本堂再建

きぼう

平成22年7月27日(第6号)
聞光寺本堂再建委員会

起工式に思う

中村 信男(世話人)

寺の再建に当り、関係各部の役員の皆様、本当にご苦労様です。

7月4日は曇りだった。

早朝から式場には大勢の檀家の皆様と、ご近所の皆様が出席くださり、仏式で起工式が厳かに始まる。

くわ入れ式になると小雨が降り出す「雨が降って 地かたまる」のたとえで縁起がよいと、めでたく終わった。

さて、混迷と不安、不況の続く現代の中で、私達は人を信じ、言葉を信じて、多少の手違いはあったとしても、小異を捨て、大同につくと言う大きい心で、寺の建設を精一杯応援しましょう。

さすが聞光寺だと、ご先祖様に報告ができますように、無事故無災害の行程を祈っています。

合掌

聞光寺本堂再建に向け檀家様の熱い思いに触れた「お世話方総会」に思う

山崎 秀男(責任役員)

平成22年度お世話方総会が、去る7月4日(日)、聞光寺境内の中央幼稚園遊戯室において開催され、議案案件は滞りなく終了いたしました。

今回の総会で注目を集めた案件は、やはり本堂再建プロジェクトの報告でした。

私には、想像もつかない本堂再建の懇志金、5年間で目標額5億円という金額ですが、本当に集められるだろうか。本堂が建てても懇志金が集まらなければどうなるのかが心配でした、との報告。この1年間で半分が集まったことで少しホッとした私でした。

しかし、総会に出席された多くの世話方様から出た質問は、以外にも「半分集まっても残りの2億5千万を確実に集めることが出来るのか、今後の事も聞かせてください」というこれから先を心配する声。

これに対し、住職から月々懇志金を納めてくださる檀家様が、400名前後おられるとの報告がありました。これらのやり取りを聞き、震災で被害を受け、大変な檀家様が多くおられるなか、自分のお寺(聞光寺檀家様)への思いが、こんなにも強いのかあらためて感じさせてもらった、お世話方総会でした。

起工式を迎えるまでの思い

本堂再建副委員長(総代) 庭山 知信

聞光寺本堂は中越沖地震で全壊、檀家さんも被災者が多く、緊急会議で、

@檀家の安否確認 A寺の安否確認 Bお盆仏事の連絡

檀家さんの一日も早い復興を願い静かに待った。

一年が過ぎ、ほかで復興話が出始める。住職より復興の問いかけが再建の一歩で、勉強・視察・検討を重ね、臨時世話方総会で再建の方向が理解され、

@再建 A木造 Bスリム設計 C再建委員会立ち上げの承認で形が見えてくる。

工事は、亀山建設(株)と契約、本日、起工式を迎え感動の儀式となりました。住職のことばに詰まる場面もあり、寺一番の重責を胸に起工式を迎えた感動と檀家門信徒様への感謝の表れと感じられた。

また、亀山建設の社長様の挨拶で、聞光寺本堂を立派に完成させていただくことでお約束いたしますと、心強いお言葉で一同安心できる一時でした。私たちも檀家門信徒様と共に頑張ろうと心に誓った。

お寺・檀家門信徒様・施工者の三者の協力で立派な本堂再建を願い閉式となった。

合掌