12月30
 年末、クワ関係の作業納めは全て終わり、後は自室やらの大掃除を残すのみとなっていて現在格闘中でございます。 本当は年末年始の期間中に3本目を詰めようかと思ったんだけど、使うのは早くても2ヶ月先になるし、何より注文するのを忘れてしまったので年明けにしてからって事にした。 それより前に必要になるって事は少ないはずで、有ったとしても何本かストックはしてあるので問題無いでしょう。 ただ、菌を廻すのにこの時期だと時間が掛かる場合があるので出来れば早めに詰めておきたいところですね。 培養してしまえば保管は常温で余裕。

 来年1月中頃を目処にナンとかします。

 12月23
 もう今年も残すところ1週間。 朝夕の冷え込みは厳しくなってはおりますが、まだ本格的な降雪も無く暖冬傾向と言われています。 虫部屋もそれを反映してか加温器の稼働も昨年より少ない時間で安定した温度をキープしてくれて、飼育者としては色々と楽で良いですね。 年末を迎えるにあたり、先延ばしにしていたビン洗浄や資材整理をしなければなりません。 元来腰が重く、いよいよと切羽詰まった状況にならないと行動を起こさない性格・・・今が丁度そのタイミングで御座います!!

 ま、今日はしませんけど。

 12月18日
 一気に気温が下がり冬本番です。

 特にクワ関係の作業は無く、時々温室の状態を覗く程度ですね。 大半のヤツは喰いが落ち着いているのかちょっと食痕が見えるくらいなのですが、中には結構な幅で出ている物もあり、案外とこの2本目でも体重を乗せてくるか? ま、1本目を最低3ヶ月は引っ張っているので大幅増量の可能性は低いですし、食痕からの判断は裏切られる事がほとんどなので、現状維持〜微増で十分。 減量だけは勘弁って感じで欲張らずいきます。

 12月3日
 交換してから1週間、特に問題も無く経過しました。 ♀はこのビンで羽化まで持っていき、♂は春先に交換して羽化までってのが基本プランとなっています。 以前はもう1本ずつ多く使用していましたが、費用的なモノも含めて最近はこのパターン。 比較実験をしたワケではないのでどちらが有効なのかハッキリは言えないのですが、我が家の環境では使用本数による劇的な差を感じられませんでしたので採用してます。 流石に♂を2本で仕上げるパターンでは差がつきました。 ただ、交換回数は少ない方が良いって誰もが思っているでしょうから、自分もそれ目指して過去に「♂2本羽化」を色々工夫して挑戦したんですけど、培地の劣化をどうにも抑えきれませんでしたね。 どんなに固く詰めてもダメですし容量を大きくしてもダメ。 上手い具合に引っ張れても蛹化に向けた温度管理の段階で暴れてしまう・・・ここを改善出来たらナンとかなりそうなんですけどねぇ。 来期にまた実験してみようかな?

 11月30日
 週末に残っていた1本目の菌糸ビンを全て2本目に移し替えました。 本来ならば調子の良い「可能な限り引っ張る」飼育を貫きたかったのですが、最初に採った初令と後半に採った初令とでは約1ヶ月の間隔があるので、その差を埋める目的で少し早めの交換となりました。 これで全部が2本目となったわけですが、今期は例年とは違い雌雄比率がほぼ同じとなっています。 毎年♀が多く、特に昨年なんかは飼育数が少ない上に7割以上が♀って散々な状況でしたのでこれは嬉しい。 また、幼虫の成長具合も好調でして♂もさる事ながら♀が結構大型化してます。 大して期待していなかった血統にも17〜8gくらいのが出てきていて、昨年の20g超えに比べれば小粒なものの平均値が格段に高くなっている。

 最終的にどう仕上がるかが問題ですので、あまり途中経過に一喜一憂するのもどうかとは思いますが、やっぱりデカい幼虫が出てくるとテンション上がります。

 11月24日
 冷え込みが厳しくなってきましたがクワ部屋は快適。 現在の設定は20℃前半くらいで、寒さに丸くなっている人間様よりも良い生活をしています。 エアコンとヒーターの併用とかなり贅沢な使用になってますが、ひょっとしたらエアコンの方は切ってしまうかもしれません。 狙っている温度さえキープ出来れば良いのでね。 心配なのは外気が氷点下近くまで下がってしまった場合で、この時はヒーターのみだとパワー不足になってしまう。 まぁ〜その辺は何とか上手く切り抜けようと思います。

 11月18
 帰宅するとデカいケースが3個届いてました。 そら注文していたんだから当然ですわな。 しかしウンザリ・・・見なかった事にしてやり過ごそうかと思いましたが、結局は詰めなきゃならないワケで、可能な限り崩してしまう事にした。 時間的な事もあって流石に3ケース全てとはいかぬも、なんとか2ケースまでは撃破して残りは後日に。 1ケースならやる気が出ればマッハで終わりますし。

自作したブロック崩し用のケースは塩梅良く、今まで1回2ブロックだったところが5個迄はイケる様になりまして、若干のスピードアップ! ま、2〜3分程度なんですけどね、1ブロックあたり。 終わって掃除済ませてから気が付いた、、、プレス機のお陰で手のひらが相当に痛い。 手加減してるつもりでもコレですからね。 もっと楽に詰められないものかと。

 11月12日
 ブロックを崩す為の3点セット、これの受け皿となるQ−BOX60を手違いで割ってしまう。 まぁ〜買ったのが今は亡き奈良オオが元気だった頃、10年以上前になりますか、経年劣化もあってもろくなっていた様です。 仕方無いので「ネットで注文だ!」とコレを検索してみたのですが一向に引っ掛かりません。 おかしいなぁ〜と思って色々調べてみると、かなり前に製造を打ち切られているらしく現在入手は絶望的らしい。 困りましたな。 無いと崩すのも一苦労なので、何としてでも手に入れなければと近所のホームセンターやらを徘徊してみるも、情報通り現品は有りませんし、サイズがこれまた特殊なのか代替品も見つかりません。 ちょっと大きかったり小さかったり・・・何なの?

 再度ネットで検索すると類似品を見つける事が出来たので注文しようと思ったのですが、ここで閃きます。 検索中に自分と似たシチュエーションに陥った方がおり、その人はコンパネに穴開け加工をしてサイズオーバーしたケースでも使える様にしていました。 それを見て、コンテナケースの上蓋を崩し網が入るサイズに切っちまえば良いんじゃないか?と。 ラッキーな事に丁度良いサイズのケースが使われないまま置いてあります。 早速サイズを測ってカッターで何度も線をなぞって約15分、素晴らしい仕上がりに満足で御座います。 オリジナルのQ−BOXよりも肉厚なケースで頑丈だし、しかも容量も1.5倍くらいになったので一回に崩せる数が多くなります。 崩し網を無駄にする事も無く、使ってないケースの再利用も出来て万々歳でした。

 11月8日
 先週に続き1本目の交換。 流石に前回のの様に30g連発とは行きませんでしたが、それでも1本目としては結構大きい幼虫が多数出てきてくれました。 この中には自己採集から10年近く伸ばして来たラインも含まれていて、完全オリジナルと言う事で他よりは思い入れがあります。 昨年このラインはあまり振るわず、別系統として♀親を数匹キープって感じで終わってしまったので、今期の挽回に掛けていました。 ♂は無論、♀もかなり体重を乗せてきている事から期待出来るんではないでしょうか? ま、大きく仕上がったとしても腹ボテであったり不恰好な場合は容赦無く切り捨ててしまうので、重さだけでの判断は痛い目を見る事が多いですがね。

 取りあえず血統や系統を選ばず好結果が続いているのは良い傾向でして、飼育スタンスを固める材料になります。 残す1本目は100本ちょっと。 果たしてこのまま続くのか? 次回が気になります。

 11月1日
 準備万端で今期初のビン交換に望む。 例年だと1回目の交換は期間を区切って行っていたのですが、今シーズンはそれに加えて食痕の出方も考慮しています。 さて、結果の方は・・・絶好調! これまでに無い大型幼虫のオンパレードでして、♀の方のアベレージもかなり高かったです。 今後この結果に沿った状況が続く様であれば、我が家では今のところこのパターンが合っていると言う事になります。 飼育を始めてから様々な手法を試して来ましたが、今回が一番感触良いです。

 時間が無かったので50本ほど交換してお仕舞い。 大きさには拘らないとは言っても30gを超える幼虫がバンバン出てくるとやはり楽しいですね。 我が家のは巷を席巻している様な有名大型血統ではありませんので、今までなかなかそこまで大きくはならなく、シーズン通して2〜3匹出てくれば御の字って感じでした。 それが1本目から既に10匹以上出ている、、、上出来です。 ま、飼育方法とは別に種親選択が噛み合った結果も大きいのかも知れませんがね。

 10月29日
 クワ雑誌届く、しかも5冊。 なかなかの暇潰しになりそう・・・。

 10月25日
 菌糸ビンが仕上がる。 ただ使うのはもう1週間くらいしてからにします。 別に今使っても良かったのですが、交換するにしても色々と準備や時間も必要ですし。 来月アタマの交換で投入してから3ヶ月過ぎになりますし、丁度良い頃合でもあります。

 そう言えば国産のギネスが更新されたそうですね。 数ヶ月前にそっち方面に詳しい方からそれとなく伺っていたのですが、確定して雑誌にも掲載されたと聞きました。 クワ雑誌はもう全然買っていないんだけど、どんなのか少し興味があるので久々に注文してみようかと思ってます。 そうなったら性格的に欠落してるバックナンバーも欲しくなって揃える事になるので、この秋の夜長には具合が良いかも知れません。

 1019日
 ブロックが届く。 3ケース30個、これをせっせと崩して6時間でございました。 大小50本ずつ仕上がり、あとは菌が回るのを待つだけとなっております。 届いた菌床は出来立てホヤホヤの物だったので作業自体は楽だったのですが、なんせ量が量だけに嫌になってしまいました。 しかし、この工程を他人任せにすると費用が倍は掛かってしまうので我慢しなければイケません。

 培養は温度が安定している虫部屋で行うので、運び入れたついでにビンの様子も確認してみると、そろそろ交換しても良いかなって感じのヤツが出てきており、詰めた時期としては丁度良かったんではないかと思います。 2週間後、来月初めには交換出来そうです。

 1012
 今期も昨シーズン同様のプランでの交換スケジュールに決めていて、基本3本での羽化を目指します。 食痕が目立つ様になってきたこの頃ですが、先の予定から交換はもうしばらく待ってから。 本音は3ヶ月毎の交換で4本目への投入と同時に加温して蛹化ってパターンで行きたいのですが、4本目が完全に捨てビンになる事からコスト面を考えると少々踏み出し辛い。 最後をマットで締め括る方法にすれば幾分マシにはなりますけど、これは最終手段と思ってますのでプラン外です。 まぁ暴れたりしたら当然4本目の用意はしますけどね。

 10月3日
 10月に入り、気温が20℃を上下またぐ様になってきました。 飼育者にとって厄介な季節です。 現在の飼育部屋は21℃の暖房で、この設定でも誤差から室温23〜5℃位をウロウロしていて、日中に天気が良いともう少し上がっている事が有るようです。 やろうと思えばこのブレを小さくする事も可能なのですが、暖房と冷房の併用が必要で不経済でありますし、まぁ〜そこまでしなくとも良いかなって感じ。 気になった時にだけ設定をいじったり、換気をしたりして調整はしてますけどね。

 9月28
 今シーズンの幼虫数は約2百匹と言う事になりました。 初回セットで雑虫に邪魔された時はどうなってしまうのかと思いましたが、追加に追加を重ねた結果なんとかカタチになりました。 最初と最後の幼虫採集期間に2ヶ月程の差が出てしまったのには少々不満が残るものの、出だしのつまずきを考えたら仕方ありません。  この経験は来シーズンに活かしましょう。

 最初に採れた幼虫はそろそろ3令になっている頃で、 浮き出た食痕からもそれがうかがえます。 昔はこのタイミングで2本目への交換をしていましたが、交換してもここから引っ張っても結果に明確な違いを感じられない事から、無駄を減らす意味も含めて3ヶ月位を目安にしており、状態によっては更に遅らせる事も有ります。 この辺は飼育者によって色々でどれが正解とかは各々の考え方や環境によります。 期間を区切って替える人、ビンの状態で判断する人、1本目は期間でそれ以降は状態で等々、多数のパターンがあるので自分に合ったモノを実践するのが一番です。

 8月27
 そこそこ長い飼育歴の中でも最悪と言って良いくらい粗悪な産卵木を掴まされたお蔭で当初今シーズンのブリードの出だしでつまづいた感が有ったのですが、その後に良品を入手して再セットした結果、現在180匹程の幼虫を確保する事が出来ました。 予定としては150くらいを狙っていたので上出来です。 しかし、まだセットから割り出していない物が幾つかある事から200匹を越えそうな勢い。 菌糸ビンは結構ストックしているので良いんだけど、ちょっと再セットに気合いを入れ過ぎた気がしますね。 まぁ〜少ないよりは幾分マシではありますが、余り多いのも考えモノなのでこの辺で終了させます。

 個人的に1ペアから沢山採るパターンよりも色々な組み合わせで少しずつ拾っていく方が好きなので、そんな感じになる様にセットを組んではいるのですが、細い産卵木に20も30も産み付ける肝っ玉母さんタイプの♀が時々居て困ります。 今回も3♀がそれで、かなりの数を稼いでしまいました。 ハイレベルの♂と「そこそこ」の♀の組み合わせですのでそれなりに期待は出来るので楽しみは有りますけどね。

 多少キャパオーバーではありますが、採ったからにはシッカリ飼育は行います。 どんな原石が紛れ込んでいるのか分かりませんし。

 8月13
 お盆で御座います。

昨年仕込みの幼虫はあと数匹残すだけ。 そこから総括してみると昨年のブリードは「不調」と言う感じで、特別優秀なラインが出てくる事はありませんでした。 この結果は血統の組み合わせどうこうの前に飼育の失敗が大きいと思っていて、幼虫の粒が揃えられなかった事が原因だったと考えてます。 幼虫の体重アベレージが低く、20g前半て感じ。 ギネスを狙っているワケでは無いので超特大の幼虫は必要無いのですが、平均で20g後半は欲しいところでした。 失敗の原因は色々と考えられ、それを踏まえて今期のブリードの参考にしています。

 8月2日
 1日中クワ作業。 ゼリー交換から成虫の取り出し、再セットする為の準備や菌糸ビン詰め、ビンやケースの洗い物等を朝から晩まで。 流石にうんざりしましたが、これを後回しにしては色々と支障も出てきますのでね。 盛夏だけあって普段はこれ程面倒な事は無いってレベルの洗い物に関しては水の冷たさも気持ちが良いですし、風通しの良い場所に置いておけば乾燥も数時間で終わるので奇跡的に楽でした。 あとは割り出し、幼虫の取り出しが残っておりますが、意外とこれが面倒なんですよね。 再セットもする事にしたので8月中はこれに追われるでしょう。 ま、割り出しはエアコンの効いた自室でテレビを見ながらでも出来るので他に比べりゃ屁みたいなもんですけど。

 7月27日
 セットしてから1ヵ月と言う事で割り出しをしてみると、総セットの半数以上からキマワリだかの雑虫が出て来ました。 非常事態です。 コメツキの幼虫はかなり肉食傾向が強いらしくこれは厄介なのですが、キマワリやゴミムシは比較的安全だと言われてます。 確かに今は亡き奈良オオニュースでもそんな事が書いてあった記憶がありますが、色々調べてみると無害とは言い切れないそうです。 それよりも、何と言うかシンプルに気持ち悪い。 十数年を超える飼育歴の中でこれほど雑虫の混入が高かった事は無く、有ったとしてもまぁ〜1シーズンに1匹か2匹程度でしたが、今回は10セット以上から出てきやがりましたから異常ですね。

 産卵木の入手先はここ数年利用させてもらってた所なので結構信頼してたんですけど、もうここのは使えません。 文句の一つでも言ってやろうかとも思いましたが、買う際には雑虫混入の可能性にも触れてますし、駆除対策についても書かれているのでそれを考えるとこちらにも落ち度がありますから止めときました。 恨み節ばかりでも仕方ないので、前向きに再セットする事を考える。

 さて、肝心の産卵木は・・・と資材置き場を物色してみると、数年前に買って余ってたヤツが幾つか転がってます。 流石に乾燥が進んでクオリティーが下がってはいますが、背に腹、新たに材を入手する手間を考えれば使わない手はありません。 早速準備してセットを組みました。 雑虫の不運もありましたが、ちゃんと初令が採れているヤツもありましたので、再セットでの不発リスクを考えて採れてる種♀を優先的に再セット。 目標の150匹をなんとか達成したいと思います。

 大きく躓いた今期の出だしを今後挽回出来るのでしょうか? やれやれな感じですね。

 7月20日
 連休。 菌糸ビン洗いや羽化個体の取り出し等、結構忙しくしておりました。 新シーズンも始まった事だし、片づけられるモノは片づけておかないといけませんからね。

 ついでに頃合いなので産卵セットから種♀の取り出しも。 不発臭いヤツでどうしても幼虫が欲しいセットはそのままですが、他のは一通り齧っているので取り敢えずもう♀は要らないだろうと。 時期的にはそろそろ初令が採れてもおかしくなく、実際に幾つかにはその痕跡であるオガ粉の噴き出しも見られたのでタイミングはバッチリでした。 ただ、だからと言って他のセットも産卵が完了しているかどうかは不明でして、齧ってはいてもダミーの産卵痕だらけとか結構ありますので安心は出来ません。 そう言う不測の事態を事前察知する為に軽く産卵木を削ってみるのが良いのですが・・・なんだか面倒なのでそれは止めといた。

 7月中には大よその結果が出るはず。 もし不発が多くて幼虫の数が物足りなければ再セットも視野に入れておきます。

 7月16日
 蛹化したビンの様子をチェックしていると、側面に開いた穴から成虫のお尻が見えてるヤツを発見。 早速手に取ってラベルを見てみると、これが里子で頂いた某有名大型血統となっています。 大型にはそんなに興味は無いのですが、そうは言ってもどんな成虫になっているかは大小問わず興味がありますので取り出してみる事に。 ボコっと開いた蛹室から見えたのはアゴがスッと伸びた綺麗な個体で、結構大きいのが分かりました。 軽くノギスを当ててみると81〜2ミリと、我が家の最大サイズと並ぶ大きさ。 幼虫期にかなり雑に扱った記憶が有るのですが、まぁ〜世間で騒がれるだけあってそのポテンシャルは噂通りですね。 簡単にデカくなります。

 シワも無く、部分的にどっか無理が出ている感じでも無く、バランスの取れたド完品でした。 凄いと思います。

 7月15
 日曜、菌糸ビンを詰める。 3ケース、30ブロック+αを潰すのに1日使い、出来た初令用ビンは150本程。 1ブロックで4本ちょっとの割合ですが、鬼詰めする人だったらもっと少ないでしょうね。 我が家ではこんなもんです。 粒子は昨年と違って少し粗目なモノ。 出来立てホヤホヤの被膜がまだ全体を覆っていないブロックが届き、これがまぁ〜崩しやすい。 「少し培養させてから詰めた方が良いかも」とアドバイスを頂いたが、そんな事はお構い無しにサッサと作業を終了。 んで、3日後の今日、カビる事無くビン全体が白くなってきているのを確認し、今回の作業も無事に完了となりました。

 培養途中に突然の熱波に見舞われましたが、熱がこもるのを回避する為にエアコンのガンガン効いた虫部屋で管理していたので問題無し。 後は肝心の幼虫が採れるかどうかですが、こればっかりは予測不能です。 セットした数から判断するともう50本くらいは必要になりそうなので、あと1ケースくらい潰しておくかな。

 7月12日
 昨シーズン仕込みの♂幼虫達が続々と蛹化しており、未確認のヤツも状況から判断して殆んどが蛹化しているはずです。 逆に、この時期であっても呑気に幼虫しているのはセミ化確定レベル。 我が家では30グラムを越える様な大型幼虫は少ないですし、冬場にはセミ化防止の為に常温近くまで温度を下げるので、そんな幼虫は居ないと思いますけどね。 これ等の羽化予想時期は8月初旬。 初令仕込みから計算すると約12ヶ月での羽化となりますが、色々な情報から判断するともう1〜2ヶ月短縮出来そうな感じ。

 一部マニアの間で行われている低温度帯での飼育ならいざ知らず、ウチはごく平均的な温度で通常は管理しているので、メリハリを付けるタイミングを調整したりして期間短縮したいと思います。

 7月7日
 セットの具合が気になるところ。 そっと覗いてみると、ゼリーを消費しつつ産卵活動に励んでいる様です。 ゼリーと言えば我が家の定番はやっすい赤色のヤツなんですが、コスパ面だけで選んでいるワケではなく、色々試した結果のチョイスとなっています。 高カロリーだとかそれっぽい文句の品が巷に溢れていますが、一緒に入れても赤い方のゼリーから食っちまう事が多いので余り関係ないのかなと。 1シーズンに何百個と消費しますので安いに越した事は無いですからね。

 昨年買った3ケース、1500個が早くも底を着きそうな感じ・・・また注文しないといけません。

 7月3日
 新しいシーズンに向けての舵を切ったワケですが、まだ昨シーズンの結果は出そろっておらず気になるところであります。 チェックしてみると♀は殆んどが蛹化済みで、その半数くらいは既に羽化している感じ。 肝心の♂は半分が蛹化、残りが前蛹化と言った感じで少し遅めですが順調に進んでいます。 中でもクワ友さんから頂いた大型血統と呼ばれるヤツは、初令取り出しが我が家のモノよりも早かった事から全て蛹化していて、ビン側面から見てもこれがまたデカい。 噂に違わぬ実力の様ですね、凄いです。

 6月28日
 先週から準備していた産卵セット作りが完了したので、早速種♀を放り込みました・・・が、途端にこの寒さ。 ちょっとタイミング悪いなぁ〜と思っていたんですが、そんな事はお構い無いらしく♀はガリガリ材を齧っていました。 一旦越冬から起きてしまえば20℃くらい有ればピンピンしているので要らん心配だったみたいです。 とりあえず20セット組んで全部に♀を入れましたが、昨シーズンに好結果を残した種♀が存命だったりするので、これを保険的に追加で再セットしようかなと思ってます。

 再セットなので採れても少量で済むでしょうし、実績のある♀なのでまたアタリを引く可能性も有るはずです。

 6月8日
 ペアリング好調??!と言う事で、そろそろセットの準備に入ろうかなと。 ま、準備っても産卵木の下処理くらいなもんですが、これをするしないで体感的にセットの成功率がかなり違いますからね。 材は安い、さして質も上等ではない普通のコナラ。  一本100円程度のモノですが、こんなんでもバクテリア材化させる事によって♀の反応がかなり良くなります。 それでも失敗する時は失敗しますが、少し手間は掛かるものの、費用対効果も踏まえ我が家ではこの手法を採用しています。 バクテリア化させる為の費用は、幼虫の食痕を再利用している事から実質ゼロ円。 元々は捨てる物ですからね。 これで高価な産卵材にも負けないくらいの成果を感じているので、ここもう何年もこれです。

 これより更にお手軽な方法もあるのですが、手軽さと引き換えなのでしょうか、何故だか幼虫の成長が余りよろしくない傾向がみられるので、緊急の場合とか死ぬほど面倒な時以外は採用しない事にしている。 成長に問題が無ければこれ程楽なやり方もないのになぁ〜。

 6月4日

 6月なワケです。

 4月くらいから蛹化を目指した加温をしてたのですが、♂の反応がイマイチで、やっと最近になって動きが見える様になってきました。 正直言って余り期待はしていませんし、新期ブリードの準備にも取り掛かっていますので、サッサと羽化して欲しいんですがね。 昨シーズンはこの辺うまく進んで結果もマズマズだった事から、余計にそう感じてしまいます。

 この分だと全部が羽化するのに8月近くまで掛かりそうです。 う〜ん、場所取って邪魔になりそう。

 5月28日
 5月も終わり。

 少し前から新期ブリードに向けたペアリングを開始しております。 血統違いや同血姉妹等、諸々含めて20♀位になりますか。 少し多い感じですが、毎度の事、不発分を含めての数なのでこんなモノ。 ホントならば♂固定の♀総当たりくらいの勢いで挑みたいところですが無理ですからね。 かなりレベルの高い種♂が用意できたのに残念ですが仕方ありません。 その分、♀選定は時間を掛けてシッカリ行いました。

 このまま2週間ほど同居させ、頃合いをみてセットに放り込みます。

 5月18日
 5月も半分過ぎたので次期ブリードの用意に入りました。 ペアリングはまださせていませんが、折からの好天で成虫達の動きも活発でヤル気は十分の様です。 自分もそれに呼応するかの如く久々にオクを覗いて産卵木を物色したりと、こちらもやっと重い腰を上げました。 なかなか要望に適う材が見つからず苦労するも、数日間しつこく出品をチェックしてなんとかなりそうなのを見つけ落札です。 落としたのはごく普通のコナラで、もう10年以上このパターンですね。 稙菌材なんかも使った事はありますが、その値段に見合った効果が自分には感じられませんでしたので積極的には使いません。 B品として扱われてる様なヤツが時々オマケで頂けたりするので、そう言う時に使うくらい。 絶対産む!って魔法の様な商品なら考えなくも無いのだけれど、産まないヤツは何をしても産みませんからね。

 5月10日
 そろそろ成虫の面倒を見なくてはならない時期です。 あらかじめ「種親」と印を打っておいたヤツを優先的に見てみましたが、冬前に入れておいたゼリーも粗方食われており、タイミング的には丁度良かったです。 ゼリー交換のついでに改めて個体をチェックしてみると、流石に早い段階で種親候補としたモノはかなりレベルが高かくてペアリングにも力が入ります。 あてがう♀もそれなりのレベルのヤツを用意しないと折角の♂が台無しですので、じっくりと時間を掛けて行いました。 本来ならば♀総当たりくらいの勢いでブリードしたいのですが、諸々の事情からそれは叶いませんのでね。

 大体1♂に対して2〜3♀くらい。 これを数ペア組んで、最終的には不発も見込んで20セット弱を予定してます。 先ずはしっかりエサを食わせて5月の終わり頃にペアリングですかね。 産卵木も用意しないといけないし、いよいよ新シーズン始動って感じ。

 5月1日
 5月、GWですね。

 ここ数週間、クワ部屋を覗いてない事に気が付き、久々に部屋に入ってみると室内計は27℃とか。 折からの好天で不意の高温です。 まぁ〜コンマ数ミリを争う様なシビアな飼育はしていないのでそんなに問題は無いのですが、だからと言ってこちらにも予定があるワケで・・・案の定、徐々に温度を上げていくべきな段階に、それを大幅に超える温度上昇で幾つか暴れちゃってます。 気温の上昇は十分予想出来た事なので、エアコンのスイッチを入れてヒーターと併用すりゃ良かったかなと今更ながらに思う。 暴れたヤツはこの時期なので交換するか少し迷うところですが、気分が乗ったらって事にしときます。 ついでにエアコンも入れ時ますかね、しばらく気温の高い日が続きそうなので。

 4月12日
 小さい方の温室の加温は現在ピークを迎えており、このまま数週間放置して蛹化促進です。 大きい方の温室はまだ低温をキープさせておりますが、それも数週間の内には加温を始め、新規ブリードを開始する前の6月中には羽化に持ってける様にします。 この冬に結構長めに低温期間を設けましたし、大して大型の幼虫も出なかった事からセミ化してしまうのは少ないはず。

 また、早めに蛹化していたヤツは4月のアタマ頃に全てが羽化していて、小さいながらも中には「おっ?」と思わせてくれる個体も出て来ており、同系統の兄弟♂には期待が持てます。

 3月22日
 お彼岸でした。 ここ数日は天気も良く、気温も上がっている事から成虫達もモゾモゾ動き出している様です。 早い人だとここから更に温度を掛けて本格的に成虫を起し、ペアリングの準備を始めてる方も居るんではないでしょうか。 我が家はまだ先の事なんですが、それでも来月くらいには軽く状態を確認して大まかな種親候補の選別をしようと思ってます。

 3月13日
 啓蟄過ぎに結構な降雪で冷え込みも厳しいです。

 早期蛹化していたヤツの状態を確認してみると、羽化しているのが幾つかあるので取り出してみる。 中身は小型の♂って分かっているので掘り出さずに春まで放っておいても良いのですが、クワ作業なんてなぁ〜んもする事が無くて暇なのでね。 こんな事でも結構楽しかったりします。

 3月8日
 積まれたまま放置されてあった菌糸の空きビンを洗浄です。 本日は日も照って気温も4月並だそうで、日向なら半袖でもイケるくらいですが、だからと言って外で作業をしようと思っても水が死ぬほど冷たいのは先刻承知しております。 なので、家人の留守の間に風呂場の残り湯にて作業。 2時間ほどで洗浄は終了し、青空の元に綺麗になったビンを並べて乾燥させときました。

 もう3月なので、そろそろ新なブリードに向けて動き出す人も居るんでしょうね。 我が家はまだまだ先なのですが、プランくらいは考え始めても良い時期かな。

 3月3日
 先日蛹化を確認していたビンを「そろそろか?」とチェックしてみると、どうやら羽化している様なので早速掘ってみる。 サイズは70ミリも無いチンチクリン。 それは最初っから分かっており、肝心なのはフォルムの方。 バランスも良くアゴの形状も上出来で、狙い通りと言って良い仕上がりでした。 ま〜小さいのは大体バランス良く上がって来るモノなのでアレなんですけど、取り敢えずある程度のレベルはクリアしているので種親の組み合わせは不味くなかったのかと。 まだ幼虫している兄弟に期待です。

 2月20日
 温度のチェックをしながら温室の状況を確認していると、知らない間に蛹化している♂ビンがあるのを発見です。 計算してみると仕込んでから半年経過・・・まぁ〜毎年幾つかはお約束として出て来るパターンではありますが、今年は飼育数が例年に無く少ないので何だか勿体ないです。 当然大きさなんかは期待出来ませんので、後から出て来る兄弟達への期待を込めてカタチだけはそれなりであって欲しいですね。 状態から判断するにあと1週間くらいで羽化してくれるかな?

 さて、どうなりますやら。

 2月18日
 2月も半ば過ぎ。 よく考えてみると、そろそろ温度変化をつける時期です。 仕込み時期から逆算するともう少し後でも良いのですが、♀なんかは多少早めでも問題無いですし、里子で頂いた幼虫群はタイミングとしてバッチリなのでね。 当初からそれを見越して♀と里子の菌糸ビンは別の温室で管理しているので、特に面倒な事もありませんから早速実行しておきました。

 我が家オリジナルの♂群は来月、または再来月くらいで大丈夫かなと思っています。 6月中で羽化してもらうのが色々と都合が良いので、それから逆算して大体こんな感じかなと。

 2月9日
 まだまだ冷え込む当地です。

 2本目も3か月経過のビンが多くなって来たので様子をチェック。 幾つか暴れが確認出来たので即座に交換し、培地の状態が怪しいヤツもついでに交換です。 結果は「そこそこ」でしたが、1本目で小型♂と判断して2本目は小ビンに入れてた物の中に既に蛹化しているヤツがあって少しテンションが下がりました。 まぁ〜小型の♂なので期待なんかはしていなかったのですが・・・ちょっと仕込みの時期を間違ったのか、あるいは種親の選択ミスでサイズが伸びなかったのか。

 1月25日
 年明けしてもう大分経ちますが、今年もよろしくお願いします。

 年末からは特にする事が無く、1週間に2〜3度温室を覗く程度のクワライフが現在も続いております。 幼虫達は恒温の中をぬくぬくと過ごしている様でして菌糸ビンに変化は見られませんでしたが、ここに来て1本暴れを確認。 ビンに投入してから2ヶ月弱しか経過しておらずちょっと嫌な感じですね。 2本目なので放置しておく事も出来ずさっさと交換。 短期間での暴れなので諦めモードでビンを用意し、体重も計測せず速攻放り込んでおきました。 見た目では23gくらいでしょうか・・・小さいな。

 本来ならば早くて2月、出来れば3月中での交換を予定していたので残念でしたが、まぁ〜毎年幾つかは言う事を聞いてくれないヤツが出て来ますので税金みたいなもんだと思ってます。 幼虫の状態を見てみると黄色味が強く3令後期の熟成期間近って感じでしたので、ひょっとしたら温度が少し高かったのかも知れません。 ちょっと色付くのが早い気がしますからね。

 今年もこんな感じの脱力飼育でやって行こうと思います。