レクサス LFA 製作記2

 

2011.06.07(火曜日)

今日からは塗り分け塗装のマスキング地獄の作業です。

シルバーに吹き付けるためにアンダーフロア、シャシー、タワーバー、排気管をマスキングしました。

綺麗に塗り分けたいので、その分マスキングは慎重に時間をかけて行いました。

それでは、ガイアカラーのシルバーを吹き付けていきます。

塗装後、すぐにマスキングを剥がしてしまいます。

排気管、タワーバーはこんな感じに仕上がりました。

なかなか良い感じになりました。

こちらはフロントのアンダーフロア。

こちらも良好。

続いてリアのシャシー。

ちょっとはみ出しもありますが、後ほどタミヤのエナメル塗料でタッチアップしたいと思います。

こちらはリアのアンダーフロア。

こちらも良好な仕上がりです。

ただ、組み立てるときにアンダーフロアを取り付けてしまうと、足回りの機構が見えなくなってしまいます。

これを接着するかどうかは判断に迷いますね。せっかく足回りを綺麗に塗装を施しても、見えなくなってしまっては意味がありません。

この辺は自己満足でどうするか問われるところです。

 

 

2011.06.11(土曜日)

まだまだ塗り分け塗装が続きます。

こちらは内装です。

LFAには自分好みの内装色を指定できるようですが、私はインストの指示通り塗装します。

前回まで基本のつや消し赤に塗装しておりましたので、今日はマスキングしてセミグロスブラックに塗装します。

シートも同様にマスキングしてセミグロスブラックを吹き付けます。

シートは曲部でかつ小さいのでマスキングするのは大変です。

慎重に作業しました。

ちなみに、明らかに黒くなるなと予測がついたところには綺麗に赤を乗せていません。ですから写真のように雑な感じに塗装しました。

内装パーツの他にリアウインドウ、タイロッド、リアに駆動力を伝えるドライブシャフトのパーツにも、マスキングしてセミグロスブラックを吹き付けました。

慎重に作業を行ったこともあり、概ね良好に仕上がりました。

次回以降も塗り分け塗装が続きます。

 

 

2011.06.12(日曜日)

最近の作業は、塗装するためにエアブラシを持つ時間よりも、マスキングをする時間の方が長いです。ちょっと飽きてきたころですが、坦々と続けます。

今日はフラットアルミを塗装するパーツにマスキングを施しました。

今回の製作では、フラットアルミの塗装指示のパーツにはクレオスの8番シルバーを塗装することで統一しています。

写真的にはマスキング作業完了時と、塗装してマスキングを剥がし終わった時の写真になってしまいますが、そこにたどり着くまでには3時間ほどかかっております。

苦労してマスキングをした甲斐があってか、今回も綺麗に塗り分けることが出来ました。

ここまで完了すると、塗装するパーツが少なくなってきます。

今日はマスキング塗装で疲れていますが、もう少し作業を進めます。

現段階でデカールを貼ることが出来るパーツに、デカールを貼ってしまいます。

エンジンのカムカバー、ナンバープレート(リア)、ホイールのセンターキャップにデカールを貼り付けました。

こちらはブレーキキャリパー部のレクサスのロゴ。

今回のキットでは、インスト標準でキャリパーは黒で塗装することになっており、黒にははっきり分かるシルバーのデカールが付いているのですが、明るい色のキャリパーでもはっきり表現できるよう、ブラックのロゴも付いていました。

赤の下地にはシルバーよりブラックの方が目立つと思いましたので、ブラックのデカールを貼り付けました。

デカール自体、カルトグラフ社製のデカールではないので、軟化剤を付けるとたちまち溶けてしまう代物です。軟化剤を使うには十分注意が必要です。

 

 

2011.06.13(月曜日)

塗り分け塗装もラストスパート。

今日は内装裏(シャシー)の塗り分けです。

ここはシルバーの塗装指示がありますので、ガイアカラーのシルバーを吹き付けることにします。

こちらはシートと内装のコンソール部。

インストではチタンシルバーの塗装指示ですが、ラッカー系の上にアクリル系塗料もしくはエナメル系の塗料を吹き付けると塗料を弾く危険性がありますので、クレオスのSM03スーパーアイアンを吹き付けることにしました。

こちらは昨日デカールを貼っておいたパーツ郡。

一晩乾かしたので、デカール保護の為のクリアー塗装を行いました。

使用したクリアーはガイアカラーのクリアーです。

ガイアのクリアーは乾燥も早く、乾燥後の塗膜が硬くて扱いやすいです。

ちょっとしたクリアー塗装はガイアのクリアーがお勧めです。

全ての塗装が完了しましたら、マスキングを剥がします。

シートの金属感が出て、なかなか良い感じに仕上がりました。

こちらはシャシー。

特にはみ出るところもなく、良好です。

今回は以外に上手く塗装することが出来ております。

仕上がりが楽しみになってきました。

 

 

2011.06.14(火曜日)

今日は小物パーツを仕上げていきたいと思います。

まずはドアの内張、ダッシュボード、ステアリングです。

インストでは、ブラックで塗装指示されておりますが、実車の写真を確認すると、このブラックの部分はカーボンデカールとなっております。

マスキングしてブラックを吹き付けても雰囲気は出ると思いますが、せっかくなのでカーボンの再現をしたいと思います。

そこで、今回使用するのはハセガワからリリースされております、カーボンフィニッシュ。

こちらのシートは、薄くて伸びるので、馴染ませるのも比較的容易です。

デカールだと貼ってしまうと切り離すことが出来ないのですが、こちらは貼ってから切り離すことが出来るので、位置決めもしやすいです。

今回、初めてカーボンフィニッシュを使用しましたが、曲部にも良く馴染みますし、伸びるのでなかなか使えます。

しかも、デカールと違い、貼ったままで光沢感が出るのでクリアーコートしない場合はこの素材はもってこいだと思います。

さて、塗装もいよいよ終盤戦です。

最後は細かいところを筆塗りで仕上げました。

筆塗りを行う場合、タミヤカラーのエナメル塗料が最適です。

エナメル塗料は乾燥が遅い分、筆ムラが出にくいので、ちょっとした細部の塗装にはピッタリです。マスキングして手間を考えた場合、筆塗りでちょちょっと仕上げた方が綺麗に決まる場合もあります。

 

 

2011.06.15(水曜日)

ブレーキディスクの塗装を、どうしようか色々考えておりましたが、ここはちょっと目立たせようと思います。

インストではメタリックグレイの塗装指示ですが、その色だとあまり目立ちません。

ちょっとメッキ感のかかったキラキラディスクに仕上げたいと思います。

メッキを表現する際、各社から様々な塗料が発売されておりますが、今回はAMCスーパーミラーUという塗料を使ってみたいと思います。

この塗料は、モデルフィニッシャーの北澤志朗さんのブログで紹介されていてご本人も絶賛されておりましたので、ものは試しと私も取り寄せてみました。

参考までに、北澤さんのブログを貼り付けておきます。興味がある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

http://blog.goo.ne.jp/kitazawa1961/e/dc067821f845a310afc9c05eca4f7036

で、私も使用してみましたが予想以上の輝き。

塗装は塗料をしぼり気味で軽く乗せていくような感じで吹き付けます。

塗装でここまで表現できるようになったとは驚きです。

個人的な感想ですが、ミラークロームと同等以上のメッキ感です。

しかも、塗膜が丈夫で塗装後にマスキングも出来るという優れもの。

実際にマスキングテープを貼って中央部を筆塗りで仕上げてみました。

マスキングテープを剥がしても、剥がしたところの色味が変わるようなこともなく塗装したての状態が続いております。

今までのメッキを再現する塗料の弱点は、塗装後は触らないのが当たり前でした。が、このスーパーミラーUは少々触ったり、テープを貼ったぐらいじゃ問題有りません。すばらしい塗料です。

バンパーとかメッキが多い車には重宝しそうです。

今後、経年劣化がどうなるか、注目したいと思います。