって2本目で15gも増量してるところ。 我が家の血統では考えられませんよ。

 大型化が更に加速して幼虫40gの声も時々聞かれる様になっている昨今ではこのレベルでも大した事は無いのかも知れません。 しかし、特に飼育に工夫を凝らしたワケでも無く、結構適当にやっていたにも関わらずこの結果ですから皆が欲しがる理由も分かる気がします。 後は羽化迄持ってけるかが問題。 昨年はデカい幼虫を引っ張り過ぎて☆にしてしまったので、今回はちゃんと頃合いを見計らって蛹化へのステップを踏ませます。

 11月29日
 ボチボチ交換をしていたのですが、肝心の菌糸ビンが底を着きそうになったので小休止。 速攻でブロックを注文して不足分を詰めておりました。 届いた菌床が出来立てホヤホヤの物だったので、崩す手間もそれ程苦にならず作業はスムーズでしたね。 いつもの事ながら♀の割合が多く、今回はそれを見越して800ビンを多めに。

 ここ迄の交換結果はと言うと、引っ張った割にはこの数年の数値から見ても低いです。 食痕の状態から言っても我が家での1本目交換タイミングはもう少し早い方が良い様でして、それでも引っ張るのであれば菌床の種類を変えるか管理温度等の環境に手を加える必要が有ると考えます。 2本目の伸びに期待したいところですが、出て来た幼虫の感じからしても上乗せはそんなに期待出来そうな気がしません・・・難しいですね。

 結果を踏まえ、残りの幼虫は今回のビンが仕上がり次第すぐに交換したいと思います。

 11月24日
 ひっさびさにデカい地震がありましたね。 最近は災害や地震の緊急速報として携帯がけたたましく鳴り響いてくれる事が度々あり、今回も速報から10秒後くらいにグラっと揺れました。 あぁ、、、怖かった。

 1回目のビン交換は30本くらい済んだところなのですが、ちょっとした傾向が見えて来た気がします。 「気がする」と断言出来ないのは比較対象を用意していなかったからでして、ひょっとしたらただの勘違いって可能性もあるからです。 ま、どっちにしろ良い傾向では無いので今後はこの点について注意を払いたいと思います。

 さて肝心の結果ですが、毎年の様に出て来る中途半端な大きさの幼虫に今シーズンも悩まされてます。 具体的には10g後半の幼虫でして、デカい♀とも小さい♂とも判断するのが難しい。 こう言う場合、我が家では大半が小さい♂だったって事になるのだけれど、稀に逆のパターンも有るんですよね。 同じ体重でも♂と♀とでは待遇が雲泥ですからシロクロ付けたい・・・が、面倒だし見誤った時のダメージも考えると♀として扱います。 今季は飼育数に余裕が有って温室が窮屈になる様な事も無いでしょうし、上手いこと♀として羽化してくれたら儲けもんって感じ。

 11月19日
 暇をみつけて菌糸ビン交換をしています。 交換内容は特筆すべき点は無く、極々普通でした。 ここでゴロンとデッカイのが出て来るとテンションも上がって作業が進むのですがね。 まだ1本目ですし、大きい幼虫が期待出来る血統の交換はこれからなので、お楽しみはもう少し先。

 10月29日
 菌糸ビンはカビる事なく仕上がりそうです。 詰めた翌日には培養時の発熱で温室が30℃近くまで上昇する状態でしたが、これは予め想定済みの事だったので速やかに温室のガラス戸を取り外して籠った熱を排出。 その次の日には安定した状態になった事を確認したので、再度ガラス戸をはめて培養って感じですね。 細めの粒子を結構キツめに詰めたので少し心配だったのですが、もう全体が白く色づいてきているので大丈夫です。

 10月26日
 思いのほか幼虫のエサ食いが良すぎて食い上げ間近な物まで出てきている事から、慌ててブロックを注文。 とりあえず3ケースも有れば十分だろうと準備をしながら届くのを待っていたのですが、ブラックキャットの人が凡ミスしたらしく届いたのが本日の午後でした。 頑張ってメシも取らずにブロックを崩し、作業を終えたのは夜の9時近く・・・予定なら夕方前には終了だったんですがね。

 今回の作業で♂用♀用がそれぞれ40本程度出来上がりました。 これを培養して使うワケですが、今の時期は天候次第で20℃あたりを行ったり来たりしてしまうので常温だと子実体の発生が考えられます。 なので、現在使ってない小型の温室を使う事に。 これにヒーターを稼働させて20℃を下回らない様にしておきました。 聞くところによると22℃以上有った方が菌の廻りも早いとの事なので、それに従った温度設定です。 後は変に熱がこもるのを防ぐために強めで循環扇を回して待ちます。 問題無ければ10日後には使えるはず。

 10月13日
 巨大台風が接近中だそうです。

 食痕が大分目立つ様になってきたので、そろそろ菌糸ビンを詰める事を考えなければなりません。 昔は1本目を大体60日くらいで交換する様にしていましたが、昨今はそれよりも引っ張る事が多いですね。 流石に根食い泥食いの幼虫と違うので食い上がりまで待つ事はしないけど、でも中にはそういう飼育で結果を残している方も居られるそうです・・・ならば試してみますか。 と言う事で、いつもならば時期的なもので交換し、食痕の出方なんかを考慮していなかったんですが、今期は飼育数も少なく管理もしやすいと思われるのでビンの状態を見てって感じの交換もしていこうと思ってます。 当然比較対象として例年通りの「期間で区切る飼育」も並行しながら我が家ではどっちが良いのかやってみます。

 10月7日
 10月に入って一気に気温が下がる様になり、小春日和でもなければ日中の気温も大して上がらないだろうと予想してエアコンのスイッチを切っておきました。 幼虫はこれで問題無い。 あとは越冬準備の成虫達で、これらにもう一度保険の為のゼリーを与えて冬に備えます。 既に常温管理に切り替えてますので動きは緩慢で大半のゼリーは無駄になってしまうでしょうが、暖かい日に少しは舐めてくれるでしょう。 種親候補は特に手厚く管理し、乾燥死等が無い様に気を付けます。

 9月30日
 飼育部屋をチェック。 急な冷え込みと日中の気温上昇に備えてエアコンと加温器の併用をしているワケですが、狙ってるよりは少し温度が高めな事が多い様です。 まぁ〜許容範囲での上ムラなので問題は無く、これから秋が深くなるにつれて気温も下がってくる事から落ち着いてくると思います。 早く完全にエアコンを切れるくらいまで平均気温が下がって欲しいですね。

 肝心の幼虫達はどうかと言うと、成長の証である食痕が前回よりも多く確認出来る様になってきていて、中には菌糸ビンを半分くらい浸食している物もあるくらい。 まだ2ヶ月弱で交換には早いのですが、なんとも中身が気になります。

 9月23日
 初令投入から早いヤツで2ヶ月弱経過・・・と言う事で久々に飼育部屋をチェックしてみると、それなりに菌糸ビンに変化が出てきております。 ボチボチ3令に進んでる幼虫が出て来ているみたいで、ここ迄は順調なんではないですかね。 これから秋が深まると朝夕の冷え込みと日中との温度差が激しくなって管理が難しくなって来ますが、今シーズンは飼育数が130匹程度と大型温室一基で大半をまかなえる事から例年の様な苦労はせずに済みそう。 現在も稼働こそしておりませんが加温器のスイッチは入れており、不意の低温にも対処可能な状態になっています。 エアコンとの併用はちょっと勿体ない気がするけど、まぁ〜2ヶ月ほどの我慢なので目をつむります。

 9月13日
 今期の幼虫飼育数は約140匹となりました。 もう追加は無いはずで、当初の予定の範囲内で収まった感じです。 本音を言うともう20匹くらい欲しかったのですが、まぁ〜本命にしていたペアからも幼虫は取れましたし十分でしょう。 少数故に行き届いた飼育も出来るんではないかと思ってます。 1回目の交換は3ヶ月後くらいになると思うので大体11月に入ってからですね。 ただ、「出来れば3本羽化」と言う目標が有るので、場合によっては引っ張る事も考えています。 それには3本目に交換するタイミングを年明けの2〜3月に上手くもっていきたいところ。

 8月30日
 セットの取りこぼしをチェックし、10匹余りの初令を追加。 想定数の120匹は余裕で確保出来そうな感じになりました。 この中から1〜2匹良い感じの♂が出てきてくれると嬉しいんですがね。 今のところ初令投入の菌糸ビンには全く変化は見られませんが、早いヤツでも2令中期くらいのはずですからこんなもんです。

 現在は今後の幼虫飼育プランを考え中でして、おおよその骨子は例年通りですが、細かいポイントを少し変えてみようかなと思っています。 昨シーズンは飼育温度を少し変えてやったりしたので、今期は交換のタイミングを変えてみようかなと。 そんなに大差は出ないとは思いますが、細かい事の積み重ねで更にサイズを増したり効率的な飼育が出来るものと信じているので、毎年何かしら実験的な事をしてます。

 8月25日
 雨が降り、涼しい日が続いております。

 何匹か初令虫の追加をしており、現在は大体7〜80匹と言った感じ。 聞くところによると知り合いのクワ友さんは500匹も飼育しているそうで、それから比べれば屁みたいな数です。 また、真剣にギネスサイズを狙ってる方なんかはそれ以上、1000に近い数字でやってる場合もあるそうですから頭が下がります。 以前は我が家でも500匹くらいやった事もありましたが、それに伴って色々出費も重なってきますし、元来面倒臭がりやな性格だったので飼育も疎かになって結果は悲惨な事に・・・完全にキャパ越えでしたね。 かなり昔の話ですが、その時に身の丈を知りましたよ。

 現状を踏まえると今期は最大で150匹くらいと考えています。 予想としては120前後なんではないかと。 200匹くらい迄なら何とか手におえるレベルと自負していますので少し寂しい飼育数に感じますが、まぁ〜その程度でも飼育は十分楽しめますし、少数故の細かい管理も出来るはずですので文句は有りませんね。 種親なんかも結構良い感じのヤツを少数選抜しましたので、羽化の結果も期待は出来る・・・かな?

 8月17日
 お盆期間中に色々クワ作業しておりました。

 まず、前回割り出したヤツの取りこぼし回収をし、それから成虫にエサをやり、まだ崩してなかったブロックを1ケース詰める・・・こんな感じ。 ついでに久々に購入したクワ雑誌4冊を時間を見つけて読破と、なかなか充実してましたね。 特に目新しい発見やニュースなんてのは無かったのですが、元々活字中毒的なところがある人間なので1年ぶりのクワ雑誌は面白くて結構夢中になりましたよ。 やっぱり定期購入しておこうかなと思ったくらいです。

 8月10日
 菌糸ビンも仕上がった感じなので、セットの割り出しをしてみる。 どれくらい採れるか気になりましたが、結果は幼虫約50匹と卵が20個くらい。 一回目の割り出しとしては上出来の部類です。 特に今回の一回目は有りえないくらい簡易なセットだったので、正直ここまで採れるとは思いませんでした。 こんな感じだと二回目のセットは手加減して早めに♀を取り出さないと予定数オーバーを喰らいそうです。

 8月3日
 台風が接近しているせいか滅茶苦茶暑いです。

 今シーズンのセットを開始してから約1か月と言うところ。 有りえないくらいに簡易な産卵セットなので少し心配しましたが、フタを開けて見れば1週間くらい前に幼虫の姿が確認出来ており、後は割り出すだけとなっています。 幼虫確認後には注文してストックしてあった菌床を速やかに崩しておきましたので、もう2〜3日もすれば投入も可能です。 いよいよブリード開始といった感じですね。 飼育スタンスは相も変わらず例年通り。 昨年よりも数週間遅れですが、まぁ〜この程度は誤差の範囲ですので問題は無いでしょう。

 1本目は800ビン、それ以降は雌雄で振り分けて基本的に3本での羽化を目指します。 ポイントは「どこまで引っ張るか?」「どのタイミングで交換か?」ってところでして、これだけは未だに結果が出ていません。 引っ張った方が良いのか、はたまた期間を決めての交換がスマートなのか・・・交換回数は少ないに越した事はないと思うので、今期は暴れと培地の劣化具合を目安としますかね。

 7月22日
 昨年仕込みの幼虫は全て結果が出ました。 最後の追い込みに期待したのですが、まぁ〜予想通りと言いますか、不発でしたね。 内容として二重丸を打てる♂は3匹、○が付いたのは5匹程度でしたが、♀の結果が案外と良かった事からある程度満足のいく感じではないでしょうか。 基本的に「カタチ」重視の飼育なのでサイズに関してはあまり気にしないスタンスだけど、それでも♂で今期も大台に乗ったヤツが出て来たのは素直に嬉しかったです。 総括すると昨シーズンのブリードは甘々ですが「良」としたいと思います。

 7月10日
 セットを完了です。 1♂につき2♀の割合で種付けし、合計16セットとなりました。 もう1つ2つくらいは組んでも良いのですが、とりあえずは今のままで産卵の状況を見ながら追加するなりしようと思います。 幼虫の成長具合に差が出ない様、8月中に初令回収は終了の予定。 1♀につき10匹程度の採れ具合がベストなんですけど、不発や偏りとか色々あるんでしょうね。

 7月6日
 ペアリングはそろそろ完了なので、セットを置くスペース確保の為に場所を取っている羽化済みのビンから個体を取り出しておりました。 羽化を確認しておきながらそのまま放置してあったって事は、中身の個体に初見でピンと来るものが無かったって事なので、移動は作業的に期待もせずに行っていましたが、個体が黒化してシルエットが締って見える様になると幾つか良さげなのが居ました。 よくあるパターンですね。 しかし、本当に良い個体ってのはそうなる前でも一目で違いが分かるレベルですので、今回ピックアップしたヤツは種親として2番手グループになります。

 今の段階で種親が確定しているのは2♂。 残す羽化待ちは10♂程度となっておりまして、色々なデータやらから推理してみてもどうやらその2匹レベルの個体が出現する確率は低い気がします。 最後の逆転に期待したいところですが、ダメな年はそんなの1匹も出て来ない事もありますので上出来な部類なのかも知れません。

 7月1日
 気が付けば半年経過ですね。

 そろそろ今期のブリードの準備を始めなきゃなりません。 いつもなら今頃もうセットを組んでいる時期なのですが、なんか腰が重くペアリングすらしていませんでした。 とりあえず色々と見繕って10数♀を用意して♂と同居させています。 大事を取るならば2週間くらいは待ちたいところなんですが、時間が無いので1週間くらいでセットに放り込む予定です。 幼虫の希望数は150匹くらい。 もう少し多くても問題有りませんが、それでも200匹以内に抑えないと色々と面倒なのでセット数はこんなもんで十分です。 さて、産んでくれるかな。

 6月22日
 この時期に入っても、いまだペアリングすらしておりません。 とりあえずゼリー交換と同時に種親の選別は行いまして準備は完了しているんですけどね。 7月アタマくらいにはセットをしたいので、そろそろペアリングしようかと思ってます。

 ♂の羽化は続いておりまして、あと残すところ半分と言った感じ。 その内の大半も今月中には羽化するものと思われますが、前回からの結果に肩を並べる様な個体は出て来ておらず落胆です。 もう少し良いのが出て来るのではと期待していたんですがね。 不全も多く、色々と問題が有った事を感じます。 何がダメだったのかは思い当たるふしもあり、この辺は次期ブリードに反映させていきたいところ。

 6月13日
 ♂が続々と羽化してきています。 今のところ前回の♂成虫がピカイチの出来で他は思ったよりも成績振るわず。 ちょっと太目なのが出てくると羽パカとか。 これは宿命みたいなモノなのである程度は覚悟してはいますが、その難関を突き抜けて仕上がって来ると物凄いのが出て来るんですよね。 これがなかなか難しい。

 そんな中で♂印が打ってある小瓶、ビンが小さいと言う事は20g程度の成長しかみせなかった証なのですが、どうやら羽化してる気配。 あまり気に掛けず作業的に掘ってみてビックリです。 小粒なものの、アゴ幅や形状が素晴らしく、理想形とも言える1匹でした。 今はもう脇役に追いやられてしまったHopei、諦めが悪い自分は今でもしつこくブリードしております。 正直何度も止めようと思ったのですが、その度に1匹2匹と素晴らしいヤツが出てきてズルズルと今に至ります。 サイズは小さいのですが抜群の形状ですので、これを次世代に繋げないワケにはいきません! Hopeiのブリードはまだまだ先が有りそうです。

 6月8日
 ♂ビンのチェックをしてみましたが、どうやら大半の幼虫が蛹化・前蛹化してくれている様です。 ちょっと前まではセミ化に泣かされたものですが、大型作出のノウハウが明らかになり、それを流用する事によってかなり改善されました。 有難や〜、ありがたや。

 さてそんな中、1本のビンに羽化の痕跡が見られたので慎重に掘っていくと、出て来たヤツが素晴らしい。 サイズ、頭幅、お尻の小ささ、それにアゴ幅も申し分ありません。 種♂確定です。 これより先に羽化していた個体の中にも良いヤツは居たのですが、何せサイズが70そこそこと小粒で不満が有り。 別にサイズ狙いが本命では無いので70ミリでも良いんだけど、同レベルならより大きい方が良いのは間違いありませんからね。 今回のは78〜9ミリで、しかもバランスの面でも素晴らしい。 欲を言えばアゴの長さがもう少しあればと言う感じですかね? しかし、その点もアゴが短いと言う事では無いので問題ではありません。 今後の展開が楽しみになってきました。

 6月1日
 「金は無いが暇は有る!」って事で、天気も良いので成虫を取り出した菌糸ビンの洗浄。 80本くらいありましたかね。 気温も高かったので大して苦にならず2時間ほどで完了。 乾燥も天候が良い事からスグでしょう。 80本空き瓶が有ったと言う事はそれに近い数の成虫を取り出していたって事になります。 ♀が殆んどなのですが♂も幾つか羽化してきており、その中には小さいながらも感じの良いヤツがチラホラ。 「アゴが長く、お尻が小さい」って形状を基本としてそれを狙っているのですが、今回の様に条件に沿った個体が出てくるとブリードが非常に楽しく感じます。 もう少しすると大型♂が羽化してくる時期。 サイズも伴ってカタチも良ければ言う事無しなんですけど、さてどうなるか?

 5月27日
 時間を見つけては少しずつ羽化しているビンを掘っています。 今季は形状もさる事ながらサイズのアベレージも予想に反して高く、取り出すのがなかなか面白いです。 特に、期待を寄せているラインで♀54ミリと言う、我が家では記録になるサイズの物が出てきてテンション上がりました。 今までの経験だとサイズのデカいヤツは形状で損をしている場合がウチでは殆んどで、なかなかそう言うデッカイ♀を種として使う事は無かったのですが、コイツはゴロンと真ん丸で幅広な形状、顎も太く、大型に有りがちな腹部の間延び・肥大も見られずバランスも良い事から種としても十分使えます。 また、これより少し小ぶりながらも似た様な形状のデカ♀も出てきまして興奮を抑えられません。 他のライン・血統も前記した通りアベレージが高い水準である事から、今後出て来るであろう兄弟たちにも期待が持てます。 ♂なんてどんなのが出て来るか楽しみです。

 5月20日
 久々に温室チェック。 羽化用にセッティングしてある温室の中に羽化しているヤツが幾つか確認出来ます。 このまま放置でも良いのですが、羽化してしまえばもう邪魔になるだけなので取り出します。 20ばかり有りましたか? ま〜殆んどが♀で面白く無いので中身の取り出しは行いませんでしたが、ビン側面から見た感じではそこそこの感じで仕上がっているヤツが有りそうです。 ♂はもう少し時間が掛かりそうですが、順調に蛹化も進んでいるので期待したいところです。

 5月16日
 日中25℃とか気温が上がってニュースにもなっていましたが、例年この時期にはこう言う好天の日が必ずあり、特に異常だとか騒ぐ程の事でもないです。 数年前には当地もGW中に30℃を越える様な日もありました。 「異常気象」なんてセリフはもう様式美みたいなもんですよね。

 常温でそこまでくると成虫達も本格的に活動する様になり、ケース内をガサゴソと五月蠅くやっています。 ゼリー交換と成虫の状態チェック。 本来ならば種親の選別もやっておくべきタイミングなのですが、なんとなく気分が乗らず面倒な感じがしたのでパスです。 まぁ〜選別なんてのは1日もあれば十分なので、次回のゼリー交換時にでもやる事にしました。 ペアリングをしていてもおかしくは無い時期なんですけど、セットを開始するのも昨年同様7月くらいかなと思っているのでまだ十分時間は有ります。

 ちょこっと見た感じでは数匹「これは!」と思えるヤツも。 問題は♀。 時間をじっくり掛けて吟味が必要です。

 5月4日
 GW真っ只中で御座います。 前回から予定通りの工程を辿っており、現在は蛹化組と蛹化促進組に分けての飼育となっています。 状態的には特に問題を抱える事もなく進んでおりますが、どうやら幾つかはセミ化しそうな感じもします。 これは無駄に低温期間を引っ張り過ぎたせいだと予想でき、適当な段階で蛹化の為のショックを与えておくべきでした。 少し残念ではありますが、これもまぁ〜勉強と言った感じで血肉にしていきたいと思います。

 さて、そろそろ常温でも越冬明けしそうな成虫達ですが、こちらは今のところ手つかずとなっています。 乾燥にさえ注意すれば来月くらい迄は給餌も必要ないとは思うので、とりあえず時間を見つけてチェックしておきます。 早い方だともうペアリングの時期なんでしょうが、我が家はまだ先になりそうです。 飼育予定数もまだ決まってませんしね。

 4月24日
 蛹化促進の高温設定も2週間近く経過した事から、現在は通常の飼育温度に戻しています。 一応〜それなりにビンの状態も確認してみましたが、大概が前蛹化・蛹化しておりまして高い温度はもう必要ないはずです。 このまま1か月半程度待って6月中に掘り出す事にします。 通常の温度帯に戻ったのは良いのですが、今度は残りの常温状態にある菌糸ビンの蛹化の促進を目指さなければなりません。 数こそ大した事はないのだけど、その殆んどが♂ビンの大きいものと言う事もあって場所を取ります。 こりゃ温室内の入れ替えが必要になってくるかな?

 4月15日
 特に理由は無いのですが、ここんとこ毎日虫部屋に入って温室のチェックをしています。 前蛹化は着々と進んでいる様でして、幾つかは蛹化しているのも確認出来ました。 デカい幼虫も良いですがサナギもテンション上がりますよね。 例年だと羽化しているヤツがボチボチ出てくる頃合いなんだけど、昨年仕込んだ時期がいつもよりも1か月くらい遅かったのでその分スライドしています。 当初は「少し遅かったか?」と思ったりもしましたが特に問題は無かったです。 さて、今季はどうしましょうかね。 冷暖房の効率やなんかを考えて決めていきたいと思います。

 4月12日
 蛹化促進を始めてから3週間余り経過したので様子をうかがってみると、予想通り蛹室形成始めたヤツや前蛹化しているビンが多数。 目論見通りです。 こうなったら外見で判断出来ないビンであっても同環境に置かれてる場合は同様の段階に至っていると考え、前回にも書いた様に「ビン底面付近で蛹室形成しているヤツ」は逆さにするなりして不全防止に努めます。 また、前蛹にまで進んでしまえば必要以上の加温はあまり意味は無いので通常の温度に戻すのが無難なのですが、念のためにもう1週間くらいは現状をキープしてから戻します。 それから現在常温で飼育してある残りのビンを温室に入れて蛹化を促進と、こんな工程で昨年仕込み幼虫管理を終えたいと思っています。

 4月4日
 気が付きゃ4月になってました。 気温の高い日が続き、虫部屋の温度計を見てみると20℃くらいまで無加温でも上昇している様です。 温室の蛹化促進組の方は予定通りの温度調整を行っていて、今月の中ごろ迄にはマックスまでもっていけると思います。 心配された加温による暴れは幾つかのビンで確認出来ましたが、大した数ではありませんでしたし、またその殆んどが♀と言う事でダメージは少なかったです。 後は幼虫の変態を待つばかりとなりますが、ここで注意が必要になってくるのはビン底面付近での蛹化。 ここで蛹になられると前胸がゆがんだり羽化不全の要因になったりするので、そう言う場合は蛹化する前にビンをひっくり返したりしないとダメなんですよね。 前蛹になる頃では少し遅いので、本格的に蛹室を作る前後に確認します。 最高温度に加温するくらいが頃合いかな?

 3月20日
 春一番も吹き、気温も高め。 なので、飼育温度を徐々に上げて蛹化を促進させる時期になってきました。 今まで飼育部屋を一括で温度管理してきましたが、ここからは温室の加温器を使ってそれぞれ適温を目指します。 本当はこの段階でも飼育部屋全体での管理が良さそうな気もしますが、ちょっと電気代も勿体ない感じがしますし、雌雄や幼虫のステージが微妙に違うのでこのパターンで。 4月中に第一陣の蛹化・前蛹化を目指し、残りはその後に行う予定で、加温による温度変化での暴れに注意ですね。

 3月9日
 そろそろ来シーズンに向けての準備も考えないといけない時期と思い、資材の下調べの為に久々にオークションを覗く。 よく分かりませんが半年くらいはこのカテに訪れてなかったかな? 昔は意味も無く、それこそ毎日眺めていたもんなんですけどね。

 色々と見回って大体の目星を付けて終わり。 使うのはまだ先ですが、産卵木なんかは今くらいから用意してた方が無難かなと思います。 最近はシイタケなんかも原木と並行して菌床での栽培も増えているそうなので、そのうち入手が難しくなってしまうんでしょうか? ま、そうなったらそうなったで別の方法で産ませる事が出来るので困りはしないのですが、ホダ木は安価で手軽ですからね。 加水と皮むきは面倒だけど。

 2月27日
 ちょっと前はかなり寒かったのですが、ここんところは日が照ったりして気温も高め。

 培地の具合を見て数本交換です。 管理表を見てみると前回交換から100日くらいと結構時間が経過しており、掘ってみても水分の蒸発具合からもそれが分かります。 中身は「まぁ〜それなり」と言う感じで、大して面白くも無いお馴染みの展開でした・・・ドラマチックなのを期待してたんですがねぇ。
 
 2月21日
 不足分の菌糸ビンも詰め終わり、そろそろ培養も完了する頃合いです。 羽化用として普段のビンよりも浅く詰めたので、1ケース分でも30本くらい仕上がった。 これでストックしている分も含めて不足すると言う事は無いと思います。 ついでに幼虫の具合を確認してみましたが、急いで交換が必要な感じのヤツは見当たらず大人しい。 ま〜温度も低くしていますし、半分寝ている様なもんなんでしょう。 余裕が出来たので気分的には掘ってみたいんだけど、その辺は我慢して、培地の様子と交換時期を参考に柔軟対応していこうと思ってます。

 2月9日
 ちょこっと交換。 暴れたヤツと、時期的に交換期と思われるヤツでして、予定通りと言えば予定通りですね。 今回ので♀用として使っているビンが底をついてしまったので追加が必要になってきます。 基本、♀は2本でかえすと決めているので、♀の交換が全部終わってしまった今では必要無いはずですが、今後蛹化を目指して温度変化をつけていく際に暴れてしまう物も出てくる事が容易に予想されるのでね。 小さ目の♂にも流用は可能ですし、ここで最後の詰め詰め作業ですよ。 ブロック注文しておきます。

 2月3日
 食卓に恵方巻き。 見事にメディア戦略に踊らされてる我が家でございます。 ここ十年くらいですかね、この風習。 大体今年の恵方すら覚束ない状況なのに、無理から余所の習慣を取り入れる必要があるのでしょうか? よくよく見てみるとタダの太巻きと変わらんし・・・とか文句を言いながらパクリ。 う、、、美味い。 テメーの食意地がほとほと嫌になりました。

 2月と言う事で初令投入から6〜7ヶ月経過。 ♂はもう少し時間を取った方が良いと思われますが、♀はそろそろ蛹化に向けての準備を行った方が良いかなと。 元々その予定でしたし、我が家には特大の幼虫も居りませんのでね。 しばらくしてから温度調整をして行こうと思っています。 注意したいのはやはり暴れ。 蛹化を目指して加温させる時ほどシビアではありませんが、温度を下げる段階でも時々暴れだすヤツが居るので注意してます。 折角良い状態でここまで持ってこれたのだから、ここで失敗はしたくないですからね。 ま、温度の調整と言っても現段階でかなり低めのポジションを取ってますので、今回狙っている温度とそんなに差は有りませんから暴れる事は無いと思いますけど。

 1月28日
 飼育部屋の温度が低めであるが安定している状態で、交換が必要かなと思われた菌糸ビンの劣化が進んでいません。 なかなか良い状態を保っているので、残っていたビンの交換は行わず、このまま様子見をする事にしてみました。 状況によっては何時でも交換出来る様にはしてあるので大丈夫でしょう。

 交換済みのビンも中身の幼虫の活性が落ちてる事もあってか暴れてる様子も無く大人しい。 予定では2月に入ってから更に温度を下げて熟成させる事にしており、培地の劣化や暴れが無い限りは羽化まで持って行きたいですね。 問題は外気温度も上がってくる4月頃でしょうか? この辺を上手く切り抜けて5月頃からの羽化を狙っています。 ♀はもう少し早い時期に羽化させるつもり。

 1月18日
 ♂ビンの交換も進み、3本目に入ってないのは残すところ20本くらいですか。 前回同様2本目で成長を見せる幼虫は少なく、ほとんどが横ばい状態。 中にはガツンと体重を乗っけてるヤツも居ましたが、全体比からすれば寂しい数字です。 面白くない。 大きさは二の次と言っておりますが、それは強がりなんでしょう。 その証拠に幼虫を乗せたスケールの数字に一喜一憂ですからね。

 1月10日
 冷え込みが強烈でございます。

 外見の悪いビンから日に数本ずつ交換しています。 ♂ビンの半分以上は3本目に入りましたかね。 去年くらいからの傾向なんですが、2本目で伸びる幼虫が少なく、特に20g後半から上の大きいヤツはそれが顕著。 1本目が最大と言う場合が多く、この辺がちょっと納得のいかないところです。 1本目を以前より引っ張ってから交換しているとは言っても、もう少し上乗せがあってもおかしくないはずなので、どこかが間違っているんだと思います。 思いつくポイントと言えば飼育温度ですか? ま〜他にも幾つか考えられますし、複数の要因が色々と絡み合っての結果かも知れません。 難しいな。

 1月5日
 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

 年が明けて現在飼育している幼虫達は初令から半年が経過と言った感じです。 とりあえず暴れたビンから交換しているのですが中身はそれなりですね。 微増か現状維持。 ま〜こんなもんでしょうか。 やはり暴れてからでは少し遅いのかも知れません。 中には暴れてはいないものの、外見からは培地の状態が良くないと思われるビンもあるので、そう言うものは思い切って交換した方が良いかなと思います。 交換回数は出来るだけ少なくした方が幼虫の成長にはプラスでしょうが、それは培地の状態が良好と言う前提のもとでですからね。

 今期のは3本で羽化まで持っていきたかったんですけど、なかなか難しいかな〜と。 きっちり温度管理して、子実体を出来るだけ発生させない様にしないと良い状態を保つのは非常に厳しいです。