概念武装(がいねんぶそう)
>PC『月姫』『歌月十夜』(TYPE-MOON)【用語】
吸血鬼は肉体が破損しても、復元呪詛によって短時間で回復してしまうので、完全に滅ぼすためには復元速度を上回るか、復元呪詛を上回るための外的要因が必要となる。後者のような神秘の類を概念武装と呼ぶ。
人間から吸血鬼になった場合には、人間であった頃の宗教を利用して滅ぼす事が可能なため、概念武装が使用されるのは真祖に対してであるようだ。とはいえ、シエルが用いた第七聖典などは通常の殺傷能力にも優れていたため、真祖以外に対しても有効である。
火葬式典(かそうしきてん)
>PC『月姫』(TYPE-MOON)、アニメ『真月譚 月姫』【魔術】
シエルが愛用する刀剣に付属した魔法効果。刀身に呪刻が施されており、対象に突き刺さった後に炎上する。魔術効果であるため、使用する代行者は少ない。そもそも教会内では表立っては魔術の使用を禁じている。
シエルは根っからの信徒ではないために、魔術的なものを結構多く使う。この辺はロアから受け継いだ知識の一環のようだ。
火葬式典の他にも、刺さった場所を石化させる土葬式典や乾燥させる風葬式典、カラスが寄ってくる鳥葬式典などがあるらしい。
カルハイン
>(TYPE-MOON)【俗称】
死徒27祖の第11位。スタンローブ。「街食う者」。捕食公爵の異名を持つ。
すでに教会によって討たれているのだが、怨念が残留し、周囲のモノを破壊するだけの力の渦となっている。いわば亡霊である。
存在濃度がゼロになるまでに、あと二百年かかると言われている。
感応能力(かんのうのうりょく)
>PC『月姫』(TYPE-MOON)【用語】
他者に感応する能力。簡単に言って、自分の体力を他者に分け与える事である。
琥珀、翡翠は特に優れた感応能力者で、自分の体力を分け与えるだけでなく、対象の精神や体力を強化・補助することができる。槙久はこの能力で血の覚醒を抑えようとして二人を引き取った。共感能力とは異なり、自分へのフィードバックが無いのが長所と言える。
能力者によって感応の仕方は異なり、対象の意思とは無関係に感応できる者もいれば、儀式を必要とする者もいる。琥珀、翡翠は後者である。
儀式とは、異端への迫害を避けるべく能力を制御している無意識下のスイッチを切り替える事。内容は能力を伝える家系によって異なる。
効果は対象との物理的な距離に比例する為、両者の距離が近い方が高い効果が得られる。