完成の慶び
よ・ろ・こ・びの声
落慶法要に出席をいただいた檀家の皆様に、一言をお願いしたところ次の皆様から原稿をいただきました。ありがとうございました。
(広報委員会)
本来なら、一生に一回も拝見することが叶わない落慶法要に参加させていただき、深く感動いたしました。声をつまらせながらも、お礼の言葉を述べられた御院住の心中を察するに、思わずもらい泣きいたしました。
須弥壇上に安置された御本尊様を仰ぎ見るたび、心が安らかになっていく思いがします。また、一楽教授の「浄土を真の宗とする」「貧相 憎」「憶念、弥陀仏本願」のお言葉は、深く心に留めておきたいと思います。
これからも、親鸞上人直系の御弟子の聞光寺門徒として誇りを持って、縁ある人々と接していきたいと強く心に思いました。
I・K
縁あって、本堂再建落慶法要参詣の機会を得た。柏崎有数の古刹に相応しく、雅楽の奏でる調べの中、法要は厳粛に営まれた。
見るも聞くも初めての事ばかり、無明の凡夫の身にとって久しく心を洗われる想いだった。
合掌
U・S
本堂再建委員となり、建設に係わって来ましたが、最初はどの程度の建物を作ったらいいのか雲をつかむような思いでした。
幸いにも建設業者にも恵まれ、100年後200年後にも通用する建物が出来たと思います。
I・S
義父母と夫が眠る菩提寺が再建され、厳粛なる落慶法要に参列する事が出来大変うれしく思いました。
二人の孫達も毎日、幼稚園の行き来に本堂の出来上がる姿を見る事ができ、家族皆で喜びをかみしめております。
I・H
まさか本堂が全壊とは…。想像に及ばない現実がそこにあった。当時檀家の多くも被災し厳しい状況での再建復興。私自身今度推進員養成講座受講を縁として、共に聴聞、共に学ぶ道場としての寺に足を運んで行きたい。
K・Y
中越沖地震で本堂と鐘楼の倒壊の現場を見て、空しさだけが心に残った。5年後の今日、古式に沿った本堂再建落慶法要が粛々と行なわれた中、参列した檀家の一人として、何とも云えない一種の安堵感を感じた瞬間であった。
N・T
中越沖地震から5年後、ようやく聞光寺本堂を再建できたことを再建委員の一人として大変喜んでいます。再建委員会では住職の希望・意見を聞きながら「全体会議」「部門別会議」「視察研修会」「木材検査」等を行い、議論・検討を実施しました。記念誌をタイムリーに発行できた事が思い出となります。
S・S
明るい本堂が再建され、落慶法要に参列できる喜び!ご本尊様の微笑が春光に映え、ご住職の万感の思いが「敬白」や謝辞に込められ、心に滲みた。「南無阿弥陀仏…」一楽教授の講演は、今日の盛儀に華を添えた。
N・Y
中越沖地震で本堂が全壊し途方に暮れたなか檀家の皆様方が、新たな再建にむけ大変なご努力とご協力をして頂き5年8ヶ月素晴らしい絆で結ばれ落慶法要ができましたことを心よりお祝い申しあげます。
S・Y
あの忌まわしい地震から今日までは長くて忙しい年月でした。
さて時は巡りて平成24年5月優雅で重厚な屋根の本堂建物が完成した。備品の搬入と飾り付けが急ピッチで進む、光り物ばかりだ。参詣の間の中央正面に渡された巨大な大虹梁は本堂の中で一番注目すべき所でホッと安心を感じる。内陣欄間(らんま)はきれいに修復されて一段と輝きを増して美しい。須弥壇宮殿、御厨子は最高級の塗装で錺(かざり)金物は重厚な鍍(と)金が施されて重厚で風格ある見事なものだ。
左余間、右余間の象徴的な障壁画は蓮花の図で花の生気を感じる荘厳な浄土の世界観を出している。平成24年7月1日還座式(げんざしき)が行われ、聞光寺御本尊様が光り輝く須弥壇宮殿にお立ちになった。感動でうれし涙がでる。
お寺は町なかにあっても、浮世から半分あの世に寄っているようで、寺の本堂は極楽浄土をあらわしているそうな!
合掌
N・N
未曾有の大地震により本堂が崩壊されてから今日まで4年数ヶ月の間、住職を初め再建委員の各位の努力にて立派な本堂を再建する事が出来ました。今後は新本堂を基に関係者の有効活用を願っています。
N・T
財務担当者として残りあと1年、約1億円で目標達成の所まで近づきました。5年計画でご負担をされる方もおられますが、まったくご返事のない方も多く、ぜひご理解の上一同揃って、本堂の落成をお祝いしたいと思います。
M・H
大地震当日、寺の無残な姿を思い出します。前坊守様が盆内の最中でなくて良かったと話されていた事が印象的でした。立派な寺が再建し慶びに堪えません。檀家の皆さん、今まで以上に寺に集まり交流の場にしましょう。
H・T
機能優先の今の世は味気ない。だが新築になった当寺本堂の醸し出すムードは荘厳さそのものです。近隣に冠たる威容を誇っています。私は檀家の一人として功徳にすがりつく利己を排し、他者の喜びを大切に生きて行きたい。
Y・R
落慶法要中、庫裏で当たり前の様に毎日のお参りをした事、ここでの役目が一段落した事に、ふと、涙がこぼれ落ちそうになり我慢をした自分がいました。間近にいた御本尊様に寂しさとこの上ない嬉しさを覚えています。
W・M
思い返すと、本堂倒壊の知らせを受けたのは、まだ、京都で学生をしていた時でした。それが、門徒さんのおかげで立派な本堂がこうして再建されました。その願いが叶う様これからも頑張っていきたいと思います。
井上 宗温
(敬称略・順不同)