レクサス LFA 製作記3

 

2011.06.16(木曜日)

前回までで塗装がほぼ終了しましたので、今日はばんばん組み上げていきたいと思います。

こうしてザッと並べてみると、パーツ数が多いですね。しかも、これらは内装と足回りのパーツのみ。ボディー、外装関係パーツは含まれておりません。

それでは組み上げていきたいと思います。

組み上げはインスト通り、順番に行っていきます。

接着には瞬間接着剤を使用します。位置決めが早く、乾燥を待たなくて良いのが最大のメリットです。

最初の工程はエンジンから。

いつものようにものすごい製品精度です。遊びが無く、ピチ、パタとはまっていきます。

あっという間にエンジンが完成しました。

 

こちらはリアサスペンション、排気関係。

アームの細かいところまで再現されております。他のメーカーでは、シャシーと一体化させて塗り分けで再現するというのが多いのですが、そこはぬかりなくきちっと再現するのがタミヤのすごさです。

組立ながらサスペンションの構造が良くわかります。

こちらはフロント部。

排気関係も寸分の狂い無くピッタリ接着できました。

そして、タイヤを履かせて足回りの完成です。

このまま展示しても模型映えします。

これだけのパーツ数があるにもかかわらず、調整なしで4点接地するのが恐ろしいです。さすがタミヤの設計です。

尚、サージタンクはこの時点では仮置きしているだけです。接着してしまうと、フレームと合体できなくなるので注意です。

リア部の写真を撮っておきました。

モンスターマシンの足回りはこんな風になっているのですね。

フロントのエンジンから中央のシャフトを介してリアに駆動力が伝えられるのが分かります。

フロント部。

エンジンも細かく再現されております。

最初はLFAは4WDだとばかり思っていましたが、実はFR車だったんですね。組み立てて知りました。そんな発見もプラモデルの醍醐味だと思います。

塗装が上手く行ったので、このまま展示したいところですが、やはりボディーがあってカーモデルとして成立しますので、惜しいけど写真に残しておくだけにします。

このまま展示したい方は、マフラーの裏側がポッカリ空いていてみっともないので、パテを埋めて塞いだ方が良さそうです。シャシーを取り付ける方は、そこは死角になるので気にしなくても大丈夫です。

エンジンはこれだけでも十分リアルですが、ちょっとしたパイピングを追加してやると、もっとリアルに仕上がるでしょう。

が、私はこれでお腹がいっぱい。

今回は素組みでいきます。

ブレーキはこんな感じ。

赤のキャリパーが良いアクセントになってくれました。

また、ディスクをメッキ調にしたので、おもちゃっぽさが強調されるかと思いましたが、そうでは無く、これはこれで有りだと私は思います。この辺は好みの問題でもありますが。

続いては内装です。

内装こそ細かいパーツは少ないのでものの数分で組み上がりました。

ダッシュボードの表面のデカール貼りに少々失敗したのが悔やまれるところです。

ウインドウを取り付ければ、そんなに目立たなくなると思いますが。

一番厄介だったのはステアリングの塗装です。マスキングするにも真円じゃないので難しいし。

仕方がないので中央のジャーマングレイの塗装を筆塗りで行いましたが綺麗に輪郭が出せず、歪んでしまいました。

ま、全てが上手く行くことはないのでこれで良しとします。

内装と足回りが組み上がったので、上下を合体させます。

サージタンクはこの段階で固定します。

これでほぼ形になりました。

ここまで来るのにかなり大変な塗装工程でしたが、満足感はあります。

あれだけのパーツがよくこの中に凝縮されたなと感心します。それだけ、このキットが精密に設計されていることが伺えます。

まだこの状態では不格好ですが、だいぶ完成が見えてきました。

インストでいう工程Qまでの組み立てが完了です。

次回からボディー関係の製作に入ります。

ボディーの製作ってなんだかテンションが上がるんですよね。

モチベーションを保ちつつ、一気に完成まで持っていけたらなと思います。

 

 

2011.06.20(月曜日)

今日からボディーの製作に取りかかります。

ボディーはカーモデルの命と言っても過言ではありません。ゆえに多少他で失敗しても、ボディーが綺麗に仕上がれば、そこそこ良い出来になってしまうのがカーモデル。

ボディーに関しては良く仮組みをして製作していきたいと思います。

まずは細かいパーツの合いをチェックしていきます。

最初に気になったのはレクサスのエンブレム。

妙に出っ張って見えて不自然です。

ここは裏面を削ってボディーの面に対してフラットになるように調整します。

エンブレムの上側を主に削り込みました。

そうするとだいぶ良い感じになりました。

タミヤにしては珍しいミスですね。

アンテナのパーツを取り付ける場合、前もって1oの穴を開けておかなければなりません。

ピンバイスを使って穴を開けました。

仮組みをして調整完了です。

ボンネットの裏の押し出しピン跡、パーティングラインの段差を#400のペーパーで削り落としていきます。

今回のキットは割とがっちりパーティングラインが入っていました。

そして、ボディー全体にスポンジヤスリを当てて塗料の食い付きを良くします。

キットのままだとスジ彫りが細いので、掘り直します。

今回はスジボリ堂のBMCタガネ0.3ミリを使用して掘り直しました。

スジボリ堂のタガネを初めて使用しましたが、サクサク削れますし、垂直に削りが入るのでとても便利な道具です。

スジ彫りには今まで色んな道具を使用してきましたが、スジ彫り道具の決定版と言っていいでしょう。それだけ使いやすい道具です。

塗装する前にギミックの磁石を瞬間接着剤で固定しました。

この磁石は非常に小さいので、どっかに飛ばさないように取扱いには注意が必要です。

また、固定する時に隣の磁石に吸い寄せられるので位置決めが難しいです。

固定した後、塗料の食い付きを良くするためにメタルプライマーをを塗布しました。

ボンネットに同様の作業を行いました。ウイング用とボンネット用の磁石の厚さに違いがあるので取付には注意が必要です。

さて、金型を取り外す時に構造上どうしても引っかかってしまう所は別パーツにしなければなりません。

このLFAにもそんな理由から本来は一体成型のはずが別パーツになっている所があります。そんな所は接着後、パーツの分割ラインが発生してしまいますので、合わせ目を消してあげないといけません。

瞬間接着剤を多めに塗布して合わせ目を消すことにします。

瞬間接着剤とはいえ、多少の養生時間をあけないとヤスリを当てられません。今日は瞬間接着剤を塗って、作業を終わらせます。

次回以降も下地処理の作業が続きます。

 

 

2011.06.27(月曜日)

今日も下地処理作業が続きます。

リアウイングのダウン状態。パーツの合いをチェックします。

気持ち、外周をヤスリを当てて削っておきます。この作業は塗装の厚みで合わなくなるのを防ぐためです。

とりあえずこの辺でサーフェイサーを一度吹き付けて、状態をチェックします。

写真はサフ吹き終了。

ボディーの下地処理の状態を細かくチェックしていきます。

白いボディーのままだと、パーティングラインの消し忘れに気づきませんでしたが、サーフェイサーを吹き付けることによって、はっきりと分かります。

ここは、もう一度#400のペーパーを当ててラインを消し去ります。

ドア付近のパーツ合わせ目が完全に消えていませんでした。

ここにはもう一度瞬間接着剤を多めに盛って、乾燥を待ってからヤスリを当てることにします。

スジ彫りの掘り直しで、勢い余って傷を付けてしまったところ。

ここにも瞬間接着剤を盛って、再度整形し直します。

パーツの合わせ目も綺麗に消えてませんので下地処理のやり直しです。

ある程度修正が完了したので、もう一度サーフェイサーを吹き付けます。

サーフェイサーを吹き付けて、傷が見つかれば再度同じ工程の繰り返しを行うわけですが、今度は上手く下地処理が完了しました。

そして、少し乾燥する時間を取って、次の工程に進みます。

今回は、ボディー色をソリッドのレッドにしたいと思いますので、その前に下地を真っ白にしておく必要があります。

そこで、ベースホワイトを塗装するわけですが、今回使用したのはガイアカラーのホワイト。この色は本来、本塗装に使用する色なのですが、隠蔽力が強いので、ベースホワイトの代わりに下地の色として使用しました。

これで本塗装前の塗装が完了しましたので、一晩乾燥させて、明日以降に本塗装を行いたいと思います。

 

 

2011.06.29(水曜日)

前回までベースのホワイト塗装が完了しておりましたので、今日は本塗装を行います。

ボディーカラーはソリッドのレッドと決めておりましたが、使用する色を何にするか決めていませんでした。

で、迷ったあげく、結局ガイアカラーのブライトレッドを使用。

この色は発色も良いですし、色むらもなりにくい。乾燥も早いので本塗装の色としてはベストでしょう。

塗装するとこんな感じ。

JPEG画像を圧縮(リサイズ)すると、赤の表現はイマイチですが綺麗に塗装できました。

ただ、自分の塗装技術の未熟なところもありまして、ところどころ色味が違っている箇所がちらほら。

やはり、赤の塗装は難しいですね。

また、現段階では多少ゆず肌になっちゃってますが、クリアー塗装をすると解消されるので問題有りません。