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書庫の中のノート

工 房 日 誌 2005年6月

2005年 6月30日

今月は首や肩が痛くて、このまま立ち居振る舞いが不自由になっていくのではないかと半分くらい本気で心配していたのですが、職場のパソコンの位置を少し変えて、自宅でスマートスクロール(←6月18日参照)を使い始めたころから、回復していきました。ひとまずだいじょうぶのようです。
パソコンを使う時間を減らすわけにはいかないのだから、使い方を工夫して健康管理をしなくてはなりません。

2005年 6月29日

いちおう……なのですが、明日6月30日はデビュー14周年にあたります(中途半端な年数ですが)。『アルジェンタ年代記外伝』の奥付にその日付が書いてあります。
実際には、それより前に印刷された本を届けてもらっていたし、本屋の店頭に並んだのはそれよりもあと、7月になってからでした。

芸能人だったら、じゅうぶんベテランの部類に入る年数でしょう。芸能人の場合は活躍し続けてこその十数年です。デビュー後10年以上経ってもCDが2枚しか発売されていないとしたら、それはすでに消えてしまった人で、ひょっこりまた出てくるなんてことは、ほとんどありません。
今でも自分では現役のつもりで、書くだけは書き続けていますが、追いつめられた者の気迫が足りないのではないかと、自分の悠長な仕事ぶりを振り返って、思います。

2005年 6月23日

仕事帰りに図書館に寄って、新藤悦子『青いチューリップ』とシャルロッテ・ケルナー『ブループリント』を借りてきました。偶然ですが、題名が「青」でまとまりました。

『ブループリント』は昨日、掲示板で教えてもらった本です。私もまさか昨日の今日で借りてくるとは思っていなかったのですが、ふと気づくと、今日が返却期限の本が2冊あり、急いで図書館に向かうことになりました。明日から早速読みます。

2005年 6月20日

13世紀のベトナム(北部、陳王朝の大越国)についての資料を探しています。とくに、衣食住についての具体的な資料を求めています。
政治的な動きについて書いた本は何とか見つかるのですが(中公新書『物語ヴェトナムの歴史』は重宝しています)、人々がどんな服を着て、どんな食べ物を食べて、どんな家に住んでいたのか……そういった情報はなかなか手に入りません。
とりあえず、アオザイというのが、とても歴史の浅い民族衣装で、この時代には存在していなかった、という知識は獲得しました。でも、それじゃ何を着ていたんでしょう? そういうことを書いた本が見つかりません。
日本で出版されているベトナム関係の本と言えば、ほとんどがベトナム戦争のことを書いた本です。ベトナム戦争も大事ですが、何千年もの歴史を持つ国に対して、それだけのイメージしか持てないというのでは少々失礼ではないかと思います。

どなたか、当時のベトナムについての情報をお持ちの方がありましたら、メールか掲示板で教えてくださいませ。(そのほか、同時代のアジア諸国についての情報も歓迎します。とくに、東アジア諸国について)

2005年 6月18日

今週は肩こりがひどくて、なかなかパソコンに向かうことができませんでした。職場ではずっとパソコンの前ですから、家に帰るともう相当肩が凝っています。首も凝りました。週末近くなって、やっとふつうに夜を過ごせるようになりました。でも、調子に乗って無茶をしないように気をつけなくてはなりません。頭はさえているのに、首が悲鳴を上げるので寝る、なんていうのはもう懲り懲りですから。

右肩の負担を少しでも軽くしたくて、スマートスクロール(WACOM製 SmartScroll SS−200)というものを買いました。これまで右手のマウスでやっていた動作を、かなりの部分、左手で代行することができる製品です。かなり便利です。もっと早く買えば良かったと思うくらい。少し慣れてきたもので、また調子に乗って、ばりばりカスタマイズしています。これで疲れ果てたら、やっぱり本末転倒です。

読書はわりあい進みました。
10日にタイトルだけ挙げた『パーフェクトコピー』は、とても気に入りました。これは「クローン人間を描いた物語」というよりは、自分の才能や適性や、自分がほんとうにやりたいことについて考える、一人の人間の少年の物語と言った方がいいでしょう。
フランチェスコ・ダダモ著『イクバルの闘い』には感動しました。パキスタンが舞台で、どうやら実話がもとになっているようです。

2005年 6月14日

キャサリン・ラングリッシュの『トロール・フェル』(上・下)はなかなか面白く読めました。これがデビュー作とは、ちょっと意外な感じ。
作者はイギリス育ちで、フランスに移り住み、アメリカで暮らし、現在はオックスフォードシャーに住んでいる人のようですが、作品の舞台はバイキングのころの北欧のイメージです。

2005年 6月10日

5月の下旬に出した「本が好きだもん」の15号で『砂漠の王国とクローンの少年』を紹介しましたが、それを見た知人から『パーフェクトコピー』(アンドレアス・エシュバッハ作/ポプラ社)を教えてもらいました。これもクローン人間を描いた物語です。

折しも、その少し後で図書館に行ったとき、書架に座って私を待っていたので(そんなふうに見えたので)、借りてきました。まだ読んでいませんが、もしかしたら、新しい「この一冊」との出会いがあるかも知れません。

2005年 6月5日

市立図書館で予約している本を、なかなか前の人が返してくれません。もう予約を付けてから2週間待っているんですが。……ということは、予約したのと同じ日に借りたのだとしても、期限が来ているはずなんですが。

児童書ではありません。実用的な本です。ほかに読みたい本はあるので、それを先に見ています。
けれども、用途が違うので、これはこれで早く手にしたいものです。

2005年 6月2日

少しだけど、人見知りする癖があります。
初めての人たちと同席して話そうとすると(たとえば、読書会とか、交流会とか、勉強会とか)、最初の1〜2時間くらいはもっぱら聞き手になります。ようやく緊張がとれて舌がほぐれてきたころ、たいていの会は終わります。2回目があれば、ウォーミングアップができているのですが、1回限りの会だと、そこで終わってしまいます。
私にとっては10人余りくらいが最も苦手とする人数のようで、これが数百人や千人の前でスピーチをするというようなことなら、案外平気なのです。それは「聴衆」であって、「個人の集まり」ではなくなるからです。

ところで、この癖はネット上でもあてはまるようです。メーリングリストなどでも、初めて入っていくときは、極度に緊張しています。
見知らぬ人に必要があってこちらからメールを差し上げるときなど、こちこちになってしまいます。
たいていは同じことに興味を持っている、いわば同類のみなさんであるのに、最初のコンタクトのときは、どうしてもだめです。
それでも、いちおう果敢にアプローチしてみるのだから、どうしようもない人見知りというわけではないようです。

遠い昔、幼稚園児のころには、立つのも座るのも歩くのも、恥ずかしくて恥ずかしくて身動きできない幼児でしたが、ちゃんと社会人になれました。

2005年 6月1日

きのう、掲示板デビューしました。内心「開店後、1週間経ってもだれもお客が来ない喫茶店」みたいなことにならないかと、ほんとうにびくびくしていたのですが、初日からお客さんがあって、いっぺんに気分が晴れました。(ありがとうございます)

トップページのデザインを変えるのは、もう少し(1年くらいは)、グラフィックソフトの修業をしてからにします。できるだけ、ホームページ・ビルダー臭さを消して、世界に一つだけの絵を出せるように。
それよりもまず、内容を充実させなくては、本末転倒ですよね。

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